インプレスさんの年賀状版画がやっとできあがりました。 やっぱり結局、締切りには間に合わず、編集部に泣き ついて3日ほど伸ばしてもらいました。 助かりました。
画像は14日の日報で下絵を披露した 『波に兎』 の完成版です。所々彫り しくじったところもありますが、まあ まあ良くできたんではないでしょうか。 染付風の色が入るとまたいいモンです。 波に兎の模様は火伏せ信仰の象徴 であり、また因幡の白兎に因んだ吉祥 の模様であるそうです。染付でも正面 の図柄は珍しく、そば猪口図鑑に載っていたものを 若林流にアレンジしてみました。今度は自作のそば 猪口にこの図柄で絵付けしてみましょう。
この版画が掲載される 『心に残る和の年賀状』 卯年版 は、10月に発売予定です。まだまだ先の話ではあります が、この間お正月だと思ったらもう6月もお仕舞いです。 梅雨が明けたら短い夏は駆け足で過ぎ、秋風が立ったと 思ったらすぐに押し詰まり、あっという間にまたお正月 です。年賀状のご用命はぜひともインプレスムックを ご利用願います。
波兎がどどーんと拡大
蒸し暑い日が続いています。 今日、吊り忍に風鈴を提げました。 風に短冊がなびいて、ちりちりり と良い音がします。近くで聞けば 少しうるさくも感じる音色ですが 遠くに聞こえる風鈴の音はとても 風情のあるものです。そしてやはり風鈴はガラスの 江戸風鈴にかぎりますな。ほどよく入れた切込みが 醸す、響きすぎない断続音は涼しさを運んできます。
これに金魚売りの声でも聞こえてくれば、湿った 気分も吹き飛ぶというもの、ところてんでも肴に 燗冷ましの酒でもクイッといきてぇところです。
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ベテラン揃いのイタリアチームが去り、監督と選手が調和を 保てなかったフランスチームもまた去る中で、日本チームが 大化けをした模様です。今朝の試合は素晴らしかった!
お家芸のセットプレーで堅実に得点 し、攻守をバランスよく織り交ぜて チームプレーで勝ちに行く姿勢は、 日本チームの明るい未来を展望す る手本です。監督はあいかわらず 茫洋としていますが、選手たちが 自主的にチームのムードを構築しているとても良い状態 だと思います。まして一戦一戦上り調子とくれば、行く ところまで行くしかありますまい。 ただし、古より曰く 『好事魔多し』 運が尽きるときというのはまた反動も 強いもの、気を引き締めて決勝トーナメントに望んで ほしいものです。
冷し中華の美味しい季節になりました。今日は丁抹戦の 勝利を祝ってデンマークのユニホームカラーである真赤 な完熟トマトを乗せて、バックリといただきました。
日本人は、新ボール 『ジャブラニ』 にいち早く適応したようですね。 それこそが最大の勝因でしょう。
いよいよ明日払暁日本対丁抹の試合が行われます。 この試合でどちらかの国がベスト16にくい込みます。 まさに運命の一戦、正念場です。
安い特集雑誌を買って きて、星取表をつけては 楽しんでいますが、Eグル ープがこれほど面白くな るとは以外でした。ひと つにはカメルーンの不調 があるとは思いますが、それ以上に日本チームは良い 試合をしていると思います。明日もラフプレーの無い、 知的な試合を見せて欲しいです。試合開始時間は早朝 ですが、朝型人間には午前3時半はいつもの起床時間が ちょいと1時間ほど早くなるだけで、苦も無い時間です。 明日はちょうど芋乃市場初日の 『そば打ち』 ですから、 少し早めに起きてラジオでも聞きながら打ちましょう。
引き分ける試合でいいと思います。勝ち急ぎ自滅せぬ ように、確実に1点はもぎとり、堅実に守りながら攻めを 続け、消耗しすぎない試合運びをできれば日本チーム は一皮剥けたと評価できるでしょう。そう、正に先の オランダチームのような試合をして欲しいです。
おそばを打ちながら精一杯応援させていただきます。
Eグループ星取表
畑の胡瓜がだんだんと大きくなって、かわいい実が付き 始めました。この瓜は元々は 『木瓜』 とか 『黄瓜』 と言われていたようで、今より熟れた状態で食べていた そうです。若く青い実を食べるようになったのは比較的 最近であるとか。
やわ物好きの私は胡瓜の熟れた 大きな奴がことのほか好きです。 さすがに皮が硬いので皮をむき、種 もろとも食べるとそれは胡瓜という よりは他の瓜のように感じます。これ を糠漬けにしたらさぞ美味しかろう なあと試しに皮をむいて漬けてみました。 どえりゃぁ 美味しかったです。最近ではわざと大きなものを買って きて漬けています。この畑の胡瓜もぶくぶくに大きくし て漬けましょう。
夏至が過ぎ、6月もあと一週間ほど。25日からは芋乃市場 も始まります。参加作家さんからは続々と作品が届き、夏 の雰囲気いっぱいの会場になっています。蒸し暑いさなか ではございますが、どうぞ皆様、横浜かまなりやへ足を お運びください。
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暑いさなか、来年の年賀状版画をせっせと彫っています。 一連の版画作業の中では、この彫る仕事が一等好きです。
画像は、江戸の火消しさんが振る 『う組』 の纏です。実はこの版画、 臙脂の一色でパリッと刷り上げよう と思って絵を描きましたが、彫り出 したら夢中になってしまい、バリバリ 彫り進んで多色の主版の彫り方をし てしまいました。一色の版ならまわりは彫る必要がない のですがそんなことはコロリと忘れて彫り上げたときに は我ながら良い仕事をしたもんだとまで思いました。 そうして悦に入りながら下絵と見比べてミスに気付き、 己の無能さに暗澹としました。まあ、色版を作って2色 で摺ればいいだけの話ではありますが、無駄な仕事を してしまったようで何となく気が滅入ります。
版画入稿の締め切りは25日。けっこうギリギリになって きてしまいました。 間に合うだろうか・・・気張らねば。
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来月初旬、家人と連れ立って京都 へ行くことになりました。女房はあち こちに用があるらしく、こまごまと旅程 を組んでいるようですが私の方はそれ ほど立て込んでおらず、運転手程の 役割ですので、久かたぶりの京都で のんびりしてこようと思います。ゆっくりとお寺巡りもいい ですが、京都滋賀の焼物をきちんと見てこようと思います。 京焼、楽焼、膳所焼等等、わりかた見ておらずこの機会に しかと勉強してきましょう。河井寛次郎氏や、近藤悠三氏 の記念館も見てきましょう。
一丁おのぼりついでに修学旅行の生徒さんに混じって お湯呑みの絵付けでもやってきますかー。
在りし日の河井寛次郎氏と棟方志功氏 古〜い本から抜粋させていただきました。
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