米国同時多発テロの首謀者が米軍に 射殺されたというニュースにはちょっ と驚きました。問答無用という感じに 肝が冷えました。が、すぐに連想した のが忠臣蔵です。赤穂浪士の討ち入り も、言わば武装集団の奇襲作戦でした。 天晴れ米軍も仇の首を取り、本国に 凱旋したことでしょう。
江戸時代の仇討は討ちとった側の名誉でありますが、 現代のそれはテロの連鎖の引き金にはなりますまいか? 許すことのできない凶悪犯罪者だとしても、生きたまま 捉えて裁判をするのがアメリカらしい民主主義ではない のかなと少々の疑問を感じるのは蚊帳の外から眺めて いるからでしょうか?多くの米国人は快哉を叫んだと いうことらしいですが、中には心を痛めた方もいられ るのではないでしょうか。
平和と一言で言うのは簡単なことですが、その影に色々な 人の思惑や感情が渦巻いていることを思えば寒々しい気が します。人の心の中にある善意と悪意のどちらが勝るかを 斟酌するに、善意が勝ることを信じたいとは思いますが、 憎しみにかられて鬼に変わる人の心の脆さも解ります。
善悪双色にくっきりと分けることにはどうやら意味は無く、 幸いな偶然を積み重ねるのが人生というものなのでしょう。
ワールドトレーディングセンター跡地の建設予定模型 ニュースサイトから頂いた物なので、小拡大
電力依存社会へのささやかな抵抗、 『炭化生活』 を着実に実行しており ます。今日は久しぶりに、七輪と 文化鍋で朝ご飯を炊きました。 お米は岩手産ひとめぼれ、久しぶ りとはいえ勘は鈍っておらずコゲ ひとつない銀シャリが炊けました。 これからも電気を使わずにできる ことは極力電力に頼らずに実行していこうと思います。
原子力発電所 いらないぞー!
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瓜の種を蒔きました。 ポリのポット15個に、ニガウリ を7個分、シロウリを8個分蒔き ました。少々遅めですが、まあ いいでしょう。夏には美味い瓜 が食べられるでしょう。
種を蒔いて水をやったら、雨が降ってきました。ああ、 水をやらずともよかったなぁと思いながら、春の雨を 嬉しく思いました。忌まわしい原発事故さえ無ければ もっとうれしい雨だったろうと思うと業腹です。あれだ けの大事故をおこしながら国も電力会社も原子力を 見直そうとせず、あまつさえ中部電力は浜岡の3号機 を再稼動する構え・・・正気の沙汰とは思えない行動の その裏にどす黒い利権と得体の知れない力が伺えて 不気味です。政治家も電力会社のトップも相当これで 儲けているからこそ、動かし続けるのでしょう。
こんなバカ野郎たちと心中するのはご免です。 しかし中には河野太郎さんのような原子力の推進に 疑問を投げる政治家もいますし、次の選挙では原発 推進では票はとれないでしょう。東京都のような愚か な選挙さえしなければ の、話ではありますが。
健康な芽が出ますように。
河野太郎の指摘 「日本のエネルギー政策」 シリーズ1 原子力発電 2009/08/12
2ヶ月ぶりの芋乃市場は、多くの皆様にご来場いただ き、盛況のうちに幕となりました。ご来場誠にありがとう ございました。
曽田耕さんの靴と鞄展もたいそう 好評で、サイトで調べて遠くから 訪ねてくださる方まであり、ビック リしつつも作品の魅力を再認識 しました。一番人気は画像のヌメ 皮靴です。 『かわいい』 と、実に 評判が良く、履いて帰る方までいらっしゃいました。この 皮は履きこむととても綺麗な飴色になります。私が言うの もナンですが、お買い上げいただいた皆様にはぜひとも 長〜くご愛用いただければと思います。
はりきりすぎたものか、昨日はこってり疲れてしまい、 一日何にもできませんでした。ぼうーっと只、生命を 維持しただけの一日でした。おかげさまで疲れも半減し、 また今日からがんばります。巷は黄金週間の大型連休、 横浜も青葉が茂りとても清清しい季節になりました。
お出かけの皆様には道中の安全をお祈り申しあげます。
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陶芸教室の生徒さんで、早くもソーラーパネルの設置を 実行しようとしている方がいます。原発事故で思うところ があった模様で、発電して使った余剰分を東電に売って やるのだ、と言って居られる姿が豪気で愉快でした。
現代生活において、電気の無い生活 は考えられません。いくら節電したと はいえ、家庭でできることには限界が あります。ならばやはり、安全で二酸 化炭素を出さない発電方法を発明する ことがこれからの人類の課題でしょう。 モーター型の発電は仕組みは簡単です から、火力風力に限らず例えば自転車 に発電機をつけて人力発電とか、動物に引かせて家畜発 電とか、広く深遠で、あれほどの力を持つ海洋を利用した 潮力発電などを真剣に考えるべきです。原子力に明るい 未来が無いことがわかった以上、早急に発明するべきと 考えます。私に強靭な脳が備わっていればすぐにも発明 するところなのですが、上の例ほどの発想しか出てこな い生まれつきの虚弱脳で、体力に例えれば 『逆上がり すらできない』 状態で発達を完了してしまっており、 残念ながらお役に立てそうもありません。
文明は、ガリレオ、ニュートン、エジソンといった偉人を 筆頭に多くの発明によって成り立ってきました。近代では 液晶やLEDの発明が大きく人の生活を変えました。これか らもどしどし為すべきなのです。例えば送電線を使わない マイクロ波送電などは理論的には可能だそうです。宇宙空 間にすっとびでかいソーラーパネルをおっぴろげて電波で 地球に電気を送るなんてぇSFめいたことも実用化されれば 大層痛快です。屈強な脳をお持ちの研究者の皆々様、原子 力を駆逐するほどの未来のエネルギーを考案してください。 くれぐれも安全なのを一つお願いいたします。
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陶芸材料は中京地区が中心なので、大震災の影響は 少なかろうと多寡を括っていたら、窯の温度を目視する ゼーゲルコーンの工場が福島県で、生産がおぼつかなく なっているそうです。益子の材料屋さんでは今のところ 在庫があり、心配は要らないといっていますが、その後 のことはなんとも言えないという頼り無い状況。
そこで、他社の温度計を試しに買って みました。これはアメリカ製のオルトン コーンです。温度設定がゼーゲルと 差があるらしいですが、焼成試験をし て慣れれば使えるでしょう。ゼーゲル は土の台を作って立てなければいけ ませんでしたが、これは自立型なので使い勝手がいいです。 更にコストも安く、うまくすればコストダウンにもなります。 まずは焼いてみましょう。
ウチのような個人工房ではこのコーンが無くても窯は焚け ますが、大きな工房や、工業的な窯場では難儀でしょう。 ゼーゲルもオルトンも細かく温度域が設定されていて、焼成 温度にあわせて沢山使う場合があると思います。小さな窯 の工房でもやはり熱電対温度計だけでは作品に伝わる温度 は計れません。伝統的な窯業地では 『色見』 というテスト ピースを使って窯の中の具合を測りますが、コーンに慣れ ていると、やはりコーンを立てて焼くのが解りやすいです。
ニュースではゼーゲル再生産のめどが立っていないよう ですが、多くの窯業従事者が困ることになるでしょう。建築 資材や車の部品といった一見震災と無関係に思えるものが 不足して困っている現場があるということも対岸のことの ように感じていましたが、どうしてどうして解らぬものです。
オルトンコーン 7番 8番 <拡大>
4月16日付 京都新聞の記事
四月の芋乃市場、只今開催中。 曽田耕さんの靴と鞄、好評展示中。 手打ち蕎麦他、軽いお食事商い中。 コーヒー、ケーキ、喫茶サービス中。 ピザ、天然酵母パン、石窯焼成中。 陶房日報、多忙につき更新停滞中。
曽田耕さんの靴と鞄 〈画像を拡大>
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