鳥達が庭でせっせと餌を探しています。 アオジ、キジバト、ツグミ、アカハラ、そして今年は 雄のモズが一羽、裏庭に居ついています。
頭でっかちでくちばしが鋭いシル エットは遠くからでも良くわかり、 高いところにとまっては尾をくる くる回すしぐさは独特です。雄は 色合いもきれいで、滑空するよう に飛びながらキャキャキャキャと 連続して鳴く声でも、すぐにモズ だとわかります。百舌という名前 が付いたのは、多くの鳥の鳴き声を真似てぶつぶつ と小言を言うように鳴くからで、そんな声音の効いた 鳴き方を 『ぐぜり』 と呼びます。秋口に虫を木の枝 に刺し備蓄するような行動をしながらもその餌を食べ ることをしないので、物忘れの多い人をモズのようだ と揶揄することもあるそうです。この冬を乗り切って 春になれば、近場に巣をかけて繁殖をするのでしょう が、ホトトギスに託卵されてせっせと他の鳥のヒナを 育てる不運な境涯も待ち構えています。
モズはなんとも憎めない愛嬌のある鳥です。野生の 鳥の寿命は3年ほどといわれますが、裏庭のモズは まだ若そうに見えますので、しばらくは観察が出来る ことでしょう。1月も終盤、2月を乗り越えれば虫も 顔を出すでしょう。 気長に応援してやりましょう。
バズーカみたいな望遠レンズがなきゃぁ 鳥の写真は撮れません。だから図鑑の パクリ画像でどーも済みません。
明日からの芋乃市場用のうどんを打ちました。 この手打ちうどんで使用している小麦粉は、香川県産 『さぬきの夢2000』 という純国産の小麦粉です。その名 の通り2000年に登録された品種で、お目見えから10年が 経ち、その銘柄は広く認知されるに至りました。が、流通 している小麦全体から見ると、まだ数パーセントに過ぎな いそうで、外国産小麦に依存する現状は未だ顕著です。
ウチでこの小麦を使い始めたのは 2004年からです。最初は加水や 塩の加減がのみ込めず、切れやす いことに往生しましたが、さすが に長いこと打っているとコツも飲み 込めて、今ではきれいなうどんが できるようになりました。何といってもこの小麦粉は香り が抜群です。打っている間も、できた麺を茹でている時も たいそう食欲をそそるい〜い香りがします。芋乃市場では ピザ生地もこの小麦粉を使っています。
うどんは、そばにくらべて日持ちがしますし、冷凍してお くと一月くらいは風味が落ちませんので、夏場の暑い時分 以外は生での販売もいたします。一人前150g250円です。 鍋焼きうどん、うどんすき、焼きうどん、お鍋のシメ等等 さぬきの夢2000十割のおうどんはいかがでしょう?
明日からの1週間、ご来場をお待ち申し上げます。
打ちたてのおうどん。包丁が ちーっとわざとらしい感じですねぇ。
コウ寒い日が続くと、晩酌はお燗酒が美味いです。 チェーン店の居酒屋などでは 「燗でお願いします」 と頼めば、お酒のことを録に知らない御馬鹿店員が 一つ覚えに 「熱燗で」 などと応え、げんなりとしま すが、気の効いたお店なら、お燗の加減をきちんと 按配してくれます。
お燗は、熱い順に概ね以下の ようになっています。熱燗(50℃ 以上)上燗(45℃)ぬる燗(40℃) さらにその下に人肌(35℃)日向 (30℃)となり、常温を 『ヒヤ』 と 位置づけます。この5℃きざみの 温度でお酒が表情を変えるところを楽しむのも、一つ の醍醐味です。寒い外から帰った時には、熱ーくした やつをきゅうーっとやって、人心地ついたなら人肌の 燗を楽しみ、ほどほど自分にも燗がついてきたら冷や でいただく。また、夏の暑いときにはお腹をいたわって 日向の燗にして、奴豆腐をアテに一杯などと楽しみは 色々に広がります。
今夜は広島の銘酒 『賀茂鶴』 で晩酌です。 これを書きながらもうすでにぬる燗で二杯ほど呑って います。そろそろヒヤにしようかななんて考えながら カタカタとキーボードを叩いていますが、ほろ酔い気分 でいるのはなんとも良い気分です。ビール、ワイン、 ウィスキー、ウォッカ等々世界には美味しいお酒が 揃っていますが、今一度お米で作る日本の酒を見直し てみたいものだと思います。
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根菜類の葉っぱは実に美味しいです。が・・・スーパー ではみな葉を切った状態でしか置いておらず、葉付きの 野菜が欲しい時にはわざわざ農協の直売所へ出向きます。 今日も仕事先へ行く途中にある北農協へ寄って葉付きの ニンジンと大根を買ってきました。
ニンジンの葉は炒め物にすると頗る 美味しいです。特にジャコと炒めた ものは美味です。大根の葉は漬けて も炒めても美味しく、味噌汁の具に も抜群です。今は野菜が少ない時期 ですが、隅々まで美味しく食べられ る野菜があるのも嬉しいことです。ハウス栽培技術の進化 のおかげで八百屋へ行けば一年中野菜がありますが、旬 の味のしない生野菜を食べても空しいばかり、ならいっそ 切り干しや漬物の野菜を食べた方がマシです。無駄なく、 すみずみまでお命頂戴するのが生物への礼儀と心得ます。
『いただきます。』
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大寒の今日、本焼きの初窯を焚いて おります。気温の低い日中でしたが 日が暮れて、更に外気は冷え冷えと してきました。そんな寒中をものとも せず、窯の中の焼き物は1,200℃を 越えています。冬窯は、ぬくいです。
窯のフタ中央部にある 『色見』 還元焼成の炎が小気味良く噴いています。
東の空にきれいなお月様が上がり ました。今年初の満月の出です。 約して初満です。初日の出は皆 有難く拝みますが、初月の出も また良いもんです。寒空の中、 一家の無病息災を願いました。
カメラのズームで目いっぱい寄って しまったので拡大しても月の模様は 見えませんねえ。
ガキの時分から、職人さんの手仕事を見るのがことのほか 好きでした。特に食べ物の職人仕事は見ていて飽きること がなく、団子や大判焼を焼くのを店のガラスにへばりついて 見ていたものです。今でも退屈な時はYouTubeで職人さん の動画を飽きずに眺めています。
そんな中で見つけた面白動画が このチャーハンおじさん。37cmも ある大鍋を振って大量の焼き飯 を拵えます。匠の技というよりは、 見世物的荒業ですが、大真面目 にやっているところが実に好ましく、 テキヤさんとも違った玄人っぽさも好感が持てます。が・・・ 途中で味付けに塩コショウとともに大量の化学調味料を ふりかけるシーンがあり、それを見てしまうと、どうにも 食べてみたいという気にはなりません。暇な方は下の リンクから覗いてみてください。
よく、轆轤を挽いて見せると、魔法のようだといわれま すが、魔法は 『マハリクマハリタ』 といった呪文だけ で出来てしまうのが本当だと思います。手を使っている からには技術に他ならないわけで、せめて手品のようだ と言って欲しいなと思います。人間の手は、修行次第で これほどのことができるのだから素晴らしいことです。 物造りは技術偏重ではいけないとは思いますが、職人肌 の自分は 『匠の技』 の世界に同調してしまいます。
パクリ画像なので消極的に拡大
YouTube 宙を舞う炒飯!
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