ついに、横浜新井町にも初霜が降り
　ました。今朝はずいぶん冷えたので
　勇んで外に出てみるとうっすらとで
　はありますが畑の土が白く凍ってい
　ました。やっと冬らしくなってきました、
　これで心置きなくサトイモが掘れます。
そんな中でもにんにくは元気にぐいぐい伸びています。強い
もんですねえ・・・あれだけの滋養を蓄えるには厳しい環境を
生き抜くことが必要なんでしょうか、頭が下がります。

人間は便利な道具を持って、どんどん貧弱になっていくよう
ですが、せめて食べるものだけはきちんとしたものをいただ
きたいですねえ。良い素材をきちんと調理してよく噛んで、
隅々まで栄養にして、冬本番を乗り切りたいものです。

新横浜駅に行く用事ができ、新しくなった駅をしげしげと
眺め、土産に崎陽軒でシウマイ（30個入）を買ってきました。

　やはり横浜人は崎陽軒のシウマイが
　好きです。肉ばかりでなく魚介の味を
　加味した食べやすいシウマイは、昭和
　の生まれですが最早ハマっ子のソウル
　フードと言って良いでしょう。そして何と
　いっても売り子さん（シウマイ娘という）
の赤いチャイナ服が購買意欲をそそります。ちょいと前まで
は横浜の若者の初恋はシウマイ娘と相場が決まっていたモン
ですが、昨今は少々トウの立った方もお出でで、御世辞にも
娘たぁ言い難い方もいらっしゃいますな。

さ、今日は女房が忘年会とやらで出かけてしまいました
ので、ひとり寂しくこのシウマイをつまみに晩酌です。
何か泣ける映画でも見たいところですなあ。

猫は狭いところが好きなようで、小さな箱に一匹が入っている
ところに無理フリ入り込んで二匹窮屈そうに入っているさまは
人間から見るといかにも苦しそうですが、当の猫たちはそれほ
どでも無いらしく気持ちよさそうに寝ているのが滑稽です。

　この二匹は親子で、左側が先日にんにく
　畑をトイレにした件で起訴猶予となった
　『丸尾にゃーこ』　です。右側はその子で
　『赤尾あかお』　といいます。あかおは鼻
　が悪くいつも洟を垂らしていますが、オス
　だけあっていざ喧嘩ともなればそこそこ
勇猛さを見せ、いつもは昼行灯のようなトロ〜いやつですが
中村主水を思わせるような中々のツワモノです。これの姉の
『長尾りそな』　は、見た目は虎縞で長い尾っぽをピンと立てて
鼻っ柱の強そうなメスですが非常な臆病者で、喧嘩では常に
逃げ回り、いつだかは糞をもらしながら木によじ昇って逃げ
ていました。人も猫も見かけによらないものなのでしょう。

ひところ　『ねこ鍋』　なるものが巷を賑わしていましたが、どこ
いっちゃいましたかねえ。寒くなると鍋物が美味しくなりますが
猫の鍋はちょっと想像が及びませんねぇ。明日は寒気が入っ
て寒くなる予想、いよいよ霜が降りるでしょうか。

オンラインショップ　『Voyage』　さんのショップブログで先日の
芋乃市場　『暮らしの道具展』　の模様をご紹介いただきました。
最近自分のサイトでは告知だけで会場の様子はほとんどアップ
していません。いかんなぁとは思うのですが忙しさにかまけて
サボっております。

　須知さんのご紹介で遠路横浜へ訪ねて
　下さった店主の増谷さんは実におだや
　かな雰囲気の女性で、あの　『野麦』　の
　お蕎麦を食べて育ったという器量人。
　ショップは今のところオンラインのみと
　いうことですが、行く行くは店舗をという
展望でいられるそうです。品数はまだ少なめですが、オーナーの
増谷さん自ら足を運んで集めた品々は、きちんと作家さんと心が
通じているようにお見受けしました。聞けばご主人様は画家であり、
且つフレンチの料理人であるとか、いずれ芋乃市場でフレンチの
会ができればという勝手な申し出にもご理解をいただき、お会い
する機会があればいいなあと更なるご縁を熱望しています。

こつこつと色々なご縁が紡がれていくことは、芋乃市場を開いた
何よりの成果です。ギャラリーショップとは言いながら、どこか
垢抜けない店ですが、色々な方との出会いから楽しい輪が広がり、
ご参加いただくことでそのつど雰囲気が変わることもまた楽しみ
の一つ。加えて今回のご紹介のようにインターネット上のコミュニ
ティーを介して広がりは幾重にも織り成されていくように思います。
かまなりやのサイトもサボってばかりはいられませんなぁ。

Voyageさんのご繁盛を心よりお祈り申し上げます。

オンライン雑貨店　ヴォヤージュ　www.voyage303.info