陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年01月25日(日)      うみゃーでかんわ

昨日、倅が出先で何を思ったか土産を買ってきてくれました。
それが昨日の日報で揚げた 『オリエンタルマースハヤシ』 です。
今日のお昼にハヤシライスにしていただきました。いやぁ〜、
懐かしい味でした。 実に、美味かったです。

 こずッぱい味のルーはオリエンタル社の
 オリジナルチャツネ 『マース』 の為せる技。
 マースとはマンゴー、りんご、ぶどう、香辛料
 の英語の頭文字からとった独自のネーミングで、
 箱の裏書に朱色の反転文字でコウと書いてあり
 ます。【まろやかさの秘密はマースチャツネ】
ハヤシライスの発祥には諸説あって判然としないところですが、
丸善の創業者、早矢仕氏の考案であるという説が有力のようです。

辛いカレーが苦手な私は以前からハヤシライスの方が好きですが、
ともすると肉が多く入ってデミグラスのような味になっているもの
が多く、ややもするとこってりしすぎているものがあり、洋食屋で
頼むときにはギャンブル覚悟で注文します。そこへいくとオリエン
タルのものは野菜が中心で比較的あっさりしている上に程よい酸味
があって好ましい味です。さらに、ガキの時分に食べた懐かしさも
あいまってCMの名古屋弁を思い浮かべながら、うみゃーでかんわ!
などと言いながら今日はパクパクと一皿を平らげました。

さて、今日から陶房かまなりやでは本年最初の 『芋乃市場』 を
開催中です。教室に参加している受講者作品が賑々しく並んで
おります。力作ぞろいです。どうぞ足をお運び願います。

うみゃーもんもそろっとるで、きてちょーでゃー。





2009年01月24日(土)      オリエンタル

 肉や、やせゃーがいっぴゃーひゃーっとるでよー。

 みんな うっはうっは うっはうっは よろこぶよ。


 ハヤシもあるでよー。

オリエンタルCM集 http://www.oriental-curry.co.jp/more/cm.html





2009年01月23日(金)      にっぽー

この 『陶房日報』 は、2004年の3月につけはじめました。
かれこれ、5年が経ちます。我乍ら良く続いているものだと
思います。開設当初にお借りしていた日記サイトがぽしゃっ
た為、現在は2006年の日報からしか公開されていませんが、
自分でもよく過去の日記を読んで、その年にあったことや
考えていたことを反芻しています。

 思うに、私のこの陶房日報は、実に、
 露悪的で、独善的で、外罰的な記述が
 多いと思います。しかしながら自分で
 読んでも吹き出すほどおもしろいもの
 もあって、ワリと楽しく読んでいます。
 さみしい少年時代をすごし(実は勝手
に被害を妄想してひがんでいるのですが・・・)拗ねた性格の
まま中年と化した所為で自己愛が強く、自己中心的で多弁な
側面がそのままこの文章に結実していることは明らかです。
それでも熱心な読者(あなたのことですよー。)の方から、読ん
でますよなどと仰っていただくとそれはそれは嬉しいくせに、
「えー、あんなの読んでるんですかあ?」 なんて素直に喜ん
でみせられない自分を、仕様がねえなあと思いつつ、心の中
ではありがたくて、素直な気持ちで手を合わせているのです。

この日報は飽きて閉じるか、寿命でお陀仏するまで続けて
いこうと思っています。きっとこの先も下らない纏まりのつか
ないことを書き続けていくとは存じますが、一応は読み物と
して最低の節度はわきまえていくつもりです。いずれ、傑作選
などと称して出版物にまとめるつもりですので、その際には
どうぞお買い求め願います。初版にはもれなく直筆サインを
墨書し、プリクラも付けちゃいましょう。

どうかそれまで、お気を長くご愛読願います。    頓首





2009年01月22日(木)      冬土用

1月も下旬に入り、今日の横浜は冷たい雨がしとしとと降る
寒〜い一日でした。雪にならないのですからそれでも寒気は
緩んでいるのでしょうけれど、いっそ雪の方が風情があって
いいかなとも思います。

 大相撲初場所も終盤にさしかかり、2人の
 横綱が頑張っているニュースは耳にして
 いますが、まったく興味は湧きません。
 ほぼ、絶交状態になってしまいました。
 まあ、力士の皆さん、怪我の無いように
 がんばってください。

冬の土用はじっくりと春に変わる準備期間、裏庭の土手には
福寿草の蕾も顔を出しています。もう暫くで立春です。春は
名のみと言いながら、こめつぶ一粒ずつ、近づいています。





2009年01月21日(水)      おつかれさま

今日は朝から米国の新大統領のニュースで持ちきりです。

 新しい大統領がもてはやされる中、前任
 の方は奥様と飛行機でひっそりと故郷へ
 帰られたとか・・・思えば前任者はやるこ
 となすこと裏目に出ていたような印象が
 あります。酷いテロに見舞われ、威信を
 賭けて始めた戦争も思うように運ばず、
仕舞には大儀を見失い、国内からも批判を受け、最後は靴まで
投げつけられて、何だか不憫な幕引きであったように思います。
でも、彼は彼なりに職務を全うしたのですから、米国民ならず
とも心を込めてこう申し上げたいです。おつかれさまでした。
今後は故郷でゆっくりと静養していただきたいです。

ヘイ、君は良くがんばったよ。 いかしてたぜ!ジョージ。





2009年01月20日(火)      DT-1

ギターなどいじるようになって、その昔オカリナを作っていた頃に
使っていたチューナー(調律機)をひっぱりだして又使っています。
何しろ20年近くも前に買った代物ですから骨董品です。捨てなかっ
たのが不思議なくらい使い倒して土まみれになっていたものですが
電池を入れてみたら所々LEDがつかないところはあるものの機能と
しては充分で、こりゃあ儲けたワイと調律に重宝しています。

 この機械はチューナーでは老舗のメーカー
 KORGが1985年に発売したDT-1という
 機種です。当時LEDを使った商品は珍し
 く、デザインも斬新でカセットテープと
 同じサイズというのが実にコンパクトで
 格好良く見えたものです。今となっては
カセットテープも過去の遺物となり、LEDなどは多色になり、更に
液晶画面が主流となってギターチューナーに関して言えばクリップ式
の歩数計ほどの大きさにまで進化しているのですから、このDT-1など
は、すでに旧弊になってしまったと言わざるを得ません。

携帯電話でも、パソコンでも、家電品でも、またたく間に進化して、
ほんの5年も使えばあっという間に古いものになってしまうこの時代の
技術の進歩を喜ばしくまた誇らしく思う反面、これじゃあ物を大事に
する心など育む間もありゃぁせんわい、などと悲観も同時に感じます。
じゃあってんでブラウン管の時代に戻れるものでなし、後ろを向いて
もいられません。幸い我が家は薪の暮らしと電化の暮らしが混交し
ていますので、まずまず均衡がとれているとは思いますが、これか
らさらに時代が進めば、どんなことになるのやら、楽しみでもあり、
心配でもあり、といった心境です。ま、そうこうしているうちに
寿命がきて、おさらばってなことになるのでしょう。案ずるより
なんとやら、ですかな。





2009年01月18日(日)      寒 中

 冬鳥のツグミが水浴びをしていました。
 冬の陽だまりは人間には寒い陽気ですが
 鳥には行水日和なのでしょうか?暖かな
 部屋の中から眺める鳥の姿はのどやかで
 すが、野生はそんなにぬるいものでなく、
 常に死と隣り合わせなのでしょう。

禁鳥であるツグミは捕獲して食用にすることはできませんが、
美味いらしいです。野鳥ファンとしては禁鳥を食べるなど言語
道断と心得ますが、機会があれば口にしてみたいなと少しだけ
思ってしまいます。聞けば輸入品であれば食用も可能だとか・・・
ま、過去の乱獲を鑑みれば保護されてしかるべきですので口に
しようなどとは考えぬほうが身のためでしょう。

せめてひょうげたツグミの姿を眺めて心の糧としましょうか。




 < 過 去  目 次  未 来 >


陶 房 日 報