| 2007年01月16日(火) |
どうかと思うな…この看板たち |
いつものコースを元気に歩きながら、 ふと脇道にそれて、小さな道に入ったりすると、 そこで、とんでもないものを見つけたりする。
これが、なかなか楽しいのだけれど、 時々、どんなつもりなのかしらん…などと 思うものにも出合う。
今日は、そんな中から、
ややっ、これは、あやしい! どうかと思うな…
と思った看板を紹介します。
まずは、これですかね。
マッサージや整体をやってくれる店の看板ね。 どうですか、このイラスト。

「健康美人」
って言われてもな…
よーく見ると、首の骨らしき辺りで、 2匹のイノシシらしきものまで、走り回っている。 今年はイノシシ年だけど、健康美人と関係あるのか。 ともかく、この店の 2007年「健康美人」の看板である。
店がどうなっているかのぞいてみたら、 私がチェックした時には、 誰もお客さんがいないようだった。 この店の、「健康美人」がどんな人なのか、 怖いが見てみたい気がした。
さて、次はこれである。 とある喫茶店の看板ね。

不気味である。
体の柔らかい悪魔のような男の子が 逆立ちのような格好をし、その上に、 ネコがのり、フォークで、今まさに、 スパゲティを食べようとしている。 やけに、スパゲティはオレンジ色だ。
男の子の足の裏には、 「ニャポリタン」と書いてある。 手もなんだか人間の手ではないようだ。
いったい、この男の子は何者なのか… このネコと、どういう関係なのか… ニャポリタンと何か関係あるのか…
近づいてみると…

もっと、不気味であった…
これでおすすめと言われても、 ニャポリタン…食べたくないな。 ニャンと720円って言われてもなぁ…
こんなものを、 どこで見つけてきたのか。 どんな意味があるのか…
この店を外からのぞいてみたら、 クラッシック(つまり古い)で、薄暗く、 店内にもあやしい飾りものが置いてある、 別世界の雰囲気を醸し出している喫茶店だった。
お客さんは、男性が3人ほど入っていた。 ニャポリタンを食べているのか… 店主は、どうやら男性らしかった。
入ってみようかと思ったが…
「こんニャちわ〜」だの、 「いニャっしゃい〜」だの、 「ニャポリタンいかがですか〜」
などと言われたら、落ち着かないので、 やめることにした。
入るには…相当な、 勇気が要りそうな店である。
さて、最後は、 あやしい看板ではないが、これね。

そうそう、「防衛庁→防衛省」になった、 市ヶ谷にある防衛省の看板である。 先日、「省」になったとき、 TVでこの看板がよく写っていたし、 この前で、リポーター達が、インタビューやら、 ニュースを伝えていた。
でもね、この看板、 ニセモノなんだって。
あのね、本物はまだできてなくて、 これは、仮の看板らしいです。 本物はまだできてなくて、今制作中なんだって。 看板前にいた自衛隊員が教えてくれた。 みんなこの看板の前で記念撮影なんてしてたけどね。 実は、ニセモノ。
そう教わったので、近くによって 触ってみたり、つんつんと叩いてみたら、 確かに、安っぽい感じのつくりになっていた。

本物の看板が出来上がってくるのは、先らしい。 どうやら、本当の「省」になるまで、 まだまだ時間がかかるようである。
てなわけで、今日は、ちょっとあやしげな 看板たちでした。
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| 2007年01月15日(月) |
おやっ、こんなこともあるのね…道ばたの小さな親切 |
ウォーキングをしていると 「本当にいろいろなものを見つける」 って、いつも言ってるけど、 ホントにいろんなことに出合うのだ。
今日は、そんないろんなことから、 道ばたの小さな親切?について書きますね。
まずはこれね。

中くらいの道路の歩道に、こんなふうに、 ガーデニング&菜園している人がいるのだ。 私は「歩道ガーデニング」と言っている。 写真手前の方にある、小さな温室みたいのまで 作っていることもある。
歩くのにちょっと邪魔だが、 東京は、庭がなかったり、狭かったり、 あっても日当たりがよくなかったりするので、 こんなふうに歩道ガーデニングしちゃう人たちがいるのだ。 私は楽しませてもらっているので好きだけど。
でも、この歩道ガーデニングは、 ただの邪魔な歩道ガーデニングではない。
ほら、こんなふうに、採れたものを みんなに分けてくれているのだ。

今回は、たくさんなった「唐ガラシ」である。 しかも袋まであるという。 こんなふうにいっぱいに唐ガラシがなっている。

私もせっかくなので、5つばかりもらってきた。 ありがたい。ごちそうさま。 さっそく使ってみるつもりである。 こんな歩道ガーデニングで、よく こんなにたくさんなったものだと感心する。
しかし…さらに、 この歩道ガーデニングには、 驚くべきものが育っていた。 これである。

たぶん、キャベツだと思う。 花のように見えるけど…。 まいったね… 普通のキャベツのように丸まらなかったのだと思う。
小さなプランターでよくここまで、育ってきたと思う。 きっと、うんと栄養をもらって大切にされてきたのだ。 だから、キャベツも、それに応えて、そして、 こんなふうにとても元気に育ってしまったのだ。 イキイキしているもんね。 ともかく…見事なキャベツであった。
やるな、 歩道ガーデニングキャベツ 私はそう思ったのだった。
さて、次はこれである。
「おやっ、あれは何だろう。道ばたに、 何か置いてあるぞ」 駐車場の前の歩道に何か置いてある。

私は、こういうものにめざといのだ。 大急ぎで近寄り、じっと見てみた。
すると…

「ご自由にお持ちください」 などと書いてある。
もう商品はほとんどなくなっていたが、 どうやら、電気製品やら、衣料品などが置いて あって、好きに持っていってよかったらしい。 例えば、センサーライトなどもあったらしい。
どんなものたちが置かれていたのか見てみたかったが、 残念ながら、商品はほとんどなくなっていた。
誰が、こんな親切なことをしているのか? こんな太っ腹なことを… きょろきょろしてみたが、 周りには誰もいなかった。
ふーむ…
こんなことをしてもいいのだな、道ばたで。 親切というより、 いらないもの処分と言えなくもない…
しかし、ここは親切と考えたい。 ともかく残っているものを観察してみることにした。 よぉーく、見てみたら、
あのね、ほらこれ、 少しばっちくなった袋に入ったポプリね。 しかも100円ショップのポプリ。

「これは、どうなるかな? もらい手、つくかな?」 ちょっと、心配になった。
帰りに、再びこの道を通ったら、 まだ、このポプリはちゃんと残っていた。
もちろん、私もいらなかったので、 知らんぷりして帰ってきた。 もらい手あったかなぁ…ポプリ。
今日は、道ばたの小さな親切?でした。
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| 2007年01月14日(日) |
「太郎」はいなくなった… |
今日は、以前紹介したことのある犬さんのお話である。 詳しくはこちらを見てくださいね→「雨の散歩もまた楽し」 (記事は下の方に書いてあります)
この犬さんの名前を勝手に「太郎」と名付けて、 この路地を通るたびに 「こんにちは、元気してる?」 と挨拶して、なでなでしていた。 (これは昨年6月の写真)

しかし「こんにちは」をするたびに、 どんどん弱ってきているのがわかっていた。
10月に入ると、こんな感じになっていた。 とてもふらふらとしていて、 「太郎、太郎」などと仮の名前を呼んでも、 振り返るのもやっとという感じだった。

あらら…
だいぶ弱ってきたね、 「太郎、大丈夫?」 と心配になってきていた。
そして12月。
この路地を通ると、こんなふうになっていた。

「ああ、太郎は逝ってしまったね…」
と私は察した。
そして、1月。
また、この路地を通ると、 お正月用の花が飾ってあり、太郎用の水入れに、 水もちゃんと入れて置いてあった。

「ああ、本当に逝ってしまったんだわ…」 そう、思って花を見ていると…
偶然、このお宅から 年配のおばさんができてたのだ。 私はどうしても太郎のことが聞きたかったので、 おばさんに話しかけた。
「あの〜、ここにいつもいた犬さん、 亡くなっちゃんたんですか?」 「ええ、11月28日に」 「ああ、そうだったんですか…いつもお花が飾って あるので、いなくなったんだなぁと思って…」 「主人が、毎朝あげているんですよ。」
太郎は、11月28日に、 逝ってしまったのだ。
「何歳だったんですか?」 「17歳だったんですよ、もうおじいちゃん犬でね。 大分弱っていたので、亡くなる2日前に 玄関の方に入れて、温かい敷物をしいて、 体を温めたりしてマッサージしたりしたんですが、 だんだん体温が低くなって。 最後は、みんなの顔を見て、静かに息を 引き取ったんですよ。」
苦しまずに、みんなに看取られて 逝ったらしい…よかった…
「そうだったんですか… いつも写真を撮っていたんです、かわいいので。 ところでなんて言う名前だったんですか?」 「チャーリーです」 「ああ、チャーリーだったんですか…」
私はいつも「太郎」と呼んでいたが、実は、 チャーリーという名前であることがわかった。 「チャーリー」だったのか…そっかぁ。 ちょっと思った名前とは違っていた。
チャーリーは雑種で、もらってきたときには、 とても小さな犬だったと言う。 そして、散歩が大好きだったと言う。
「とってもかわいくて。人なつこくて…」 「片方の足の白いのがかわいかったですよね」 「ええ、それがトレードマークで、みんなから 可愛がられたんですよ」
そして、おばさんは最後に
「いなくなってみると…寂しくてね。 いまとなってみると、こんな狭いところに よく17年間もいてくれたなぁと思うと、 いじらしくなってきてしまうんです…」
そう言って、涙を浮かべた。
確かに、この路地は狭くて、 チャーリーがつながれている場所も 本当に狭い場所である。 恐らくチャーリーの動ける範囲は、 1メートル四方くらいのものだと思う。 この範囲の中でチャーリーは、17年間暮らし、 そして、毎日の散歩を楽しみにしていたのだ。
毎日、ここでチャーリーは 何を見ていたのだろうな… と思わずにおれなかった。
しかし… チャーリーはみんなに愛されていたのだ。 きっと、みんなに いっぱい声をかけてもらったに違いない。 そして、多くの人に愛嬌を振りまいて、 多くの人をなごませてきたのだと思う。
「チャーリー、ご苦労さまでした」 と私は思った。
私は、おばさんに教えてもらったお礼を 言って、この場を離れた。
そして、 「いまごろ、天国で遊んでいるかな。 チャーリー元気でね」 と心の中で語りかけたのだった。
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| 2007年01月11日(木) |
新春 こっこれはなんだ?その2 |
さて、昨日から、引き続き、 これはなんだ?その2です。
そう、私はこれを見て、思わず…
「あららぁ、いいのぉ、 こんなことして?気の毒だよぉ…」
と思ったのだった。 何かって言うと、これ。

そう、赤い△(これって正式名称はなんて言うんですかね?) に、議員さんのポスターが貼ってあるのだ。 無理にぐるりと巻き付けてね。
どんな場所にあるかと言うと、 角の駐車場で、こんな場所ね。

元衆議院議員の柿沢さんなんて、 下の方に印刷されているから、蹴飛ばされると思う。 現に、足跡が付いてたもん。 足で動かしたりするからね。
あと、犬や猫さんが おしっこしちゃっていくかもしれない。
△もポスターも気の毒である。 本来の役目から、かけ離れてしまっているような、 居心地の悪さを感じているに違いない。
こんなものにまで貼っていいのか… こんなものにまで貼って効果があるのか。
ぐるりと回ってみないと、名前も所属もわからないのに。 誰が貼ったのか… 「これは、目立つ!」などと思ったのか? ポスターが余ってしまったのか?
もっとも、私のようなモノ好きがいて、 こうして、 「あらら…柿沢さんがこんなところに。 気の毒に…」 などと、思っているのだから、 何らかの効果があるかもしれないが… しかし、私はただただ、 気の毒に思っただけであった。
ともかく… なんとなく変だった。
そして、このような△には貼らない方が いいのではないかと思った。
「貼った人、違うところに張り直しなさい。 ちゃんと役割にあったところに」
私は心の中で注意した。
さて、次はこれである。
そう、万歳をしているような、 切り株である。 私は勝手に「万歳切り株」と 名前をつけてあげた。

さて、この万歳切り株は、 ただの万歳切り株ではない。 これは、コンクリートで造られている 万歳切り株なのである。 ものすごくがっつりとした造りである。 これが2つほど並んでいる。 ぶつかったら痛いと思う。 夜は気をつけねばならない。
どんなところで万歳しているかというと、 集合住宅の脇の道の自転車置き場の前ね。 こんなところにあるのである。

うーむ…
何のためにあるのか。 誰がこれを設置しようと考えたのか? 何のために?
なんだか妙に邪魔に思えるのは、私だけか? 危なくないのか? 車が入らないようにするためか? 自転車などを徐行運転させるためか? だとしたら、何も万歳切り株のような 大げさなものにしなくてもいいと思うが。
「やっぱり、ここには、万歳切り株が どうしても、必要だよね」 などと提案した人がいるに違いない。
誰だろう… そんな提案をした人は。
しかし、 誰も、こんな疑問には答えてはくれず、 この集団住宅に住んでいる方々は、 万歳切り株のことなど、疑問にも思わず、 この切り株たちの間を自転車ですいすいと 通りぬけていくのだった。
なるほど…
もう、この切り株たちは、 この場所にすっかりなじんでいるのだ。 疑問に思ったりするほうがおかしいのだ。
そして、この切り株達は、 なんとなく楽しそうに見えるので、 これはこれでいいのだと思った。
きっと私などが思いもつかない、 何か大事な大きな役目があるのだ。 もしかしたら、夜になると、 踊り出すのかもしれないし。
「頑張れよ、万歳切り株たち」
と声をかけて、ぽんぽんと肩をたたいてから、 私は、帰ってきたのでした。
新春にみつけた、これはなんだっ!と 思ったものたちでした。 道ばたには、いろんなものがあるんですね。 今年も大いに楽しめそうです。
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| 2007年01月10日(水) |
新春 こっこれはなんだ?その1 |
ウォーキングをしていると、 新春だっていろんなものを見つける。
私は、3日からウォーキングを始めたが、 さっそく、「なっ、なんだこれは…」 を見つけてしまった。
これである。
大通りの歩道にでーんと出ている このばっちい、やや邪魔な箱である。 お料理屋さんの前にさりげなく、 しかしみすぼったらしく置いてある。

「新春、なんだこれはっ!だな」 そこで、じっくり 観察してみることにした。
近寄ってみると、ばっちさがよくわかる。 お料理屋さんの前にこんなばっちいものが 置いてあっていいのか? ほら、こんな箱ね。

私は、この箱をぐるりと回って観察してみた。 しかし、どう観察してみてもただの ばっちい箱である以上には見えなかった。
「何だろう……気になる」
再び、ぐるりとして、よーく見ると、 なんと、脇の方に外れそうな板がある。
「ふむ… 足でつんつんすれば、 簡単に外れそうだな…」
と、気がついた。 しかし、それはまずいのではないか。 いくら道ばたにあるばっちい箱でも…
しかし、こんなふうに道ばたに置かれちゃ気になる。 つんつんしてみるべきか、それはまずいか… 私は、このばっちい箱の前で、 しばし熟考し葛藤した。
そして決断した。
思い切って、つんつんしてみよう。 後で、ちゃんと元通りにしておけば 大丈夫だ。うん。
そこで、人通りが少なくなり、 誰も見ていない瞬間をさりげなく ぶらぶらとして待った。
そして、その大丈夫な瞬間は来た。 私は、うーんとさりげなく、 脇の外れそうな板を足で、 つんつんしてどけてみた。
つんつん…
すると、ぽそっと外れた。
ひぇ〜 外れちゃったよぉ〜 どきどき…
あわてて周りを確認すると 大丈夫!誰もいない。 私は、その外れた板を箱の上に さりげなく乗せた。 その方が、足元に転がっているより、 自然な気がして…
そして、ついに、 私は見たのだ。 この箱の中身を…
それはとってもとっても 意外なものだった。
あのね、これ… わかりますか?


そう、ヘルメット。
ヘルメットが一つポツンと入っていたのだ。 この道ばたにある、ばっちい箱は、 なんと「ヘルメット入れ」だったのである。
全く思いがけないものであった。 すっかり意表をつかれた… 「ヘルメット入れ」とは、大胆である。
しかし… なぜ、道ばたのこのばっちい箱に ヘルメットをしまっておく必要があるのか… このヘルメットは何か意味があるのか… このヘルメットは実際に使われているのか…
この店に食べに来たライダーたちが、 ヘルメットをこの中に入れて食事でもするのか。 でも、触りたくないようなばっちさだから、 私がライダーなら、入れないな…
うーむ…
どう考えても謎である。 謎なばっちい「ヘルメット入れ」であった。 しかし、これ以上のことはわからなかった。 ともかく「道ばたにあるヘルメット入れ」 であることだけははっきりとした。 (少なくても私が確認した時点では)
私は板を、元のところに置きなおし、 この場を離れた。
しかし、こんな大通りの歩道に 「ヘルメット入れ」をつくっちゃいけないと しみじみ思ったのだった。 気になるからね。
さて、再び歩き始めると、 またまた見つけてしまったのである。
「あららぁ、いいのぉ、 こんなことして?気の毒だよぉ…」
そう思うものであった。 全く気の毒だと思ったのだ。
この続きは明日書きますね。
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| 2007年01月09日(火) |
「初ビックリ」することができたか? |
さて、昨日からの続きです。
「新年大特売!!ビックリ価格です」
なんて、貼ってあっちゃ、どうしたって 行ってこの目で、何がビックリなのか、 ちゃんと確認してみなければおさまらない。
「ひぇ〜〜!! ホントだ、ビックリ!!」 などと、新春初ビックリ…してみたいし。
そんなわけで、4日の午後から ウォーキングしがてら、うんと張り切って、 ビックリする覚悟で出かけた。
てくてく
そして、ついにこの店に着いた。 確かにいつもよりお客さんがいるようだ。 これは期待できそうだ。
どれどれ、どんなビックリ価格か? わくわく
近づいてみると、店頭はこんな感じで、 新鮮な野菜ものであふれていた。

ふんふん、 今日はお野菜がいっぱいあるのね、 しかも、安くなっているのね。 でも、店内はどうなっているかな?
しかし、店内は、いつもと変わった様子もなく、 どうやら、店内にビックリ価格はなく、 今日のビックリ価格は、この野菜たちが 主役であるらしいことがわかった。
「あ、そう…今日のビックリ価格は この野菜たちなのね、ふぅーん」
そう思ったが、もしかしたら、 もっと何か違うビックリ価格が あるかもしれないと思い、 売場のおにいさんに声をかけた。
「ビックリ価格って、このお野菜たち?」
すると、おにいさんはこう答えた。
「そうですよぉ、もう赤字覚悟なんです、 今日は、初売りだから、赤字覚悟! 安いでしょ?ビックリでしょ?」
しかし…
そう言われても、比較するものがなかったので、 「ホントだ、ビックリ!」とは素直に言えなかった。 他がいくらで売っているのか、わからないし… 悪いと思ったが、おにいさんの答えに 頷かないでしまった。
そこで、この近くにあるスーパーマーケットで 野菜たちの価格を調べてみることにした。
すると…
ビックリ価格 他の店 キャベツ 69円 (128円) 大根 69円 (158円) ピーマン 50円 (128円) ぽっくり南瓜 120円 (230円) ゴボウ 69円 (128円) なす 98円 (198円) きゅうり 120円 (198円)
などなどであることがわかった。 (もっといろいろ安かった)

ほぉ〜確かに、 ビックリ価格の勝ち! ここで、私は初めて、 ビックリすることにした。
ビックリ!!
ちゃんと認めてあげないとね。 赤字覚悟の初売りの頑張りを… そして、この店の頑張りに応えるために、 お野菜たちを買うことにした。 ブロッコリー、ジャガイモ、 ニンニクの芽、ピーマン、ね。 しめて315円。

そんなわけで、 私はビックリ価格で野菜を購入し、満足し、 その野菜たちをぶらぶらと下げながら、 ウォーキングを続けることにした。
てくてく
すると、帰り道で、こんな光景を見つけた。 ハトが、公園のアーチ型の門に止まっていた。

「ああ、今年も平和だね…、 よかった、よかった」
そう思いつつ、再びウォーキングを続けると、
今度は、こんなものを見つけた。 お飾り自転車3台である。 ちゃんと、お正月飾りがついて、 誇らしげだった。


このところ、気の毒な自転車ばかりを 見てきたので、何だか、ちょっと嬉しかった。
「よかったね、飾ってもらって。 今年も、頑張ろうね」
と私は、自転車に声をかけたのでした。
なんだか、今年はいいことがありそうです。 たくさんのビックリにも合えそうです。 楽しみながら、ウォーキングを今年も続けるぞ! と心にかたく誓ったのでした。
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| 2007年01月08日(月) |
今年はどうかな?運だめししてみた。 |
みなさま、 よき年、お迎えになられたでしょうか? のんびりとしたお正月過ごされましたか?
今年もぼちぼち、楽しく、驚きながらいきたいと 思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>
さて、今日は、お正月にあった話などです。
まずは、くじ引きの話から。
わが家で、新年会をやることになっていたので、 手伝ってくれることになっていた友人と一緒に スーパーマーケットに買い出しに出かけた。 すると、この日は、1000円以上買うと、 「空くじなし」のくじ引きが もれなく1回できるということがわかった。
1等「和牛霜降り肉1キログラム」 2等「カニなべセット」 3等「お米10キロ」 その他、等がつかないけれど、 空くじなしなので、洗剤やら、 ワインやら、野菜やら、 いろんな商品が並んでいた。
これは、やってみねばなるまい。 今年の運だめしにちょうどいい。 何だか、当たりそうな気がするし、 だって「空くじなし」だからね。
「おっいいね、いいね」 と、2人とも相当やる気になってきた。 そんなわけで、このスーパーマーケットで、 なんとか2000円以上を買い、 友人と2人でその金額を分け合って、 1回ずつくじを引いてみることにした。 箱から、二つに折られ、ホチキスで 留められた手作り三角くじを引くのだ。
わくわく
くじ引き、運だめし。
今年はどうかな?
三角くじをジッと見つめて、 私を呼んでいそうな三角くじを探した。 すると、その中に、なんとなくキラリと 光ったような三角くじを発見した。
これだね…
私は自信を持って、その三角くじを引いた。 友人はその後で、無造作に三角くじを引いた。
そして、2人で、ふっふなどと 言いながら開けてみた。
どれどれ…
すると… なんと…
「ポケットティッシュ」
が〜ん。 空くじなしって言っても、 ポケットティッシュじゃねぇ… 箱の中のキラリは意味はなかったらしい。 ちっ。
友人は、気の毒そうに私を見た。 これが今年一番に当たったポケットティッシュ

しかし、ただのポケットティッシュではない。 お正月だからね。 コカコーラのオマケの携帯画面拭きが付いているのだ。 ほら、これだ。 ほぼ実物大。 (後ろが携帯画面拭きになっている。 あまり、キレイに拭けなかった…)

毎年のことながら、本当にくじには弱い。 まともに当たったことがない。 今年もどうやらそうらしい…
さて、友人も三角くじを開けた。
なになに?
「麺セット」
なんと、 友人は麺セットを当てたのだ。 ポケットティッシュよりは、うんといい。 友人は、満足げに麺セットを受けとった。 それが、これね。

がっくりして、友人に
「ああ、今年もくじは当たらないなぁ…。 本当に弱いんだから…」
などと、話をしていると、 私たちの隣にいて、油が当たったおばさんが、 話しかけてきて、こう教えてくれた。
「でもね、くじが当たらないってことは、 他の何か悪いことも当たらないってことだから、 今年も安泰ってことなのよ」
それを聞いて、
「そっか!霜降り肉も当たらないけど、 他の悪いことも当たらないんだ、 そっか、安泰かぁ…」
などと、妙に嬉しくなってしまった。 友人はそれを聞いて、 「麺セットくらいなら、大丈夫だもん」と言った。
どうやら、私は、今年も安泰らしい、ふふん。 ああよかった、ポケットティッシュで。 そう思っても少し悔しかったので、 ポケットティッシュをそそくさとポケットにしまった。 今年の運だめしは、これにて終了した。
さて、次はお正月売り出しの話である。
ウォーキングの最中に、 こんな手書きPOPを見つけた。

店の窓に何枚か、貼り付けてある。
この店は、小さな食料品屋で、 自称100円ショップと言っているが、店の中は、 100円以上のものも、以下のものもいっぱいあって、 正真正銘の100円ショップではない。 いつも、買うときには、値段を 確認せねばならない油断出来ない、 100円ショップなのである。
しかも、個人経営で、 チェーンストア化されている店ではないので、 新聞にお正月売り出しのチラシなどを 入れられるような店ではない。 なので、こうして店の窓に貼り付けているのだ。
しかし、この店は小さいながら、 近所の大手99円ショップや、ホンモノの 100円ショップに対抗している店なのである。 つまり、頑張っている店なのである。
おおっ、どうやら1月4日は、 「ビックリ価格」で何かやるらしい。 これは、なんとしても来てみなくちゃね。
何がビックリ価格なのか… 楽しみである。
そこで、4日、 私はこの店に行って見ることにした。 この続きは明日書きますね。
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| 2006年12月28日(木) |
あやしい募金、正しい募金 |
《お知らせ》
ぼちぼち日記は、1月8日までお休みします。 来年もまた、元気にぼちぼち行きますので、 どうぞ、よろしくお願いいたします。
よき年、楽しい年、豊かな年、そして、 こころあたたかな年をお迎えくださいませ。 今年一年、どうもありがとうございました! <(_ _)>
さて、今日は、募金活動などについての話です。
暮れになり、新宿の街を歩いていると、 「あの〜ちょっと…」 などと、声をかけられることが多くなってくる。
どこが母体かわからない募金活動や、 手相占いさせてくれだの、ちょっと話を聞いてください、 だの、そんな人たちが街にあふれているのだ。 特に、新宿通りには多くなる。
先日、いつものようにウォーキングをしながら、 ついでに買い物をしに、新宿の街に出ると、 こう、声をかけられた。
「あの〜、新潟地震の募金をしています。 もしよかったら、募金お願いします」
と、年齢不詳の女性に声をかけられた。 みると、手作りふうの募金箱をぶら下げて、 私の目の前に立っていた。
私は、彼女をじっと見た。
彼女も私を見た。
2人で見つめ合ったが、私の結論は、 あやしい…以外なにものでもなかった。
そこで、彼女に聞いた。
「ねぇ、この募金はどこに寄付されるの?」 「新潟地震の被害者の方々です」 「どこが母体になってやってるの?」 「新潟地震の被害者を救う会です」 「どこにあるの?」 「本部は新潟です」 「新潟のどこ?」 「えっと…詳しい地名までは… わらないのですが…新潟だと思います」
「え、知らないの?本部の場所を?これって、 ホントに募金なの?あなたへの募金じゃないの?」 (宗教ってこともあるしね) 「………」
そう言うと、彼女は、すっと私から 離れて行ってしまった。
あらら… もう少し聞きたかったのな。 どうやら図星だったか…
実は、新宿ではしばらく前に、ニセ募金騒動があって、 どんな団体がやっていて、その募金がどう使われているか、 不明なので問題になり、新宿駅近辺での 募金活動はいっさい許可されなくなったのだ。 私は、そのことを覚えていたのだ。 よかった、無駄な募金をせずにすんだ。
そしてまた、違う日、 伊勢丹の前で、これまた年齢不詳の女性に、 こんなふうに話しかけられた。
「あの〜、あなたはとてもいい顔を してますが、お話聞かせてもらえませんか?」
実は私はその時、大きなマスクをしていた。 ノロウィルス対策でね。
マスクをしているのに、 なぜいい顔だってわかるのか? 私は、立ち止まって
「マスクをしているの、どうしてわかるの?」
と聞いてみた。
すると、
「わかるんです、雰囲気で…」
だって。
こらこら…と呆れたが、 さらにこう聞いてみた。
「雰囲気でわかるの…すごいね」 「ええ、私は人相学をやっているのでわかるのです。 あの、とてもいい相にお見受けするんですが、 手相も見させて頂けませんか?」
ああ、手相見かぁ、そして、 こうやって、人をなんとなくいい気にさせて、 占いまがいのことを話して、最後には、 だけどここが悪いだの、これからもっとよくするには、 印鑑かツボか首飾りが必要だ、などと、 売りつけてくるのである。
そんなことは、 お見通しだっ!
それに、マスクしていてもいい顔をしていて、 その上、人相もいいなら、 それでもう私は十分である。 手相まで見せる必要は全くない。
「いい人相だって言ってもらったから、もういいわ」 と去ろうすると、私の腕をつかんで、
「でも、手相をみたら、もっと何か…、 わかるかもしれません。」
などと言う。
何かなんて、わからなくてもいいもん。 印鑑もツボも首飾りもいらないもん。
「いいえ、もう十分だわ、どうもありがとう」 と彼女にお礼を言って振り切って去ってきた。 本当は、何を売りつけたかったのか、 ちょっと知りたかったけど、 時間がなかったので、この日は、あきらめた。 いずれ機会があったら、話を聞いてみよう。
でも、正しい募金活動もある。 救世軍の「社会鍋」募金である。
「社会鍋」募金は、イギリスに本部を置き、 国際的なキリスト教(プロテスタント)の団体、 救世軍というところが主催していて、 毎年、12月に募金活動をするのだ。 どうやら、この募金は、国内外の被災者や、路上生活者、 病院や施設の救援活動に使われているらしい。 詳しくは→「救世軍」をどうぞ。
で、今年も小田急百店前で見かけたので、 私は、いつものように募金箱に100円を入れた。 救世軍の制服を着て、ラッパを吹き、歌を歌い、 こんな風に立ってます。

募金を入れながら、ちょっと話を聞いてみた。
「ご苦労様です、今年はどうですか?」
すると、募金活動をしていた女性が 気さくにいろいろと話してくれた。
「昨年は2000万円弱集まったのですが、 今年はどうなるか…ちょっとむずかしい 感じがしますね」 (ちなみに昨年の募金は19602199円) 「不景気なんでしょうか?」 「ええ、なんとなく、そんな感じがします。 それに、新宿駅近辺では募金活動が禁止に なったので、ここでするようになりましが、 駅の前よりは、人通りも少ない気がして…」
「なるほど…」 「でも、社会鍋募金は、もう97年もやってますから、 おなじみさんもたくさんいるんです。 毎年、社会鍋にだけは募金するという人や わざわざ届けに来てくれる方や、 毎年、封筒に30万円くらい入れて募金して くださる方もいて…それに、1万円札を気軽に 入れてくれる方もいて…嬉しいことです。」
でも、今年はなんとなく、 少ない感じがしているらしい… その話を聞いて、私は1万円ではなく、 もう100円入れた。 気は心である。

私が話を聞いている間も、募金する人は 絶えなかった。歴史があるからね。
「たくさん集まるといいですね」
話を聞けたお礼と、挨拶をしてこの場を後にした。 でも、社会鍋募金、今年はどのくらい集まるんだろう… 後でちゃんと調べてみよう、と思った。
まっ、そんなわけで、あやしい募金活動には騙されず、 正しい募金をしたのでした。 今年の募金はこれでもう終わり。 また、来年ね。
それでは、みなさま、 よき年をお迎えくださいませ。 また来年お会いしましょう。
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| 2006年12月27日(水) |
自転車の受難、いかんね、こんなことしちゃ。 |
この頃、自転車がかわいそうなのである。 全く、気の毒なのである。
私は、はっきり言って怒っている。 そして、大きな声で言いたい。
「もっと自転車を大事にしようっ」
だってね、気の毒すぎ…
きっと、今日の写真を見たら、 みなさまも、そう思ってくれると思います。(たぶん) 今日は、そんなとっても気の毒な 自転車たちの話&写真です。
まず、この写真ね、 大きな通りに、何台もの自転車が こんなふうに無惨に捨てられている。
20台くらいは、通り沿いに捨てられていると思う。 私はひそかに「自転車の墓場通り」と呼んでいる。


(後ろのバイクも捨てられている)
一生懸命働いた自転車をこんなところに、 こんなふうに捨てちゃいけないと思う。
ただ、いつも疑問に思うことがある。
この通りは大きな通りで、かなりの通行量がある。 誰も、この放置自転車について通報したりしないのか、 自転車が放置してあるのは、とある有名大手会社前で あるのに、この会社が何とかしようとしないのか、 とても疑問だった。 (後日、区に通報したら、その後一部撤去された。 でも、まだ残っている。)
しかし、まぁ…そんなことより、 捨てた人、ちゃんと処分しなさい! だね。
次も、放置自転車ね、こんな風に 空き地になったところに、捨てていく人がいる。
一台の自転車が捨てられると、次々と 自転車が捨てられていくのだ。

どんどん増えてきたので、区に電話して、 どうしたらいいのかを相談した。 近所だしね。 すると、しばらくして区の担当部署の人が来て、 こんな張り紙をしていった。

そして、放置自転車は12月の中旬に撤去された。 撤去作業は見れなかったけど、確認しに いったら自転車はなくなってた。 よかった、よかった。
区の処分係の方、ありがとうございました!
しかし、捨てる人の気が知れない。 もう、捨てないでほしいぞ。
次は、ゴミ箱代わりね。
よく私も、やられるんだけど、 新宿の街あたりにちょっと止めたりすると、 そう、ゴミ箱代わりにされちゃうの。 入れていきやすい高さだからねぇ… 自販機の側なんかだと、余計ね。


でも、この自転車の持ち主たちは、 このゴミをどうするんでしょうね… 持って帰ってくれればいいけど、 とてもそうは思えない…
あーあ… どうするんだろうなぁ、 このゴミたちを…
あ、もちろん、私は、 ゴミ袋に入れて持って帰ってきますよ、 「とんでもないね、ゴミ箱じゃないぞ」 と、うんとプリプリしながらもね。 道ばたにゴミを捨てたりしないもん。
さて、次はこれですよ。 これ、何をしているんだと思います?
あのね、道路の脇のヘェンスっていうのかしら、 それに、くくりつけられている自転車たちね。 なんだか、妙に気の毒… 自転車も落ち着かないんじゃないかと思う。

この道は、車が通れないほどの細い道、 捨ててあるのか、置き場所がなくて、 くくりつけてあるのか… 近くでみると、こんな状態。

ほら、これなんて、2台つながれているもん。 簡単にひもを解いて、毎日乗るって感じでもない。 でも、自転車はまだ使えそうなものが多い。 どう思います?

捨てられているのか?それとも保管か? 誰が、こんなことしているのか? ハッキリして欲しい。 どちらにしても、こんなことしていいのか?
誰か、何しているのか教えてくださいっ。
最後は、これですね。 これはただもう…見た目に気の毒…
ばっちいマフラーなんてされちゃって。 乗れるんだか、乗れないんだか… 乗れるんですかね? 鍵もちゃんとかかっていたし、 イスの部分はばっちいけど、他はキレイだったし。

なんだかな… なんでマフラー必要なのかな? 自転車寒いのかな? 見た目は十分寒いけど。 この自転車、どうするつもりなんだろう… 考えさせないでほしい…

ともかく、寒い風のなか、ひっそりと マフラーひるがえして立ってました。 「頑張れよ、マフラー自転車」 と思わず、声をかけたのでした。
今日は、なんだか気の毒な自転車たちでした。 放置自転車、許せませんっ。 それと、何だかワケのわからないこと 自転車にしちゃうことも…
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| 2006年12月26日(火) |
リンゴの行方 その2 |
昨日からの続きです。
さて、掃除のおじさんに、 「100円、くれない」 おばさんについて尋ねたら、 おじさんは怒ったように、 こう言ったのだ。
「あの、おばさんは、 とんでもないんだよ、 ホント、あのおばさん、じゃないな、 あのばあさんだな、とんでもないぜ」
私は、とてもビックリした。 何があったのか? 何を怒っているのか?
「なんかあったんですか?」 「あのばあさん、顔をみると 100円貸してって いうけど、何度か貸したけど、 返してくれた試しがない、 まぁ、それはいいけどさ」
「あれ?おじさんには、貸してって言うの? 私には、100円、くれない?って言うよ」 「うん、いつも貸してって言うな」 「へぇ、じゃ、人を見分けているのかな?」
「そうだろうな、オレはこの辺りで、 いつも仕事していて、顔見知りだから、 貸して、なんだよ。他の知らない人には、 くれない、って言っているんだよ、たぶんな」 「あっ、なるほどね…そっか…」
どうやら、おじさんも、おばさんに 何度か100円を渡しているらしい。 もちろん、返してくれることを 期待してるワケではないらしいが。
そして、さらにこう言った。
「あのばあさんはね、女を楯にして、みんなに お金を無心してるんだよ。 男のホームレスだったら、頼めないだろう。 女だからってこと利用してるのさ」
それを聞いて、私はこう言った。
「女の人だと、 いろんなハードルがあるから、 稼ぐ手だてにしているんだね」
と、おばさんのことを 少しかばうと、おじさんは、 こう言い放ったのだ。
「あの、ばあさんは、そんなこと、 考えちゃいないよっ」 「えっ?」
私は、またビックリして、おじさんを見つめた。 おじさんには、まだまだ怒りがあるようだった。
「あのばあさんはね、お金をもらうと、いつも ショートホープを買うんだよ。 知ってるだろう?」 「うん、タバコは吸ってるね」
「その吸ったタバコを、 いつも座ったところに、 捨てたまんまにしていくんだよ。 それだけじゃない!
ゴミ箱がすぐ側にあるのに、 ゴミをぽいと、道路に捨てるんだ。 オレは、掃除する立場だからよ、いつも 注意するんだ。すると、注意したときには、 灰皿に捨てたり、ゴミ箱に捨てたりするけど、 また、すぐに、道路に捨てるのさ。 あのばあさんの座っていた後は、ゴミと タバコの吸い殻がいっぱい捨ててあるんだ。
男のホームレスは、ゴミなんて出さないよ。 ちゃんとゴミ箱にいれてキレイにしていくよ。 だけど、あのばあさんは、そうしないんだよ」
ひぇ〜、知らなかった! そりゃ、頭に来るね。 うん、もっともだ。 おばさん、いかんね。
おじさんは、さらにこう続けた。
「オレも最初は、かわいそうだと思って、 お昼のパンなんか余ったりすると 分けていたんだよ。 だけど、そのパンの包み紙も 道路に捨ててあったよ。
驚いたね… オレが掃除してるの、知ってるのにだよ。 しかも、顔みりゃ、100円貸せだぜ、 とんでもないよ…」
ああ、そうだったのか… そりゃ、とんでもないな。 おじさんは、おばさんの捨てたゴミを 掃除しているのだ。 おじさんの怒りは、正しい。
「それは、よくないね…ゴミは捨てちゃ いけないよね。 路上生活してるならなおさらね」 「全く…ほんとに、頭に来るよ。 それに、あのばあさんはな、好きで 路上生活しているから、 同情しなくていいんだよ」
「えっ? 好きで路上生活してる?」
「オレが知っているだけで、2回、区の人が来て、 施設に入るようにすすめられたんだ。 女の人だしよ。 でも、それを2回とも断って、 今の生活してるんだよ。 そして、100円貸してって 言ってくるのさ」
ということで、おばさんには、 区からの手が差し伸べられていることもわかった。 そしてそれを、何度か断っていることも…
今まで私は、何度かおばさんと話をしているが、 話したことはほとんど表面的なことなので、 こんなおばさんの実態はまったく知らなかった。 おじさんから聞いて、はじめて おばさんの実態が立体的に見えた。
そっかぁ…おばさん… そういう人でもあったのか… きっと、何か背負っていて、 それが、現れているんだなぁ…
そんなことを思いながら、 最後におじさんに、こう聞いた。
「おばさんの居所知ってますか?」 「うん、たぶん、○○地区の方にいると思うよ、 あの辺りがねぐらだから…」
私はおじさんにお礼を言って、その地区に おばさんを探しに行ってみることにした。 おばさんの実態が少しわかったけど、 今日はリンゴ渡そうと思ったしね。 でも、おじさんの話を聞いて、 お金は渡すのはよそう…などと、 思うようになっていた。
てくてく
再び私は歩き始め、○○地区へ。 いるかな、おばさん?
しかし、おばさんは見つからなかった。 どうしても見つけることができなかったのだ。
さて、私の手元にまだリンゴがあった。 このリンゴ、どうしたものだろう… この地区には確かに、路上生活者がいる様子が 見えるが、辺りには誰もいなかった。
リンゴ…どうしようかな? 持って帰るのはなんだしな… 私は立ち止まって考えた。
そして、 「そうだ、掃除のおじさんに 渡そう!」 と思ったのだ。
いつもあのおばさんのゴミ処理を してくれているのだ。 そうだ、あのおじさんに渡そうっと。 もらってくれればだけど。
そう思い立ち、私は大急ぎでいちょう並木に戻った。 すると、おじさんは、まだ黙々と掃除をしていた。
ああ、よかった。 そこでまたおじさんに話しかけた。
「おじさん、このリンゴもらってくれない? 休憩のときでも食べてもらえないかしら?」 「ん?リンゴ?」 「うん、実は、おばさんにあげようと 持ってきたけど、見つからないし…それに、 おじさん、いつもおばさんのゴミ掃除しているし。 ほら、おっきなリンゴなの」
私はリンゴを見せた。 もらってくれるかな?
おじさんはリンゴをみた。 (こんなリンゴね)

「お、おっきなリンゴだ、うまそうだね」 「うん、とってもおいしいよ、食べて」 「うん、ありがとう、もらうよ」
そう言って、おじさんはリンゴの袋を受けとり、 いちょうの葉っぱがいっぱいのリヤカーの 端の荷物おきの上にちょこんと置いた。
ああ、よかった… やっとリンゴの行き先が決まった。 リンゴはおじさんのところにおさまった。
私は、おじさんに、 「いろいろ教えてくれてありがとう」 とお礼を言って、おじさんと別れ帰ってきた。
というわけで、 リンゴはおじさんに渡ったのでした。 おじさん、食べてくれたかな?
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