俳優ユースケ・サンタマリア氏を個人的趣味で鑑賞...いえもと(改名しました)

こちらでは、ユースケ氏の出演作品の中から、後世に残したいとまで気に入った作品&ここまでこのドラマを食い入るように観てるのって私だけだろうと思ったドラマを、筆者が勝手に必要以上に評価させて頂いています。ネタバレ有です。
ドラマのあらすじを知りたくない方にはお勧めできません。
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目次
 

 

弁当という言語が通じていたのなら嬉しい。 - 2008年09月02日(火)

「R246 STORY」より「弁当夫婦」2008年8月23日より公開。
(夏休みが終わったのでやっと初めて、さっき観られた)

25分ずつ、六つの短編が、それぞれ普段は映画監督じゃないアーティストによる監督作品で。
その中のひとつ。ユースケ氏、初の監督作品。
男(ユースケ・サンタマリア)&女(永作博美)の極日常的恋愛っぽくないけど恋愛ドラマ。

※お弁当を題材にしたのってすごく良かったね。
その場で作ってその場で食べる料理よりも、お弁当は、
時間差を考慮した・一層の想像力と思いやりが必要なのだから。
食べてもらうまでの時間や食べてもらう人の心身状況を鑑み、
持ち運びやすく、崩れにくく、食べやすい形状で、夏でも傷みにくく、冷めても温まっても美味しく、決められた時間内に食べ切れる適度な量で、
フタを開けた時の視覚効果も忘れず。
かなりの気を使うのがお弁当作り。愛に裏打ちされた高度なイマジネーションが要求される。
時間的にすれ違うパートナーに対する愛情表現を詰め込めるモノとして、弁当、これほど打ってつけのアイテムがあろうか?※

(以下、ややネタばれ有り。)

朝早くから女が、手際よく、慣れた手つきで、色とりどりの食材を使って、あんなに品数の多い、手の込んだお弁当を作る。
きっと上手い。美味しいに違いない絶対に。
鍋一つでできちゃうとか、下ごしらえ済のをレンジでチンとかじゃなくて、
ちゃんとたっぷりお湯を沸かしたり、
朝から揚げ物とか、巻き簾とか、もー、シンジランナイ。
で、男が起きてくるころには何食わぬ顔して、台所はきれいに片付き、
煙草くゆらして「仕事のできそうな女」仕様に変わっている彼女。
私はお弁当作り大変なのよーって顔は一切しないで。
でも物理的に(調理器具の片付けから自分の身支度だけでも)相当の所要時間がかかってる筈の朝。
何時出社だ?2時間前には遅くとも起きてるんでしょう?
そんな苦労を口にすることもなく、
全ては自分の作る豪華なお弁当にあらゆる何かを語らせてる(つもり?)。

彼女の勤め先のギャラリーから彼の仕事場(移動式カフェ)をいつも見おろす。何を思う、彼女。
さて彼のお仕事も、道行く人に美味しいコーヒー+αのホッと一息を提供して、いったい何年なのか。楽しんでやってる風。
彼目線で見てるとこっちにもその仕事に対する何か愛情愛着が伝わる。
きっと彼女は彼と彼の仕事をよく分かってて、全部好きなんだろうけど、取り組む世界はお互い違う、違うけど大事なんだろうね。

それなのにランチタイムの二人の(特に彼の)そっけなさ。
女はちゃんとイタダキマスをしてるのに男は何、無言ですか。黙々と食べる。
あんなに手間かけて愛込めて作られたお弁当に反応して欲しいよ。なんかどこか彼女に対して素直になってないのか?照れ屋なのか?
空気のように流されるランチタイム。
彼女も、そんな彼の無愛想に怒るわけでもなく、淡々としてる。
そうか、もう儀式か?絶対二人で公園でお昼を食べる。これを毎日同じ様に続けることに意味があるのか。そうか。
じゃあ、あの品数の多さ、わざわざ手間のかかるメニュー、それって、もう、意地?
いや、意地とも違うだろう、
・・・とか、二人の間のこれまでの年月に対して
想像を掻き立てられるシチュエーションと間合い。

今夜メシ要らないって言われた夜の永作博美、すごく色気あった。煙草の時ってそんな女なんだわ。煙の映し方が良いし。
けど何故、あれほど栄養バランス優れた料理を作るのに煙草?気にかかるが、
もしかして彼女なりの武装の為の小道具って気もする。

この作品で彼女の複雑な面が・魅力がよく伝わってきて私が男ならやっぱり結婚したいかも。
多分そんな女の魅力を表現したいと思ってユースケ氏は良い仕事したのかな。
つまりやっぱりある意味永作さん(のようなひと)を好きなんでしょう。

彼女が話を切り出した後の公園で彼女と彼は初めてまともな笑顔をさりげなく繰り出す。
それまでの二人の表情は読めそうで読めない難しさだったけど。だからこっちは不安に駆られたけど。

そして。
男は彼女の手元と成り行きを、何ともいえない顔で見つめてる。見守ってる。
このとき私も確信した。通じていたんだって。
彼女が彼を解かっていただけじゃなくて、
彼も彼女のことを解かっていたんだなと。言ってなかっただけで。
大体、彼、あの例のモノを常に携帯していたってことが物語る。
(取り寄せる時間はなかった筈)
だから「いつも持ち歩いてるの?」って彼女に突っ込み入れた彼に対しても
私が心の中で「自分こそっ!」と突っ込み入れつつ、
ようやく何か安心させて頂けました。心配させちゃって、もう。
だからって明日から二人の間の表面上の何が変わるわけでもなさそうだが。内面の何かが大きく変わるんでしょう。






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前売券その後  買えました。 - 2008年07月11日(金)

今日はこの大変個人的な拙宅の中でも、より一層個人的なお話です。
昨日の日記をご覧になった方から、ユースケさんの分はまだきっとあるよーというメールを頂いたので、
気を取り直して渋谷に行ってみました。
お蔭様で買うことができました。一枚買いました。どうもありがとうですー。
遠方の方々には申し訳ないことです。こんな私が買ってしまって済まない気持ちですが
私は有名人のサイン入りの何かを手にするのは本当に生まれて初めてです。
生まれてはじめてがユースケ氏のサインで本当にうれしいです。
まだ渋谷です。
落とさないように気をつけてウチに帰ったら、さっさと金庫に入れて
また誰もいないときにじっと解析してみたいです。
どういった構造になっているのか研究してみたいと思っております。

サインといえば
かつて、小学生の娘に頼まれて、ある少女漫画家さんのサイン会に向けての入場整理券(枚数限定)を、
発行初日に、電車やバスを乗り継いで2時間かけて行ったのに、
行列の最後尾に立つ係りの人に「はい、終了しました」とか言われて手ぶらでスゴスゴと帰路に着いた思い出がまだ新しく
それで一層、
サインだとか限定だとかいうものには縁がないと諦めて
今回発売開始日から日が経っているし、多分だめだと思ってましたが、

駄目元で当たってみるものなんですね何事も。
有難い事です。




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特別前売券もっと早く気づいていれば - 2008年07月10日(木)

http://www.r246s.jp/

このところ色々あって
今日久しぶりに心も体も暇ができたのでユースケ氏を思い出せる余裕が戻り
R246 STORY の公式サイト見たら、
各監督のサイン入り特別前売券発売のお知らせが出ていて
100枚限定っていうんなら、もう無いですよね・・・。

残念だけど、仮にもし手に入っても
金庫に仕舞って門外不出にするから結局また普通にチケット買わなきゃならないし、
まあ、いいか、今、目に焼き付けたから。

8月9月の為にまたお金貯めなきゃいけない。



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「先生はえらいッ!」日本テレビ せっかくユースケ氏が良かったから - 2008年04月14日(月)

「先生はえらいッ!」日本テレビ2時間ドラマ 2008年4月12日
最近日テレは教育モノが好きなのか。

役者さんはそれぞれに良かったのですが(ユースケ氏については詳細後述)、

ドラマ自体のつくりは私はあまり好きではないです。
学ぶ側の主体性の大切さを気付かせる先生と、それに気付いて成長し教師を尊敬する生徒たち・・・、というテーマ自体は、誠実で良かったけど。
中学生たちが今時にしては純朴過ぎるのも、まあそれもかわいくて好きだけど、ちょっと現実離れした感じもする。
ストーリーテンポが、特に終盤は、時間稼ぎというか、念押しがしつこい。もう答え充分わかったから先に進めて欲しいと思う部分があった。
道徳の教材ビデオっぽいというか、ゆとり教育時代の小学生にも要旨が分かり易いように噛んで含めるかのような、
繰り返しの説明が多くて、
脚本の人に言いたい、そんなにしてもらわなくたってこっちは充分もう解るからと。
あと、演出がちょっとベタな気がするけど、それはワザと狙ったのかも?
ウザケン先生や保健室の先生や、あと、母親役の榊原郁恵さんなど、役者(大人)さん達の演技の巧さがあったから、チャンネルを変えずにいられた。

まあ、それは置いときまして。

ユースケ氏の演技には惹きつけられていました。
無愛想に突き放したような風でいても、何処かベースに容力を感じさせる声質と話し方。
「憎み切れないキャラ」が得意科目なのかな。
特に、病室での。
命の途絶える悔しさとか死の恐怖とかもきっと含んでいるであろう内面の感情は、渋く抑えつつ、涙など見せずに、
生徒に接するクールな温かさの塩梅、丁度良かったし。
自分の病状を告白して語っているシーンでの、間合いと表情の滲ませかたはすごくうまい。堪能しました。
たとえ誰にも表面的な人気評価はされなくてもいいけれど・自らの信念が生む教育がきっと生徒の中で実を結ぶ・・・という期待と予感を一縷の希望として、
間もなく来る別離に対する悲しみと釣り合せているような、短時間の間にその様々な感情の重層を見せてくれる、不思議な顔つきと
声の抑揚が良かった。

※ユースケ氏が今まで演じているキャラを分類しようとすると難しい、
大雑把には、
情けないけど情はある系・癒し包容力系・実直一途系・インテリ系・冷静クール系・間抜けでお馬鹿系・大風呂敷トラブルメーカー系・人を食ったような変人系・などなどが
それぞれ違う配合率で入り混じっているけれど、
どの人物も一見、観たことあるようで似たようでも、今までとは絶対に違う人物違う性格なのが、
ひたすら凄いなーーと思う。




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貧乏男子 その2 みんな卒業おめでとう。 - 2008年03月12日(水)

全9話 観終わった。

浅瀬と深淵を混ぜ混ぜしたような、複雑な心のチラ見せで、ユースケ氏のオムオムは存在感と吸引力がしっかり有り、
スルテンちゃんとの対比も際立たせて、見逃せない空気を発してた。
本音がどこにあるのかいつも謎で、決して心の奥底は見せないようにしながらも、
何だかんだ言ってオムオムなりのやり方でスルテンちゃんを手元に繋ぎとめてきたようだけど
(そうすることで揺らがされたり刺激されたり癒されたりもしたかったろうけど)、

第8話終盤、
スルテンの愛は一層パワーを増し、めげずへこたれず、
曾ての敵(ちゃ&テル)にまでも及び、このオムオムさえも包もうとするのだ、って、そんな答え
(救済に至る、欲していた答え?)を、
オムオムは、既に殆んど得られたと直感したのではないかしら。
あの時の、久しく出したことなかった荒げた口調の、
直後に抱き締められての真顔(何かの境壁絶崖で立ちすくんでから開き治り安息したような、宙を見つめる目)。
その瞬間に、求めてた答えの9割方は既に得られ、だから鳥籠の鍵を外してやりたくなったんじゃないかしら。

第9話に続く最後のゲームは、オムオムなりに、答えの残り1割を補完しようとしつつ、
スルテン(と自分自身)への、解放の儀式であり、はなむけのつもり、だったかも…。
その餞別が、真の無償の友情を証す封筒貼りの課題とは考えたもんです。

お金をばら撒かずとも、しっかりそこに在る、ささやかだけど確かな友情!ってものを、
オムオムも見たし、故意か無意識か、スルテンにもしっかりと見せた。

今の自分(悲劇の後の)が作り上げたポリシーも、意地があるので自己肯定したいけど、
どこかスルテンとも重なる過去の自分(悲劇の前の)のこともどこかで認めてやりたい、自己(&他者)肯定もしたい、
そんな「どっちも欲しい」オムオムのないものねだり的表情が、ユースケ氏のあの、どちらともとれる顔に出てた。
土下座の謝罪を聞く前に踵を返して颯爽と消える、あのオトナっぷりを見せておいて、

でも、籠の鳥を放してあげたのにどこか繋がっていたいという気持ちを、
スルテンに掬ってもらっ(一万円残され)たことに乗っかり、
ちょっと駄々こねて「もっと話そうよー」と縋ってるあたりのコドモっぽい可愛らしさ。
つまりオムオムにとってスルテンは第二ステージに旅立たせてくれた故郷の母親のように見える。

スルテンもメガネもナンシーも白石ちゃんも(そして多分、オムオムも)それぞれの変化と出発。
ご卒業おめでとうございます。

※そして3月12日、ユースケ・サンタマリア氏のお誕生日。おめでとうございます。



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