Skipper Johnの航海日誌

2007年05月10日(木) 上海のプラタナスは若葉でいっぱい

上海は初夏まっさかりです。

昼間は28度くらいになって、汗ばむくらいです。旧フランス租界に多くあるプラタナスの並木はどんどん若葉をつけて新緑が目にまぶしくなってきました。

プラタナスは冬場は葉を散らして日当たりをよくしてくれるのですが、これからの季節は涼しい緑のトンネルを作ってくれます。街路樹にはもってこいの木なんですね。

プラタナスの枝によく洗濯物が干してあります。旧租界は古い住居もまだ多く、洗濯物を干すスペースも限られているのでしょうか。暖かい日差しの中で風に揺られて、洗濯物も気持ちよさそうです。

本格的に暑くなる前のこの時期、本当に気持ちいいです。



2007年05月09日(水) C-tripのすごさ

上海で駐在していると、中国内の出張や旅行で航空券を購入やホテルの予約をする必要が出てきます。

そこで欠かせないのが「C-trip」のウェブサイト予約です。中国全土の航空券やホテルの予約が瞬時にできて、チケットは即日納品で同時に代金も回収されます。とても便利なのでよく利用させていただいています。

特に、この即日納品がすごい!日本では人件費などの理由でE-ticketが多くなりましたが、中国の国内線はまだまだ紙チケットが主流です。クーリエ便もコストが低いのでとても中国の実情に合ったサービスとなっています。

若干弱いのが国際線予約でしょうか。ウェブでは国際便のフライトがあまり表示されないように感じます。

ウェブだけでなく、電話の応対も非常に丁寧で、「上海のサービスレベルもここまで向上したかぁ!」と、拍手を送りたいほどです。

一度、フライトが台風でキャンセルになったときも、郊外の窓口まで行ったら快く返金してくれました。

「C-trip」はすでに米国NASDAQ市場に上場していて成長中の会社です。中国ではこれからが国内の旅行ブーム到来ということで、更なる市場の拡大が見込まれています。一度ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。



2007年05月08日(火) 経営の国際化ってなんだろう??

1980年代以降でしょうか、日本では国際化が叫ばれ、バブルの頃には「バイリンギャル」といった言葉ももてはやされていました(話が古くてすみません)。当時は商社や銀行が海外各地に支店を持っていたり、一部の大企業が海外生産拠点を持っていたようです。

90年代になると円高も進んで、特に生産拠点の海外移転が加速し、メーカーや一部サービス業が海外に進出していきました。また、海外の大学や大学院、あるいは語学研修などで海外に滞在する人が爆発的に増えていったのもこの時期だと思います。

21世紀になると米国の凋落が始まり、中国やインド、ロシアなどの発展が加速し、企業の国際化も多様性が重要になってきたようです。

一口に、経営の国際化って、なんだろうなぁ?と考えてみました。

生産拠点や販売拠点を海外に置いてがんばることなのでしょうか??
外国語を話せるのが国際化なのでしょうか??

私はどちらも違うと思います。経営の国際化は日本で日本語だけでもできると思っています。

私が考える経営の国際化の定義は以下のとおりです。

1)相手の国、国民、文化、習慣を尊重し思いやってあげられること。
2)相手を信頼して責任を明確に定義して、相手のやり方でやってもらうこと。

言い換えますと「相手への信頼を基礎としたガバナンスの構築」が経営の国際化ではないかと考えます。

もう少しわかりやすく言いますと、「相手を尊重して信頼して、全て任せる」という感じですね。

現在、中国における日本企業のプレゼンスが低下しつつあることを危惧しています。90年代くらいまではたいていの業種において、外資と内資による合弁企業の設立が義務でしたが、外資合弁法の規定が変わって外資独資でも法人を設立できるようになりました。

独資で企業を100%コントロールするメリットはとても大きく、特に製造業では日本のやり方をそのまま持ち込んで生産できるという点では大きな進歩があったと思います。

しかし、独資になったために、「合弁企業」の煩雑な経営からでも学ぶことの多かったさまざまなレッスンが無くなってしまい、独資企業内の従業員をただの低コストな使い捨てのように考える企業も出てきてしまっているのではないでしょうか。

低コストは悪いことではないのですが、日本でのやり方を持ち込んでずっとそういうガバナンスで独資を経営していると、次第に現地従業員の気持ちがわからなくなります。

他の日系企業との「従業員の給与比較」をしてそれなりの給与を払っているだけで従業員は満足しません。経営者の熱いハートと、任されることによって植えつけられる責任感がなければ、従業員は伸びて行かないのではないでしょうか。

やはりそこには、異文化の相手を思いやる心、信頼して任せる心が必要で、それがすなわち「企業の国際化」につながっていくのではないかと、感じています。




2007年05月07日(月) オフィス街はガラガラ

日系の会社は今日から仕事のところが多いようですが、中国系の会社は明日からなのでオフィス街はガラガラでした。

ひっそりとしたフロア、すいているランチタイムのレストラン、すいすい走る高速道路、まるで夢のようです(笑)

普段込みすぎるから、これから土日を交代で出勤するというのはいいアイデアだと思います。

あ、それと定期停電にして、夏場のウィークデーを強制的に休ませるのもいいかもしれませんね。

普段の混雑を解消するためのアイデアはまだまだありそうです。



2007年05月06日(日) 列車内の網棚の荷物が少なくなった

中国の連休は明日の7日までですが、明日は東京の本社が出勤日でテレビ会議があるので明日から出勤です。

中国の5月の連休は気候がいいのでかなりの人が国内や海外へ旅行に出かけます。一日の列車や飛行機の便数は当然限りがありますから、社内や機内は満杯すし詰め状態です。空港や駅には人があふれ、騒然としています。

昨日も汽車に乗って思ったのですが、20年以上前に比べて乗客が持つ荷物の量はずいぶんと少なくなりました。以前は生きた鶏やアヒル、サルなどの動物、そして冷蔵庫や洗濯機まで列車内に持ち込んでくるのに驚きました。現在は流通が発達したのか、列車内の棚にはあまり荷物が載っていません。

これも大きな時代の変化だなぁと、一人関心していました。



2007年05月05日(土) 紹興に行ってきました

22年ぶりに紹興(しょうこう)にいってきました。

紹興はすっかり変わっていましたが、観光資源は豊富で、魯迅故里や魯鎮、東湖に禹陵(うりょう)、蘭亭と、一気に回って堪能してきました。

魯迅博物館は上海のがやはりすごいんですが、魯迅の故郷である紹興の魯迅博物館も味わいがありました。魯迅が育った環境を直接見れますのでやはり感動ものです。

また、紹興酒も堪能してきました。魯迅の小説「孔乙己」に出てくる「咸亨酒店」で、本場の紹興酒をどんぶりで、ウイキョウ豆(そら豆)の煮付けと「臭豆腐」のつまみでめっちゃ美味しかったです。

咸亨酒店は雰囲気は同じでしたが中はだいぶ近代化されていました。電子マネーで精算です。びっくりです。

22年前に咸亨酒店で飲んでたら食べるものがなくなってしまい腹へった〜〜と困っていたら、咸亨酒店の裏に住んでる人が食事を食べさせてくれました。今もいるかな〜とのぞいてみたら駐車場になっていて、引っ越してしまったようです。残念でした。

今回は紹興酒博物館を見ることができなかったので、次回の楽しみにしておきます。



2007年05月04日(金) メソッドの智恵の棚卸し (田坂広志)

田坂広志さんの「プロフェッショナル進化論」(PHPビジネス新書)にとても感動しました。

少しだけ紹介させてください。田坂さんは、これからは個人がシンクタンクとして情報発信していく時代だと喝破しておられます。全く同感です。

個人が自分のプロフェッショナルなフィールドを深めていく方法として、「メソッドの智恵の棚卸し」が有効だとおっしゃっています。

智恵には二つあるそうです。

テーマの智恵(主題:つまりフィールドや分野)とメソッドの智恵(方法:つまりスタイルや企画力とか)があって、テーマよりはメソッドのほうがフィールドを広げやすいのだそうです。

なぜなら、メソッド(方法)のほうが応用がききやすく実践的であるからです。

この自分が持っている「メソッドの智恵」を棚卸しして眺めていると、もっと応用がきく方法が見つかるということだそうです。

ほほぉ、、、なるほどなぁと感動しました。

私の場合はフィールドは「中国、中国語、中国ビジネス」です。メソッドは「マーケティング、企画、事業投資、M&A、人事、会計、リーダーシップ」といったとことでしょうか。

フィールドからのアプローチだとすでに多くの人がいてなかなか特徴を出せません。メソッドからのアプローチだと分野も多いし一つくらい自信のあるものがみつかります。

この自信のある分野と中国を掛けると、そこに独自の世界が見出せそうな、そんな希望を感じます。

私も改めてメソッドの智恵を棚卸しして、自分の強みを再発見し実践したいと思います。

(この日記は3日に書きましたが、今夜から紹興に遊びに行くので先にアップロードしました)



2007年05月03日(木) QOL(Quality of Life)について

QOL(Quality of Life)って、とてもいい言葉だと思います。

QOLという言葉は、マーケティング関連のコンサルタントとして有名な阪本啓一さんの著書、「スロー・ビジネス宣言!」(日経ビジネス人文庫)で知りました。

阪本さんは「そもそもビジネスは何のためにあるのか。 (中略) 生活者・顧客の生活の質=QOL(Quality of Life)を上げること」と言っています。

私はこの言葉を見たときに、体が震えるほどの感動を受けました。今でも思い出すたびに勇気が出てくる言葉です。

先日、「ビジョナリービジネス」(マーク・アレン著・総合法令)を読んでいたら「人生の質」という表現がありました。おそらくですが、この原文は「Quality of Life」つまりQOLではないかと思います。今後原著を取り寄せて確認してみます。

またこの「人生の質」に関する表現に感動しました。以下抜粋します。

(抜粋ここから)

人の価値を計るモノサシ
 −他人とのつき合い方
 −環境とのつきあい方
 −他人に対するサービス
 −他人に対する愛と思いやりの心
 −私たちの人生の目的
 −周りの人や地球への公的な貢献
 −そしてそれらをどれだけやりきるか
→ 「人生の質」が重要なのだ!!

(抜粋ここまで)

なるほど、ただ漠然と生きるのではなく、自分の価値を高めて貢献していくには人生の質が大切なんですね。

そのためには人や環境とのつきあいかた、提供できるサービスや思いやりの心、愛、貢献、、またそれらを通じて到達する目的、そしてそれらをどれだけやりきっていくかの実践。。。。

「人生の質」を少しでも高めていけるよう、身の回りでできる実践をしていきます。





2007年05月02日(水) 羽田−上海虹橋のシャトル便に期待

4月に温家宝総理が訪日した際に再度話題になった羽田−上海虹橋のシャトル便ですが、どうも実現に向けて協議中だそうです。早ければ2007年末には飛ぶらしいとのこと。これが飛び始めると東京−上海間は便利になりますね。

羽田は24時間空港なので、朝7時に羽田と飛び立つと虹橋には中国時間の9時に到着。朝10時には上海市内で会議できますね。

そうすると、東京から上海は日帰り出張圏になってしまいますね(笑)新幹線で東京から大阪に出張する感じでしょうか。

逆に、羽田−虹橋のフライトが人気になると、浦東空港は関西空港からのオッサンでごった返すという笑えない状況ができるのでしょうか?(汗)ちょっとコテコテですねぇ。。。

いずれにせよ、羽田−虹橋のフライト就航に期待しています。



2007年05月01日(火) 「プロ意識」と「感謝の心」

出身大学の広報室から、中国語学科卒業OBの現状を記事にしてパンフレットとウェブに載せるので原稿を書いて欲しいとの依頼がありました。

オーディエンスは高校2・3年生なんでしょうね、どこの大学に行くか探すためにパンフやウェブを見るのでしょうから。自分にもそういう時期があったな〜と、遠くを見る目になってしまいました、、、(汗)

いろいろ考えたんですが、高校生へのメッセージは「プロ意識」と「感謝の心」にしまた(笑)

中国語を専攻した学生はそこそこ話せるようになっていますが、言葉の勉強はツールの獲得と同じです。そのツールで何をするかについてはあまりはっきりしていない学生が多いようです。

「中国語を使って何(What)をどう(How)したいのか?」を学生のときから考えていると必ず見つかります。業界研究でもいいし、職種(例えば、会計や人事など)でもいいし、好きなことを調べると必ず分かってきます。

就職したら中国語を生かしながらぜひ「プロ意識」で専門分野をつくってほしいと思います。

もうひとつの「感謝の心」も大切です。選ばれて就職した陰には、多くの挫折者もいることを忘れないで、感謝の気持ちで仕事することですね。そうするといい事がいっぱい起こってきます。ほんとうです(笑)


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Skipper John