陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年07月20日(月)      どよう

 夏土用に入り、梅干しを早く干したく
 てうずうずしていますが、なかなか晴れ
 が続きません。週間予報では今週も芳し
 くない模様・・・ 今年は一回り大きな干し
 笊も新調し、準備は万端です。巷では
 やれ解散だ、皆既日食だと、それこそ
不穏な雲行きです・・・ 干すとなればやはりからりと晴れた日
にしたいですからねえ、もうしばらくは辛抱でしょうか。


     晴天を待ち笊洗う夏土用





2009年07月18日(土)      サンちゃん

 コウ 暑くなるとやはり麦茶ですな。
 常飲していた生協の麦茶が突如販売
 中止となり、恐慌をきたしつつもイン
 ターネットで探しこのサンちゃん麦茶
 に行きつきました。佐賀県産のこの
 麦茶はコクがあって中々の美味です。
佐賀といえば唐津焼に有田焼、焼き物の故郷のような県です。
そんな土地柄の特産品のお取り寄せは焼き物屋冥利に尽きる
というもの。 この夏はこの麦茶で乗り切りましょう。





2009年07月16日(木)      夏野菜

 畑をお持ちの生徒さんから野菜を
 どっさりといただきました。横浜港北
 の地物野菜です。私は擂粉木のように
 大きくなった胡瓜が好物です。中の種
 のプニョプニョのところが特に好きです。
 その話をすると皆一様に驚かれます。
やはり多くの方がこの胡瓜を持て余しているらしく、パリパリ
したものを良しとするようです。 美味しいのになあ。

今日も全国的に猛暑となりました。
どうぞ皆様、特に外仕事の皆々様、お体大切にお励み下さい。

謹んで暑中お見舞い申し上げます。





2009年07月15日(水)      ほそう

舗装ではありません。 『干そう』 です。

 梅雨明けした途端、スイッチを入れた
 ように太陽は輝き、からりと晴れた横浜
 は気温が30℃を超えました。土用の
 入りを待たずしてこの天気ではもう梅
 を干しても良いでしょう。しかし、迂闊
 に干すと日食にぶつかってしまいます
から、それが終わってからにしましょう。23日以降の晴れの
続きそうな日を見定めて、三日三晩きちんと干してやりましょう。

この日報のタイトルはわりと頻繁に平仮名で表記しています。
一つには読みやすさを考慮しているのですが、今日のように、い
かようにも解釈できるような題にして、講読意欲を掻きたてようと
いう筆者の姑息な狙いがあります。捻りすぎないようには心がけ
ていますが、変化球嫌いの方には不快であろうかとも思います。
然しながら、唯の直球勝負は詰まらないので今後も程々にヒネリ
を加えていこうと思います。

臍曲がりは性分です。 ご勘弁願います。





2009年07月14日(火)      遊 山

週末、友人と連れ立って軽井沢へ行ってきました。
只一泊の旅行でしたが、万座、草津とまわり、小観光を
楽しみました。夏の万座温泉は、スキーシーズンでも
ないので閑散としていましたが、温泉に来るお客さんが
いて、思ったより賑やかでした。我々も万座プリンス
ホテルで日帰り入浴と洒落込みました。

 硫黄のにおう温泉ホテルの外壁には
 イワツバメがびっしりと巣をかけ、飛び
 交う親鳥の声が如何にも夏山の風情。
 足元を見ればコマクサの小さな花が
 可憐に咲いていました。本物を見るの
 は初めだったので、大感動しました。

 万座から一路白根山を経由し草津へ
 抜け、噂の湯畑を見てきました。音に
 聞こえた草津の湯の中心 『湯畑』 は
 正に畑というに相応しく、まあ良くぞこ
 ういう場所ができたものだと感心しつ
 つ、写真を撮ってきました。

旅は好きですが、週末の観光地は俗っぽすぎて好きでは
ありません。でも、俗っぽさというのは即ち、人間っぽさ
ですので否定をするのは無理があります。そんなことを
考えながらお土産屋で 『孫の手』 を探す自分こそが
俗であることに苦笑しつつ、きちんと買って参りました。

今日、関東地方も梅雨明けが発表されました。とたんに
暑い暑い太陽が照り付けて一気に夏が訪れたようです。
これからほぼふた月、お彼岸までは辛抱の日々です。
しかし、夏の野菜が美味しくなります。トマトや胡瓜を
肴にビールをいただく楽しみもあります。各地で花火
も催されます。きついことに変わりはありませんが、
楽しむ方向で乗り切りたいものです。





2009年07月10日(金)      ハイブリッド

昨日、ちょっとした車の整備をしにトヨタネッツへ行き、
整備の待ち時間に噂の 『プリウス』 を試乗させてもらい
ました。音に聞くハイブリッドカーは正に未来の車でした。

 まずもって運転席からしてもうデザイン
 が違います。大仰な計器類はなく、液晶
 のモニターがエネルギー伝達系統を示し、
 速度と燃費が数値で表示されている以外
 無駄のない表示形式。そのわりににハン
 ドルにもナビモニターまわりにも様様な
ボタンが配置され、エンジンの始動からエアコン調節などなど
皆ボタン操作です。シフトノブも小さくシンプルで、軽く操作
するだけでガチャガチャ動かす必要もありません。実際に動い
てみるとモーターとエンジンの切り替わり時のストレスは皆無、
エアコンの音だけは響くものの、噂に違わぬ静粛性能でした。
21世紀の自動車はすごい進化をしているものです。いかんせん、
20世紀人間には何とも物足りない気がしました。まず、操縦して
いるという感覚が薄い、まるで全自動のカートを動かしている
ような感覚でした。言葉は不適切ですが、猿でも動かせます。
車内から見える景色も、こころなしか映像のように見えました。

これから車はどんどんこういう風に進化していくことでしょう。
カメラのピントや絞りを自分で合わせることがなくなったように。
そして、電気自動車も実用化されるでしょう。でも、何となく
寂しい気がします。クラッチを踏んでギアを入れ、アクセルと
連動するエンジンの感覚を足裏にビリビリ感じつつハンドルを
切り、窓から吹き込む風を受けながら五体五感を使って運転す
る感覚には変えがたい快さがありました。プリウスは確かに
素晴らしい自動車ですが、試乗後には無性にマニュアルの車に
乗りたくなりました。





2009年07月09日(木)      辣 韮

 先月仕込んだラッキョウの甘酢漬け
 が漬け上がり、食卓に上りました。
 今年も上出来です。らっきょうの語源
 は中国の 『辣韮』 の音で、辛辣
 な味のニラであるそうです。確かに
 臭気も辛味も強い野菜ですが、漬け
た物は辛辣というほどではありますまい。たぶんこの
形容は、生での食感を言い得ているのでないでしょうか。

せっせとラッキョウを食べて、夏バテに備えましょう。




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