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■ 朝家を出て
数分。 仔猫の鳴き声に足を止めた。 聞こえて来るのは某鉄道の高架下、フェンスで囲われた向う側。 ふと見るとそこの溝に段ボールが突っ込まれてあった。どうもその中から声が聞こえる。 でも場所はフェンスの向こう、これは入ったら不法侵入になる、とそのまま聞かなかったことにしようと思ったんだけど、どうにも気になって仕方がない。 意を決して30年以上振りに(それもam7:30とか)フェンスを乗り越え箱を溝から取り出して中を見たら。
……仔猫が4〜5匹。
それも生まれて間もないというか、多分生まれたて? 生まれて袋を破られてママにゃんに完全に綺麗にして貰う前段階。朝方生まれて生まれ切った途端に全部箱に入れて捨てられた? 全身が濡れたままの仔猫達。 りくたんを拾ったくらいの大きさなら家に持って帰っても何とかなった。4〜5匹いても。 でも生まれたては、我が家には無理。 おかんが仕事してなくて家にいるとかなら大丈夫だったけど、ウチはおかんも(特に今は週3回夜まで着付のお稽古が入ってる)仕事をしてるので、このサイズは育てられない。 3〜4時間毎にミルクやって、排泄させて、とか無理。 取り敢えず家に持って帰って朝一で病院に連れて行って貰うか? とも思ったけど、病院なら入院患畜さんがいるし、病院と隣接して先生がお住まいなのでお世話はして頂けるかもしれない。でも病院だって慈善事業じゃない。 ウチの地元市にはそういう保護動物をお世話してくれるような奇特な方もいないし。 病院に連れて行ってお医者さんに相談しても預かって貰って云々ならそこにはやっぱり費用がかかって来る訳で。私にそこまでの蓄えはないし。 八方塞がり。 仕方が無いので取り敢えず暖は取れるようにしてやらないと(仔猫は自力で体温調節出来ない)で兎も角蓋は閉めたまま(じゃないと烏にやられるかも)箱はそのままにして再びフェンス越えて駅に向かい。 迷った末に駅員さんに仔猫が放置されているので何とかしてやって欲しい、と告げ、会社に行った訳だが。 やっぱり家に持って帰って病院に連れてって貰った方が良かっただろうか、とか駅員さんが保健所に連絡したらあのサイズの仔猫は即殺処分になるよね、とか何か色々考えちゃって。 もう後はホント今日の帰宅時とか明日出掛ける昼とかにあの箱がないことを祈って。 ちゃんと引き取られていますように、とな。
だってただでさえも罪悪感に苛まれてんのに、これで帰宅時とかにあの箱があったらその中では仔猫達が死んでしまっているってことでしょ。 生まれたてで、ママもいないのにそんなに長い時間生きていられる訳はない。
で、帰宅時、その歩道とは逆側の歩道を歩いていたんだけど、気のせいじゃなければ箱……あった……。 でも気のせいじゃなければ箱の位置が変わってた。でも引き取りがあったとしても箱ごと持って行くよね? そんなことないのかな?
それよりも何よりも、捨てた奴! 生まれて困るなら仔猫が出来たって分かった時点で中絶なりしろよ! 何よりもその前に出来ないように避妊手術しろ!! 産ませたなら、最後まで責任持てよっっ!! ペットを飼うということはその命のみならずそうやって出来た新しい命にも責任を持つってことだろっ! それが出来ないならペットなんか飼うなっ!!
って思うけど、結局仔猫を見捨てることになってしまった私が言えることでは、……ないよね……(泣)。
☆ 今日までかかって読んだ本 ☆ 中経出版 新人物文庫 瀧音能之『風土記謎とき散歩』
☆ 今日読んだ本 ☆ ぶんか社 ぶんか社コミックス 池田さとみ『辻占売 15』
2017年06月17日(土)
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