昨日からの続きです。
大学受験のために、友人の娘がやってきて、 一緒に外食をしながら、いろいろと話をしていると、 娘が、こう聞いてきたのだ。
「ねぇ、まゆおば、大学って大事? ねぇ、大学入るって大事?」
私は、娘の真意がつかめなかったので、 こう聞き返した。
「疑問に感じるの?」
すると、娘はうんと頷きこう話し始めた。
「おかあさんはね、こうなったら、もう どこでもいいから、受かってほしい、 どこでもいいから入ってくれっていうの。 私は、入りたい学校があるけど、あまり自信がないの。 でも、どこでもいいとは思わないし… でも、どこでもいいのかな、っても思うし」
さらに、少し間をおいて、こう言った。
「それにね、全部ダメだったら… どうしよう…って。 どこにも入れなかったら、 どうなるのって…思って、 最近、よく眠れない…の。」
実は、この娘には、小学校の時から 目指してきた大学がある。 その大学の推薦入学試験を秋に受験したが、 自信があったのに、落ちてしまったのだ。
さらに、全部で6校受験することにしていて、 すでに、1校で落ちているのがわかっている。 だから、自信もなくし、焦りも感じているらしい。
また、娘の母、つまり私の友人だが、 とても優秀な女性で、かなりのキャリアを持っている。 その優秀な母といつも比較されてきているので、 そのプレッシャーも感じているらしい。
なるほど… 図太そうに見えるし、 平然としているふうだが、 実は、かなり不安なのだとわかった。
そこで、私の経験から感じている、 こんなことを少しばかり語ってみた。
今は、大学受験のことでいっぱいだけど、 その後にもっと長い人生があるから、 大学なんて、ほんのちょっとの期間である。 だから、どこに入ったかより、入ってからどうするか、 出てから、どうするかの方が、うんと大事で、 もっというと、その後に何をしたいかの方が大事だ、と。
娘は、黙って聞いていたが、 頷いて、こう言った。
「そうだよね、大学の期間なんて短いよね、 今は、受験のことでいっぱいだけど…、 受験がすべてじゃないよね」 「うん、すべてじゃないね。ほんの通過点だね。 だから、仮に受験がダメだったからって、 それで、あなたのすべてがダメってわけじゃないのよ。 大学が人生のすべてじゃ、決してないからね。」
「うん、そうだね、すべてじゃないね」 「うん、だからね、後のことなんて、あれこれ考えて、 不安にならないで、元気に受験してきなさい。 ダメだったらダメで、なんとかなるし、 何か違う方法も見つかるから、大丈夫だよ。 心配せずに、がつんとやってきなさい。 当たって砕けろよ。」
などと、過激なことを言っていると、 娘は頷き、ホッとしたように笑って、 再びオムライスを食べ始めた。 どうやら、相当に不安だったらしい。 何とか、少し元気になってくれればいい。
今はすっかり忘れているが、 かつて、私も通った道に違いない。 こんな不安があったのだろうなあと、思ったりした。 今やもはや…思い出しようもないが。
さて、そんなわけで、娘は元気に 昨日と今日、受験した。 今日、受験した大学が目指す大学である。 どうなったかと心配していたら、 夕方、娘から電話が入った。
「どうだった?」 「むずかしかったけど…なんとかやってきたよ」 「そう、ご苦労さま、よかったね、終わって。」
ねぎらうと、娘はこう言った。
「あのね、○○大学終わったし、頑張ったから、 前に連れてってもらった、レストランに 行きたいのだけど… 食べたいものがあるんだけど…」
その瞬間、
「この娘は、大丈夫だ。 何があってもやっていける!」
と確信した。
もちろん、私は甘いので「うんうん」と答え、 このレストランに食事に連れていくことにした。 私も行きたかったしね。 そして、おいしい食事をしてきたのでした。
どうやら、娘は、喉を痛めることもなく、 (加湿器の音は大きいらしいが) 睡眠も取れるようになったらしいし、 元気で受験に取り組んでくれている。
しばらくの間、どうなったかと どきどきの日々をおくることになりそうです。 どうなりますか… 見守ることにします。
そうそう、娘に、 「チョコあげる人はいないの?」 って聞いたら、きっぱり、
「全然いない!今は興味ない!」
だって(笑)
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| 2007年02月12日(月) |
受験の娘がやってきた! |
友人の娘が大学受験のために、昨日やってきた。
友人は地方都市にいて、仕事を持っているので、 娘が1人で、受験しに来ることになった。 毎年1度は東京に出てきてるし、昨年も オープンキャンパスでわが家に泊まっているので、 娘は、1人で元気にやってきた。
ただ、今回は、受験で勉強もあるし、 長丁場(5泊)になるので、わが家の近所のホテルに 宿泊し、夕飯はわが家でとるということにした。 小さいときから知っているとはいえ、 お互いに気を使っても大変だからね。
その娘を夕方東京駅まで向かえに行った。 娘は、大きなスーツケースを持ってやってきた。
「おおっ、相変わらず大きな荷物だね」 というと、娘は、 「これでも、少なくしてきたんだよ。 でも勉強道具も入っているからね。」 などと言っていた。
友人に後で聞いたら、
「なんだかごちゃごちゃといろんなもの 詰めてたわ…忘れ物なきゃいいけど。」
と言っていた。
その荷物をごろごろと運びながら、 ホテルに向かう途中、娘はこれから使うからと、 JR駅で「スイカ」を、地下鉄駅で、 地下鉄専用カード「パスネットカード」を買った。 これがあれば、すぐに乗れるからね。 そして、地下鉄に乗った。
「パスネットカードを使うのよ」 と声をかけると、 「うん、わかった」 と娘は言った。
降りるときになって、 改札口で娘が戸惑っており、 パスネットカードで 通れないでいることがわかった。
「あら、どうしたの?」 私が声をかけると、 「改札口が開かない…」 と言う。
ふと、娘の手元を見ると、 何度も、改札口の機械のどこかに カードをタッチさせている。
どうやら、パスネットカードをスイカのように 改札口の機械にタッチさせ、読み込ませようとして、 何度も失敗していたらしい。 改札口は開かないはずだ。
「あ、そのカードは、カード入れに通すのよ。 スイカのようにタッチではダメなのよ」
あわてて、私が教えると、
「あっ、そうなのかぁ〜」
と笑い、カード入れに通すが今度も、 改札口が閉まってまま開かない。
仕方なく、駅員さんのところに行き、 パスネットカードを読み込んでもらうと、 「このカードはまだ、使われてないですね」 という。
でも、乗るときにはちゃんと改札口を 入ってきたのに、と思い、娘に聞くと、 どうやら、パスネットカードをどこかにタッチさせ、 無理やり入ってきたらしい。 駅員さんは苦笑いしていた。 まっ、ともかく無事に通れ一安心。
私は、まったくこんなことに気が付かなかったが、 なるほど…、こういうことを ひとつひとつ覚えていくことも大事なのだと思った。
さて、娘は、ひとつ東京生活を覚え、 無事に地下鉄を降り、ホテルに向かう。
ホテルに入り、チェックインすると、 なんと、
「受験パックで宿泊の方には、 これを差し上げることに なっています」
と、キットカット2個と、湯島天神の この「日日の努力」エンピツ2本をくれたのだ。

どうやら 「キット勝つ!」ということで、キットカット、 このホテルに泊まって受かったと言われたいが ためのエンピツらしい。
ありがたく頂く。 しかし、ふと、疑問に思う。
これは、1泊に1セットではないのか? だとすると、この子は5泊するのだから、 本当は、キットカット5個、 エンピツ5本もらえるはずではないか…
もちろん、口には出さないが、そして 何も5セット欲しいわけではないが、 ふと思ったりしたのだった。 ともかく、もらえたのは2セットだった。
今どきのホテルの「受験パック」は、 お弁当に縁起のいいお弁当を持たせたり、 部屋に縁起物などを置いたりもしてくれているらしい。 このホテルは、小さなホテルなので、 キットカットとエンピツだけだった。
また、受験時のホテル宿泊は、 加湿対策が大事と聞いていたので、 このホテルに、加湿器があるかどうか聞くと、
「はい、ございます。 1日400円で貸し出しいたします。 必要でしたら、お部屋に用意いたします」
と言うことだった。
加湿器がなかったら、購入しようと思っていたので、 レンタルすることにした。 なんでも、ホテルが乾燥していて、 喉を痛め、風邪をひき、受験前に調子を 悪くする子が続出しているらしいのだ。 加湿対策大事である。
さて、ホテルで無事にチェックインが終わり、 夕食をとることになった。 もう遅かったので、外食することにした。
前回来たとき、娘が「オムライス」を食べたいと 言っていたので、新宿でおいしいと評判の、 「オムライスとチーズケーキ」の店にした。
そこで、今の心境などや状況を、 聞いてみようと思っていた。
話をしはじめると、 娘が突然、こう質問してきた。
「ねぇ、まゆおば、大学って大事? ねぇ、大学入るって大事?」
私はびっくり… 娘に何かあったのか?
この続きは明日書きますね。 いよいよ、今日から娘の受験も始まり、 私としてもどきどきです。
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| 2007年02月11日(日) |
なぜ…こんなところにこんな銅像が? |
今日は、道ばたで見つけた銅像たちの紹介です。 道ばたには、結構、設置されているんですよ、 ひっそりと、銅像が。
しかし…、 そんな銅像たちを見つけると、だいたいは、 銅像たちや、造った方には、本当に申し訳ないが…
「うーん、なぜ、 こんなところにあるんだろう…」
などと思ってしまう。 たぶん、
「なんていっても銅像だよね」 「ここに、銅像は必需品だね」
などと、銅像好きな人たちがいるんだと思う。 銅像は、根強い人気があるのだ。 何かをどうしても設置したい人たちには、特に。
かつて、私も学校で銅像を造っていた。 (美大出身なので) だから、銅像を造る苦労はよくわかる。 わかるが…やはり…銅像は、 道ばたに合わないのではないかと正直思う。 ちょっと気の毒だし…
って、そんな私の感情はともかく… さっそく紹介しましょう。
まずは、トップバッターは、 この子である。

この子は、大きな通り沿いの歩道の脇にいる。 少し、汚れが目立つ、痛々しい子だ。 これがどんな銅像かと言うと、

「夏の想い出」 だそうだ。
なるほど……
夏は、元気な子は、裸で遊ぶよね。 帽子かぶってね、うんうん。 ちょっと帽子が大きいような気がするが、 大きい帽子の方が日焼けしなくていいよね。
そんなことを少しばかりの違和感とともに、 実感させる銅像であった。
少し行くと、同じ通りにまた銅像を見つけた。 恐らく、この通りには、銅像を造るべく、 何か意味があったのだと思われるが、 どんな意味があるかは、今やもはや、 誰にもわからない。
今度の銅像は、これ。 石の上に、女の子がすわっている。 ものすごくきっちりとすわっている。

これが、どんな銅像かというと、

「聴く」である。
なるほど……
何を聴いているか、わからないが、 何かを聴いているのである。 たぶん、深い想いがこめられた銅像なのだ。
こんなふうに妙に落ち着き払って、 まだ若いのに、大丈夫かこの子は…、などと、 少しばかり、危惧を覚える銅像であった。
さて、さらに、こんな銅像も見つけた。 とあるビルと歩道の間の植え込みにあった。

今度は、姉弟?の2人である。 姉は駆け出しそうにし、弟は、 その姉を止めているような感じだね。
と、そう思ったが、じっーと見たら、 それは大きな間違いであった。
よーく見たら、実は、姉(だと思う)の前には、 トンボが止まっていたのだ。 ほらね。トンボを指さしている。

しかし… しかし… 謎がある。
この姉をアップしてみると、姉の視線は、 トンボにはないのだ。 トンボを指差しながら、姉は何をみているのか?

しかも、しかも、 その表情は少しうつろで、ちょっと老け顔っぽい。 悲しみすら感じさせる表情である。 姉はどうやら、ちょっと疲れているのではないか、 弟の世話で…などと、思わずにはおれない。
で、弟はといえば… レスリングをするときのような、 洋服を着て、これまた遠くを見ている表情。 何を見ているのか…

この銅像のタイトルは、何だろう… そう思って探してみたが、タイトルらしきものを 書いたものを見つけることができなかった。 なので、タイトルをつけてみた。
タイトルは、
「うつろなふたり」
としたいところだが、それだと、 銅像のタイトルとしては、暗い印象になるから、 ここは奮発して、
「秋の姉弟」
としよう。 そうタイトルをつけ、うつろな謎を追究しないことにした。 きっと、この2人には何かあるのだ。 それに秋は、何かと寂しいからね。 このままそっとしておこう、それがいい。 私は、そう決めた。
この銅像たちは頑張っている。 雨の日も風の日も、どんな日も、ひっそりと 人知れず立ち、この銅像の存在に気づいた人に、 何かを訴えるべく頑張っているのだ。
たまたま私は、 「なぜ、こんなところに、こんな銅像が?」 などと疑問に思ってしまったが、銅像好きな人なら、 「おおっ、いいね、いいね、この銅像」 と、思うに違いない。
「日夜よく頑張っているね」
と声をかけずにおれない、銅像たちでした。
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| 2007年02月08日(木) |
まったく余計なお世話の…なんだかな |
ウォーキングをしていると、 まったく余計な大きなお世話だと思うが、 「なんだかな…」と思う情景にもぶつかる。
もちろん、私に異議はない。 しかし、やっぱり、正直、 「なんだかな…」 と思ってしまう。
今日は、そんな 「まったく余計なお世話の…なんだかな」 のお話です。
まずは、これですかね。
坂の途中のガレージのシャッターである。
この坂、確かに角度はついているけど、 ここまで隙間があっていいのか? シャッターの隙間は、最大のところで、 50センチ以上ある。 誰でも、入ってしまえそうだ。

左右別々にシャッターが上がるようにすれば、 手前の方の隙間がこれほど大きくならないと思って、 ちょっと持ち上げてみたら、一緒に両面とも動いた。 私は、あわてて元に戻した。
こんな斜めのガレージに車を入れたら、 車も相当斜めになるのではないか、 などと、余計なことも考えた。
「ふーむ… なんだかな…」
思わず、つぶやいてしまった。 今は、もはや使われてはいないようだけど、 ずっとこうして使われてきたんだと思う。 「ご苦労さま」である。
ガレージといえば、こんなのもある。
住宅地にあるガレージね。
東京ならではの、光景かもしれない。 もっとも、東京の街ウォーキング6年していて、 私も、初めて見たのだけど…

下にもう一台、駐車するのか?
「考えましたね…」
脱帽である。 ともかく、工夫ある、 頑張っているガレージでした。
さて、続いて、これかな。
植木鉢と、その受け皿だ。
しかし、この植木鉢に、 この受け皿はどう見ても大きすぎるのでないか、 何もここまで水をあげなくていいのではないか、 そう思ってしまったのだった。

でもね、花が咲いているんですよね。 健気に、マーガレットみたいな。 (下の方にある黄色のものが花)
この花には、このくらいの水が 必要なのかもしれない…そう思うことにした。
マーガレットのような花…しっかりね。
そうそう、植木鉢といえば、 大胆にもこんなことをしているお宅もあった。

そう、切った木の上に植木鉢ね。 確かに、いい置き場って感じではある。 窓からの眺めもいい。 安定もしているし。 (ちなみにこれは2階の窓です)
「立っているものは、木でも使え」
ってことですね。 少し、気の毒であった。
さて、最後はこれですかね。
とある健康関係のビルの脇にあるオブジェ。

もちろん、全然、 まったく異議はないんですけどね、 正直に言って…
「なんだかな…」 以外のことばが 出てこない一品である。
この手の身長はおよそ、80〜90センチ 親指なんて、長さ30〜40センチくらい、 親指の胴回りなんて、中くらいのカボチャくらいの 大きさがある、ずんぐりとした手なのだ。

いったい、誰の手だ? しかも…
「調和」
っていわれてもな。
もちろん、「調和」は大事である。 しかし、どんな調和か考えてしまう、 少し恐怖さえ覚えてしまう「調和」であった。
てなわけで、今日は、 「まったく余計なお世話の…なんだかな」 でした。
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| 2007年02月07日(水) |
驚きの犬…「クロ」のお話 |
今日は、ウォーキングの途中で出合った、 ミニチュアダックスフンドのクロのお話です。
クロにあったのは、いつものコースを歩いていて、 そろそろ休憩を取ろうかなと思ってる時だった。 私の目の前を歩いていたミニチュアダックスフンドが、 突然、歩道の植木のフチに手をかけて上がろうとしたのだ。

その姿があまりにかわいかったので、 飼い主さんに声をかけたのだ。
「かわいいですねぇ…」 「ええ、元気なんですよ、高いところに 上りたがって…」 「ああ、このフチを歩きたいんですか?」 「そうなんです」
そんな話をしていると、この犬は、 上げてくれと言わんばかりに 飼い主さんをチラチラと見る。
「名前はなんて言うんですか?」 「クロです」
ミニチュアダックスフンドにクロという 名前があまり似合わなかったので、思わず、 こう言ってしまった。
「クロですか?」 「ええ、そうなんです、クロなんですよ。 もっとも私のおばがつけたんですけどね。 男の子だし、クロが言いやすくていいって。 そのおばが2年前に亡くなったので、 わが家で引き取ったんですよ。」 「ああ、そうだったんですか… 確かに言いやすいですね(笑)」
私が「クロ、クロ」と呼ぶと、クロは、 植木のフチに上るのをあきらめて、 コチラにとことことやってきた。 愛嬌があって、とてもかわいかった。

クロをなでなでしていると、 その飼い主さんが、 こんな話をしはじめたのだ。
「この子には、ビックリさせられることが 多くてね…いろんなことがあるんですよ。」 「いろんなことですか?」
私は、とても興味を持ったので、 立ち上がって、飼い主さんの話に耳を傾けた。 飼い主さんの話は、とても感動するものだった。
「実は、おばは、1人暮らしをしていて、 少しぼけて来ていたんです。 何かを言っても、ハッキリしない口調になってたし、 足腰も弱くなっていて歩くのも嫌がるようになっててね。 1人暮らしだし、気晴らしにでもなれば、ということで、 犬でも飼おうと話し合って、気の進まなさそうなおばを 連れて、ペットショップに行くと、おばがすぐに この子を気に入って、即座に決まったんです。」 「気に入ったんですね、クロを?」
「ええ、すぐにこの子って言ってね。 それから、おばは、クロをとても可愛がって、 ボケていたのに、しっかり話すようになって、 散歩もするようになったんです。しゃっきりとして。 みんなで驚きましてね。」 「クロの力ですね。」 「そうなんです。とても元気になって。 ところが、クロを飼ってから、2年後に病気が再発して、 入院することになってしまったんです」 「あらら、大変でしたね。」
「ええ、それで、おばのところにお見舞いに行って、 おばの洗濯ものを引き取って来たんですよ。 病院から帰ってきて、その洗濯ものをカゴにいれて、 それから、クロを探したら、クロがいないんです。 家中探してもいなくてね」 「あら…」
「そしたらね、なんと、 おばの洗濯ものを入れた カゴの中に入っていたんです。」
「私たちには、消毒のにおいしかしないんですけど、 クロにはおばのにおいがしたんでしょうね…。 それから、病院から洗濯ものを持って戻ってくると、 毎回、おばの洗濯ものにくるまるようになって… その洗濯ものの上で寝ているんです。 それを見て、みんなで驚いて…」
飼い主さんは、そう話すとひと息いれた。 私は、黙って聞いていた。
「おばが生きてる間に、一度クロに合わせて あげたかったけど、病院には連れて行けなくて。 その洗濯ものにくるまるクロの写真を撮って おばに見せたら、おばは泣いて… それで、その写真を伸ばして病室に飾ったんですよ」
「おばが亡くなったとき、クロにそのことを 伝えたらね、いつもはほえたりしないのに、 ワンワンって、泣いたんですよ… それにも驚きましたね」
「おばさんが、クロにサヨナラを言いに 来たのかも知れませんね」 「ええ、みんなでそう言い合いました。 それから、うちの子になったんですよ」
クロは、そんなことがあって、 この飼い主さんの子に なったのだ。
クロにかけることばが見つからなかったので、 私は、再びクロをなでなでした。 クロは、嬉しそうにしっぽをふっていた。
私は、話をしてくれた飼い主さんにお礼を言い、 飼い主さんとクロと別れた。

「クロ、うんと幸せね、 おばさんの分までね。」
と私は心の中で思わずにはおれなかった。 でも、今、クロはうんと幸せそうだ。 よかったね、クロ。
今日は、クロのお話でした。
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| 2007年02月06日(火) |
あっ、あの、おんぼろ家が… |
昨日、いろいろなその後について書いたが、 大物のその後が、もう一つあったので、今日はその話。
昨年の2月15日に、「おんぼろ家…すごいわ」で、 閑静な住宅街にある今にも壊れそうな、家のことを書いた。 その後、気になってたびたび、この家をチェックしていた。 おんぼろ家は、どんどんひどくなり、
「あーあ、今度地震が来たら、 もう倒れるね」
と大いに憤慨して思っていた。 1年前よりもさらにひどい状態になっていたからだ。 例えば、屋根なんて昨年よりも、壊れている。

お隣さんの境も、こんな状況だったし。

これは、ひどい。 「家主、さっさとなんとかしなさい!」と、 いつも、思っていたが、 どうすることもできなかった。
そして先日、 このコースを久しぶりに通ってみたら…
あーーっ、
解体している。

そう、解体が始まっていたのだ。
私は、嬉しくなって、この家に駆け寄り、 解体作業のおじさんに思わず声をかけた。
「わぁ、よかったぁ、解体するんですね」 「うん、そうだよ」 「いつから、始めたんですか?」 「今日の朝からだよ」
ひぇ〜、 今日の朝からだって。 ラッキー! 解体のはじめから見れる。 私はワクワクして聞いた。
「大変ですね、どうやって壊すんですか?」 「この家は、こんな状態からだ、上に乗れないし、 周りは家に囲まれているから、足場を組んで やるしかないね、危ないから大変だよ」 「いつ崩れてもおかしくないですもんね。 どのくらいかかりそうなんですか?」 「足場組んで、危険防止して…それから解体だから、 普通の解体より時間かかるね。まぁ、10日間 くらいはかかるかな」
なるほど…足場を組むので、 時間がかかるらしい。お金もね。 そして、こんな風に足場を組み始めていた。 (この写真の手前に見える木を枝を 覚えていてくださいね)

ぼろぼろの塀に囲まれていて、今まで 見えなかった内部をじっくりとみることができた。 どうやら、かつては普通の家だったらしい。 中のあったふすまや障子なんてぼろぼろだ。 戸棚とか、家具とか残っているものが見えた。

「中にものがまだ残ってますね…」
こう聞くと、なんと、 おじさんは、こう言ったのだ。
「大家さんは、つい、 最近まで住んでいたって 言うんだよね」
ひぇ〜、 つい最近まで住んでいたって? 私は思わず、
「それは、大ウソです」
などと大きな声で反論した。 すると、おじさんも、こう言った。
「この傷みようじゃ、7〜8年くらいは 放っておいたと思うんだけどねぇ」 「大家さんのつい最近というのは、 7〜8年くらい前のことなんでしょうかね」 「そうらしいね」
2人の意見は一致し、頷きあった。 私は、その後、しばらく解体作業を見守り、 この解体を最後まで見届けようと決意した。
そして、3日後に行くと、 こんなふうになっていた。

さらに1週間後に行ってみたら、 こんなふうに何もなくなっていた。

こうしてみると、 意外に広かったんだとわかった。 お隣さんがすっきりと見えた。
そして、さっき覚えておいてくださいと お願いした木だが、こんなふうに、枝を切られ、 ばっさりと解体されていた…

てなわけで、気になっていた、 おんぼろ家、ついに解体されたのでした。 ともかく、地震が来て倒れる前に、 解体されてよかった、よかったと思いました。 この土地がどうなるか、また見続けようと思います。
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| 2007年02月05日(月) |
西新宿遺体遺棄の現場…その後など |
今日は、以前書いた話のその後や、 不祥事のその後などのお話です。
まずは、西新宿の事件現場から。
12月18日に「西新宿、首なし遺体事件」について書いた。 この時点では、犯人は分かっていなくて、 私は、バラバラにして捨てるなんて、ヤクザ同士か、 若者たちの争いだな、なんて勝手に推理していた。 しかし、その後、遺体切断したのも、捨てたのも、 妻であることが分かり、 ものすごい驚きを日本中にもたらした。
どうしてこんなことをする前に、 さっさと別れてしまわなかったのか… 「慰謝料をもらって別れるだけでは収まらないと思った」 と、妻の歌織容疑者は言ったそうだが、 どんなものすごい憎しみがあったのだろう。 どれほどの収まらないことがあったのか… にしても、ここまでするか… と、ただただ呆然とする事件であった。
ただ、TVなどの情報によると、 バラバラにするのは女性が多いらしいですね。 ともかく考えられない、恐ろしい事件であった。
12月18日にも書いたが、この道は実は、 私のウォーキングコースのひとつである。 でも、この事件以降、 なんだか行く気になれずにいたが、 先日、用事もあったので通ってみることにした。
どこが遺体遺棄現場かわからなかったので、 通りがかったおじさんに聞くと、
「もう少し先に、花が置いてあるよ」
と教えてくれたので、行ってみた。 どうやら、いつもお花が絶えないらしい。
こんなふうに お花とお水が置かれていた。

ちなみに、こんな道である。 これは、新宿に向かう道。

こちらは、新大久保の方に向かう道。

この道の、こんなところに遺体を捨てたという、 歌織容疑者の鬼気迫る怨念のようなものを感じる。 私は、遠回りに見て合掌して離れた。
さて、つづいて、ブルーシートね。
10月17日に「おやっ、これはなんだろう?」 で書いた、雑草が生えてこないようにするための、 ブルーシートだが、先日ここを通ってみたら、 こんなふうになっていた。

ブルーシートは、あちこち破れが目立ち、 無惨な感じになっていた。 しかも、シートの破れたところから、雑草たちが ものすごく元気に顔を出していた。

このシートはいつまでこうして任務を果たすのか。 頑張っているようではあるが、あちこち 破れが目立ってきて、限界に近いと思う。 これから、ますます、雑草たちの季節になるし、 一雨降れば、雑草はますます元気になると思う。 かなり、疲れてつらそうなブルーシートであった。
しかし、 雑草たち、 やるね。
頑張れよ、なぜか、雑草たちの方を 応援したくなったのだった。
最後は、書いてはいなかったが、 「ペコちゃん焼き」のことである。
うちの近所に「ペコちゃん焼き」があるのだが、 不二家の例の不祥事を受けて、店が閉まっている。 (ペコちゃん焼きとは、大判焼きが ペコちゃんの顔になっているもの)
地下のお店が、ペコちゃん焼きのお店。 こんなふうに閉まったままである。 以前は、列ができるほど並んでいた。 今は見る影もない…

そして、こんなふうに、張り紙と、 詳細を書いたお知らせが置いてある。

そのお知らせにはこんなことが書かれていた。
「「ペコちゃん焼き」は、飯田橋神楽坂店 オリジナル商品として、本社の原材料は 一切使用せず、店内で製造販売して まいりましたが、不二家本体が社会的問題を 引き起こした上は、不二家傘下のわたしたちの 「ペコちゃん焼き」も、製造販売を 本日1月15日より自粛することに決定しました。」
このペコちゃん焼きは、40年間も販売してきたと いうことだが、この不二家の不祥事に決着つくまで、 そして、不二家が信頼を取り戻し、製造販売復活するまで、 期限なしの自粛をするということであった。 いつのことになるやら…
神楽坂の知り合いによるうわさ情報だと、 「店主は、がっくりして、寝込んだらしい」とか。 私も、何度か食べたことがあるが、 愛嬌があったので、好きだった。
不二家… 果たして復活できるのか…
店主のためにも、何とか復活してほしいが、 道は険しい…と、どう考えても思う。
今日は、いろんなその後でした。 考えさせられることが多かったです。
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| 2007年02月04日(日) |
節分イベント、大声コンテスト |
2月3日、何時も通りにウォーキングを していると、節分だったこともあり、 この辺りでもいろいろなイベントをやっていた。
その中に、神社で
「子ども大声豆まきコンテスト」
と、いうイベントがあり、ちょうどタイミングよく 今まさにはじめようとしているところだったので、 ちょっと模様を見てみることにした。

子どもたちがたくさん集まってきていて、 神社前は、ごった返していた。 コンテストに出る子どもたちは、まず、 コンテスト出場札をもらわねばならないが、 これが、なかなか徹底されず、何度も、 「コンテストに出るお友だちは、受付してくださいね〜」 と受付の人たちが叫んでいた。 どうやら、人数制限があるようだった。
お母さんたちは、受付するように言うのだが、 子どもたちは、元気に走り回り、 受付どころではない騒ぎになっていた。 受付をしても、その札を落としていく子もいた。
そんな受付はさておき、 いよいよ コンテスト開催時間となった。
子どもたちは大騒ぎ。 まずは、幼稚園以下〜幼稚園〜学年順に 分けるのだが、これが、また大騒ぎ。
子どもたちが、右往左往するだけでなく、 「○○ちゃん、コッチに並ばなくちゃダメよ」 「○○っ、おまえはそこじゃないよ」 だの、親たちが介入してくるので、さらに混乱。
こりゃ、大変だわい、 大丈夫か、開催出来るのか、 と思っていると、大騒ぎながらも、 なんとか、整列することができた。 整列中に、叫びだしてる子もいた。
そして、イベント開催者からの挨拶などがあり、 ルールが説明された。
しかし、私はこのルール説明は、 大いに不服だった。 だって、こんな具合だったのだ。
「ルールの説明をしますね。 5人1組で壇上に上がって、元気に、 「オニはそと〜フクはうち〜」 と、おっきな声で叫ぶんだよ。 その中から1位を決めます。 1位が集まって、決勝戦をやります。 1位から3位まで賞品がでるよ。」
ここまではまぁよかった。 「ごにんひとくみ」などと子どもたちに 通じるとは思えないけどね。 さらに、この司会者はこう説明した。
「審査員は、町内会会長さんや、 この神社の宮司さんがやります。 審査は審査員の独断と偏見でやりますから、 文句はなしでおねがいしますね、 子どもたち、わかったかな?」
「独断と偏見」…だって。
子どもたち、わかったかな、 だって。
「独断と偏見」がどんな子にわかるのか。 大人言葉を使って説明してもな。 もっとも、子どもたちは、興奮していて、 聞いちゃいないなくて、 親たち向けではあると思うが、 もっと、子どもたちの言葉で話すべきだと思うな、 などと思っていた。
ともかく、コンテストは なんとか始まった。
大きい子どもたちから、順に大声で叫ぶのだ。 叫んだ後、豆(落花生)を上に向かって投げるのだが、 興奮のあまり、豆を人に向かって 投げつける子が続出し、豆は危ないので、 やめようということなった。

最後の幼稚園以下の子どもたちの番になった。 小さな子たちは、壇上で大騒ぎである。 しかもなんて叫んでいいか分からない。
「オニ〜 オニ〜」だの、 「オニは〜オニは〜フク〜」だの、 「オニはそとぉ〜オニはそとぉ〜」だの、 なかなかフクが来ない有様だった。
「○○ちゃん、オニはそと、フクはうちよ」 などと、おかあさんが教えても、 壇上に上がった幼稚園児はそれどころではない。 必死で、何かを叫んでいた。
みんな、大笑いしながら見ていた。 私もかなり楽しんだ。
そうして、5人1組の中から1人づつ 独断と偏見で1位選ばれて、ついに決勝となった。 私が見てもかなり独断と偏見だったな。 独断と偏見の審査員たち。

選ばれた子どもたちは、決勝になると、 また大いに張り切り、小さい子もそれなりに 頑張り、最後に1人男の子が1位となり、 その他、2位と3位も選ばれた。
しかし、表彰式に移ったとき、 とんでもないことが発覚した。 なんと、3位の女の子は、コンテストの 出場札を持っていなかったのだ。
さぁ、大変。
その子は、壇上で、 泣き出しそうにしている。
そこで、 独断と偏見の審査員が話し合い、 独断と偏見で、 「札はなくてもよい」 という決定をした。
やれやれ… よかった、よかった。 一同ホッとし、表彰式も終わった。
子どもたち全員にお菓子が配られ、 なんと、大人たちにも 「オニ退治をしてくださいね」と 「福豆」袋が配られた。 私もせっかくなので、もらってきた。
これがオニ退治用豆セット。 落花生10個、大豆1袋、みかん1個 これで、オニを退治する。

福豆をもらって、この会場を後にすると、 今度は街角で、オニと福の神に出合った。 どうやら、これも、イベントで、 「オニを追い出し、福さがし」で、 このオニに、豆を投げつけるらしかった。 オニは逃げているので、写真がうまく撮れなかった。

私は、さっきもらった豆を持っていたが、 もったいないので、オニに投げつけるのはやめた。
福の神さまは、ばっちり撮れた。 この人ね。

そして、恵方巻きも買うつもりはなかったが、 半額になっていたので、途中で買ってきて、 北北西を向かなかったが、もぐもぐと食べた。 とてもおいしかった。
豆も、投げずに食べた。 自分の中にいるオニ退治ね、などと言いながら。 今年もこれで私の中のオニ退治完了だ。
そんなわけで、節分イベントのお話でした。 さて、みなさまは、豆まきましたか?
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| 2007年02月01日(木) |
この謎の「穴」は…なんだろう? |
実は、ずっーと気になっている「穴」がある。 ウォーキングのコースにあるのだが… いつも、気になっていた。
「何だろう、この穴…」

この穴は直径10センチくらいあり、 のぞいてみても、底は見えない。 木を抜いたというような穴でもない。

こわごわとのぞいてみると、なんとなく… 奈落の底につながっているような、 そんな底なし感がある…
この「穴」がどうしても気になっていたが、 ある日、決心した。
よっし、 この「穴」がどうなっているか、 調べてみよう…と。
しかし、この「穴」には、 何かが住んでいるのかもしれない。 いきなり棒でグリグリなんてすると、 こんなヤツが出てくる可能性だってある。 それは、怖い。危ない。 こんなヤツ(想像図)

そこで、最初に 小石を投げ入れてみる作戦を立てた。 そして、近くにあった、この石たちを選抜した。 ほぼ、実物大ね。

まず、この選ばれし小石たちを この「穴」に、投げ入れてみて様子を 見てみることにした。
そして、少し離れてしゃがんで、 小さい方の石を投げ入れてみた。
ぽん
すると、コロコロと吸い込まれるように、 中に入り、あっという間に見えなくなった。 おおっ、吸い込まれた! 小さな石だと…ダメらしい。
続いて、中くらいの石を投げ入れてみた。
ぽん
どうだ?
やっぱり吸い込まれるように、 中に入って、底がない感じがする。 どこまでも落ちていっている感じがする。 ポトンなどという音も聞こえない。
しかし、どうやら何も出てこなそうだと、 わかったので、私は大胆になり、 今度は、もっと大きな石にしてみよう、と 大きな石を探し出した。
そして、今度は少し、強めに投げ入れた。 今度はどうだ?
えいっ
あっ…
大変だ… 石が大きすぎて、穴の入り口で 止まってしまった… 投げた角度がまずかったらしい。 まずい!

そこで、この大きな石をつんつん出来る棒を探し、 大きな石をつんつんしてみた。すると、 その大きな石も、奈落の底に、吸い込まれるように、 コロコロと落ちていってしまったのだ…
これは、深い…ぞ。 どうやら思っているより深い穴らしい。
よしっ、何も出てこなそうだから、 思い切って、この穴の中を棒で、つついてみよう… 私は50センチほどの棒を探し出し、 決心して、穴に近づき…
そして、
その棒で「穴」の中を 恐る恐るぐりぐりしてみた。

しかし…底がない 棒が底に達しない。
そして、その棒を、手からはなすと、 なんと、その50センチの棒まで、 「穴」の中に入っていってしまったのだ。
ひぇ〜深いわ。
しかし、これ以上「穴」を 調べる手だてがなくなってしまった。 もうこれ以上に長い棒も回りにないし… 今回は、諦めることにした。
結局、この「穴」がなんなのか… どのくらいの深さなのかも、分からなかった。 分かったのは、何も出てこなそうだと いうことだけだった。
そんなことを思っていたら、 巡回のお巡りさんがやってきた。 そして、穴の前にしゃがんている私を見た。 目があったので、少しばつが悪くなって、 お巡りさんに声をかけた。
「この穴、なんでしょうね?」 「穴…ああ、この穴ね」
お巡りさんものぞき込んだ。 私はそれを見て、聞かれてもいないのに、 お巡りさんに、これまでの実験結果を話し、 こう言った。
「この穴は、奈落の底まで落ちているんじゃ ないかと思うんです」
すると、お巡りさんはこう言ったのだ。
「奈落の底じゃなくて、 地球の裏側かもね」
おおっ…そうだったか…
そうか、地球の裏側に通じているのかも… なるほど…そう言う考えもある。 お巡りさんは、そう言って笑うと去っていった。
ついに、この穴について何も分からなかったが、 この穴は「地球の裏側」につながっているのだと、 思うことにして、この「穴」をこう名付けた。
「アースホール」
今頃、あの石たちと棒は、 地球の裏側に向かっているのだと思いをはせ、 相当満足して、「アースホール」から離れたのでした。
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| 2007年01月31日(水) |
頑張っている置物たち…これはこれは… |
ウォーキングをしていると、 いろいろな置物たちにも出合う。
今日は、そんな最近見かけて、
「おおっ、これはこれは…」
などと、立ち止まってしまった置物たちを紹介。 憎めなくて、あやしくて、楽しいものたちです。
まずは、このカエルかな。
居酒屋さんの前で頑張っているカエルだ。 この写真だと分からないが、頭の上の葉っぱから 水がちょろちょろと出ている。 やや疲れたようなとろんとした目で、 必死で葉っぱを上に上げて、 冷たい水を浴びながら、日夜頑張っている。
「風邪ひかないように、しっかりね…」
と思わず声をかけたくなるカエルである。

次は、同じカエルだけど… かなり趣が違うカエル。
どうですか、この神々しさは… どうみても、普通のカエルではない、
「筋肉隆々の祈るカエル」である。
たぶん、雨乞いをしているのだと思う。 新宿のど真ん中でね。 思わず、手を合わせたくなるカエルである。

さて、次は、ライオンである。
私は、このライオンを見つけたとき、 余りの違和感にびっくりした。

だってね、こんな狭いところにいるのだ。

なんとなく…気の毒な気がした。 こんな街角にライオン… いいのか…いて。
このライオンは、何か意味があるんでしょうかね。 ナルニア国物語が好きな人なのかな… ともかく、石垣の上で、ひとりでこのビルを守っているのだ。
「ご苦労さま…」と、 声をかけずにはおれない。
さて、問題はこれである。
こんなものを、 店先に出しておいていいものか? タヌキではないかと思われるが…
ちなみにそば屋の店先に飾ってある。 なんとなく不気味である。

近寄ってみたら、

やっぱり… もっと不気味だった。
どう見ても、 もう古くなって毛が汚れた剥製?のような… 片手にエンピツを、もう片方にとっくりを、 持たされたタヌキである。 (エンピツは、輪ゴムのようなものでくくりつけてある) しかも腕を怪我しているし… どうひいき目に見ても、 不気味なタヌキとしかいいようがない。 また、なぜ、エンピツを持たされているか、 これは、いったい何者なのか…という謎も残る。
店主に問いたい。 「いいのか、このタヌキここにいて?」
上のタヌキを見た後…
このタヌキの「のーてんき」ぶりが 癒しをもたらしてくれる。

やっぱりタヌキは、こうでなくちゃね、 福が呼び込めない気がするな。 ちなみにこちらもおそば屋さん。
さて、どっちのタヌキ店に 入ってみる気になるか… (この2軒はちょっと離れているけど)
てなわけで、おおっ、これはこれは… な、頑張る置物たちでした。
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