相模湾にマグロが入っており、今月の初頭から大漁 に沸いているそうです。運良く、真鶴の定置網に入った 10キロ物の奴を近所の方が仕入れてきておろして下さり、 昨日は急遽マグロ宴会となりました。
数あるマグロの中でも、キハダ とかキワダと呼ばれるものらしく 関西地方に多い魚種であるそうです。 画像ではわかりにくいですが、成程 肌が黄色味を帯びて、黄肌という 名前が腑に落ちる魚です。昨日は 早速刺身でいただきました。軟らかい肉質の赤身はすっ きりと美味しく、ほどよく脂ののったトロは軽く炭火で 炙って旨く、急報にもかかわらず駆けつけて参加した 一同、唸りながら堪能しました。相模湾でも毎年数本は 網に入るそうですが、今年のような大漁は過去例がない とのことで、潮流の具合がもたらしたであろう変事に 嬉しい悲鳴を上げているそうです。
暑かった夏、潮周りの椿事、気候の変動に驚きながら 良からぬことの前触れではと疑心暗鬼にもなるこの頃で はありますが、人間がこれだけ増えて先進国では24時間 365日熱量を発散して活動しているのですから、さもあり なんと思うのも道理ではないでしょうか。大きな流れは 個人ではいかんともしがたいですから、この際流されな がらも、溺れぬように気を付けることにしましょう。
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キハダマグロ:大漁 史上初?市場沸く
『心に残る和の年賀状』 卯年版 がインプレスより発売になりました。 6月に版画の依頼をいただき、梅雨 の蒸し暑さの中で刷った版画が四点 掲載されています。今年は生れ年の 卯が干支になっているので力も入り、 気に入った出来映えになったと自負 していました。出版社さんから見本 誌が送られてきて、身の縮む思いで開きましたが、 色々な章の中でも 『粋』 という章の筆頭に載せ ていただき、たいそう嬉しく拝見しました。
まだ暮には早い時期ですが、年賀状を考慮中の皆様 には、ぜひともインプレスムック心に残る和の年賀状 をご検討いただきますようお願い申し上げます。
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インプレスダイレクト
芋乃市場トイレ洋式化工事が無事に完了しました。 工期ほぼ1週間、狭い室内での解体、配管、木工事、 内装、便器設置と所々友人の手も借りつつ、何とか 形になり今朝は念願の初グソも済ませました。
昨日は元の店舗からの解体運搬を して下さったアンテックの社長さん ご夫妻と、壁面塗装をお願いした 武富塗装店の親方ご夫妻とともに 落成を祝って小宴を催しました。 親方の奥様から水場はお清め をするべしとのアドバイスを頂戴し、 お酒とお塩と新米のご飯をお供え して、ひと時ではありますがトイレの神様を祀りました。
新しいお便所は、腰壁が利休好みの艶消しの黒、床は 衛生と掃除を考慮し、便器の色に合せた白いタイル調 のクッションフロアを貼りました。胸より上の壁は今まで どおりのモルタル白壁です。小窓の下には白木の棚を 拵えて、花などを飾れるようにしてみました。今はまだ 少々アクリル塗料の匂いがしますが、月末の芋乃市場 の頃にはそれも薄まるでしょう。
どうぞ皆様、新装成った芋乃市場のおトイレにお越し いただき、存分に御用足しをなさってください。 皆様のご来場をお待ち申し上げます。
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修行時代に住まわせていただいた茨城県岩間町(現笠間市) の旧第一分校の改築が終了した旨のお手紙を頂きました。 陶器のことをはじめ、実に沢山のことを学ばせていただ いた場所ですから感無量でした。
頂いたパンフレットの写真を見ると 古い瓦はガルバリウム鋼板の屋根 に葺き替えられ、全体は黒く塗られ 利休好みになりました。トイレは 完全水洗化、中庭もきれいに植栽 され素晴らしい出来映えです。
古い建物もとても良い雰囲気でし たが、トイレは汲取りでハエの温床 でしたし、冬は隙間風が通って寒く、 ガラスも随分割れていてベニヤ貼り のところがありました。下水もよく 詰まって、皆でどぶ掃除をしたこと も今では良い思い出です。何より、我々が寄宿していた 頃は行政の予算も多くはなく、年度の切り替わるごとに 町議会では企業誘致と解体の議案が出たとも聞きます。 今では笠間市の体験学習館として予算も付き、地域の 拠点として有意義に機能しているようです。
私は町教育委員会から委嘱された 『管理人』という名目 で住まわせていただいていましたが、ろくな管理はでき ず、校庭の草取りは広すぎて手に負えず、町役場の方 に随分ご迷惑をかけたものです。しかしながら、こういう 施設を長く続けるにはどうすればよいものかと、地域の 有志の方や利用者の方と考えてはイベントの形でずいぶ ん働きかけも行い、及ばずながら一助になれたのでは ないかとも思います。分校を卒業して22年、新しくなった 施設は立派で、まぶしくさえ見えます。今の分校を支え ている皆々様の活動に先輩ヅラをして首を突っ込むのは 憚られることですが、何かの折にそっと覗きに行ってみ ようかと思います。そして何かのかたちでまた、主体的 に参加させていただければ、この上ない幸甚です。
改築を働きかけ、署名運動をされた実行委員会の皆様、 様様に関わられ、支援された皆々様、おつかれさまでした。
改装工事終了パンフ
22年前の冬の分校
芋乃市場トイレ改装工事は順調に進んでいます。とは 言え、業者に頼む予算がないので、私が全てやってお ります。苦手な水道工事に悪戦苦闘しつつも、今日 やっと床が貼りあがりました。一段落です。
こちら、旧式便器(和式)をはず したところです。昭和のタイルが 何とも良い感じで、思い出も多く ある憚りですが、和便器の段差 がいかんともし難く、全部解体し て床下地から作り直しました。
上水道の管を床に引き回し、下水 の配管を新しい洋式便器に合わせ て配管しなおし、床下地を組んで 床材を貼り上げたのがこちらです。 段差がなくなり、平らな床になり ました。
このあと壁を貼り、床と壁の防水仕上げを施し、トイレの 設置と上水配管をすると概ね完成です。施主件現場監督 の女房は予算も無いのに厳しい注文を出しますが、普段 の行いが悪い私は文句も言えず、はいはいとがんばって います。手間賃を貰えぬ代わりに、無事に新トイレが出来 上がったら、いの一番にゆっくりと 『うんも』 をさせて もらいましょう。それを励みにまた明日から頑張ります。
ナウなヤングも大喜びのトイレットに仕上げますよー 乞うご期待! ナハッナハッ ナハナハナハ
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ポルトガルレストラン 『ボア・ボッカ』 は今年も盛況の うちに終了しました。お越しくださった皆様、ありがとうご ざいました。便の悪い新井町まで足をお運びいただき、 一同心より御礼申し上げます。来年もぜひ、丹田さんの ご協力を仰いで、開催をしたいと考えております。
昨日は丹田さんを横浜の港にご案内 しました。何度も来ていただいている のに、中々機会に恵まれず横浜の 横浜らしいところは一度もご覧いた だいていませんでした。昨日は天気 も良くて、観光には良い気候でした。 実は私も随分と久しぶりに港へ行き ましたので、あちこち変わっていて とても新鮮でした。特にすっかりリニューアルしたマリン タワーは赤白の鉄塔からシルバーのタワーに様変わり していて、すげぇ洒落たスポットになっていて驚きました。
その足で、藤沢に昨年開店した中国料理店 『茶馬燕』 さんに伺い、皆でゆっくりと中華懐石を楽しみました。 実はこちらの奥様はポルトガル雑貨のオンラインショップ をしていらして、丹田さんとも知遇があり、3年前のボア ボッカに来てくださっていました。そうとは知らず、芋乃 市場のパティシエ・ヒサコタケトミが良さそなお店が藤沢 にあるわよと掘り当て、女将りえ子と食事に行って奇遇を 喜んだというご縁のあるお店です。ご主人の中村さんが 醸すお料理は化学調味料を極力使用しない、安心で端麗 な中華です。どれも美味しいお料理でしたが、食事に集中 したかったので写真は撮りませんでした。丹田さんは流石 に料理人だけあって全てのお料理を記録していました。 いずれ、丹田さんのサイトのコラムに登場するでしょう。
『ポルトガルレストラン ボア・ボッカ in 横浜』 サービスの至らぬところを反省しつつ、次回も頑張ります。
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丹田さんのコラム 『ボア・ボッカな日々』 直行
中国旬菜 『茶馬燕 ちゃーまーえん』
ポルトガルレストラン 『ボア・ボッカ』 in 横浜 は おかげさまでとても好評です。本日のランチの厨房に 潜入して写真を撮らせてもらいました。ほんの一部 ですがご紹介します。
前菜のお皿です。 手前から干し鱈のコロッケ、 いんげんのフリット、スモー クチキン、小鉢色々という お献立。わりとあっさりと していてワインに合います。
こちらデザートのパン・デ・ロー、 本日は中が半熟タイプです。 粉砂糖を綺麗にふりかけて お出しします。この他に3種 類のデザートがあり、お好み で選んでいただきます。
本日のディナーのメインディッシュはローストポークと トマトのリゾット、どちらも昨日試食させていただきまし たが、とても美味でした。昨日は写真を撮る時間がとれず この絵はありません。本日のディナーで撮影させてもら うつもりです。さて、只今午後の4時半すぎ、私も洗い物 のお手伝いにいかねばなりません。あわただしいようです が、本日はサクサクっとお料理のご紹介まで。
前菜盛り合わせ
カステラの原型 パン・デ・ロー
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