陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2012年04月30日(月)      ゼロ号解体

 3年間使った石窯試作機 通称
 『零号機』 を今日から改築しま
 す。窯内部の容積を大きくする
 ことが目的です。当初ピザ用に
 考えて作った窯ですが、パンも
 焼くようになり、畢竟奥行きも
高さももっと広い方が一度に沢山焼けて良いという結論
になりました。本日、旧窯を解体、連休後半の4日に新窯
組み立てという段取りです。順調に組みあがれば、5日
こどもの日に初号機として再起動する予定。

すべてが現場あわせ野帳場な作業ですので、何が起こ
るかわかりませんが、それがまた楽しみでもあります。
無事に組みあがった暁には後日またご報告させていた
だきます。  <9:15>

あの地震にも耐え、三年間良く働いてくれました。





2012年04月28日(土)      かわせみ

 庭先にカワセミが現われました。
 どこから飛んできたものだか、南
 側の帷子川かはたまた北側の鶴見
 川あたりから支流沿いに飛んでき
 て羽を休めたのでしょう。急いで
 携帯カメラで撮りましたが大きく
してもこれで精一杯です。なんだか解りませんね、これじゃぁ。
魚のいる川が近くにないのですから居つくことはないでしょう
が、しばらくは姿を見たいものです。清流の宝石と呼ばれる
カワセミですが以外に人を怖がらず、公害問題で川が汚れる
前は都市部でも良く見かけた鳥だそうです。川がきれいになっ
てまた繁殖できるようになったのでしょう。 良いことです。

Yachoo! オンライン野鳥図鑑 カワセミ






2012年04月26日(木)      朝打ち

 朝5時からソバを打っています と
 お客様にいうと、早起きの苦手な
 方は一様に驚かれているご様子で
 すが、朝が好きな私は一向苦にな
 らないので、驚かれている方々に
 驚きを禁じえません。今朝も寝覚
めよく5時前におきて、良い気分でおそばを打ちました。
昨日は水を多めにしてしまい、思いのほか生地が柔ら
かくなり、少々打ちにくくなってしまいましたが、今日は
加減を誤らず、ちょうどよい加水で打つことができまし
た。今頃の粉は、秋の新粉の時季から熟成が進み、
甘みが増してとても美味しいです。

粉の冷温保存技術が発達し、粉屋さんから一年を通し
て挽きたての粉が届くので通年美味しいおそばが食べ
られて幸甚この上もありません。製粉も保存も配送も
発達していなかった頃の職人さんたちのご苦労を思え
ば、何とよい時代に生まれたものかと思います。そも
そも食べたい物が食べられることそのこと自体を幸せ
に思います。

こんな良い粉を徒や疎かな駄麺にしてしまわぬよう、
明日も心して打ちましょう。明日は雨の様子ですから
加水はもうすこし少なめで良いでしょうか・・・
五感を研ぎ澄まして、粉の機嫌を利きましょう。

今朝7時5分 ほぼ打ち終わりの状態です。





2012年04月25日(水)      しゃこうばん

 日食観測用の遮光板、いわゆる
 太陽めがねを買いました。まだ
 ひと月も先のことではありますが、
 間際になったらきっと売切れてし
 まって、値段も高くなるのではと
 いう強迫観念が働き、決断しまし
た。といっても学校教材用の安価な物ですから、決断
などというのは大袈裟で、価格は280円。売り場には
山ほどありましたから、きっと売り切れる心配などは
不要でしょう。

関東での金環日食は173年ぶりといいますから、天文ファ
ンでなくても少々ワクワクします。子供のころに部分日食
を見たときには、真黒いセルロイドの下敷き越しの観察
でした、手に持ってじっと空を仰いでいるうちに草臥れ
てしまったのを覚えています。今度はゴーグルタイプで
すから大丈夫でしょう。

あとは5月21日が晴れるのを願うばかりです。

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2012年04月24日(火)      あつび

今日は予報どおり関東横浜も暑い日になりました。
25℃には届かなかったものの、23℃まで気温が上がり
夏日にはなりませんでしたが、『暑日』 でした。

 明日からの芋乃市場用のうどん
 を打ちました。暑かったので加水
 を減らしましたが生地は軟らかめ
 になり、さばくのに苦労しました。
 いっそ手延べ麺みたいに伸ばして
 やろうかと思うほどでした。
うどんの画像を撮ればよかったですが、そんなこんなで
余裕がなく又、打っている最中はついつい仕事に夢中で
いつもいつもあとになってから、ああ写真を撮るのだった
と悔やみます。今月の芋乃市場では 『焼きうどん』 も
献立にのる予定、麦秋のうどんもまた乙ですよー。

今週はどうやら気温の高い日が続く模様、冷たいお蕎麦
が美味しく感じることでしょう。明日から早朝はりきって
ソバを打ちます。朝も早く明るくなるので良い気分です。
今月の芋乃市場は明日25日から月末まで営業いたします。
花が終わり、新緑の横浜へどうぞお越しねがいます。

夕方の陽の暮れもゆっくりになりました。





2012年04月23日(月)      まきもの

海苔巻きを拵えてみました、細巻きです。お寿司を
握る勉強を始めてから、いつかは巻き物もちゃんと
やらねばと思いつつ、機会を逃していました。昨日
ちょっとした集まりがあったので挑戦してみました。

 かんぴょう、鉄火、ねぎとろ、
 梅しその4種類を巻きました。
 最初の一、二本はやはりシャリ
 が多すぎてパンクしましたが、
 分量の加減がわかるときれい
 に巻けて、五合分のシャリで
18本できました。具を真ん中にきれいに巻くのも、
慣れれば上手くいくことでしょう。ご飯は羽釜と薪で
炊いた硬め、合せ酢は京都の 『千鳥酢』 を使った
気持ち甘めの配合、木の桶で手早く切ったシャリは
とても美味で、実に旨い海苔巻きができました。

もう少し腕を磨いて、芋乃市場の献立に加えましょう。
試しに今月の市場でかんぴょう巻きをお出ししてみよ
うと思います。まずは 『そば膳』 の付け合せにして、
お客様のご意見など伺うことといたしましょう。

携帯カメラで撮ったので少々粒子が粗いです。





2012年04月21日(土)      じゅりー

先日蒲田のカラオケ屋でハメを外したときに沢田研二さんの
歌を歌ってたいそう気持ちがよかったので、最近ギターで
沢田さんの歌を好んで弾いています。

 1963年生まれの私はGS時代の沢田
 さんを良く知らず、寺内貫太郎一家
 をテレビで見ながらなんで希林さんの
 ばーちゃんが 「ジュリー」 と叫ぶの
 かがわからないのに、可笑しさだけ
 は伝わってひっくり返って笑っていた
ものです。1948年生れの沢田さんは当時26歳、ソロになって
ヒットを飛ばし名実共にトップ歌手に登りつめた頃でしょう。
小学生の私が見てもまあ何と日本人離れした良い男なんだ
ろうと思ったものです。かたや樹木さんは実は沢田さんより
5つ先輩なだけなのに70歳という設定の役どころで、ガキの
私は本当のばーちゃんだと信じていました。役者さんという
のは大変なものだなあと今さらながらに思います。

沢田研二さんは当年とって64歳、往時の面影は薄くなり年は
とったものの歌手活動は続けていらっしゃるご様子で、往年
のファンの皆皆さまからすれば、やはりジュリーは健在なの
でありましょう。不肖49歳の私も、沢田さんの歌を格好良く
歌って、カッコよく歳をとれるようにあやかりましょう。

YouTube 寺貫が放送された73年当時のヒット曲 『危険なふたり』

YouTube 樹木希林さん名場面集 ジュリーに愛を叫ぶ!!!




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