舌の色はピンク
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| 2008年01月11日(金) |
ソースの味って男のコだよな |
食事の際、 「日本で初めてこれを食べた人ごっこ」 をすると美味しく感じる。
いぶかしみながら恐る恐る緩慢な動作で口に運ぶのがコツだ。 いったん舌に付けて「何だコレは」とひとりごちてもいい。 騙されたつもり、を演じて咀嚼、嚥下。 すると美味が口から脳へ伝わる。 というか脳から美味の信号が発せられる感じ。 架空の町民ども(ボロボロの着物に破れたわらじ姿)を頭に描いて 周囲の羨望を一身に浴びている光景が想起できれば もはや言うことはない。 一人でする食事は好きだ。大好きだ。
| 2008年01月05日(土) |
愛って何? 歌にしてわかるの? |
忘年会をした。
もともとは2007年12月に催される予定だったはずの会が、 暮れは皆忙しいだろうし 年明けの時間空いたときでいいんじゃね? といった若者的なノリ。によって今日この日まで引き延ばされたのだった。 更には2008年にやるなら2008年忘年会じゃね? といった論理的卓見。によって僕たちの2008年忘年会が決まったのだった。
1月1日から1月5日までの間に 忘れたくなるような過失を犯し この忘年会によって2008年を忘れること、 という過酷な宿題が各々には課されていた。 何故わざわざ自発的に忘れたい過去なんてつくらなきゃならんのか。 とは、全員に通底するジレンマだったが 僕は幾つかできてしまっていたので複雑な気分だった。
もんじゃやお好み焼きなどを食らい2008年を忘れたのち、 友人宅に移動しゲームをした。 エックスボックスサンロクマルとかいう謎の箱の。
ソフトは、一介のジャーナリストが 無抵抗なゾンビを撲殺したり斬殺したり銃殺したり轢殺したり 刺殺したり焼殺したり射殺したり爆殺したりするすさまじいもので、 あと助けを請う生存者も皆殺しにしちゃうような ゲーム脳なゲームだった。すさまじかった。 ドリルでゾンビの腹部を突き刺すと 肢体がぐるんぐるん高速回転して舞う描写や 日本刀で一撃の下にゾンビどもを切断、血祭りにあげるアクションが 何とも思い切っていてかっこうよいと思った。
| 2008年01月04日(金) |
真っ赤なリンゴで埋め尽くせ |
正月休みをいいことに一日中休んでみた。 昼まで寝てネウロ読んで キッチン行って一人でドーピングコンソメスープだごっこしてみたり 夜這いの民俗学っちゅう本を長々入浴しながら読んでみたり すべてが狂ってるぜとの触れ込みで薦められた包丁人味平を 古本屋で買ってその狂気におののいたり ブランキー聴いたりライブDVD見たり シロップ16gの解散ライブ行けそうだから入金したりだとか あと夜はのだめカンタービレのドラマ見て 実写のだめのどうしようもなさにのけぞったりして
…まんがばっかだな。 オタクですね うへえ。 この痩身に引きこもりのポテンシャルは秘めているよ。
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夜這いの民俗学、面白い。 もともと民俗学に興味はあって 独自の風習にアプローチする実際的な考察が文学的、 かつ娯楽たっぷりの還元性に惹きつけられる。 思ってたより下ネタっちゅうか直接的な表現が多いのには身震いした。 しょうゆの貸し借りと同じレベルで性行為が交換条件に引き出され 嫁や娘に「ちょっと隣家のあいつに抱かれて来い」とか 否が応にも凄味を感じる。 年少者の貞操に警鐘を鳴らす近年の風潮に飽き飽きしてる人は 夜這いの風習から古来〜現代の性意識に接近して いかに日本人が性にルーズだったか学んだらいいんだ ほんとひどいもんだよ。 そりゃあのび太くんもしずかちゃんのお風呂を覗くわ。
| 2008年01月02日(水) |
明日くたばるかもしれない |
今年も正月は母方の親戚一同の集いへおもむいた。
年少のいとこ共にお年玉なんていくらあげても ヘッチャラと考えていたのはそう、 今回彼らはマージャンを挑んできたのだ。 お年玉分くらいサクサクッと回収できる。 そう考えていた時期が僕にもありました。
結論から言うと数え役満をあがられた。 中学生に。 半荘2回で僕は一度も放銃しなかったのだが、 最後の最後で親のツモあがり。 メンチンリャンペーコーピンフドラ1リーチツモ16000オール。 くたばりまくった。
あと母親の弟にあたる叔父から 何故か8年越しに僕の父の形見をもらった。 どこぞの高級ブランドとかいう財布でいかにも高そうなやつ。 黒い皮にアトランダムにブツブツしたデザインが施されていて 質感的にも視覚的にもかなり薄気味悪く ハッキリいって全然好みじゃなくて 逆に使ったろかしらてな気分になってくる。 ホントきついなぁこれ…。 明日から使お…うわキモ……。
ここ日本ではたして何百万人が 明けましておめでとうのフレーズを 何かしらひねって面白くできないかと画策していたことだろう。
明けましておめでとうございます。
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年越しは新宿アルタ前のカウントダウンに参加した。 年末カウントダウン、というイベント的なものに 今まで一切参加したことがなく、 初カウントダウン(大晦日に初とかいってアレですが)に 胸ときめかせて赴いたところ 23時45分時点でアルタのビジョンが何も映し出されておらず 小粋な演出への予断が芽生えワクワク感が高まり 数百人の群れに混じってその時を待機していたら 突然クラッカーが鳴って 4、5人の若者が騒ぎ出し
…え?
と。
「え、なに、年明けた…の?」 「……あ。あけおめ」 「あけ、お…め」 当惑を隠しきれぬ数百人が 依然として何も映し出されぬアルタビジョン前にそんざいしていた。 知らぬ間に年越し。 きちんと持参の時計で気づいた人間だけが極めて小規模でカウントダウン。
乱痴気騒ぎを目論んでた若者たちを覆ったこのがっかりムードったらなかった。 一切演出なし。カウントダウンすら割愛。 誰もがあのビジョンでカウントダウン始まるものと思ってたよな… 連れにそう話しかけたら 隣にいた見知らぬ兄ちゃんが っすよねえ! 誰もが! と勢いよく同意してくれ胸に熱いものを感じた。
数分もするとがっかりムードに覆われた人間どもは ふらついた足取りで歌舞伎町に消えていった。 2008年おめでとうと思った。
僕には頻尿の気がある。 実のところ。
単純に考えて尿意を催す頻度が高い。 ハイ12時00分にトイレに行きました、 ハイ13時00分にまた行きました、 ハイ13時15分にまた催してきました。 こんなん続いてんだから頻尿だ。 例えばこの15分のタイムラグでも、 残尿感ではなく新規に発生した(新規に発生した)尿意だったりする。 まぁ、出ないよりは出たほうがいい…か…?
調べてみるに、夜中に尿意を感じて起きてしまうことがあれば 病院に相談へ行くべきのようだけれど、そこまではない。 実生活は困りもんなんだけどなあ。 こんな短い文章ひとつ書くにも二回トイレに行っている。実のところ。
「ねえ、今年も賑やかでいろんなことがありました、と 今年も賑やかにいろんなことがありました、ならどっちがいい?」 「なに、年賀状?」 「そうよん」 「賑やかで〜の方かな。 もしくは、今年もいろんなことがあり賑やかでした、とか、 今年も賑やかなことがいろいろありました、とか、 まぁその辺の差異はお母さんが伝えたいニュアンス次第だけど、 簡単な日本語だって文章のリズムで印象も変わってくるからね、 いくらでも改善の余地はあると思うよ」 「うーん…。今年もいろんなことがありました、でいっか」 「(えぇー……)」
(20071227/れどれ×実母/実家)

と、いうものを設けてみた。 サイト名に別に意味なんて無いのだけれど せっかくだからそれらしいものを描いた。
ここのサイトで日記をつけ始めてから 地味にしばらく経っているが 未だ誰にも教えていないので僕しか見ていない。 完全に自己満だ。 ホント誰一人として知らんもんな。
SONYのプレイステーション、 今の2とか3とかはわからんけど 初期プレステのCMでは 毎回「PS」のロゴが出ると同時に 聞き取りにくい音が鳴っていた。 僕の耳には 成人男性の肉声で 「キョウ」と言っているように聞こえ、 また誰もがそうなのだと信じ 今まで疑問視すらしてなかったのだ、が、 周囲の意見を伺うにどうやら正しくないらしい。
いや正しくないことない、 「キョウ」っつってんじゃん……と思うのだけど 誰もが肉声であることすら否定する。
えー そんなことないだろ どうやって検証したらいいんだろう 音声の解析頼めばたちまち発覚するだろうか 声の主である成人男性の出身地とかも判明するかな 微妙なイントネーションが波形に現れたりして
あ、でもSONYに問い合わせるのが早いっちゅう説もあるよな 末端に過ぎない電話応対のひとじゃ答えきれず 営業本部長や広報官にたらいまわしか ええいまだるっこしい いちばん偉いやつをだせ 筆頭株主をだせ
っだとか考えてたらクリスマスが終わっていた。 2007年も暮れた12月の寒い平日の出来事だった。
最近よく寝れる。 寝つきが悪いのは変わりなくても 睡眠にあてる時間の確保ができているし、 一度寝たらグッドスリープ。
寝てないことを暗に自慢するひとってよくいるけど ちゃんと寝てるほうが実は自慢すべきことだと思う。 一日の使い方だとか密度だとかの差。 歩く速度ひとつで睡眠時間数分変わったりもするだろうし。 かといってセッカチになるでもなく いつも心に一握りの余裕を保ちたい。 2008年は。
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