| 2007年07月25日(水) |
荷車おじさんの複雑な想いと日常 |
さて、昨日からの続きになります。
どうやら、このおじさんは、ちょっと前に、 刑務所から出てきた人なんだとわかった。
そこで、私は興味を持ち、 おじさんにこう質問した。
「あ、そっか、刑務所から出てきて、罪滅ぼしに、 老人ホームのおばさんから頼まれた車イスを もらおうと思ったの?」 「いや…そんなわけじゃないけど…」
おじさんは、ちょっと言いよどんだ。 どうやら、罪滅ぼしって感じでもないらしい。 私はもう少し、刑務所の話しが聞きたかったので、 さらにこう聞いた。
「なーんだ、違うのか… ところで、いつ頃出てきたの?」
すると、おじさん、 いきなりこんなことを 言い出した。
「ちょっと前だね…。俺さ、気が荒くてさ。 ダメなんだねぇ… あのさ、俺のさ、親戚ね、○○県の警視庁の 偉い人なの、信じられないかも知れないけど。 すごく活躍しているんだよ。 俺とは雲泥の差だよね… 俺のことばれたら、カッコ悪いよね。 親戚に刑務所に入った者がいるなんてさ。 ちょっと悪いなと思っているわけよ」
私は、話しが唐突だったので、驚いたが、 おじさんが、アルミ缶ふたを集めているのは、 親戚の偉い人が、何かどこかで、 おじさんに影響を与えているのかもしれない、 などと思ったのだった。
どうやら、おじさんには、おじさんの 刑務所に入ったことに対しての思いがあるようだった。 私は、これ以上刑務所の話しを聞き出すのをやめた。
おじさんは、この話しが終わると、 今度は、こんなものを見せてくれた。 これだ。

どうやら、おじさんが育てているらしい。 そして、こう言った。
「これね、食べるの。ちょっと苦いけどね。 まぁ、食べられるよ。 でも、食べることより、なんかちょっと 植物があるといいね、ほら、ここに置いてるんだ。 毎日索漠としているからね。」
こう言って、荷車上に置いて見せてくれた。 道ばたによく植わっているこの植物が、 食べられることを、私は初めて知った。

また、こんなモノも見せてくれた。

海のイラストのジグソーパズルだ。 まだ、新しいものだった。 おじさんは、こう言った。
「これ、もらってさ。新品なの。 こんなの捨てちゃうんだね、簡単に。 あんた、持っていくかい?」 「ありがとう、でも、いらないわ。 私はジグソーパズルは、どうも苦手なのよ。 おじさんやらないの?」 「こんな面倒なもん、やってられないよ。 それに、これは、難しいらしいぜ」 「でも、せっかくあるから、やってみれば?」 「いいよ、俺、せっかちだからよ」
おじさんは、そう言って笑った。 私は、けっこう長居をしてしまったので、 おじさんに、 「今日は話しを聞かせてもらって、 どうもありがとうございます。またね」
とお礼を言うと、おじさんは、
「おお、また見かけたら、話しかけてくれや。 もっともこのあたりも今はうるさくて、 どこにいるか、わからないけれどね」
と言った。 どうやら、このおじさんの荷物は、 この荷車と、この写真の荷物一式だけらしかった。 この2つの荷物をつないで、あちこちに 行っているらしい。

私は、うんと頷いて、
「おじさん、元気で、またね」
と、挨拶をしておじさんにさよならした。
私は、このおじさんが、元気で、 アルミ缶のふたを集めてくれることを 心から祈ったのでした。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
さて、昨日からの続きです。
このおじさん、年の頃は、恐らく… 50代後半くらいと思われる。 はだしだけれど (この日はむしむししてたから、脱いでいたのだと思う) こざっぱりとしていて、路上生活者といっても、 ちゃんと稼ぎがあるんだろうな、という感じがする。
さて、そんなおじさんの、 外見の話しはさておき。
おじさんは、 この荷車の機能や 秘密をいろいろと 教えてくれたのだ。
おじさんは、この荷車を押して、 都内のあちこちに行くのだそうだ。 そのために必要なものがあって、 それが、
「これだよ、これがないとね」
と、見せてくれたのが、これだ。

上に置いてあった大きな缶をよけると、 地図が貼り付けてあった。 この地図を見て、あちこちに行っているらしい。
「やっぱり、いろんなところに 行ってみなくちゃね」
と、おじさんは言っていた。 私も大いに同感だったので、大きく頷いた。 しかし、地図はかなり汚れていて、 見にくい地図だった。
そして、さらに、
「この車にはね、秘密があるのさ。 こうしてみると、荷物がいっぱいだけど、 実はさ、バスタブの中にね、これが入るんだな」
と言って、上の荷物をちょっとどけて、 バスタブの中を見せてくれた。
すると、ほら、 そう、缶が いっぱい入っていた。

「これだと、すっぽりと隠れているから、 盗みようがないだろう」 「缶も盗まれたりするの?」 「いるんだよ、悪いヤツがさ、この世にはさ」
と、おじさんは言うのだ。 そういえば、以前、違うおじさんにも、 缶を集めて、それをとられないように 隠して置くと聞いたことがある。 そのために、この荷車には、 こんな秘密があったのだった。
「でさ、俺はね、この缶を潰すときに手で潰すの。 足でやると、大きな音がして、近所の人たちの 迷惑になるからね。全部手でやるの」
そういって、おじさんは手をみせてくれた。 そのおじさんの手は…

爪がつぶれ、かさかさで、 傷だらけだった…
「おじさん、手を痛めるから、 人のいないところで足でやった方がいいよ」
と私は思わず言ってしまった。 おじさんは、ただ笑っていた。 そして、こう聞いてきた。
「知ってるかい? アルミ缶のふたを10万個集めると、 車イスが一台もらえるって?」 「なんだか、聞いたことはあるけど、知らない」 「俺は、集めているんだよ、ほらこれね」
ということで、おじさんは、 アルミ缶のふたを、集めていたのだった。 そして、このアルミ缶のフタをこの荷車に いっぱいくくりつけていたのだ。


「ほんとだ、スゴイね、いっぱいあるね。 これでどのくらいあるの?」 「まだ、3万個ってとこだな」 「じゃ、まだまだかかるね…」 「うん、まだまだだ」
すると、おじさんは、 こんな話しをし出した。
「頼まれたんだよ、老人ホームのおばさんにさ。 車イスをもらってくれって…さ」 「その約束のために、こうして集めているの?」 「うん、何かひとつくらいやろうとかと思ってさ。 約束したしさ…俺は、集めるよ」
そんなわけで、おじさんは、 アルミ缶のふたも集めているのだった。
しかし…帰ってきてから、 このことを調べてみたら、 どうやら、10万個ではなくて、 102万個のようだ。 おじさんには、とても言えない… (これについての詳細情報は→「アルミ缶のフタ」 ただし、PDFなので、開くのに時間がかかります)
さて、このアルミ缶ふたの話しを アレコレとしていると、 今度はおじさんが、自分のことについて、 こう言い出した。
「俺はさ、ちょっと前に、刑務所から 出たばかりだからさ、何かしないとね…」
実は、おじさんは、 刑務所を出たばかり だと言うのだ。 私は、ますます興味を持ち、 少し、突っ込んだ質問をした。
すると、おじさんから、 意外な答えが返ってきたのだった。
この話の続きはまた、明日書きますね。 最近いつも続くですいません。 書くことがいっぱいあって…(笑)
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月23日(月) |
これは、すごいね。にぎやかな荷車おじさんに出合う |
先日、いつもの通り、ウォーキングをしていたら、
「お、こりゃまた、にぎやかな荷車だね」
と、思わず立ち止まってしまうような、 手押し荷車を、またまた見つけた。
以前も、似たような荷車のことを書いたが、 (詳細→「頑張る荷車とおじさんのお話」) それよりも、もっと着飾っている荷車だった。
私は、とても興味を持ち、 この荷車の横にいた、はだしのおじさんに 話しかけてみることにした。
「こんにちは、おじさん、これおじさんの車? おじさんがつくったの?」 「そうだよ、拾ったものでつくったんだよ。全部」 「写真撮ってもいいかしら?」 「おおっ、いいよ、いいよ」
ということで、私は、この荷車の写真を パチパチと撮り始めた。
それが、この荷車。
えっと…確か、 こちらが前で、

こちらが後ろ、 な、はず。

もっとも、どう引っ張るかによって、 前後も違うと思うが、ともかく… まじまじと、よーく見ると、 いろんなものが、これでもかというほど、 くくりつけられている。
こりゃ、すごいね…と、私は感心した。 しかし、ちょっと疑問に思うことがあったので、 こう聞いてみた。
「ねぇ、おじさん、この荷物の下の、 元になっているものは何?」 「おお、それね、風呂、バスタブ、だよ。 捨てられていたんだよ。拾ってきて、それで、 100円ショップで塗料買ってきてね、 塗ったのさ、何本も買ってきてさ」

というわけで、ちょっとわかりづらいけど、 この山の荷物の下には、青く塗ったバスタブがあり、 そのバスタブの上に、この荷物が積まれているのだ。
これだけ、荷物でいっぱいで、バスタブは見えないのだから、 別に青く塗らなくてもいいのでは…などと思ったが、 青く塗って、自分流にするところに、 このおじさんのこだわりがあるのだ。
「いまどきはさ、何でも、捨てるんだよね。 何でも捨ててあるんだよ、道ばたにさ。 それを拾ってきて、使えるようにするの。」
おじさんは、こう言った。 おじさんは、拾ったモノにいろいろな 工夫をしているようだった。
私が、これは何?、だの、 これは、どうやったつくったの?、だの、 質問しながら、写真を撮っていると、 それに答えながら、とても機嫌良く、 こんなことを言い出したのだ。
「今度俺ね、TVに出るの。 ちょっと前ね、撮影したの。 あとね、新聞の取材も受けたのよ」
私は、驚いて、これは、 じっくりと話しを聞いて見ねば、 と決めて、 おじさんの話しを 聞いてみることにした。
「へぇ、いつ出るの?何の番組?」 「いつかなぁ、多分…早々だと思うよ。 番組はわからないなぁ…聞いたけど。」 「どんなことで出るの?」 「ゴミ拾いとか、路上で生活してるから、 そんなのじゃないかなぁ、 あと、この車ね。」
どうやら、このおじさん、 この派手な荷車で、目立っていたらしく、 取材を受けたということのようだった。 さらに、おじさんは、こんなことを 教えてくれた。
「でさ、テレビ局の人がね、 顔を出したら、3万円くれるって言うの。 でも、俺はさ、顔を出したくないから、断ったの」 「あ、そうなの。じゃ、顔出さないと、 取材費くれないの?」 「いや、ちょっとはもらったけどさ」
どうやら、ちょっとは取材費が入ったらしく、 そういえば、足元には、ウィスキーがあり、 (1番上の写真の右下の方に小さく映っている) それを飲んでいるらしく、確かに、 おじさんは、お酒臭かった。 だから、機嫌もよかったのだ。
そして、おじさんは この後、いろいろな話しを してくれたのだ。
実は、この荷車には、 いろいろな機能があったり、 ちょっとした秘密があったり、 そして、このおじさんにも、 秘密もあったりして、 その話を聞くことになったのだった。
この、続きは、明日書きますね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月22日(日) |
ほほぅ…こりゃまたご立派だね… |
さて、いつもながら、毎日ウォーキングしていると、 本当にいろんなものに出合うが、 今日は、思わず…
「ほほぅ…こりゃまたご立派だね…」
と思った、その会社や店のアイドル人形の紹介だ。 いや、アイドル人形などとお手軽に 言ってはいけないかもしれない。
以前のように、「謎があるアイドルたち」ではない。 たぶん、たっぷりとお金もかけていると思うし、 とても立派なものなのだ。 つまりお金持ちアイドル人形、なのだ。 もっとも、だからなんだと言いたくなる気持ちもあるが…
まずは、これだ。 見るからに、スゴイ。 みごとなお腹だ。

そう、 立派な布袋様である。 というか、たぶん、 布袋様だと思う、ですね。
私が知っているボロ布をまとった、布袋様と違って、 かなり金持ちっぽい布袋様だから… もしかしたら、違うかも知れないし。
で、 この金持ち風布袋様がどこにあるかというと、 ほら、こんなところにいるのだ。

日本料理屋さんの前にで〜んといて、 天気の日も、雨の日も、ここで、 わっはっは、と笑っているのである。
これが、もし布袋さまだとすればだが… 左脇にある袋は「堪忍袋」と言われる布袋で、 すべての堪忍することが入っていると伝えられている。 つまり、心の寛容な、許しの神様なのだ。 もしかしたら、この布袋様も、ここにいて、 じっと堪忍してくれているのかもしれない。
もっとも、この左の袋は、堪忍袋より、 金俵に見えて、どちからというと御利益の、 「金運招福」を優先しているかもしれない。
「ともかく、わっはっはで、 頑張るようですね…」
などと、声をかけて、 肩ををぽんぽんとしてきた。 きっと、許してくれると思う。
さて、次は、これだ。 ビルの入り口にそれはあった。

おやっ、何だろう… と思って近寄ってみると、

なぜか、ハトを頭に乗せた 目を見開いた、おちょぼ口の、 おばちゃんであるような… ないような…
で、思い切ってもっと、 近寄ってみると、 ほら、こんな顔。

ふーむ、 この人、誰ですかね… ほっぺたまるく赤いし…
目とか口とか、 切り込み細工みたいで、 みるからにお金が かかっている感じではあるが。
ま、大きなお世話を承知で言えば、 お金がかかっていれば、いいってものではないと思うな。 見て、こう、気持ちいいとか、 すがすがしくなるとか…がいいと思うな、 「なっ、何だろう、これは」だの、 「だっ、誰、この人」と思うよりはね。 入り口だからね。
で、さらに、後ろからみると、こんな。 なんだか…首、太いね。 後ろ姿は男の人だね… それに、頭の上の2つのボタンみたいのは、 なんですかね…

私は、思わず、ぐるりと回って、 まじまじと見てしまったが… これが、なぜ、ビルの前に唐突にあるのか、 なぜ、頭にハトがいるのかの、謎をとく 手がかりを見つけることもできなかった。
しかし…何かこれには、意味があるのだ。 私は、じっと考えた末、
「きっと、ハトを飼っていて、 そのハトのおかげで、この立派な、 ビルを建てることができたのだ。 ハトに頭が上がらないのだ。」
などと思うことにした。 今どき、ハトの商売があるかどうかわからないが、 きっと昔はあったのだと思う。
というわけで、今日は、 お金持ちアイドル人形紹介でした。 いろいろ造っているもんですね…
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月19日(木) |
驚きのおばさんの…実態。 |
さて、またまた昨日からの続きになります。
このおばさんが、 300円ねだるおばさん、だと判明したが、 いったいどういう人なのだと興味をもち、 ちょっとだけこのおばさんの後を ついていってみることにした。
おばさんは、私と別れた後、階段通りへと向かい、 そして階段を手すりにつかまって、 とても大儀そうにゆっくりと降り始めた。 おばさん、足が悪いようだからね。

すると、おばさんの後ろから、 水色の上着を着たおばさんが 階段を降りていった。
そして、300円おばさんを 水色おばさんが追い越そうと したその時だった。
300円おばさんは、 水色おばさんに声をかけたのだ。 水色おばさんは、ビックリして 立ち止まった。

もちろん、知り合いという感じではない。 300円おばさんは、水色おばさんにも、 300円ねだっているのかもしれない。
「ねっ、ネコのえさ代のために、 300円必要なの、持ってない?」
などと、聞いているのだろうか。 残念ながら声までは聞こえなかった。
水色おばさんは、ダメダメというように、 手をふって、300円おばさんから離れていった。 どうやら…300円ゲットできなかったと見える。 300円おばさんの背中で見えないときが あったから、真実はわからないが、 ともかく、この水色おばさんは去って行った。
さて、この後、300円おばさんは、 今度は大通りの方へと向かった。 そして、この大通りで1人のおばさんと、 老夫婦ひと組に声をかけた。
声をかけた人たちは、一応立ち止まって、 話しは聞くようだけれど、 そのあとで、どうするのかまではわからなった。
実は、この300円おばさん、きょろきょろとしていて、 前後左右をしょっちゅう振り向いたりするので、 かなりの距離を取って歩いていたのだ。 だから、この人たちがどんな対応をしたのか、 よくわからなかった。
さて、その後、300円おばさんは、 また小雨の中、足を引きずりながら、 ゆっくりと、大通りを進んで行き、 その大通りにある脇道に入っていった。
そして、この後、私は とんでもない光景を 見ることになったのだった。 私は、とっても驚いた!
なんと、 このおばさん、 人がいなくなると、 大股で、元気に、さっさと、 歩き始めたのだ。
ひぇーーっ あのおばさん、 元気に歩いているよぉ。 さっきまで足を引きずっていたのに… 足、引きずってないよぉ…
私は、思った。 足の引きずりは、演技で、 もしかしたら、あのもごもごしゃべりも どもりも、寒そうな姿も… すべて、みじめな姿に見せるための 演出だったのかもしれないと。
そして、このおばさんは 私の驚きをよそに、 元気にずんずんどんどん歩いて…
そして、 その先にある スーパーマーケットに 入ったのだ。
スーパーマーケットに入ったよぉ。 何かを買うんだろうか。 じゃ、誰かに300円もらえたのか? ネコのエサをいよいよ買うのか?
私も、大急ぎで、 スーパーマーケットに入った。
おばさんは、カゴは持たずに、 まっすぐにお菓子売場に行き、 和菓子類をいくつか手に取り、 そしてレジに向かった。 その姿は、とても素早かった。
そして、買ったものを入れた袋を持って、 スーパーマーケットを出ると、 また、スタスタと元気に歩いて、 大きな団地のある方向へと消えていった。
ふーむ、このおばさん、 どんな人なのだろう…
ともかく、 300円ねだること、 足は見た目ほど悪くないらしいこと、 和菓子好きらしいこと、 路上生活者ではないらしいことが わかった。
これ以上のことはわからなかったが、 ここでおばさんと別れることにした。
そんなわけで、私は、 驚くべきおばさんの実態を ほんのちょっとだけ知ったのでした。
そして、おばさんの演出かもしれないけど、 「おばさん、風邪を引かないようね」 と思ったのでした。
また、このおばさんに出合ったらご報告します。 今度出合ったら、話しかけて、 おばさんの話しを聞いてみるつもりです。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月18日(水) |
驚きの…おばさんからの申し出 |
《お願い》 あなたが誰かに「ほめてもらって、嬉しかったことば」 を、ぜひ、教えてください。「詳細はコチラから」
さて、昨日からの続きです。
このおばさんは、 唐突にネコの話しをし出した。 私は、??と思ったが、話しをあわせて、
「そう、ネコさんかわいいよね」
などと、答えると…
なんと、 おばさんは、 こう言ったのだ。
「あっ、あのね、 えっ、えさ買うの、ネコの。 だっ、だからね、 300円必要なの。 300円持ってない?」
なんと、おばさんは、 300円、ねだってきたのだ。 ネコのえさ代だと言って。
このおばさんは、なんと 「300円、ねだるおばさん」 だったのだ。
以前、「100円くれないおばさん」の 話しを書いたが、それよりも3倍の300円。 しかも、ネコのえさ代としてほしいと言うのだ。
それだけではない、私は気がついた。 このおばさん「300円持ってない?」 と言うときには、かなりハッキリと言ったのだ。 どもってもいなかったし、 もごもごもしていなかったのだ。
ふーむ… このおばさん…いったい何者なのか… なぜ、こんなことを言うのか…
100円くれないおばさんは、路上生活者だった。 しかし、このタンクトップのおばさんは、 路上生活者風ではなく、お風呂も入っているし、 わりと、こざっぱりとした感じで、 片腕に、ちゃんとブランド品みたいなバックまで 抱えているのだ。 (本物かどうかはわからないが) しかも、このあたりには、 路上生活者はいないはずだし… (このあたりは高級住宅地なので、管理されている)
私は、ちょっと考えたが、 こう答えた。
「カッパはあげられるけど、 あげる300円は持ってないわ。 ネコのエサは、自分で買わなきゃ。」 (あげない300円は持っていた)
すると、おばさんは、 がっくりしたように、こう言った。
「かっ、カッパはいらない。 そう、300円…ないの」
どうやら、濡れていても、カッパはいらず、 300円だけほしいらしい… とっても残念そうな顔をしていた。
もう少しこのおばさんのことを知りたいと思ったが、 なにしろ、小雨はしとしとと降り続いていたので、 おばさんが濡れてしまうし、悪いと思い、 ここで、おばさんと別れることにして、 再び、
「今日は滑るから、気を付けて帰ってね。 じゃ、またね…さよなら」
と言って、おばさんから離れた。 私はおばさんが行く方向と逆の方向へ歩き出した。
おばさんは、また足を引きずりながら、ゆっくりと、 小雨に打たれながら、この道の先にある階段通りに、 向かっていった。
しかし… 私はどうしても気になった。 このおばさんが。 いったい、何者なのか… なぜ、こんなことをしているのか。
そこで、 このおばさんの後を、ちょっとだけ ついていってみることにした。
すると… このおばさんの意外な行動を 知ることになった。 そして、おばさんの実態も…
この続きは、また明日書きますね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月17日(火) |
小雨の中で出合った、驚きのおばさん |
《お願い》 あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、 ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。 <(_ _)>
◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」
さて、昨日も書いた通り、このところ 雨の合間をぬぐってウォーキングに出かけている。 この日も、小雨になった頃を見計らって出かけた。 時刻は午後4時15分を回っていた。
この日は、かなり肌寒く、 長袖のTシャツに綿のベストを着て、 その上に薄手のカッパを着込み、 小雨が降り続いていたので、 100円ショップで買った傘を持って出かけた。
歩くと暑くなって、途中でカッパは脱ぐのだが、 雨のときには、着て出かけることにしている。 途中で強い雨になるとイヤだからね。
そんな、カッパを着込んで、 元気に、小雨の肌寒い中を、 てくてくと歩き始めた。
雨の日は、気分はあまりよくないが、 しかし、緑がキレイだったりするので、 そんな風景を楽しみながら歩いていた。 そして、20分くらいたった時のことだった。
私のちょっと先を、 黒いタンクトップ姿で歩いている おばさんをみつけた。 しかも、このおばさん、 足を引きずっていて、 かなりゆっくりと歩いていた。 どうやら、足が悪いらしい。

「あら、今日は寒いのに、 タンクトップで…寒くないかしら。 しかも、傘も持ってないし…、 あんなゆっくりな歩き方してたら濡れちゃうよ」
まだ、小雨はしとしとと降り続いていた。 私は、心配になり、おばさんを追いかけて そしておばさんに声をかけた。
「こんにちは。寒くないですか? 今日は寒いから、もしよかったら、 このカッパ着ていきませんか? それか、傘、いりませんか?」
着ているカッパか傘をあげようと思って、 (私はどちらかあれば何とかなるので) おばさんにそう声をかけた。
すると、おばさんは、 私の顔をじっとみて、 こう言った。
「だ、大丈夫、さっ寒くないよ。 今、お風呂に入ってきたから… かっ体、あったかいよ…」 「それなら余計風邪引いちゃうよ。 このカッパでよかったら着ていかない?」 「ううん、だ、大丈夫」 「じゃ、傘は?」 「いっ、いらない…」
どうやら、お風呂に入ってきたらしい… しかし、どうみても、寒そうだし服は濡れていた。 でも、無理にすすめては悪いので、 大丈夫なんだろうと思い引き下がることにした。 すぐこのあたりに住んでいるのかもしれないしね。
そして、このおばさんが、どうやら話しが 上手くできないようだということもわかった。 もごもごとしているし、ちょっとどっもっていた。
「そう…。じゃ、気を付けて 帰ってくださいね、 今日は雨ですべるしね。」
足が悪いようだったから、ちょっと気になり、 そう言って、このおばさんから離れようとした。
すると、このおばさん、 ちょっともごもごと、 こんなことを言い出した。
「あっ、あのね、うちでね… ネッ、ネコを、かっ飼っているの、 うちでね、まっ、待ってるの…」
私は、その話が唐突だったので、 ちょっと戸惑ったが、
「あら、ネコさん、飼っているんだ。 ネコさん、かわいいよね」
などと答えた。 何の話しだろうと、思ったのだが、 とりあえず、話しをあわせたのだ。
すると、このおばさん、 今度は、驚くべきことを 口にしたのだ。
私は、とても驚いた… しかも、この後、 このおばさんの驚くべき姿を かいま見ることになったのだった。
この続きは、明日書きますね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月16日(月) |
ふぅーん、へぇ〜な、看板たち |
《お願い》 あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、 ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。 <(_ _)>
◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」 ◆メールはこちらから→ homekotoba200707@yahoo.co.jp
このところ、毎日のウォーキングは、 時間を決めず、風や雨を避けてするようにしている。 天気のいい日は、日中を避けて、夕方4時頃から、 出かけているのだが、このところ、 そんな贅沢なことを言っていられない。 晴れている合間にいかねばならない。
今日は、そんな、 晴れた合間にてくてく歩いて見つけた、
「ふぅーん、へぇ〜」
などと、思った看板たちの紹介です。
まずは、これだ。

「コーヒー300円です。 リブ」
だ。 気持ちは、ややわかるが、 なんだかな、と思う看板だ。 「コーヒー気の毒だね…」 なんて思ってしまう。
看板を新しくする余裕がないのかもしれないが、 私は、新しく替えた方がいいと思う。
「店主、苦しいと思うが、 ここは看板を新しいのにしなさい。 でないと、ますます苦しくなっちゃうよ」
と、私はこの店の前でアドバイスしてあげた。
さて、次は、これだ。

手羽先居酒屋 「手羽一郎」
だ。 これって、ありですかね… いつもこの看板をみるたび、 ふふふ、大丈夫か、この店の名前は… などと思ってしまうのだった。
演歌歌手、鳥羽一郎さんと関係あるのかと 調べてみたら、「北の家族」で有名な、 セラヴィリゾートがやっていて、全然関係ないらしい。
ともかく「手羽一郎」だ。 そして、 「うまい!はやい!安い!! パリパリ、ジューシー」 らしい…ぞ。 1回くらい、食べてみてもいいかも。 (詳細は→「手羽一郎」)
次は、これだ。

酒蔵「大勇」だ。 真っ赤な看板が目印だ。
で、この「大勇」がどうした、 というと… これである。

そう、なんと、 「あの東国原知事が通った店」 なのだ。 そんでもって、宮崎特産物の赤鶏を 置いているらしい…
「へぇ…そうなの。ふぅーん」 などと、私は思っただけだったが、 しかし、どうやら、この看板、 今は、結構威力があるらしいのだ。
今度、このお店に来たいので、 メニューを見せてほしい、とお店の入り口に行き、 さりげなく、この看板のことを聞いてみたら、 こんなふうに教えてくれた。
「今、人気でしょ、東国原さん。 話題づくりにいいようで、 けっこう宴会入ってます。 みなさん、必ず、東国原知事がどうした こうしたと、盛り上がりますね。」
ということらしい。 看板の威力はまちがいなくある。
で、東国原知事が、いったい 何回くらい来たのかというと… それは、どうも、はっきりしなかった。 ともかく来ていてらしい。 この店、広くて、楽しいお座敷ライブなども、 ときどきやっているようなので、来ていたのかもね。
今度、お座敷ライブがある時、 来てみてもいいかも… なんて思ったのでした。
看板の威力は…それなりにあるらしい。 300円コーヒー、やっぱり新しいのにした方がいいと、 改めて思ったのでした。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月12日(木) |
ひぇ〜、こんなところにも…いるんだね。 |
《お知らせ》
15日(日)の「ぼちぼち日記」はお休みになります。(3連休いたします) どぞ、よろしくお願いいたします。(_ _)
《お願い》 あなたが誰かに「ほめてもらって、本当に嬉しかったことば」を、 ぜひぜひ教えてください。よろしくお願いします。
◆詳細は→ 「ほめことばを教えてください」 ◆メールはこちらから→ homekotoba200707@yahoo.co.jp
今日は、久々に驚いたお話です。
いつも通り、ウォーキングをしていて、 立派なお宅が立ち並んでいる付近をぶらぶらと 歩いているときのことだった。
白い大きく立派で、近代的な面白いつくりの、 大きな窓があるお宅があった。

「大きな窓だね。サンルームかしらね」
などと思ってちょっと立ち止まった。 いつもだと、なにげなく通り過ぎるのだが、 この日は、なんとなく… 何かを感じてこの家に近寄ってみた。
「あっ、何かが動いたぞ…」
大きな窓の向こうで、 何かが動いているような気がしたのだ。
で、近寄ってみたのだ。 すると…確かに、 何か動いていた。
何だろう… 何が動いているんだろう…
私は、じっーと 窓を見つめた。
すると… なんと… ほら、これ、 みてください。

そう… この大きな窓の中に、 元気そうな、 ニワトリがいたのだ。
「ひぇ〜〜ニワトリだぁ…」
私は驚いて、ニワトリをまじまじと見たが、 ニワトリものんびりと外を見ていた。 そして、さらによくみてみると、 その下の方にも、ニワトリがいたのだ。 エサをおいしそうに食べていた。

なんと、このお宅では、 このサンルームのようなところで、 ニワトリを飼っていたのだ。

部屋の中がどんなふうになっているか、 広さはどうなのか、よくわからなかったが、 私が確認したところ、上の方に2羽、 下の方に2羽のニワトリがいるのはわかった。 全部でニワトリがどのくらいいるかは、 把握できなかった。
何羽くらい飼っているんですかね。 なんで、飼っているんでしょうかね。
新鮮な卵を産ませるためかな… 確かに新鮮な卵はおいしそうだ。
それとも、お祭りで買ってきたひよこが、 大きくなっちゃったのかな… でも、今どき、ひよこは売ってないか…
まっ、まさか… おいしい焼き鳥にするのでは、 ないでしょうね…
などと、あれこれ考えてみたが、 当然ながら、真実はわからなかった。
今どきは、食の安全があやしくなってきているので、 ニワトリを飼うお宅があってもおかしくはないけど、 東京のど真ん中で飼っているとは… しかも、こんな立派なお宅の中で飼っているとは… ちょっと驚いた。
ともかく…ニワトリはいた。 しかもとっても元気そうだ。 なんとなく楽しそうにも見える。
なので、
「立派な卵を産みなさいね」
と、私はニワトリを大いに励ましてきた。 いるんですね、東京の町中にもニワトリ。 また、見つけたらご報告します。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
| 2007年07月11日(水) |
ありがたい「おことば」の話し |
このあたりには、お寺や教会が多くある。 小さな道に入ると、ひっそりとたたずんでいたりする。 とてもきれいに掃除がされていて、 すがすがしいところが多い。
今日は、そんなお寺や教会でみつけた ありがたい「おことば」の紹介です。
まずは、このお寺だ。

こじんまりとしたお寺で、 入り口の左側に、掲示板があり、 こんなことばが掲げられていた。

なるほど、その通りだね… 人は、光に照らされないと、 自分を見ることができないね、 光に照らされてはじめて 自分が見えるんだね。
などと思い、感心して しばらく掲示板を眺めていた。 とても、すがすがしい感じがした。
さて、次は教会の掲示板だ。

教会といっても、この教会は、 こんな感じにビルの中にある教会で、 あまり教会らしくない教会だ。

しかも、この教会のマークはこれ、 ハナマル金(勝手に命名)だ。

質屋さんか高利貸しかと まちがえそうだ。 しかし、そうではない。 これは教会のマークである。
実は、私は、この道を通るたびに、 質屋さんか高利貸しだと思っていて、 あるとき、ふと、この掲示板に気がつき、 初めてここが教会だとわかったのだった。 そう、ここは、教会である。
で、この教会の掲示板には どんなおことばがかかげられていたかというと これである。

ふむふむ、 なるほど… そうだね、 喜ぶ人が幸せへ向かうね
私はひとりで大きく頷き、 この教会の中をちょっとだけ外からのぞき、 満足して帰ってきた。
さて、最後はこのお寺である。
この参道の奥にお寺があるのだが、 その参道前に掲示板があるのだ。

どれどれ、ここには、 どんなことが書いてあるかな。
すると… このお寺では、こんなことが 書かれていた。

あの人に 見つけて ほしい かくれん坊
だ。 ふーむ… わかるような、わからないような、 なるほどね、 と思えるような、思えないような…
やや、解釈に困ったけれど、 何はともあれ、誰かに、 見つけてほしいものだ、 と思ったのだった。
お寺も教会も何かを語りかけてくれるために、 このような「おことば」を掲示板に貼りだしている。 ときどき、ハッとすることばに出合うこともある。
そのたびに、新鮮な気持ちを取り戻すので、 ぜひ、張り出してほしいのだが、 ずっーと長い間、同じことばだったりするので、 できれば、1ヶ月に一度くらいは変えてほしい、 などと思ったのだった。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
|