葉の落ちた柿の枝にメジロ の古巣が、ポツリと残っていま した。メジロは巣作りが上手で、 丸くてしっかりした巣を作ります。 こんな小さな巣でも3〜4羽の雛 を育てたことでしょう。秋になり すっかり空巣となってしまいましたが、来年はまた 新しくつるのでしょうから、枝ごと切って取りました。 工房にでも飾りましょう。ちょっと嬉しい見付物でした。
鳥の空巣は可愛いですが、人間の空き巣狙い には、どうぞ皆様、ご用心を願います。
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久しぶりに医者などへ行き、レントゲンを撮りました。 痛めたのは 『膝』 です。しばらく前から痛みがあった のですが、仕事に差し障りが無かったので湿布などし て養生していました。一昨日あたりから痛みが増して、 腫れてしまったので渋々整形外科受診を断行しました。
最近はレントゲンもフィルムに焼く のではなく、モニターに映し出され ます。画像は私の膝ではありません が、ほぼこのような画像でした。医師 の所見を聞きながら自分の骨の写真 をモニター越しに見て、ああこれが ワシのひざっこぞうか、中々きれー じゃねぇか等と一人ごち、レントゲン 写真を考えた人は偉かったなぁとしみじみ思いました。 お医者の見立ては 『右膝内側半月板損傷』 とのこと、 悪い場合には手術が必要とか。それほど重症ではない のでしばらく様子を見ましょうということになり、 湿布薬を貰って帰ってきました。
帰路、ああ、あの画像をプリントアウトして貰って くればよかったと気付きましたが、戻る元気は無く、 診断を聞いた後の常で怪我人然となった私は足を 庇うようにひょこひょこと歩きながら、駐車場まで 歩き、車に乗って帰ってきました。今も、やっぱり 貰ってくれば良かったなぁと粘着しています。
中々自分の骨の写真なんて、撮れないですもんねえ。
サイトからパクった 画像なので拡大いたしません。
昼に、プータローの倅が侘しく カップ麺など食べているので、 金欠者のうら寂しいことよと 少々侮って見ていましたが、 よくよく観察してみると、実に 美味そうでした。パッケージ には 『日清史上最高傑作』 とまで謳われています。 これは看過できぬぞとばかり、少し麺を貰って食べて 見ましたがノンフライの熱風乾燥麺は実にもっちり、 しこしことしており美味でした。
カップの麺は、お手軽すぎるのとコストが高いので敬遠 していましたが、どうしてどうして、各メーカーの力の 入れようは袋麺を凌ぐものがあります。麺数寄者として はこれも知らん振りはできますまい。ま、何れきちんと 研究をしてみましょう。
日清 ラ王 旨味豚コク味噌 箸上げ協力 若林界(無職)
日清 ラ王 スペシャルサイト
久しぶりに暖かい、いや暑い一日でした。
涼しくなって形を潜めていた ヤモリがこれ幸いと出てきま した。網戸に貼り付いて小さ な虫を狙っているのでしょう。 ウチにはヤモリがわんさか巣 食っています。害もなく可愛い 奴らなのではびこるままに任せていますが、糞が少々 困ります。まあそれももう少しのことで、そろそろ連中 も冬籠りの支度にかからねばなりますまい。
一日一日、季節が移りますねぇ。
今年生まれた固体でしょう、小さな奴です。
十六夜の昨晩、かねてご無沙汰の鎌倉はてんぷら 大石さんへ、家族三人で行ってきました。倅に運転 をさせ、遠慮なくお酒を嗜み、揚げたての天ぷらを 楽しんでまいりました。
手土産に梅干しを持参したとこ ろ、衣をつけて揚げてくださり、 その意表を突いた揚げ物に驚き つつも、揚げた梅干しの思いの 他の美味しさにビックリし乍ら いただき、女房などは早速今月 の市場の献立に取り入れようと目論んでいました。
時間があれば八幡様にお参りに行くべえなどと思って いましたが、ついつい長居をしてしまいお参りをする 時間はとれませんでした。然しながら、段葛の上には ポッカリと月がかかっており、お月様を拝んで帰って きました。 実に果報な宵でありました。
何とも言えない美味しさ、梅干の天麩羅
10月も中旬にさしかかり、陶房かまなりやでは 今月の芋乃市場の案内状発送が始まりました。 今月は、恒例となりました 『くいもの市場』 です。
6月にせっせと剥いて漬け込み ました、『らっきょう』 7月に 干しました、『梅干し』 を販売 いたします。らっきょうは女将 りえ子担当、梅干は亭主和正 が担当し、手塩にかけた一品 です。その他にも 『カレーパン』 『石窯パン』 『石窯ピザ』 等等、 美味なる物が並びます。美味しいものをいただくと、 それはそれは幸せな気分になるものです。生きる ことは食べること、食べることを楽しむことは即ち、 生きることを尊ぶことと、我々は考えます。食の道具 『器』 の作り手である私たちがご提供する食事は、 美味しくて体に好く、健康に役立つ食材ばかりです。 器とともに、ご賞味いただければ幸いです。
どうぞ秋の一日、横浜 『陶房かまなりや』 へ お運び願います。
梅は小田原産『十郎』 らっきょうは鳥取砂丘産 器は若林和正作染付小皿 『見返り兎』 です。
『お』 という接頭語が好きです。特に名詞の上に 付けて丁寧な表現に使われる 『お』 が、たまりません。
お出し、おかず、お菓子、など 味気ない品詞である体言(名詞) が、接頭語の 『お』 が付くこと で、とても品良くなります。その 最たるものが 『おみおつけ』 で、 漢字で書くと、御が三つも付い ています。おおおつけでも良いのでしょうが、言い にくいのでこうなったようです。まあこれには異説 もありますが、面白ければ良いと思うので御が三つ ということで良いでしょう。
京都辺りでは、敬称の 『さん』 まで付いて人格化し おかゆさん、おいもさん、おまめさんと更に品が良く なります。ここまでくると関東者には少々馴染みが薄く 感じられますが、京の宮中言葉の名残りと聴けば、千年 の都の奥ゆかしさにほだされて、ついつい舞妓さんと お座敷遊びなどしたくなるから不思議です。
国語の本には、外来語には接頭語をつけるのは疑問だと ありますが、個人的には 『おビール』 も 『おソース』 も それほど気になりません。『おトイレ』 などは良いなあ とすら思います。聞き慣れてしまっているからでしょう。 それでもまさかに京都でも、おビールさん、おソースさん とは言わんでしょうなあ、増してやおトイレさんなんて はねぇ、でもこれ、悪くないと私は思います。舞妓さん に 『おトイレさんでも、どないどす?』 なんて聞かれた ら 『はい、では遠慮なくご一緒に。』 と、即答して しまうでしょう。ま、そんな無粋を言った日にゃぁ、 『おあほさん』 と言われてお仕舞いでしょうな。
ちょっとあばれた、私の 『お』 の字
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