陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年07月19日(土)      夏休み

 いよいよ真夏に突入しましたねえ。
 子供たちも、福田首相も 『夏休み』 に
 入りました。自由業の身分には、ボーナス
 も無ければ夏休みもありません。ただ
 粛々と働くのみです。蟻のごとく、この
 夏をがんばるのみであります。キビシィー。





2008年07月17日(木)      麦 茶

暑い一日でした。が、夏は暑くて当たり前。
暑い夏にはやっぱり麦茶ですなあ。自慢じゃぁありませんが
ウチの麦茶は美味いです。特に高級な麦を使うわけではあり
ませんが、粒状の炒り麦を使って手間をかけて作るのが秘訣
といえば秘訣です。
 使っている麦は神奈川生協ブランドの
 300g 98円 というどこにでもあるごく
 普通のもの。この麦を水1ℓ当り30g〜35g
 水から入れます。中火で火にかけ、沸騰
 したら軽くかき混ぜて火から降ろします。
 そのまま30分置いてじっくり抽出し、豆は
漉さずにヤカンごと冷します。さめたところで麦を漉し、麦茶
用のポットに移して冷蔵庫に入れます。特段複雑なことはして
いないものの、時間はかけて作ります。かれこれ1時間強
かかっていますので、じれったい作り方ではあります。

コンビニに行けば良く冷えた清涼飲料水がたくさん売られて
いますし、アイスもかき氷もよりどりです。でも、夏の麦茶は
別格でしょう。忙しい毎日ですが、たまのお休みには粒の麦
からのんびり麦茶を拵えて、西瓜でもかじりながら涼むの
もいいもんです。 いっそ、贅沢かもしれませんネエ。





2008年07月16日(水)      大 豆

テレビ神奈川に勤める友人が番組の関係で大豆をたくさん
手に入れてきました。神奈川の地場品種 『津久井在来』 と
いう希少な豆です。蒔かせてくれろと言うので、はいどうぞ
と畑の一角を提供しました。

 豆を蒔いたのは10日の木曜日ですから、
 ちょうど一週間が経ちました。すっかり
 出揃い、本葉も出てきています。中々に
 強そうな品種で、さすが在来種といった
 生育ぶりです。鳩に喰われぬようにネット
 をかけてありますが、もう少し大きくなっ
たらはずしてもよいでしょう。在来品種だけあって種は大きく、
きっとうまく育てば大きなサヤがたくさん生って、豆がそこそこ
採れるでしょう。蒔き時の遅い品種らしく、収穫も10月頃になる
らしいですが青豆のうちに枝豆として楽しむこともできそうです。

食料自給率が減少している日本の現状を鑑みれば、こういった
在来品種の絶滅は時間の問題かとも思いますが、おめおめと絶や
してしまうのはつまりません。細々でも種を蒔き継いで、できる
ことなら増やしていきたいものですねえ。今回は友達の畑ですが
来年は種を分けてもらって自分でも育ててみようかと思います。





2008年07月15日(火)      沖マン

 美らフルーツ、マンゴーをいただきました。
 沖縄マンゴー約して沖マン、ナハ、ナハ・・・
 マンゴーと聞くと天才バカボンの目玉の
 お巡りさんを思い出しますねえ、お巡り
 さんの好物ですよねえ。 「本官の好きな
 ものはパパイヤとマンゴーであります。」
名台詞ですねえ。私は南国のフルーツには全く興味があり
ませんので、ことさらに喜ぶ女房子を見て、へえ、そんなに
ありがたいものかねえと冷めております。でも、遠い南国の
甘やかな果実の香りには、異国情緒を感じますねえ。

7月のお盆も送りです。夕立が欲しいところです。





2008年07月14日(月)      奥湯元あじさいホテル

テレビをやめて、新聞もやめて、時間にずいぶんゆとりができ
ました。それだけ彼のメディアに依存し、それを読み解くのに
時間を要していたのかと思うと、無駄だったなあと今さら乍ら
思います。おかげで、たまさかぽかりと空いた時間に手持ちが
無沙汰し、本を読んでいます。幸い、一時貪るように集めた
時代小説が書棚に唸っていますので、順番に再読を楽しんで
いこうと思います。

 まず手始めに軽いものからいこうと手に
 取ったのは、浅田次郎氏の抱腹極道小説
 『プリズンホテル』 全4巻。時代小説では
 なく、キワモノ的娯楽任侠ものです。武闘派
 任侠団体木戸組の経営する温泉ホテル
 『奥湯元あじさいホテル』 に逗留する客
はワケアリの人ばかり、しかしながらこのホテルの従業員は輪を
掛けてワケアリの人ばかり、その面々がどったんばったんと一つ
屋根の下で事件を巻き起こします。しかしそこは任侠団体が経営
する宿ですから、人情たっぷりの荒っぽい、その筋らしい機知で
治めていきます。久しぶりに浅田節のテンポのよい文章に掴まれ
てブリブリと読み進み、げはげは笑っています、いやあ面白い。
未読の方はぜひとも一読をお勧めします。下品なキャラクターが
多々出てくるのにもかかわらず、そこはそれ直木賞作家の初期作、
巧みな文章と狂言回しで所々でほろりとしますし、読後の爽快感
は折り紙つきです。

この本で少々離れていた活字に目が慣れたら、重厚な時代小説を
読み下していこうと思います。暑い夏が過ぎれば読書の秋です。
秋に向けて活字に邂逅をしていこうと思います。





2008年07月13日(日)      あさやけ

おはようございます。そろそろ朝6時になります。
しちがつじゅうさんにち日曜日の朝はすがすがしい晴れに
なりました。昨日は晴れて暑かったですが、今日もまた
暑くなりそうですなあ・・・

 画像は今朝4:30の東の空です。
 朝焼けに染まった雲が浮かんでいました。
 まだ明けきらぬ空には蝙蝠が飛び交い、
 あちこちで鳥が鳴いていました。鶯の
 声に混じってクロツグミの綺麗な囀り
 が聞こえて、実にいい気分でした。
梅雨明けももう目の前ですねえ、四万六千日も過ぎ、夏土用
も近づいてきました。いよいよニッポンの夏が来ますねぇ。

さあ、今日も心素直に、おまんまを炊きますかー。





2008年07月11日(金)      しちりん

七輪を新調しました。
光熱費の節約に薪炭での炊事を始めて小一月、ご飯を炊いて
残った熾き火で炭を熾し、お湯を沸かします。夏場ですので、
麦茶もついでに作ります。長年重宝に使っていたボロ七輪が
ついに全壊し、無いと困るのでホームセンターへ走りました。

 暫くぶりに新品を買いましたが、お値段
 なんと980円。こんなに安いものだった
 かなあと思いつつ、造りはしっかりして
 いたので迷うことなく買いました。
 珪藻土を練り固めただけの古くさい茫洋
 とした、いっそ野暮ったいコンロですが
これが抜群の働きをします。もちろん上手に使う多少の骨が
ありますが、ちょいと慣れた人なら湯沸しからモチや魚の焼成
焼肉、焼き鳥、野菜焼、ご飯炊きさえできちゃいます。

何といってもこの安物コンロがとても長持ちをします。壊れて
しまった前の七輪などはいつ買ったかもう思い出すことさえで
きません。このコンロも随分使えると思います。たぶん3年は
楽勝でしょう。大事に使って5年は使おうと思います。
今日は初火入れですから、熾きたての強い火でまずお湯でも
沸かして、残ったやわらかい火で干物でも焼いて食べましょう。
ちょうど鮎の一夜干しがあるんですよねぇ、うめえぞー。




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