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■ 松本幸四郎『ラ・マンチャの男』
定時ダッシュかけるつもりだったのに、5分遅れ。 一寸慌てつつ劇場へ。 どのルートが早いのかと考えつつ何とかpm5:45には着きたいなぁ、と。 トイレの行列覚悟で、出来ればプログラム買って粗筋読む位の時間は欲しかったので。 とか思ってたらトイレの行列はなくすっと行けたので良かったわ〜。 そしてトイレに行けてよかったのは、公演時間2時間10分、休憩なし! 久々だわ。 プログラム買って、客席へ。 斜め読みでざっと粗筋読んだ所で開演。
本日のお席は1階G列11番。 下手サイド通路脇から3席目。斜めに舞台を観る感じ?
本日のキャスト セルバンテス/ドン・キホーテ : 松本 幸四郎 アルドンザ : 霧矢 大夢 従僕/サンチョ : 駒田 一 牢名主/宿屋の主人 : 上條 恒彦 カラスコ博士 : 宮川 浩 アントニア : ラフルアー宮澤エマ 神父 : 石鍋多加史 家政婦 : 荒井 洸子 他
松本幸四郎さんのミュージカルを観たのは20年位前の『アマデウス』(アマデウス:市川染五郎、サリエリ:松本幸四郎)以来。 観る機会は何度かあったんだけど、タイミングが合わなくて行けなかったり、タイミングは合ったけど、『ゴメンナサイ』なキャストだったのでパス、とか。←松たか子は余り好きじゃない そしてようやっと、初見。 まあ、メインテーマの『見果てぬ夢』は知ってて、『ドン・キホーテ』の話ってのも何となく知ってて(でも『ドン・キホーテ』自体は読んだことがない。が幾らかのエピソード位は知ってる)、どんな話になってるのかは全く知らなかったんだが。
教会を侮辱したとして詩人であり脚本家でもあるセルバンテスが、宗教裁判に掛けられる為に従僕と共に牢へ入れられる。 牢名主を始めとした同じ牢の囚人達が、セルバンテスを皆で裁判しよう、という。 その場を収めようとセルバンテスは『申し開き』を申し出て、囚人達にも登場人物となって貰って芝居を始める。 それが年老いて、自分はドン・キホーテという騎士である、と思い込むようになったアロンソ・キハーナが従僕のサンチョを連れ旅に出る、という話。 途中で四足の化け物(風車)と戦い、城(=宿屋)に辿り着き、そこで麗しき姫ドルシネア(=アルドンザ)と出会う。 城で歓待を受け、夢を語るアロンソ・キハーナにほだされていくアルドンザ。 城主(宿屋の主人)に騎士に叙任して貰い、意気揚々と旅立つがその道すがら盗賊に身包み剥がれてしまう。 這う這うの体で城へ戻ったドン・キホーテを待っていたのは荒くれ男達にぼろぼろにされたドルシネアだ。 そこへ現れる鏡の騎士。勝負を挑まれ受けて立つがそれはアロンソの姪、アントニアの婚約者カラスコ博士。彼らは世間体のことも考え、アロンソを狂気(と彼らは見做している)から立ち直らせる為に取った苦肉の策が現実の己を突き付けること。 そして自分を取り戻したアロンソは力尽き病に倒れる。 騎士だと思って過ごした日々を夢だと忘れ、臨終の時か近付き、遺言を残そうとしていた所に現れるアルドンザ。 彼女の必死の訴えにアロンソは騎士・ドン・キホーテであった自分を思い出し、夢を語り、その途中命尽きる。 芝居の終わりと共に裁判所からセルバンテスを宗教裁判にかける為に迎えに来た看守。 そしてセルバンテスは囚人達に見守られながら裁判へと向かって行く。
場の転換時に脚本家であるセルバンテスが、『次は〇○の場面です』と説明するシーンを挟み、看守が他の囚人を迎えに来るシーンを挟み、したものの集中力が散漫になることもなくあっという間の2時間10分。
さてさて、ほんっと久々に聞いて観た松本幸四郎さんの歌と芝居。 もう、70超えてらっしゃるとは思えないような独特な迫力。早口過ぎて(そういう演出だろうけど)聞き取れなかった部分もなくもなかったけど、やっぱり素晴らしい芝居だなぁ。 霧矢大夢さんは一寸喉の調子悪かったのかなぁ? 声が出てないとか掠れる、とかはなかったけど、その寸前は多々あり。 迫力はあって良かった。阿婆擦れっぷりも堂に入ってて素敵だったし。←阿婆擦れは褒め言葉じゃないけどさ そして何よりほんっとーに久し振りに拝見した、上條恒彦さん! うぉぉぉぉぉ、やっぱすげー格好良い!! 低音っ! 元々低音は好きなんだけど、若かりし頃初めてときめいた低音って私上條恒彦さんなんだよねー。然程低音発揮される場面はなかったけど、発揮された瞬間、『ああ、上條さんの低音♪』みたいな気持ちになったわ。 駒田さんのサンチョもいいキャラクターだったし、祖父江進さんの床屋もサイコーに楽しかった。
カーテンコールで、ソッコー立ち上がった最前列ドセン近くの着物の女性。 松本幸四郎さんのファンなんだろーけど、もう、立った瞬間がら野太い(いや、間違いなく女性だったんだけどね)声で何か叫んでたんだけど、聞き取れず。『ブラボー』ではなかったと思うけど屋号かなぁ? 歌舞伎界の屋号には詳しくないから解らないけど。 音楽の節目節目に間の手のように叫んでて唖然とした。 序でに言うと私の斜め後ろのおねーちゃん二人はそれ聞きながらゲラゲラ笑ってた。それはそれで失礼だろ、とは思うけど。 カーテンコールでは松本幸四郎さんが、英語で『見果てぬ夢』を披露。それはそれで(英語の意味は解らない)素晴らしかったよ。 うん、でも正直、叫んでた女性の方が印象に残って、カーテンコール自体の印象薄い……(苦笑)。 カーテンコールの途中で、松本幸四郎さんがその女性に向かって目と目を合わせて指差し確認して『ありがとう』って感じで会釈したんだけど、カーテンコールが終わったらその女性泣いてたわ。
生オケの追い出し曲も全部聞いて、オーケストラに拍手も送ってから帰路に着いた。 んが。 どうも大阪城ホールでも何かのイベントあった(シアターブラバ! と城ホールは目と鼻の先)みたいで、『何この人混み!?』的な中移動した。 何のイベントやってたんだろう……? 何か『○○が出て来るなんて予想外で云々』とか言ってるのも聞こえたんだが……?
2015年09月05日(土)
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