庭のモミジの木にイラガの幼虫が数匹とまっていて、
こりゃあ刺されたら危ねえなぁと思いながらもあまりに
色がきれいだったので写真を撮りました。
 良く調べてみると20種もいるイラガの
仲間のうちのヒロヘリアオイラガという
奴のようです。頭部のオレンジ色の棘
が特徴です。見るからにトゲトゲして危
なそうな虫ですが印象どおり刺激的な
毒を棘から出す危ない野郎です。父方
のお婆はこの虫を 『あまんじゃく』 と呼んでいました。富山
では 『しなんたろう』 というそうで、中々相応しい四股名です。
更に調べるとこれはもう終齢の幼虫らしく、繭を作る一歩手前
のようです。時として大量発生するそうですがそれほどでも
ないので気をつけつつ観察しようと思います。しかし自然界
の造形というのは質実剛健でありながら、実に奇天烈な色合
いとデザインを世に現出するものですなあ・・・勉強になります。
加藤和彦さんの自裁の報には驚きました。
小学生の頃友達の家で、その友達のお父さんのレコード
を子供だけでこっそり聞くのが好きでした。よく聞いていた
のが♪おらは死んじまっただー♪の曲でした。意味もよくわ
からないくせに『天国良いとこいちどはおいでー酒は旨いし
姉ちゃんはきれいだー♪はぁ〜はぁ〜』と大合唱し、訳も無く
可笑しくてみんなで腹を抱えてゲタゲタ笑いました。
 高校生になって電気ベースをかじった
ときに初めて練習したのが、サディス
ティック・ミカ・バンドの 『タイムマシン
にお願い』 でした。楽譜なんて読め
なくて、LPレコードからカセットテープに
録音したものを何回も聞いて音を拾い
ながら覚えたもんです。そのLPレコードこそは名盤 『黒船』
でした。今でこそJ−POPなんてぇジャンルが確立されて、
日本の音楽も地に足が付いた感がありますが、その頃は
十把一絡げに歌謡曲なんて言葉で括られていた中で異彩を
放っていたそのレコードのジャケットに写っているカブいた人
を漠然と、この人が仕掛け人かあと眺めていたものです。
その黒船の中に 『四季頌歌』 という曲があって、アルバム
の中で唯一フォークル時代を彷彿させる叙情的なスローナン
バーですが、今でも大好きな楽曲です。
小学生の頃は天国は良いトコで酒はウマいし姉チャンは綺麗
なんだと信じていましたが、人生も半ばまで来るとそういった
ことは生きる方便で、天国も地獄も現世にあると気付きます。
生きようで天国にも地獄にもなるこの世を正しく生きるのは
難儀なことですが、生きていればこそ旨い物も食べられるし、
旨い酒も飲むことができるというもの。悔いても悔いても亡く
なった方は戻ってきませんから、きれいな思い出にしてとど
めるのが何よりの供養でしょう。
故人を偲んで、四季頌歌のコードを拾ってみましょうか。
YouTube 四季頌歌 http://www.youtube.com/watch?v=21F1WuaKYYw
 食べてみました。佐渡産コシヒカリ新米。
文句無く美味でした。炊き立ては勿論、
佐渡米の秀でたところは冷やご飯の味
にあります。今日はお弁当持ちでの外
教室でしたので、お握りにして持って
いきましたが、思わず唸る美味しさでし
た。朝食べた炊き立てもそれはそえは馥郁とした食味でした
が、この冷やご飯はたまりません。お弁当好きには尚更です。
さて、お値段ですが昨年同様精米したもので、5kg 3,000円
10�� 6,000円で頒布いたします。（玄米での販売も致します。）
魚沼産コシヒカリが概ね�埣渦�800円位で流通していますので
割安だと思います。通販でもたいぶ知名度の上がりつつある
佐渡米ですが、まだまだ知る人ぞ知る美食材といった印象の
『佐渡産コシヒカリ』 をこの機会にぜひ、お試し下さい。
 今年も佐渡から新物コシヒカリが届き
ました。今月の 『くいもの市場』 で
販売いたします。まだ試食していませ
んし、原価計算していませんので価格
は未定ですが概ね昨年と同じです。
佐渡米ファンの皆様お楽しみに。今年
は玄米で120�埃茲蟯鵑擦泙靴拭�昔で言うところの2俵です。
佐川急便のお兄さんは30�圓糧△�2つ（1俵）持って我が家
の坂を登ってきました!! 昔の人はこのぐらい軽ーく持った
といいますが、私は1箱持ち上げるのがやっとでした。
若いってステキ。
 体育の日も過ぎて、青い蜜柑などが
出まわるといよいよ秋も尻尾でしょう。
20日には秋土用に入ります。月末には
十三夜のお月様、後の月見が終われば
11月、冬になりますねぇ。燗酒をなめ
ながら鍋物なんぞつつきたい季節です。
 工房名を書いた木の看板が真っ黒に
なって見えなくなった為新しいものを
拵えました。前々から憧れていた行灯
です。昼間は白地の紙に墨がくつきりと
映え、宵からは明かりをともして提灯
のように浮かびあがります。中々良く
できました。しかし垂木を釘で打っただけの突貫造りである
上に紙製ですから、雨風に負けるという弱点があります。
今のところ晴れた日にだけ出していますが、なにかやはり
対策を講じなければと思います。防水の薬品を塗ろうか
とも思いますが何となく薬品に頼るのは釈然としません。
屋根を掛けるのが良かろうかと思います。
今月の芋乃市場には終日出そうと思っております。
お越しの際には是非ご照覧下さい。
2日間にわたって催しました丹田いづみさんのポルトガル料理
レストラン 『ボア・ボッカ』 in 横浜 無事に終了いたしました。
料理教室にご参加くださった皆様、カタプラーナ・ディナーに
お越しくださった皆様、ご来場誠にありがとうございました。
 画像は多々あるデザートの中の一つ
『パン・デ・ロー』 卵黄と卵白を別々に
泡立てて混ぜ、型で焼くケーキです。
カステラの原形であるそうです。焼き
たてはふわり、時間とともにしっとり
とおちつく焼き菓子です。
今年で2回目の開催になりましたポルトガル料理の会ですが、
毎回遠くからポルトガルファンのお客様にお越しいただき、
恐縮しきりです。皆さん『食』への興味、探究心はとても
旺盛且つ真摯で、飲食関係の方も多く、色々なご縁が
繋がっていくことに格別の喜びを感じます。お話を伺い、
我々もたくさんのことを学ばせていただきました。
来年もまた開催できますよう、またその節には
多くの方にお越し願えるよう頑張ろうと思います。
|