つきよにわらふ

2006年05月11日(木) sunny

ロニー・キューバーは残念ながらバリトンではなかったけれど右手はあったかくて意外にふわふわだったぜイエイ。
コーネル・デュプリーは歳をとってはいてもちゃらいんだか堅いんだかわかんないノリが健在だったぜイエイ。
クリス・モンテス/サニイで泣きそうに。
時間は私が思っているよりゆっくり流れているようだ。
焦らずとも。
ゆっくり自分を思い出していけばよいのだと思う。
ゆっくり自分の表情を増やしていけば良いのだと思う。
things are getting better.
のた打ち回りつつもまたも私は踏むべき段取りを踏んで前進しているし。
未来を打ち切り。
過去を清算しようとしている。
次なるリミット;5月21日(日)。
ものごとはなるようにしかならんのだ。いつだって。



2006年05月07日(日) 品川ガーベラ


半ば意識を失いつ下車をしたのは品川でした
黒地に桔梗のドレスを纏い
青ざめた顔で結婚式を挙げたその男は
つい先だって誰もいないエレベーターの中にて私を抱いたことを
忘れてはいなかったのでしょう、眼を合わそうともしませんでしたから
お慰みか。と思い
惨めな思いで受け取ったブーケは皮肉にもガーベラ
奇しくも品川。デジャヴに殺されたく。
発狂して叫ぶカソリック目黒教会
腕を這う蟻をぶちと音を立て潰し
服薬。更に飲酒。
風は飽くまで強く
こんなに血まみれでやさしくなどなれない
あのほぼ他人同士のふたりを正しくセックスしてよいと許可したという
神様、そこにいるのなら
もうどうでもいいからはやくらくにしてください
苦しい

それでもガーベラを風にかざして私は笑ってみた
髄が溶けている割には上手く笑えたような気がした



2006年05月06日(土) 丸の内流血事件

なんにせよ線引きはかくもうつくしく実行された。
自分に嘘をつかぬよう、と、心掛けるまでも無くこころもからだも素直に動き。
酔ったまなこに丸の内。
街灯が五色にひかって。
ひらり。わたしのうつくしい手が宙に舞うと。
斬り捨て。
「然様なら。」大きな声で。莞爾として笑いながら。
(ひとを馬鹿にするのも大概にしたほうがいいと思いますよ。)
弱弱しい最後の笑顔。
可哀想に。
でも同情してる暇無いので。私は私で。
これからの立ち居振舞いを鮮やかに遂行すべく。
討ち死に?
流れたのは?
きらと光って見えた、あれは何?



2006年05月04日(木) うしなうものはもはや

作業は遅々として進まず。
洗濯物ひとつ干すのに、ああつかれた、なんつってその都度ビール。
現実と向き合うのが嫌なんでしょう。
なんて人事のようにいってみる。
それは誰だって傷つくのは怖い。
特に20代も折り返してしまったこの年になると。
しかしだよ。考えてもみたまえ。
きずついたからといってうしなうものはもはやなにもないではないか。
きずついたからといってうしなうものはもはやなにもないではないか。
2回もいってみた。
問題は順番を守るか守らないか、それだけ。
良い子は順番を守る。
お前は良い子だよ、と言われたっけな、むかし。
鬼門に簡単に触れやがって。ばか。
ばか。とつぶやきながら
新設したDVDプレーヤーにて爆音キューブリック。
ニコールキッドマンは意外とおっぱい小さいのね。
鏡に映る自分の鼻がいつもより3割ひくくみえました。
穴があればはいりたい。違うか?

ところでタイムリミット/5月5日こどものひ
・・・明日じゃん。
(線引きを実行する私の手のうつくしいイメージ、ひらり。)
動けって幻聴が聞こえたから明日動くんだと思うよ私は。
でもどう動くのか?皆目検討もつかないな。
自分に嘘をつかないという原則のみ。
丸の内に血が流れないといいけど。はは。



2006年04月29日(土) chaos/move

動け

という神の一声が聴こえた

本当にくだらない男との夜話に辟易しながら

自分にだけは嘘をつかないことにしようと決めた

傷ついても立ち直る余力はきっとまだある

動く

手始めにクリーニング屋へ行く。
シャツを受け取る。
ウッドストックのTシャツも綺麗に洗濯をする。
近所のスーパーで手ごろな大きさのダンボールを手に入れる。
カオス柄の便箋に4ヶ月かけてようやっとみつけた一番素直な言葉を一番短くつづる。

好きです。
私はまだあなたのことが好きです。



2006年04月28日(金) Club/silencio

ここ数日死にそうな金魚の看病に追われている母より、
ま、レット一途ビーだべもんな、
という素敵なメッセイジが届き。

ここ数日死にそうになっていたことを静かに隠した私は、
ま、川の流れのように、っつってね、
と、下腹部をさすりながら。

時が満つればすべてが動く。
とりあえずタイムリミットは設定されている、5月5日。
ひゃー、今週で準備するはずだったのに、
床に臥している場合ではなかった。
順番を間違えてはいけないよ、物事は過去から未来へは流れない。
未来から過去へ。清算の順番。

シレンシオ。
精神の平安を。



2006年04月26日(水) ねこのまなこで


今月二度目の体調崩壊
今回は血反吐は吐きませんでしたけれど
ようやっと意識が戻りつ・・・というか今日は一体いつ。
私は誰。
軸がいつから捻れているのか
それは自明
是正 できないのなら
壊してしまえばよいのではないだろうか

ひとは
いつから生きる覚悟を抱えて生きているのだろう
私はその瞬間を覚えていません

人生の転機。ねこのまなこ。
背が高くどこまでも色の白いあのひとに
ひそかに姉と慕うさちこさんに
連絡をとる日がやってきた の かも しれないな・・・



2006年04月12日(水) なのはなばくだん


兎に角ひとりになってみることだ
いまわたしはなにひとつ表現していない
私は自分を「説明」しようと努力しつづけないといけない
(だってそもそも結構嘘だからさ)
どうにもならんぎりぎりの限界まで動かないことだ
そこで爆発・着火・発狂。イエー。
呑気に菜の花なんかが咲いていました。
特に菜の花には思い出が無いのでノスタルジーに浸らずに済み。
きれいだな。なんて凡庸な感想を述べていたら電車を一本間違えました。

ところで先日吐血しました。
大丈夫かな。私。しんじゃったらどうしよう。へへ。



2006年04月03日(月) サロメにもなりきれず胃が痛い、O田胃散内服。


かの人物のほとほと呆れる語彙の平坦さに辟易しつつの
宗教画。マリアの瞳。訳知り顔のおさなごJ.C.。
私の煮えたぎる感性はひととおり腹を立て、
高い料理、予期せず割り勘、ここでおごらせるほど悪女になりきれない自分に更に腹が立ち、
高い牛肉は自分の胃を存分にもたれさせ、
汚い俗世に浸かって生きていたい、などとぬかす男に向かって、
それならば私を襲ってみなさいよ、ちょうどよく雨もやみ人通りなど全く無いこの丸の内のど真ん中で、私に割って入って来てご覧なさいよ、
と怒鳴り出すのを必死で抑え、
じゃ、なんて小さく手を振ってみたり、
だってまだ夜の九時。東京駅。
首からは金色の鎖をぶるさげて、耳にも金のピアス。
女をもてあまし。
まあお決まりとして私はしくしく泣いた。帰りの電車。
ジーザス。馬鹿みたいに優しい男。サロメになりきれん私。
春雷。また短くした前髪に雨はそぼ降る。



2006年03月14日(火) 底流(春よ 逝け)

始まりは
怒りだった
孤独だった
叫びだった
さびしさだった

根底を流れるものを思うと
変わってゆく自分と
変わりようのない自分が浮き彫りになる

相変らず私は逃げつづけている
逃げることが人生か?
立ち向かうことのできる日はやってくるのか?
誰かに聞いて欲しいと甘えている限り私は逆喩的に孤独でありつづけ
書く 必要があることはよく解っているが
勇気が 覚悟が 諦めが
書き終えたときに自分の中の何かが永遠に失われるという恐怖が
私を動けなくしている

はやくはやく春よ逝ってくれ
花は枯れるし クッキーは消化されるのだから


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