舌の色はピンク
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2006年09月20日(水) 会話

「さっき会計のとき客に、おっちゃんだったんですけど、
コーヒーが不味いとかクレームされましたよ」
「えー。うちの結構評判良いよね」
「なんかやたら渋すぎるだの素人くさいだの愚痴られて」
「ひどいねー。通ぶりたいのかな」
「そうですそうです、ちょいとイラッときましたね。
ポイントカードつけないでやりました」
「(笑) 腹黒いなあ」
「そうですそうです、ブラックコーヒーなだけに」
「…………」
「なんですかその、苦々しい顔は。……ブラックコーヒーなだけに」
「…………」
「…………」
「……絡みづらい人だよねえ」
「!」
「いい意味でだよ?」
「!?」

(20060920/れどれ×先輩/カフェバイト)


2006年09月11日(月) おれがこの世で唯一我慢できんのは 鍵をかけ忘れた小型トランクだ

いまでもよく覚えている想い出のひとつとして
小学校の林間学校かなにかのもよおしの一つに
炎天下のもと山道をひたすら歩かせる鬼教官的イベントがあった。
半日に及ぶ苦行のはて
ようやくゴールへと辿り着き円座を囲む疲れ果てた少年少女たちにむけて
ポカリスエットがボトル一本ずつ支給され、
我々は狂い喜び乱れ舞った。
僕はといえば一気に飲み干して
「こんなにポカリを美味しく飲めたのは初めてか久しぶりだね」と呟いた。
今思えば使い古された言葉だけども
当時は 何気なく自然にでたセリフにしてはこじゃれてるぞ なんて誇らしげだった。

その後、校長先生のありがたいお言葉が児童たちに向けられた際
彼が述べた言葉が
「こんなにポカリスエットを美味しく飲めたのは私は初めてか久しぶりです」
だった。

拍手 そして羨望のまなざしが校長先生に向けられていた。
異臭漂いそうな発汗に満ち
薄汚い脂ぎった微笑を浮かべ悦に浸っている彼に対し
僕は顔面蒼白になりながら
今やかのえらいおとなのシンパと化した級友たちを寂しげに見回すしかなかった。
つねづね油断してはならぬ スパイは視界に潜んでいる
とその時学んだのだった。


幼き時分に得た教訓も虚しいままに
10年近くのときを経た今日スパイにしてやられた。
僕はこの日を一生忘れないだろう。2006年9月のできことだった。
曜日は月曜だった。
一般的には日曜の次の日とされる日のできごとだった。


2006年09月04日(月) 木の実

「俺最近ピスタチオにハマッてんだよね〜」
「え、なに、ミスターチルドレン?」
「エッ?」
「エッ?」


発端はどーだっていい、さり気ないことだったんですよね。
普段なら聞き流せることだったんです。そらもうね。
ミスチルと聞き間違えさえしなければ
話題を掘り下げることも無く
自らの醜態を露呈することもありませんでした。

「いや、ピスタチオだけど……」
「何それ」
「知らねーの!?」
「聞いたこともないよ」
「マ     マジでェェェエエェエェェェェェェ!!!???」

そこまで おっかなびっくり されたら
僕とて黙ってませんよ。
「常識だ」「未開人じゃあるまいし」とまでうそぶかれたら
まぁまぁ発奮しますよな。
お相手は過去、しずかちゃんの髪型を
ポニーテールと言い張り間違いを指摘したのちも
「普通はわかんねーよ」なんて平然としていた男です。
お互いのプライドを賭けて常識感対決をね、しました。しました。
ピスタチオを知っているか
お互いの友人10人程度に尋ねてみました。
ほとんど皆さん知ってましたね。

…僕は聞いたことも無かった。
すっごいへこんだ。
もはや全呼吸が溜め息でなりたっていた。


2006年09月02日(土) 甘いモナコへ逃げよう

れどれ史に残る壮絶な一日だった……。
ここに書くほどではない
細かな惨状がずーっと続いた。
ずっと4コマのオチみたいな。前フリなしで。

乙女座が運勢12位だったのを見てしまったことから発してるに違いない。
占いなんか知るか の人のくせして
見ると大体当たってまう。精神的、脳内作用的なことだろーか。
ホント大抵当たる。
占いしてる側ではなく
当てていく僕のほうがすごいと思う。
褒めて欲しいと思う。


2006年08月29日(火) ファミ筋が! ファミ筋が痛い!

携帯買い替えた。
ただ単に修理するつもりだったのについ
最新機種に惹かれて買ってしまった(れどれくん たんじゅん!)。


プリインストールされてるiアプリのゲームに
前機種時やりこんだパズルゲームの新バージョンがあって
プレイしてみたところ一回目で難なくクリア。
なんで簡単になってるの。

いまは無性にゲームしたい期間。
おばちゃん風にいうとファミコンですか。ファミコンしたい期間。
僕は基本ゲームしない人だ(そもそも今はTVないし)。
時間がもったいなく感じてしまうというか。
やりだすと止まらんけれど。連打のあまり筋肉痛になりかねない。
とくにパズルゲー、落ちゲーには目がなく
コントローラーを握ると正気を失う。
失いつつも心のどこかで 時間がもったいない と感じているので
ゲームスピードを最大限に早める。
効率、要領を重視して常に最短を求めるものだから
結果として腕が上がりますますハマりこんでしまう。

人がゲームをプレイしている姿にはいらつきがち。
コントローラーを奪いたくなるタイプの男。
もっと余裕をもって緩く全てを許せたらいいのに。

このまえ僕の思索上生活スタンスをして
「生きにくそうですね」とのコメントをいただいた。


2006年08月26日(土) コミュニケーション鎖国

携帯電話がトリップなさった。
長い間ありがとうございました。
携帯電話先生の次回作にご期待下さい。


2006年08月21日(月) 眠れずに叫ぶように 体は熱くなるばかり

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!

……。

絶叫衝動、が僕にはあって
ときおり無性に叫びたくなる。
人間の檻を抜け出してけだものになりたい。
最後に叫んだのっていつだろう。
海に向かって絶叫してみたときかな。
本当は街中で叫びたい。
深夜 アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

……。

カラオケはなんか違う。
あぁいう閉ざされたスペースじゃなくてこう、
受け入れてくれる空間がいい。
深夜の人々は受け入れてくれないだろうけど
街は受け入れてくれそうな気がするんだ。

そういえば今日画材屋で店員さんにあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!


2006年08月20日(日) ラーメンの気質

自由が丘でスイーツをたくさん食らった。

口の中が甘くなりすぎて
異種の味を欲した僕が
駅の周辺でラーメン屋を探していると
「無邪気」なる看板を掲げた店が目につき入店した。
たしかに邪気か無邪気かでいうと無邪気だった。


2006年08月05日(土) イエス! ウェルカムシーフ

我が家庭には家に鍵をかけるとゆう文化。がなかった。
家庭内の相関が希薄だったことに起因してることは違いない。
よーするに誰が家にいて誰がいなくて
誰がいつ帰ってくるのかわかんない上
ちゃんと鍵もってるのかも怪しいし
面倒くさいからもう開けっぱにしちゃえてなことだ。

習慣とは恐ろしいもので
独り暮らしを始めた今でも僕は
外出するときにほとんど鍵をかけない。



盗んで益になるものなんてとんとございませんから
構いませんことよ。
せいぜいノートPCくらいか。
それにしたって損傷激しいし……。
盗まれたら死ぬほど困るけど。
毎日帰宅してノートPCがそこにあることを確認するたび
安堵による幸福感につつまれる。

むしろ怖いのは
何もモノが盗まれてなくとも
実は僕が外出してる間誰かがこの部屋を使っている可能性が
完全には否定できないことだ。これは盲点だった。
土地柄上盗賊の砦として活動拠点にされていてもおかしくない。
(近所に「爆弾魔 必ず見抜け 110番」という看板がある)
盗みのアビリティのみならず
幾度となく死線を潜り抜けてきた海千山千の悪党、どもが
僕の留守中部屋に集うのだ。
面妖な衣装を着こなして作戦会議を行っているのだ。
今週のビックリメカを開発しているのだ。
こんなこと考えてたら燃えてきた。是非活動拠点にしてほしい。


2006年08月02日(水)

痛いの痛いの飛んでいけをやって
どこぞに飛んでいった
痛いの
は誰ぞに被弾するのだろうか。
被弾したくはないな。


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