職業を尋ねられたら、自営業若しくは自由業と答えます。 まず 『陶芸家』 と答えることはありません。職種を尋ね られた場合、焼き物屋ですとお返事します。一般的には 陶芸家というのが通りがいいと思いますし、遠まわしな 表現はまどろっこしいとも思うのですが、自分の職業に 『芸』の字が付くことが僭越の上にも僭越で、恥ずかし くてしょうがないのです。
陶芸家という言葉を最初に使い始めたの は昭和の大作家、加藤唐九郎師だそう です。何かの書物でご本人がそう述べて おられた記事を読んだことがあります。 自信家で口も立つ氏らしい発言です。 唐九郎師ほどの腕達者が胸をはって 陶芸家と名乗るのは質実剛健で実に 格好いいと思います。いっそ潔くさえ 思うのですが、道半ば、未だ修行中の身でこの肩書きを 名乗るのはいくらあつかましい人間でも憚りがあります。 今でも言われますが、昔から通常陶磁器職人は 『陶工』 と呼ばれます。時代に即して職人の地位が上がり個人作家が 出現すると、陶工は 『焼き物師』 といわれるようになった そうです。更に時代が降って現れた肩書きが件の陶芸家です。
では、陶芸家を使わないのなら何と名乗るのがしっくり くるのでしょうか?古い言い回しは前向きではないので 色々と考えてはいますが、決めかねています。 今のところ 『作陶家』 というのが気に入っています。 耳馴染みがない言葉だと思いますが、庭師さんを作庭家 というのに似ていて、職人らしさがにおいます。
いずれ、恥じることなく陶芸家と名乗れるように なりたいものですが、まだまだ修行が必要でありましょう。
韓国の国宝 『南大門』 が焼失してしまいた。 600年の歴史を誇る文化財が火事で焼けてしまうとは、 しかも放火とは、いかにも勿体無い、・・・残念です。
焼け落ちる様子をニュース画面で 見ましたが、消火活動ももどかしく 何とも痛ましい映像でした。警備の 甘さや、消火設備の不備が今更なが らに悔やまれます。しかし、覆水盆 に帰らず・・・時がたてば、これも 歴史上のひとつの出来事になるのでしょう。
きっと、比叡山もあんな風に焼かれたのでしょう。 信長の安土城もあのように焼け落ちたのでしょう。 秀頼の大阪城も似たように燃やされたのでしょう。 江戸城もそうだったのでしょう・・・
韓国の皆様の落胆はいかばかりかと存じますが、 おきてしまった現実を直視して再建を果たして ほしいと思います。 がんばれコリア!
今朝は飛び切り冷えて、雨水をためて いるバケツにも厚い氷がはりました。 今年の冬は水道が凍るような日がな いなぁなどと話していた矢先、今朝は 給湯器の配管が凍って出ませんで した。この冷え込みは暫く続くそうで、 何やら冬に 『最後っ屁』 をお見舞いされたような気分です。
厚氷チヨコレイトにさも似たり
二月も半分過ぎようとしています。 いよいよ明日はバレンタインデーです。 義理だ友だ本命だと年々様子を変え ながら、この風習もすっかり日本に 定着した感があります。こういった 洋風のイベントにアレルギーのある 私は、「やれやれ阿呆なことよ」 とチョコレート商戦を眺め ては呆れておりますが乾坤一擲の愛の告白を真剣に考え ている方のことを嗤う気にはなりません。人を愛する 真心は普遍であると心得ます。
明日のその日を一日千秋の思いで迎える老若の皆々様の 想いが首尾良くお相手に命中しますようお祈り申し上げます。
将棋名人戦への挑戦権を争うA級順位戦がいよいよあと 一局を残すのみとなり、久しぶりに羽生善治二冠があと 一勝で挑戦権を獲得します。しかし、その対局の相手は 往年のライバル谷川浩司九段、手ごわい相手が残りました。
平成8年に7つのタイトルを独占した のもいささか過去となり、若い世代が 台頭しつつありますが現在のタイトル 保持者はほとんどが俗に言う羽生世代、 まだまだ将棋界のトップ棋士は70年代 生れががっちりと固めているといった 様相です。今期の名人戦は久しぶりに羽生二冠の気合いの 将棋を見てみたいものです。将棋の2大タイトル 『竜王』 『名人』 から遠ざかって久しい羽生二冠ですが、平成14年 から5期に渡って君臨する同期の森内名人はいよいよ安定を 見せ、貫禄すら纏っています。羽生マジックといわれる常識 破りの指しまわしに更に工夫を加え、老獪ともいえる新手を 見せて欲しいものです。
順位戦最終局は3月3日、 世間では 『ひな祭り』 ですが、将棋界は決戦です。
日本は、世界的にも高いレベルの海水淡水化技術を持って いるそうです。大きく分けて蒸留する方法と濾過する方法が あるそうですが、きちんと実用レベルのプラントが稼動して いるそうで、頼もしい技術です。
調べていて少し驚いたのが、原子力の 熱を利用する方法が早くから実用化さ れており、日本の原発が海に近い場所 に立地し原子炉の冷却水を海水に依存 しているところからその熱を利用した 淡水化が発達したとか。原発も見方に よってはエコロジカルですな。原子力潜水艦の中では原子 炉の熱を利用して海水から水だけでなく酸素まで拵えてい て、戦略型の原潜は数ヶ月浮上せずに作戦行動につけるよ うに設計されているとか・・・驚き。大きな熱量を出す原子力 の熱を利用しない手は無いですもんねえ、この方式は フラッシュ法というのだそうです。
もう1つの濾過する方法は逆浸透膜法というそうで、大きな 圧力をかけて海水を漉すのでプラント建設にコストがかかる そうですが、ここにも日本の中空糸膜という技術が使われて いるそうです。家庭用浄水器に入っているあの繊維フィルター のパスタほどにぶっといのを使って外側から内側へ漉すのだ そうです。これまた凄い、技術大国日本は健在ですなあ。
この技術をさらに発展させて、ぜひとも原子力は安全に活用 したいものです。放射性廃棄物の問題は負の遺産といわれま すが、いずれは知恵と技術で解決しなければいかんでしょう。 私も含めて庶民には手の届かぬ問題です。まして政治が絡め ばいよいよ民草は蚊帳の外、頼みの綱は学者と技術者の皆様 です。人類の未来のため、更なる奮闘をお願いします。
立春からこっち雪がよく降ります。しかしながら日足はのびて いますし、太陽の高さも感じるようになりました。春の戸とは よく言ったもんで、米粒ひと粒ずつ開いているんですなぁ。
ここのところ毎週土曜日に楽しみにして いるドラマがあります。NHKで夜の9時に 放送している 『フルスイング』 という 番組です。珍しくもない学園ドラマですが、 主演の高橋克実さんの熱演が好ましく、 毎回起こる校内外の事件に体当たりで ぶつかっていく姿に、恥ずかしながら感動し、泣いております。 全6回という短いシリーズで、すでに4回の放映が終わっていま すから残るは2回、実在した人物を基に脚本が書かれているの で、結末もおおよそ見当がついてしまいます。それでも楽しみ なのはなぜでしょうか?あきらかに中高年世代を狙ったスポ根 ものだからではなかろうかと思いますが偶然初回を見て掴まれ てしまったのが運のつき、製作サイドの思惑にまんまと嵌って しまったようで、潔く敗北を認めます。 負けました。
テレビドラマなんてのは所詮作り物だと思います。映画も然り、 小説だって同じです。極端に言えば世の中みーんな作り物です。 でも、その作り物になぜに感情移入して心揺さぶられてしまう のでしょう?どういったときに心の琴線が共鳴するかは人それ ぞれでしょうけれど、作り手の心映えが真摯であればあるほど 善く伝わるのであろうと思います。映像、音楽、美術、文学、 どういった分野にも共通していることでしょう。
結局は作るのも人、それに感動するのも人です。 親子で殺しあうような事件の多い昨今ですが、 まだまだ人間そう捨てたもんじゃありませんなあ。
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