陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2012年04月19日(木)      かんぶつ

 大震災の後に買い溜めた乾物の
 賞味期限が迫り、せっせと食べ
 ています。不味くはないですが、
 保存物だけあって美食とは云いが
 たいです。まあそれでも一年の間
 非常食暮らしをしなくて済んだの
だから良しとしたものでしょう。しかしまたいつ大きな
地震災害にみまわれて非常食が必要になるとも限りま
せんので、新しい物を仕入れておきましょう。

予知ができなくても、備えることはできますからね。

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2012年04月17日(火)      春 酣

 はるもたけなわとなりました。
 スーパーでムギイカを見つけ、
 買いました。この時季しか食べ
 られないスルメイカの若い物で
 柔らかくて実に美味しいのです。
 そして、いよいよ冷し中華の季節
がやって来ました!どこのスーパーの麺売り場にも
並んで、選り取りです。暖かだった今日は三陸産の
ワカメを乗せていただきました。

日に日に季節は進みます。一月後には日食もあり、
天体の運行を肌で感じることができます。葉っぱも
どんどん萌えて、よい季節になるでしょう。

ついでに蟲たちもでてきちゃいますけどね・・・

超大盛り300gは、一尺の白釉浅鉢でいただきました。





2012年04月16日(月)      きぬた

 先月伊賀の土で焼いた砧花入れの箱が
 届き、今日箱書きをしました。過剰包装
 ともいえる陶器の箱は必要があるのかどう
 かはともかく、私はこの箱に字を書くのが
 大好きです。薄墨で作品の絵を漫画っぽく
 ササッと描き、濃い墨で作品名を書きます。
 この箱には蓋表に 『砧』 の文字を、裏に
 は日付を入れました。長年お世話になった
施設へのお礼としてお渡しする物なので、気持ちを込めた上
で遊び心一杯に書きました。

なんでも鑑定団の先生は箱が大事であると仰いますが、使う
上ではじゃまっけなものだとも思います。しかしそれは使うと
いう前提でのお話で、大事にしまっておくならばやっぱり箱に
入っているとよろしかろうと思います。陶器をはじめ工芸品は
使うほどに良くなるから、どんどん使って欲しいという作家が
多いです。確かに一理あることですが、私は使わずに大事に
するのも良いし、眺めて楽しむのも 『用』 のうちだと思ってい
ます。持ち主の色々な楽しみ方は、作者が注文をつけるのでは
なく使用者の好みで良いと思います。この花入れも、活けてい
ただいてもいいですし、大事にしまっておいて下さっても一向
にかまいません。ただ・・・先々に実力以上の価値が出るような
心配はありませんので、なんでも鑑定団には出品しないでいた
だきたいと存じます。

陶房かまなりやの桐箱は美萩工芸さんにお願いしています。

中身の画像はこちら





2012年04月15日(日)      ぬかざめ

 糠床が復活しました。
 暖かな日が続いたので良くかき混ぜ
 て大根を埋めました。漬けて丸二日
 の今日、掘出してみると、しんなりと
 漬かっていました。味はまだ七割方
 の出来ですが久しぶりの糠漬けなの
で有難味は満点です。臆をこえる乳酸菌たちはどうやら
無事に目を覚ましたようです。

せっせとかき混ぜて、活性を高めていくとしましょう。

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2012年04月13日(金)      つっぱりクルミ

 クルミの木の芽が出ました。
 種を蒔いて3年目、ずいぶん大きくなり
 ました。まだ棒のようにまっすぐ伸びて
 いく段階で、枝がありません。とっ先
 が、お猿の顔のようで可笑しいねなどと
 言っていたら、芽がリーゼントのようで
 更に滑稽になりました。目を合わせたら
 『やんのか?コラぁ』 なんて凄まれそう
です。小さなガクランでもあれば着せてやりたいところです。

今どきはドカンにチョーランなんてツッパリにーちゃんは居ない
んでしょうねえ。『バンカラ』 なんてぇのも死語に近いですね。

荒木飛呂彦さんの漫画も連想させますねぇ





2012年04月11日(水)      わかさ

政府と関西電力はとにかく早急に大飯原発を再稼動
させたいようですが、その安全確認の稚拙さと対策の
先送りの容認に情けない思いです。あれだけ福島で
学んだはずなのに、その教訓を生かす気のない国と
電力会社はよほどの阿呆でしょうか?

 そもそも若狭湾を原発銀座に
 したのは地元の人たちの短慮
 ですが、過ちては即ち改むる
 に憚ることなかるべし。再稼動
 どころか地元民は原子力に頼ら
 ない町興しを再考すべきです。
若狭湾は海産と食文化の宝庫です。画像の 『ぐじ』
は言うまでもない特産ですし、へしこを代表とする魚
の漬物は美味この上なく、トラフグの卵巣の毒を抜く
珍味 『福の子』 は発酵の粋を極めています。

欲ボケの国と電力会社には何を言っても無駄でしょうが、
地元及び近隣の良識ある人々は身をもって再稼動に反対
するべきです。及ばずながら関東横浜からも反対の狼煙
を揚げましょう。署名でも何でも、協力は惜しみません。

先祖伝来の宝の海と、滋味ある土地を守りましょう!

アマダイの大きな物を 『ぐじ』 というそうです。

微力ながら、こちらから野田首相にご意見
かたがた一票入れさせていただきました。
グリーンピース 「ちょっとまって、再稼働!」






2012年04月10日(火)      野生種

 ヤマザクラの花も咲きました。
 花で覆われるソメイヨシノは
 綺麗ですが、山桜の風情とい
 うのもまた捨てがたい魅力が
 あります。人工的に交配され
 てできたソメイヨシノは接木な
どでしか増やすことができませんが、野生の山桜は
種を鳥が運んで増えることができます。人が滅んだ
らソメイヨシノも寿命を終えた木から順次滅んでいく
のでしょう。その儚さがまた良いのかとも思いますが、
人工品種の脆弱さが、いっそ哀れでもあります。

二つの桜を眺めながら、人間はつくづく身勝手な生物
だなあと感じました。愚かな人類はいずれ自分の首を
絞めて滅ぶのでしょうが、あとに残された人工の木や
鉢植えや、更には家畜や家禽や人に管理されて飼育
されている生物達は、ただただ枯れて腐って死んでいく
のでしょう。梶井基次郎さんは桜の美しさを、桜の木
の下には屍体が埋まっているとして表現をしましたが、
あながち突飛な発想とは思えなくなるような、昨今の
世の中の状況に、それも人間の行く道ならば行くしか
あるまいと、為す術もなく花を見ているだけの無力な
自分に気がつくばかりです。

桜って、不思議な花だとしみじみ思います。




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