陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2006年06月09日(金)      W杯開幕

待ちに待ったワールドカップドイツ大会が開幕します。長かった・・・

前回の日韓大会から4年、ジーコの哲学が日本チームに定着し、創意の
ある個人技と、組織で作る組み立て戦術の成熟は成しえたのでしょうか?
何と言っても、日本チームのこの点が気にかかります。

 大会全体をみても、役者が揃い、面白い大会になる
 こと請け合いです。欧州のクラブチームで活躍する
 各国のスター達が母国へ戻り、自国の誇りをかけて
 ぶつかります。前回大会で素晴らしいフェアプレーを
 見せてくれたアイルランドが出場しないのは残念です
 が、オランダチームが帰ってきたことには大いなる
 興奮を覚えます。組織力の欧州、センスの南米、粘り
 のアジア、そして未知の可能性アフリカ勢・・・

『近代サッカー』が提唱されて久しい現代のサッカーは、全世界で実力が
伯仲しつつあり、どの国にも優勝のチャンスはあるといえましょう。優勝の
カギは『メンタル・精神力』でしょう。王者ブラジルでさえ、ちょっとした
気持ちの萎縮からつまらないミスで負けることを痛感しています。入場時
に手をつないで入ってくるのも、そういったことへの警戒感からでしょう。

ずばり!優勝は『ドイツ』でしょう。
これは希望的観測ですが、前回大会の決勝戦カードをもう一度ベルリンで
再現して欲しいです。そして晴れて雪辱!ドイツ国民が見守る中、カーン
選手にジュールリメ杯を渡してあげたい。行けぇゲルマン魂ぃぃぃぃ!

我らが日本はというと、準決勝でドイツに敗れて惜しくもベスト4
しかし大健闘の凱旋という結果になるでしょう・・・(ほんとに?)

ま、ともあれ楽しみです。





2006年06月08日(木)      イモの一葉

『芋乃市場』の手拭いを誂えるべく、葛飾の『東京和晒』さんへ打合せ
に行ってきました。手描きの原稿でも良いということでしたので、原寸の
切り貼り原稿を携えて伺いました。てっきり機械仕事かと思いきや、職人
さんが手仕事で型紙を切るというお話、素人が作ったヘンテコ原稿でも、
ある程度は職人さんが微調整してくれるというので、安心しました。

 図案は<判じ物>にしました。『イモ』と『の』の字と
 『一枚の葉』で『いものいちは(芋乃市場)』と洒落ました。
 よーく見ると葉っぱの茎が漢数字の一になっています。
 さらに葉脈が片方三本で、もう片方は四本になってい
 ます。これにもきちんと意味があります。さらにさらに、
 二本の縞で作る井桁の格子にも含みがあります。
こまごまここでご披露するのは野暮かと思いますので、いずれ品物が染め
上がったら、サイト内で写真入で詳しくご紹介しましょう。

 ついでと言ってはナンですが、靴作家の曽田さんの
 工房に寄ってきました。元鉄工所だった物件を自前で
 改造しているというお話にもりもり興味が湧き、見せ
 て頂くべく赴きました。両国にほど近い風情ある下町、
 湯屋のコインランドリーに若いお相撲さんが自転車で
 来て洗濯している風景が日常、といった按配の町の
一角に、ありました、ありました、いかにもそれらしい手作りの工房が・・・

すごかったです!鉄骨ALCの3階建て、1F天井はすっとび高く、おまけに
ホイストクレーン付き・・・失礼ながら、モロ、町工場でした。
曽田さんご夫婦はそんなごつい建物を上手に改造し、住居としての柔らかさ
を創意と工夫で演出し、あそび心も盛り込んで素敵な建物に昇華していました。
『芋乃市場』同様、工事はまだまだ道なかばという感じでしたが、それゆえ
の楽しみがあって、家や、生活そのものが作品になっていくという暮らしの
豊かさにたいへん感銘しました。また折を見てちょこちょこ寄らせていただ
こうと思います。

『イモ手拭い』は、梅雨が明けるころ染め上がる予定です。
工事を手伝って下さった方々を始め、お世話になった皆々様にお配りし、
その後、販売も予定しております。色は藍色、幅33cm、長さ1m、木綿製です。

関東は明日にも梅雨入りでしょう・・・湿っぽい季節になりますが、
今年はW杯という楽しみもあり、案外、熱いひと月になることでしょう。





2006年06月07日(水)      天然水

サントリー天然水と海洋堂が、がっぷり組んだボトルキャップフィギュア企画
『BIRDTALES』 シリーズの第3弾キャンペーンが展開されています。その名も
<高山の花鳥-天然水のふるさとから> 前回・前々回と毎年この時季に組まれる
キャンペーンは、希少な動植物のリアルな模型を生み出し、「一週間で売り
切れる」 とまでいわれたシリーズです。(←まさかにそんなことは無い)

シリーズを通して造形を監督しているのが、あのチョコエッグで一躍脚光を
浴びた、松村しのぶ氏です。今回もその細やかな観察眼と造形の素晴らしさ
は、あますところ無く発揮され、全12種類の模型は、溜息の出るような見事
な仕上がりになっています。

 今回12種のうち、鳥は5種、左から『キクイタダキ』
 『コマドリ』『ホシガラス』『ライチョウ(冬羽)/(夏羽)』です。
 野鳥のフィギュアにしか興味の無い私は鳥だけを
 買い漁りました。今回のシリーズは中身がわかる
 ようになっているので、欲しいものだけを選べて
 助かりました。今回の模型の中では特に『菊戴』
と『星鴉』が秀逸でした。高山にしか生息していないので都市部では見る
ことのできない鳥ですが、キクイタダキがちょこんと枝にとまる姿と、ホシガラス
がふわりと羽を広げたさまは小さな模型ながら野鳥ファンを唸らせるほどの
出来映えであると思います。(事実、袋から出して唸りました。)

あまりに良い出来なので『飾り用』と『宝物用』に3個づつ集めました。
コンビニでしか売られていないので、コンビニエンスを見つけては冷蔵庫
の前でがさがさ探し、見つけてはほくそえんで買い集めました。いい歳を
したオヤジがおまけ付のペット飲料を買うのは恥ずかしかったですが、蒐集
の道に恥だの外聞だのとは言っていられません!

努力の甲斐あって全て手に入りましたが、我が家は今、
ペットボトルの水だらけです・・・

KAIYODO 全種類の大きな画像が見られます。
http://www.kaiyodo.co.jp/products/tennen.html






2006年06月05日(月)      散 歩

芋乃市場がらみのこまごまとしたあと仕事にも一段落付いて、
今日はふた月ぶりに完全休暇とし、ぷらぷらと散歩に出かけました。

いつものごとくゴールは風呂屋に設定しました。(本日は青葉区すすき野
『ゆけむりの里』)なまった足腰にほどよい距離をと考えて、7キロのコース
を逆算し、青葉台駅から鶴見川の支流、黒須川沿いを歩きました。

 植えたばかりの田んぼには鴨が泳いでおり、蛙の
 声もどこからか聞こえました。薄曇りの川沿いは
 ほどよい気温で歩きやすく、時間にも余裕があった
 のでポクリポクリとのんびりペースで歩きました。
 寺家ふるさと村にもほど近いこの辺りは、鳥が多く、
 巣立ったばかりのツバメやスズメの幼鳥が目立ちま
した。どこからかヨシキリの声も聞こえ、カワセミも飛んでいました。
川は、生活廃水が流れ込んでかなり濁っていましたが、きっと小さな魚が
いるのでしょう。さもなくば上流にきれいな所があって、川筋が鳥たちの
通路の様になっているのでしょう。

 ほどよいお散歩を終えて、さっぱりと湯につかり、
 次に向かった先は至極の憩い 『お蕎麦屋』 です。
 今日の散歩を田園都市線沿線に選んだ一番の訳は
 鷺沼の 『よしみや』さん で、午後の時間を過ごすた
 めでありました。2時過ぎ、一席に腰をおろし、昼酒
 をちびりちびりと呑りながらぐずぐずと過ごす時間の
なんと果報なことでしょう。本を読んだり考え事に耽ったりしながら二合
ほどゆっくりいただいて、せいろを手繰って腰を上げた時には何と4時でした。

久しぶりに、お散歩→湯屋→蕎麦屋と、楽しい小遠足をして気が晴れました。

これでまたしばらく頑張れそうです。





2006年06月04日(日)      二 麺

だんだんと夏野菜が美味しくなってきました。
こうなってくるとトマトホリックの私は毎日でもトマトが食べたくなります。

 今日は昼が自炊だったので、久しぶりにトマト入り
 豚骨ラーメンを拵えていただきました。付け合せは
 日進の『ソース焼きそば』 ともに即席麺ではありま
 すが、一度に二種類の麺をいただく喜びは駄麺類
 とはいえ至福の献立です。私は 『麺喰らい』 の風上
 にも置けぬやわらか好きですので、今日もラーメンは
長めに茹で、焼きソバは多めの水で作り、人が見れば 『おえぇっ』 と言われ
そうな物を、どーせひとりで食べるのだから誰憚ることもありはすまいとばかり、
づるりづるりと堪能いたしました。

これから憂鬱な入梅時季になりますが、季節が進むにつれて夏野菜が
美味しくなることを考えれば、畑を潤す梅雨の雨も歓迎すべきでありましょう。
5月の日照時間の不足が心配ですが、盛夏には香りの良いトマトや胡瓜や
茄子ピーマンが口に入ることでしょう・・・げに、愉快です。





2006年06月03日(土)      三 鷹

『つゆさき』さんの日傘コレクションを見に行ってきました。

 東京は三鷹の蔵ギャラリー 『シルクロード』 で開かれ
 ている展示会は3日・4日の2日間です。芸術文化センター
 の正面にある農家のお蔵を改造した展示場は漆喰の白
 壁が美しい慎ましやかな蔵でした。お蔵の中も時代の
 付いた松梁が飛ぶ重厚な柱組みに、最近塗りなおした
 のであろう土壁の美しい、ここちよい場でありました。

 そんな蔵の中にはカラフルな数十点の日傘がいたる
 ところに広げられ、まさに、傘の花が咲いているよう
 な展示となっておりました。ゆっくりと見せて頂きな
 がら作者のお2人とお話をさせていただき、長い時間
 ではなくても、密度の濃い充実を感じました。
 道端にはツユクサもひっそりと咲いていました。

 三鷹から横浜へ戻り、浅間神社の例大祭へ参りました。
 もう今年で何年目になるでしょうか、毎年欠かさず
 お参りをしています。夕闇の迫る参道には縁日の
 出店が並び、そぞろ歩く人並みも皆楽しそうです。
 今年は韓国系の店が目立ちました。チヂミ、シャーピン
 トッポギなどなど・・・そんな中で、ひときわ異彩を
はなっていたのが 『ドネルケバブ』 トルコの肉料理ですが、何やら秋葉原
あたりから流行りだしたものらしく、流行に敏感に反応したテキヤさんたちが
いち早く取り入れたのは流石!肉を重ねた塊を回しながらローストし、荒々しく
ナイフで切ったものを鉄板で焼いたピタパン様の物にはさんで食するという、
いかにも野外露天商向けの食品です。食べてはみませんでしたが、なんとも
気になる 『食い物』 でありました。

さあ、今年も浅間様にお参りをしてお神酒も頂いたし、
日々を季節とともに楽しむ触角を磨いて、頑張って生きましょう。





2006年06月02日(金)      朝 顔

今日は『横浜開港記念日』です。
他県の方には馴染みの無い記念日だと思いますが、横浜市民には学校
が休みにもなり、花火や記念イベントもありで、ちょいと特別な『祝日』です。

 そんな開港記念日の今日、朝顔の苗を二本植え
 ました。青と白のあさがおです。買ってきたものな
 ので、外来種の大輪ものですが、一応の情緒は
 味わえることでしょう。二本だけなので鉢に仕立
 てました。ちょうど底の抜けた『野焼き』の土器が
 あったので、これ幸いと植えてみましたが大層
おさまりが良く、我ながら『自前旧作陶器』の再利用に満悦しています。

おとついの日報で触れた『ほととぎす』は毎日のようにこの辺を飛び回って
鳴いています。朝は払暁からとっぷりと暮れる宵まで絶え間なく鳴きます。
こんなに鳴くものとは知らず、ホトトギスの声が聞ける土地を羨んでいまし
たが、こうもメリハリ無く鳴かれると、いささか食傷しながらも、毎日その
声を楽しみつつ「ちょいとうるせえなぁ」などと言っては実のところそんな
軽口をきけることに、こそばゆい『酔い』のようなものも感じています。

朝顔の苗を植えていて、蚊に喰われました。
今月の6日は『芒種』そして21日は『夏至』です。

季節はいよいよ夏ですなぁ・・・




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