陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年06月10日(水)      にうばい

 いよいよ関東も梅雨に入りました。
 これから一月半ほど、雨の多い季節に
 なります。私は心がジメジメした人間
 なのでわりとこの季節が嫌いではない
 のですが、女房は東北生まれのせいか
 梅雨時期は不調のようです。

毎年思うことですが、降るべき時に降って、照るべきときに照り、
米と野菜が豊作になって、豊かな実りの秋を迎えたいものです。
入梅、大いに結構。きちんと降っていただきましょう。





2009年06月07日(日)      浅間神社

昨夜は、西区の浅間神社の祭礼へ詣でてきました。
日中あれだけ降った雨も夜にはあがり、蒸し暑い宵でしたが
縁日には多くの人が繰り出しておりました。

 縁日を冷やかして神社の鳥居をくぐり、
 地元信仰も篤い験あらたかな本殿に
 お参りをして頂く御神酒は、年に1度の
 楽しみです。丘の上にある御社は小体
 ながら富士山本宮浅間大社と同じく、
 富士山を模った屋根組であるとか。
お神酒をいただきながら、今年も息災で家族友人揃ってお参り
できたことをしみじみと嬉しく思いました。やれ、百年に一度の
難儀だなどと景気の良し悪しばかり話題になる昨今ですが、
概ね元気に生きて笑ってられりゃぁ、それで充分です。

高台の境内からは、まーるい綺麗なお月さんが見えました。
地元町内で神輿を担いでいる友人に 「ああ、明日は晴れるねえ、
でも暑くなりそうだねえ」 と言うと、 「晴れたら死ぬなこりゃ」 と
ボソリと呟いて居りました。聞けば、炎天のお神輿、山車は相当
キツイそうです・・・  まあ、お祝いですし、 奉納ですし、気張る
ほかありますまい。 生きてますかー?こーつーぶちょー。





2009年06月05日(金)      ナムソム

ららぽーと横浜にあるKALDIというお店にタイの米麺センレック
が売っていました。早速買い求め食べてみました。先月29日の
日報でも記したとおり、タイの米麺は総称してクイッティオといい、
その中でも中細麺をセンレックと言います。

 30分ほど水で戻し、さっと茹でると出来
 上がり。フォーより茹で時間が短くて
 スピーディーです。スープはベトナムの
 もので代用しました。味はやはりお米
 の麺ですのでフォーと大差ありません。
 細い分食感が冷麦のようでした。今回
はタイ流の調味料 『プリックナムソム』 も作ってみました。
プリックは唐辛子、ナムソムは酢です。要は 『唐辛子酢』 ただ
きざんだ唐辛子を酢に漬けただけのものですが、これがスープ
ととても相性が良く、ぐっと味わいが深くなります。タイ料理では
これと、ナンプラ、砂糖、粉唐辛子が四つワンセットになって
食卓に置いてあり、好みで自由に加味して食べるようです。

日本でも、ラーメンに酢やラー油を入れるようにタイでも食べる
側が味を付け加えることが当たり前のようで、やはり中国から
伝わったであろう麺文化の同じような発達ぶりに感慨深いもの
を感じます。実は私はナンプラがあまり得意ではないのですが、
いずれこれも克服して、ナムソムとナンプラとで、2倍楽しんで
みたいと思っております。





2009年06月04日(木)      ペコ玉

昨年秋に蒔いたタマネギを掘りました。一応、玉にはなり
ましたが、どれも小さかったです。肥料が足りなかったのか
日当たりが悪かったのか、植え方が混みすぎたのか、でも
まあ、小さいなら小さいなりに食べることはできます。

 青果業界には 『ペコロス』 というミニ
 タマネギがあります。これは極端に密集
 栽培をして意図的に小さな玉を作るとい
 うもの、シチューや天ぷらの種に重宝だ
 そうです。図らずも我が家のタマネギは
 このペコロスになってしまいましたが、
何ぶんタマネギ栽培は初めてのこと、小さくとも収穫があった
ことを素直に喜んで、今日はこの新タマネギを美味しく調理
して頂くことにしましょう。一緒に ニンニク も掘りましたが、
こちらはまずまずのデキでした。株が少ないので収穫も20個
ほどですが、何せ貴重な国産物、これも大事に食べましょう。

タマネギ、ニンニクを掘って一気に畑が空きました。暦の上
では明日は 『芒種』 種を蒔くのに良い時期とされています。
昨年に引き続き、『津久井在来大豆』 でも蒔きましょうか。





2009年06月03日(水)      メンテナンス

長年使っている窯の扉の断熱材が消耗し、一部断裂していた
ところをキチンと交換修理しました。

 かれこれ20年、補修を繰り返しながら使っ
 てきた窯ですが、大きな事故も無く、今
 までいくつもの作品を焼いてきました。
 古くなってバーナーが妙に安定しない日
 もありますが、まだまだがんばってくれ
 そうです。これがないとウチは商売にな
りませんので、文字通り何より大事な 『商売道具』 です。

大きな窯ではなく、登り窯のような大仰な焚き方もしませんが、
小回りの利く便利な相棒です。営繕を終えて明日は酸化の作品
をひと窯焚きます。扉部分は焼くことで伸び縮みがありますし、
往々にして修理後は微調整が必要になりますのでその辺を見誤
らずに注意して焚くことにしましょう。

いやー、 久しぶりに焼物屋らしい記事を書いたなあ。





2009年06月02日(火)      休 息

忙しかった5月が明けて、今週の頭は骨休めをしています。
今日は良いお天気で、あまつさえ横浜は 『開港記念日』です。
市立の学校はみんな休校。自宅前の通学路も今日は静かです。

 横浜市でも遅ればせながら定額給付金が
 支給され始めました。発表された当時は
 何という節操の無いバラマキかと、意地
 でも貰うまいと息巻いていたものの、いざ
 纏まったゲンナマを目の前にすると弱い
 もので、しっかり握り締めてしまいます。
己の弱さと浅ましさに情けねえなぁと思いながらも、火の車の
家計には有り難い臨時収入です。せめて経済効果を上げるべく
地元でスカッと使いましょう。

セッコクの花がきれいに開いて良い香りをさせています。





2009年06月01日(月)      時 鳥

今朝、ホトトギスの声を聞いて目覚めました。6月最初の日に
時鳥の声を聞くというのも乙なもので、頗る良い気分の朝でした。

 ホトトギスは自分で子育てをせず、鶯や
 黒鶫の巣に託卵(たくらん)をする習性
 があります。生きる知恵とはいえ随分と
 ものぐさな話で、またそれを自分の子供
 と思ってせっせと育てるウグイスやクロ
 ツグミもこれまた人(鳥?)が良いと言う
か情が厚いというか、自然界の不思議を感じずには居れません。

さて、詰まらないことではありますが、只今サーバー移転の関係
で昨年11月以前の日報の画像が表示されなくなっています。順次
復旧をしていくつもりですが少々手間がかかるので閑が出来次第
こつこつ作業をして参ります。たまさか過去ログをご覧下る奇特
な読者様にはご不便をおかけしますが、ご勘弁を願います。

テッペンカケタカー

ほととぎすの鳴き声
http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-hoto.html




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