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■ さて
今日は本の話を。 昨日と今日の2日間をかけて 講談社ノベルズ 香月日輪『地獄堂霊界通信 1』 を読んでいた。 いや、何でイキナリ本の話をしようと思ったのかってーと、実はこの話にはイロイロと思い出があってね。 読みながら何か懐かしくなってしまったのだよ。 前にもこの本のことは書いたような気がするけど、この本の初出は15年ほど前。当時は児童書としてポ○ラ社から発行されたヤツ。
16年程前、瑞樹は声優になりたくて、その養成所に通い始めた。で、1年ほど経ってから、その延長で当時同じ系列というか、提携してたというかの所謂芸能事務所に移籍。 その芸能事務所では毎週日曜日にレッスンがあって、芝居の稽古とかダンスのレッスンとか所作の授業とか受けてた訳。 まあ、その芸能事務所に移籍した時に瑞樹は一緒に移籍した人達が入った声優クラスではなくて、俳優クラスに入ったんだけど。 あ、でも、最終目的は声優だったんだよ。
声優っていうのは声だけで芝居をしなきゃいけない。それって俳優よりも難しいよね? だって俳優って顔や体でも表現出来るんだもん。 だから瑞樹は先ず、顔や体も使って出来る芝居の稽古をしてそこから声だけの芝居に移っていこう。
っていうのが当時の瑞樹の見解だった訳だ。 で、だ、まあ、そんないくつかある声優クラス、俳優クラス(勿論先輩もいたし)の中でも同期で入った瑞樹と数名の俳優クラスの人間と、同期の声優クラスの半分くらいが徒党(苦笑)を組むようになって、又、そのグループが自分で言うのもなんだけど、事務所の社長のお気に入りグループになって。 割と時間も合わせ易かった(皆急な休みとかでも取り易いバイトをしていた)所為もあって同じ面子でドラマの撮影のエキストラの仕事とか、回してもらってて。 エキストラに毛が生えた程度のちょっと台詞のある仕事とか回してもらったり(因みに瑞樹は2度ほどテロップに名前が出てたりする)。 日曜日レッスンがあるのに土曜から皆で旅行に行って朝1のレッスンだった瑞樹が『用事で休みます』って連絡したにも拘らず、その後にレッスンが入ってた声優クラスの連中が『○○と△△と……休みます』と皆がバラバラに連絡入れるのを面倒臭がった所為で4〜5人いた仲間の名前を代表者が纏めて言った所為で社長に『お前らなぁ。……じゃあそこに瑞樹もおるんやろうが』とバレバレになったりと、いやあ、あの頃は楽しかったなぁ。
なんて懐かしいことを思い出したのは、実はこの本の作者さんが、当時の芸能事務所の先輩だった(要するに知り合い)から。 デビュー前、この話やこの話の番外編みたいなのをコピー誌として発行されてた時に1部貰ったり、彼女がデビューが決まったって話を聞いたのも勿論事務所でだし。 発行されるまでに児童書だから元々彼女が書いたものを更に平易に児童に判り易く変更して発行するんだよ、って話を聞かせてもらったり。 印税の仕組みを教えてくれたのも彼女だった。 この1冊目(今回のノベルズでは5話入っている内の1話目)は確かその年の新人賞取ってたんじゃなかったかなぁ? そうこうしているうちに瑞樹は事務所を辞めて某劇団の研究所に入ったけど、このシリーズだけは毎度毎度買っていた。 確かA5版ハードカバーの児童書でシリーズが10冊出たんだよ。で、『文庫本に移行します』ってな告知があったんだけど、結局文庫本で入手することは出来ず。 その後も今までなんかしら形になってないかと折々に児童書の売り場を覗いたりしてた。でも影も形もなくて。 そんな所で年末辺りに突然このノベルズに出くわした時はホント、驚いた。もう、懐かしくって、悩む間もなく即買いだったよ。 で、巻末の宣伝ページ見たら、
……うわあ、作家活動続けてはったんや!(←失礼なヤツ)
別シリーズの本を出版(今は9巻まで出てて、近いうちに完結編の10巻が出るらしい。←巻末の宣伝より)してらして。さすがにもともとのノベルズ版(?)は探し切れず、丁度1冊目が文庫版に落ちてたから、それも探し出して即買い。 このシリーズに関しては取り敢えずの所、文庫版で落ちて来るのをぼちぼち待とうかと。
そしてそして、読んでて思ったんだけど、まあ、色々手直しとか入れてらして、削除した部分もあれば足した部分もあるのだろうけど、このノベルズには5話。要するに児童書で言ったらシリーズの5巻目までの話が1冊に入ってることになる。 そりゃあまあ、児童書に比べたら当然活字はちっちゃいし、挿絵も入ってない。 当然児童に判るレベルに平易な言葉に直して説明してあった部分も理解出来ることを前提にした言葉に戻してあるけど、ノベルズにしたら児童書の1冊って、こんなもん(量)なんや! っていうのも驚きだった(苦笑)。
この1冊は懐かしい思い出と共に、これから先の楽しみが増えた気分にさせてくれている。
☆ 今日までかかって読んだ本 ☆ 講談社 講談社ノベルズ 香月日輪『地獄堂霊界通信 1』
2009年03月12日(木)
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