芋乃市場にポルトガルの食材を入れて 下さっているボアボッカの丹田いづみさん が9月にポルトガル料理の会を開いて下さ ることになりました。丹田さんは先ごろ ポルトガル料理の本を上梓されたばかり、 宣伝もかねて各地でお料理の会を開いて いらっしゃいます。京都が本拠の為、西での開催が多い中、 9月の末に関東へ出張のその足で横浜へもお出でいただける 運びとなりました。
ポルトガルの料理については全く予備知識が無い我々ですが、 丹田さんの本を拝見するかぎり、米と野菜と魚を使ったとても 馴染みやすいお料理です。芋乃市場で扱っているオリーブオイル や魚の缶詰はどれも口に合うものばかり、それらから推しても 日本の食材との相性は悪いはずはありません。
まだ細かい部分は調整中ですが、前菜、スープ、メインのお皿、 デザート、お茶というコース料理でのご提供を計画しています。 これまで芋乃市場では 『天ぷらの会』 と 『チーズの会』 を 企画してきましたが、第3弾といったところでしょう。9月も 下旬になれば涼やかな風も立つでしょう。お気に入りのワイン を傾けながら、ポルトガルのお料理でくつろぐなんて、さぞ いいでしょうねえ。詳しく決まりましたら、ご案内のページを 作ってアップいたします。 おたのしみに。
ポルトガル専門店 ボアボッカ http://www.boaboca.com/
丹田さんの本 家庭で作るポルトガル料理 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309281261
6月20日に定植したゴーヤーはしっか りと畑に根をおろしましたが、気温の せいか日照のせいかいまひとつ伸びが 芳しくありません。去年もだいぶ遅れ ましたが、今年も8月後半にならないと 生らないでしょうか。 ま、こういうものは陽気次第ですので辛抱強く世話しましょう。
最近は、誰も彼も万事断定を避ける傾向が強く、常に語尾の 上がる不安定な半疑問の喋り方をする人こそ減少してきたものの、 『これは良いねえ』 と言えばいいところを 『よくなーい?』 などと 他人に同意を求める形をとりながら連発することで強要するかの 様な会話を耳にするにつけて、嘆かわしい思いを強くします。
特にここのところ流行している傾向が あるのが 「ほんとですか?」 と相槌を 打つ人の多いことです。間違った使い方 ではないのですが、 『そうですか』 や、 『へえ、そうなんですか』 くらいで済む ところに信じられないといったニュアンス を強引にさしはさみつつも軽い感じで 『ほんとですか』 と使うので 会話をしていて不愉快になります。こちらはそれほど驚くべきことを 言ったつもりはないし、増して疑わしいことは言っていないのだから この相槌には閉口します。一昔前、 「うそー?!」 というのが流行り ましたがまだこれのほうが可愛げがあるように感じます。
若い人の言葉は乱れるのが当たり前、若輩の経験の少なさが手伝って 使い方がちぐはぐなのも愛嬌です。しかし、いい歳をした分別のある 成人は若者言葉におもねる必要はありますまい。若い連中についてい こうなどとしても逆に笑われるのが関の山、オヤジギャグ大いに結構。 経験の豊かな人間が軽はずみに 「ほんとですか」 などと連発すれ ば、信用を落とすことにもなりかねません。
言語の変化は時の趨勢です。変わってしかるべき、ですが、 良い方向へ、知的な方向へ進化するべきと心得ます。中高年の 皆さん、若い者は若いもの、自分の生きざまに自信を持ちましょう!
梅干用のザルを買いました。さすがに 時季だけあってホームセンターには沢山 並べてありました。色々な種類がありまし たが手頃な85cm直径のものを購入。1番 大きい1mのが欲しかったですが最初から 欲張るのは禁物、雀のお宿は小さな葛籠 をいただくのがよろしかろうとハチゴのサイズにしました。 梅雨が明けて晴れが続いたら三日三晩の土用干しです。 雨にあてないように、隣で添い寝しながら干し上げましょう。
さあさあ、こうとなったらぐずぐずしねえでパサッと明け ちまいねえなもたもたしてるってえと笊にカビが生えるよ ひとつきっぱりと決めておくんねえなコウ、お天道様え。
いやいや、今日も暑い一日でした。 扇風機を出しました。外来カタカナ英語 が幅を利かす昨今、扇風機なんて言葉は 響きからして嬉しいもんですな。旧弊な がらまだまだ通用しているそれらの言葉 は捨てたくないもんですねえ。下駄箱、 電話、魔法瓶、風鈴、自動車、電気釜、 ほうら身の回りにもまだまだあるじゃあ あーりませんか、いくら時代が降っても 『暑いから ファンまわそうや』 なんてえ気障なことはいいたかぁ ないですなあ。
横浜は良く晴れて暑い夏日になりました。 朝降った雷雨のおかげで非常に蒸し暑い 快適とは言いにくい陽気でしたが、来る 夏を暗示させるような青い青い空でした。 四国ではあけたとか、この分では関東も 梅雨明けが早いかもしれませんねぇ。
映画 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』 を観ました。 作り物とはわかっていても笑い、泣き、面白く見ました。 前編はあの時代へのアレルギーがあってあまり物語に入り 込めませんでしたが、続編は少々抗体ができたものか全編 感情移入して見ることができました。
まず、見る人を飽きさせない作り方が 巧みで、冒頭のゴジラシーンからがっちり 掴まれて夕日町に入り込んだ気がします。 登場人物一人ひとりの心情を上手にプロット し、絡めることで情感を出すあたり心憎い 演出で、ともすれば寅さんの焼き直しにな りそうなところを間合い良くエピソードを 転換することで見る側のストレスを軽減す ることに成功していると思います。何より見ていて安心でき るのは人が死なないこと。現代から見れば、不便でつましい 暮らしをしていますし、大なり小なり傷つきながら生きていた 時代です。が、殺人事件は起きないし、悪人もどこか愛嬌 のある描き方をしているようです。
あの時代をモチーフに、CGを駆使して描き出す幸せの形は、 表題の通り 『いつもどおりの日常』 です。それはあの時代 だけでなく、江戸の昔も今の時代にも共通するものだという メッセージがこの映画には込められているように思います。 願わくば、日本橋の上から沈む夕日を見てみたいですネエ。 石原さん、首都高をとっぱらっちゃって下さいな。
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