四辻藍美さんのアイヌ刺繍作品の搬入 が無事に終わりました。今回は野外の 展示もしますので、入念に場所を検討 リハーサル、半日かけて概ね決まりま した。お天気も回復し、春風にそよぐ タペストリーや着物がとても目に心地 よい展示になりそうです。本格展示は明日25日から、どうやら お天気も良くなり暖かくなるという予報。
どうぞ皆様、新緑の陶房かまなりやへ足をお運び願います。 ウグイスも良い声で鳴いてます。
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20日は暑いほどの陽気であったのに、 春土用に入った途端、冬に逆戻り。 寒暖の差には慣れたつもりでも股引 を脱いだり穿いたり忙しいことです。 昨日今日は冷たい雨が降って、折角 新葉の出揃ったモミジもしょんぼりと うなだれているようです。
それでも今日は今年はじめてツバメの姿を見ました。 冷たい雨にもひるまず、ついーっと風を切っていました。 割と高いところを飛んでいましたので、お天気も回復 することでしょう。
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遂にウチの前にもGoogleのストリート ビューがやってきました。ここらは 主要幹線じゃあねえからこねえべぇと 諦めていましたが正直、嬉しいです。 が・・・見た所だいぶ前の夏の早朝 らしく、来るなら来るで一声かけて くれればもう少しデカデカと看板を出すなり、幟を立てる なりしたのになあとも思います。まあ、いちいちそんな 前触れを出したりするわけはありませんな。
一見、覗き見的な後ろ暗さを感じないでもないこの機能 ですが、どこかへ行くときに確認するのにはとても良い 機能ですし、わかりづらい我が家の場合、商売の上から も大歓迎です。これからはインターネットをお使いの方は ストビューでご確認願います。 と、云いましょう。
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Googleマップ
2、3年前に植えた山椒の木にやっと 花が付きました。どうやらこの木は 雄木のようで、実は期待できません。 が、花を食べることができるので、 花山椒を楽しむことにしましょうか。 やはり実も食べたいですから、どこ からか雌木を手に入れてそばに植えてやりましょう。 数年後には花も実も楽しむことができるでしょう。
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映画 『劔岳 点の記』 を観ました。 とても良い映画でした。そこで、原作 を購入し読み始めました。新田次郎氏 の本は随分前に何冊か読んでいました が、久しぶりに読むその文体は精緻で 整い、知性に満ちていて高尚です。 物語は陸地測量官柴崎芳太郎が、越中 劔岳の登頂と、測量用の三角点埋設の 任を受け、前人未到の霊峰に挑むとい うもの。そこに日本山岳会が絡みつつ、地元の案内人 宇治長次郎と測量隊の奮闘が描かれます。
山岳会は未踏峰への初登頂に意義を見出し、西欧の 登山技術を駆使し山頂へ挑みます。かたや柴崎隊は 測量の任務を受け、登るだけでも険しい山に測量用 機材を携え、山頂に覘標(てんぴょう)やぐらを組み あげ、さらに標石を埋定するという心身ともに重い 荷物を負っての難事業です。物語はそういった人々 の心の動きを丁寧に描写して進行します。
私は登山にはまったく興味が湧きませんが、なぜ人が 山に憑かれ頂を目指すのかは解るような気がします。 街という人が安心して暮らせる場所から離れて山岳に 分け入り、単身若しくは少グループで難所を乗り越え て目的を達成することで堪えられない 『生』 の手応え を得るのではないでしょうか?そしてその挑戦の間中、 生身の自分を客観的に見つめなおし、自問自答を繰り 返すことで心身ともに頑健さを増し、強い生き物に 成長することを実感し、充実するのでしょう。
ともすれば、スポーツでも、文化的な趣味活動でも、 打ち込みすぎれば自虐行為にほかならないと思います が、人は死にそうにならないと、生きている喜びを味わ えないのかもしれません。マラソン然り、盆栽然り、 そして登山は、その真骨頂でしょう。山をやる人は 何となく哲学的です。それはきっと登山をしながら 本当に沢山のことを考えているからなのでしょう。
映画 『劔岳 点の記』 公式サイト
昨日の雪には驚きました。起きた時間 には雨になっていましたが、裏の畑は 白くなっていてびつくり!新吉田町の 生徒さんが朝掘りでタケノコを持って きて下さるというので、恐縮しつつも 楽しみにしていましたが、こりゃ無理 だんべぇと諦めていました。が、午後からお天気が回復、 約束通りたくさん掘って、持ってきてくださいました。 仕事を終えてから大鍋をしっぱりだし、早速アク抜きに かかりました。そして一晩経った今朝、味噌汁にしてい ただきました。 極上の美味でした。
春の晩雪が降った日に初物の筍を頂戴し、お燗で晩酌を しながらアク抜きをした旬の味は、美味しくもほろ苦く、 忘れがたいものになりました。
すっかりアクの抜けた今朝のタケノコ
糠漬けのことを調べていたら、ゆで卵 の糠漬けが美味しいという記事がけっ こうありました。どれどれと試しに 漬けて食べてみました。サイト上でも 賛否が分かれていたこの漬物ですが、 私は美味しいと思いました。画像は 右が漬物、左は漬けてない物です。視覚的には艶がなくなる だけですが、触ると漬けた物はうんと硬くなっています。 やはり水分がとられるのでしょう。お味はというと、一口で 言えば 『味付けゆで卵』 です。が、漬物特有の酸味があり、 これが賛否分かれる所以でしょう。動物性のものは酸味が 腐敗のイメージと直結していますから、苦手な人はそこで もう悪い感触を持ってしまうのではないでしょうか?
このほかにも、魚や肉の糠漬けというのも気になります。 しかし、今一番漬けてみたいのが 『トマト』 と 『アボカド』 どちらも硬めのものを漬けると実に美味いのだそうです。 これはゆで卵より想像が付きますので、いずれ漬けて みましょう。天候のおかげで、今一番の旬素材春キャベツが 高くて買えません。キャベツの糠漬けがまた美味しいん ですけどねえ・・・お天道様には逆らえませんねぇ。
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