茶畑
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2006年02月08日(水) 決心

昨日は合格した会社に行って、待遇と仕事内容について詳しい話を聞いてきた。

年収は、残業見込み分を入れて約400万。

せめて450万ぐらいにはなって欲しかったのが本音。残業代もきちんと出るし、住宅手当も出るとは言っても、やはり安いと思ってしまう。友達のいる大手メーカーは、残業代を除いて540万と聞いているからだ。400万でも前の会社よりは高いし、労働時間が全然違う。平均残業時間は月10時間ぐらいらしい。現在の年収なんて、派遣だから310万ぐらいだし退職金もない。それに比べればずっといいのだ。

仕事内容は大手メーカーよりも断然面白そうだ。社内の雰囲気も、さばさばした女性が多いようで水が合いそう。説明してくれた現場の方も人事の方も女性だったが、とても話しやすかった。そして祭日がある週の土曜日が出勤なんてこともなく、カレンダー通りきちんと休める。

この2年間フリーランサーと派遣をやってみて、働き方に対する希望が固まった。
希望条件は、
  1. 正社員である。
  2. 自社製品やサービスのマニュアルが作れる。
  3. ライティングを中心とした制作実務に携われる。
  4. 残業手当がきちんと支給される。
  5. 残業や休日出勤がそれほど多くない。

年収以外の面では希望通りなのだ。入社を決めよう。この内定を辞退して大手メーカーに落ちたら一生後悔する。給料は、仕事を頑張って上げるのだ。


2006年02月06日(月) 現実の恋

仕事が決まりつつあるので心に余裕が出てきた、と書いた。本当だ。
恋心を無理に抑えつけなくてもいい、と書いた。本心だ。

でも、やはり彼を好きでいることはとても苦しい。

彼にはもう3ヶ月以上会っていなくて、月に一度くらい優しげなメールをもらう状態を続けていると、どうしても自分に都合のよい妄想をふくらませて、それが現実であるかのように感じ始めてしまう。会わなくなる前の甘い雰囲気、切なげな眼差しが何度も何度も思い出されて、まったく前に進んでいない。

現実の彼は想像とは違うのだ。どんどん変わっているのだ。

スキーヤーの彼、昨シーズンから知り合った同じくスキーヤーの女の子と一時期いい感じだったらしい。2人で山にも行っていた。結局その子とは付き合うまでいかず、友達で落ち着いたと以前彼から聞いたけれど、人の気持ちは変わるもの。その子は山岳会のスキー企画にけっこう参加している。一緒に滑る回数が増えれば、それだけ親密度は増すだろう。一度は付き合いそうになったのだから、今度こそ恋が生まれるかもしれない。それは彼にとっていいことなのだ。私にとっても。

内定が出たとき、うれしさのあまり彼にメールをし、「おめでとう、お祝い会をしよう」と返事をもらって浮かれてしまった。でも、それは友達だからだ。友達としての「おめでとう」であり「お祝い」なのだ。彼は、同じ山岳会(だった)と言っても、遠いところにいる。スキーとクライミング。どちらも私はほとんどできない。彼はごく自然に、私と関わりない世界を楽しんでいるのだ。

好きで、会いたくて切ない。彼の中の私が小さくなりつつあること考えると辛い。旦那にも罪悪感がある。苦しい。仕事に打ち込んで忘れられればと思っていたのに、新しい勤務先が彼の家に非常に近くなるとは。なんて皮肉なんだろう。

それでも会う機会が少なければ、いつかこの気持ちは薄れていくだろうか。いい思い出になるだろうか。彼の幸せを心から祝福できるようになるだろうか。


書き終えて思ったが、私の気持ちも以前とは違う。苦しくて切ないけれど、気持ちの揺れは収まっていないけれど、それでも心に大きな穏やかさがあるのだ。そうやって、少しずつ少しずつ変わっていくのだろう。


2006年02月05日(日) 見えてきた

「立春」という言葉が本当に嬉しい。

大手メーカーに勤める友達に、こちらの状況を知らせるメールを送った。彼女曰く、仕事がつまらなく、周りの人の意識も低いのでやる気が失せている、3年経つか級が上がって異動できるのを待っているとのことだった。待遇だけはすごくいいので辞める気はないけど、大事なのは仕事内容だよ、私は派遣会社の方がいいと思う、と書いてあった。

大手メーカーが惜しい理由は待遇の良さと安定性だ。(それと、誰もが知っている超有名企業で働きたいという気持ちもある。)もう若くないので、今後はできれば転職を考えなくて済むようにしたい。しかし派遣会社だって決して待遇は悪くないし、業界ではトップクラスなので安定性もそれなりにある。メーカーではマニュアル部門の立場が弱いので、業績次第で子会社に丸投げとか非正社員ばかりで作業することがよくある。だから100%安定というわけではないのだ。そもそも公務員でもない限り、100%安定なんて望めないわけだが。

なんといっても仕事が面白い方がいい。ほぼ気持ちが固まってきた。明後日の面談で問題がなければ派遣会社に入社を決めるつもりだ。

人を派遣して中間マージンをもらうビジネスに抵抗を感じないわけではない。できれば間接雇用なんてない方がいいのだ。でも、それで助かっている人がいるのも事実。スタッフの満足度は高い会社だ。私のやる仕事は、スタッフにとって間違いなく役立つ。そう考えて、抵抗感と折り合いをつけるしかないだろう。


さて。
仕事面でようやく光が見え、心に余裕が出てきたので恋について考えるようになった。恋心は全く弱まっていない。山岳会に行かなくなり、会社もつまらなくて気分転換ができない状況だったのだから当然だ。11月から1月までは、何とかしなければと足掻いていたけれど、今は無理に気持ちを抑えなくてもいいと思うようになった。好きなのだから好きでいればいい。旦那のことだって大事にしている。これからも大事にしていくのだ。

派遣会社に入社すると、勤務先が彼の家から目と鼻の先になる。旦那は、口には出さないものの心配しているようだ。山岳会の幹部連中もまた裏で騒ぐのかもしれない…知ったこっちゃないが。彼も私も子供じゃない。お互いに自分のことも相手のことも考えて、必要以上に連絡を取ることはしていない。これまでも、これからも。


2006年02月03日(金) 春の足音

昨日の最終面接もうまくいった。面接官が4人いて緊張したけれど、話すことは話せた、と思っていたら夜になって合格の電話が。

ああ、よかった。やっと春が来る。
痛みに耐えてよく頑張った!感動した!おめでとう!!

我ながら本当によく頑張ったと思う。

しかし、仕事内容や待遇についてもう一度説明を受けてから返事をしたい、と申し出た。大手メーカーの件がなければ即入社を決めるところなのだが、待遇面やネームバリュー、安定性では大手メーカーの方が上なので、惜しい気持ちがあるのだ。

派遣会社の方も大手で、待遇も悪くないし、仕事内容はこちらの方がいい。残業も少ないそうなのだ。だからもう決めてしまおうかとも思う。早くすっきりしたいから。あまり返事を延ばしていて合格取り消しになったらどうしようかという一抹の不安もある。

でも、入ってから後悔したくないので、聞けることは聞いておこう。了承してもらえたので問題はないだろう。採用する方も選考するけれど、こちらにも選ぶ権利はある。人生がかかっているのだから、慎重に行かなければ。


2006年02月01日(水) 急展開

今週に入って色々と動きが。

月曜日、落ちたとばかり思っていた大手メーカーの友達から「課長に呼ばれて、お友達(私)はどうなったかと聞かれた。データが途中で消えてしまったかもしれないので、もし応募して連絡待ちならもう一度応募して欲しい」というメールが来た。

そのメーカーの応募ページは私が応募した直後にかなり変更されたので、変更前に送ったデータは大丈夫なのだろうか?と気になってはいた。しかし人事部から「1/5付で受付済み、20日以内に連絡がなければダメ」という主旨のメールは届いていたから受け付けられたのだろう、と思い直していた。20日を過ぎても連絡がないので落ちたと思い込み、ITベンチャーの不採用連絡と同日だったこともあって相当に落ち込んだ。人事から来たメールの件を友達に返信したら、「課長が人事の方に問い合わせをしたら知らないと言われたらしい」と返事が来た。「課長はすごく楽しみにしている」とのこと。ありがたいことだ。

この連絡で本当に救われた。火曜日は人材派遣会社の方の一次面接だったのだが、それまでは「ダメかもしれない」という気分になっていた。しかし、そのメールのおかげでいくらか気楽に面接を受けることができた。

面接では言いたいことは言えたかな?でも緊張すると笑顔がなくなるからどうかな?と思いながら帰っていると、まだ電車の中だというのに携帯に連絡が。家から折り返しかけてみると、早くも一次面接通過の知らせだった。どうやらかなり高い評価をいただいたようだ。さらに早くも明日が最終面接。書類選考の結果が出るまで1ヶ月以上かかったのに、その後の展開が急でびっくり。早く進むのはありがたいことではあるのだが。

これで、明日の面接がうまくいって内定が出たとしたら悩みどころだ。大手メーカーの方が年収や待遇は上だろう。そして課長さんが楽しみにしているというくらいだから、受かる可能性も高い。しかし、まだ応募すらしていない状態に逆戻りで、これから選考の段階を踏んでいくと結論が出るまで2ヶ月近くかかるようだ。派遣会社の方をそんなに長期間待たせるわけにいかない。仕事内容は大手メーカーよりも面白そうなので、待遇が悪くなければ派遣会社に入社を決めてしまうかもしれない。

先週まで真っ暗な気分だったけれど、ようやく本格的な光が見えてきた。
まずは明日。頑張ろう。

もう2月だ。プロ野球のキャンプが始まった。
土曜日は立春。待ちに待った春がやってくる。


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