新ジャガイモが美味しい季節になりました。 ありがたいことに、あちこちからジャガイモをはじめ新玉ねぎ 新ニンニク、新キュウリなどの野菜を頂きます。採れたものだ からといって気さくに下さるので遠慮せず 『こりゃどうも』 と 図々しく手を出して貰っています。いや、兎にも角にも新物は 美味いです。その瑞々しさといい味の潔さといい、脱帽です。
我が家の畑の芋は里芋ですので収穫 には秋までまだまだ時間が必要です。 蒔きつけてからかれこれふた月、葉も しっかりとしてきました。湿った地面 から出たむっちりとした茎がいかにも たくましく、健康そうです。 この芋がいただけるのは初霜が降りる頃、概ね11月でしょう。 最近、月日の経つのがいかさま早く感じられますので、よつき 位はあっちゅう間でしょうけれど、待ち遠しいことというもの の先々は、随分遠くに感じるものですネエ。
ま、気長に、気長に。
夏至を1日過ぎて、今日は良い雨に なりました。アジサイの花も活き活き しているように見えます。やはり降る べき時に降って、照るべきときに照る のがよろしいようで、先々の米の作行 を鑑みれば、これで良いのでしょう。
只、東北の先の地震の被災地には恨めしい雨でありましょう・・・
お見舞い申し上げます。
ポットで大きくなったゴーヤーの苗を畑に 地植えしました。一安心です。これから 暑くなればずんずん伸びることでしょう。 来月の中頃には棚をきちんと組んでやら ねばならぬでしょう。瓜がなるのは概ね 二ヵ月後位でしょうか、なんにもせ楽し みなことです。まずはツルが良く伸びるよう、きちんと雨が 降ることを祈るばかりです。
日よけの枠の下端に生みつけられた卵 からカマキリの幼虫が湧いていました。 一つ一つは小さいながらも立派なカマ キリのなりをしてかまえる姿も一丁前 です。しかし大量に群れているとちと キビが悪いですな・・・ 夏至も近づいてきました。そろそろ梅雨空も戻ってくるで しょうか、空梅雨冷夏なんてのは嫌ですからネエ。
第66期将棋名人戦が終わりました。 第6局で羽生二冠が勝ち越し、名人位に返り咲きました。 全局を通して実に骨のある正統派の将棋で、見応えの ある内容でした。特に第三局の羽生二冠の脅威の粘り勝ち、 第五局の森内名人の堅い差し回し、そして昨日第六局の 羽生さんの鮮やかな手順、棋譜を並べて感じ入りました。
上記の三局はどれも 『相がかり』 と いわれる戦形です。先手も後手も飛車 を振らない居飛車(いびしゃ)の将棋は、 将棋の本道と言ってよく、見ていて気持ち のいいものです。特に昨日の将棋は先手 番の羽生二冠が序盤から堅実に駒を組み 森内名人の鉄板の受けを2筋から果敢に攻め、緩急のある 差し回しで堅陣に穴をうがち、同時に自陣を矢倉に固め 後手の攻めも手厚く受け、桂と角を巧みに使って相手玉 を寄せていくというお手本のような一局でした。 相撲で言えば相四つ両者土俵の中央でがっぷりってな按配 ですな。大山名人が活躍して以来、振り飛車も有力な戦法 として認知され、相振り飛車の将棋なども見ていてわくわく しますが、2筋と8筋で睨み合う相居飛車の将棋はやっぱり 将棋道の本義という気がします。
竜王戦に圧されて名人戦を軽んずるような発言をする輩も 見受けますが、今期の名人戦は実に重みのある対局だった と思います。お二方には、素晴らしい将棋を見せて頂き ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。 また何がしかのタイトル戦で、ぜひともお2人の がっぷりよつの将棋を見せてください。
昨夜、とても久しぶりにカラオケ屋に行ってきました。 友人の叔父さんご夫妻と近しい仲間でのこじんまりとした 宴で、気を使うことも無く楽しんできました。
いわゆるカラオケボックスではなく、 元スナックだった場所を居抜きで貸し 出すちょっと新しいタイプの宴会場。 1時間2000円でカラオケは歌い放題、 持込自由、流しも冷蔵庫も完備して おり簡単な調理もできるという気の ききようです。カラオケボックスの窮屈さは無く、スナックの 貸切といった状態なので実にゆったりしています。おにぎり やコロッケなどを持参して賑々しく大騒ぎしてきました。 いやあ、楽しかった。
ご一緒した友人の叔父御夫妻には十代の頃よりとてもお世話に なり、皆で呑みましょうなどといいながら中々実現できずにい ました。折りよく昨日機会を得て実現し、つかえがとれたよう に思います。こういうお付き合いって良いもんですネエ。
< 画像は『あずさ2号』を熱唱するT氏とO氏 >
今年のお正月にフォークギターを頂戴し、一丁やったろうと 練習を始めて半年、ギターを嗜むからには楽器の沿革を知らねば 尻の座りが良くありません。そこでやつぱり本を買いました。
『アコースティックギターオールカタログ』 という本です。体裁はカタログですが、 基礎知識や大まかな歴史の記述もある とてもわかりやすい本です。無学な私も フォークギターといえば、C.F.MARTINと GIBSONが双璧であることは知っていました。 が、世の中にはたくさんのメーカーがありまた、ハンドメイドの 個人工房もあるところなどは陶磁器の世界とよく似ています。 我が日の本にもモーリス、ヤマハを筆頭に数々のメーカーが あることにも驚きました。
でもやっぱりマーティンは飛びぬけていますな。私が頂いたモーリス W-40もやはり本歌はマ社のDシリーズ所謂ドレッドノート型です。 中でも最高峰のD-45ビンテージとなると軽く100万を超える価格です からたまげたものです。まあそれだけ職人の気合がこもった名器な のでしょう・・・
どうもまた肝心の演奏面とは違う側面に走ってしまっているよう ではありますが、細部まで知ることはげに気分の良いものです。
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