三日坊主日記
瑞樹 美霧



 蝉と蛍

 はい、夏の風物詩。
 今週に入ってからどうも蝉が一気に羽化したようで、あっちもこっちも大変な騒動が。
 何であんなに蝉の鳴き声って、暑苦しいんだよぅっっ;;
 今朝自宅付近のケヤキの街路樹に矢鱈と蝉が集まっているらしい木が2本あり、1本はひょっと見上げると、止まっている蝉が、モロ見えたんだが、次の1本は声はすれども姿は見えず。
 思わず、
「……こっちは見えん」
 と呟いた辺りで音もなく背後に近付いていたチャリンコに気付き、避けてみたらば、擦れ違いざま、チャリンコに乗ってたおねぇちゃんに首を傾げられてしまった;;

 会社から帰って来たらば、今日は夜からNPOの方で『ホタル探検隊』というイベントへおかんと姪っ子参加者の瑞樹スタッフでキャンプ場へ行く。
 キャンプ場の隣の山の中にホタルを見に行くイベントなんだが、いや! もう、凄い数!! 低木の葉っぱや枝の合間からピカピカ光ってて、何か一種クリスマスツリー!? って感じ。
 あ、因みに木や葉っぱに止まって余り動かないのが雌、飛んでるのが雄である。
 理事長の長女(1年生)も来ていて、なんだか姪っ子と仲良くなった模様。いやぁ、姪っ子、意外と面倒見がいいらしいことが発覚(笑)。何やかやと理事長の長女を構ってた。ま、面倒見がいいのは悪いことじゃない。
 帰宅すると、妹夫婦は出かけてて。帰路の車の中で『絶対家にいてへんで。これ幸いと2人で遊びに行ってるで』『パチンコかなぁ?』と言っていた所、どうやら大当たりだったらしく(爆)。
 彼女達が帰って来て暫くしたら、妹が瑞樹の所へやって来て、『パチンコで勝ったからあげる』と、お小遣いをくれた♪ 多分おかんの所にも持って行ったんだろうと思う。
 システムの変更だか何だかで、この連休中銀行のATMが使えなくなってて今日お金を下ろしたかったのに下ろせなかっただけに、助かった!


 さて、仕事では、昨日時間の都合上放棄した台帳記入&今日の台帳記入。2日分の台帳記入を終わらせるのに、2時間半!!
 さすがにちょっとへこたれた;;



     ☆ 今日までかかって読んだ本 ☆
 エンターブレイン ビーズログ文庫 水澤なな『緋色の欠片 −壱の章ー』

2008年07月19日(土)



 何だかねー

 何で休んだ翌日に仕事が山積みに残ってるのかが謎。
 毎回書いてるけど、2人掛かりで私1人分の仕事をしてるのに、残るのっておかしいだろう?
 おまけに配送は配送で『あーだこーだ』と複数で私の判ることも判らんことも立て続けに用事を突きつけてくるし。思わず、
「ちょーっと待って下さいねー。今これやってますからー。この次にやります。順番に片付けていかないと、さすがに無理ですー」
 と語ってしまったよ(苦笑)。
 結局pm6:00になっても通常業務が終わらず。明日出勤なのをいいことに台帳記入は全面放棄して帰って来たよ(苦笑)。明日2日分纏めて台帳記入するさー。
 じゃないと、整骨院に行けない。明日休みなら明日整骨院に行くというやり方も出来るけど、仕事なのでそれは無理だし、何より祝日で月曜日まで休みだし! 次整骨院行けるの、水曜しかないからさー。

2008年07月18日(金)



 劇団四季『オペラ座の怪人 バックステージツアー』

 有休を取り、急遽『バックステージツアー』というイベントの為に友人と取ったチケットで劇場へ赴く。
 am11:00最寄り駅で友人と待ち合わせ、梅田へ出て、飯食って30分程時間があったので、ジュ○ク堂へひょろりと寄って劇場へ。
 地下道に何やら学生(それも女の子ばっかり)の団体がいるのを横目で見、『あれは何なんだろーねー』とか言いつつ、劇場ロビーへ。
 『バックステージツアー』の申し込み(四季の会会員証と当日のチケットがいる)をしているうちに開場。
 入場して、ソッコーキャスト表を取り、友人と『ををーっ』と声を合わせてトイレへ行き、さっさと座席について、『バックステージツアー』用に貰った説明書き兼アンケートの紙やらを片付けよう、と思って会場に入ろうとしたら何と、わらわらと地下道で集まっていたお嬢さんたちがぞろぞろと同じように会場へと入っていく。
 地下道で見た時に、「もしかして『オペラ座〜』だったりして〜」なんて友人が言っていた筈の冗談が、現実に(苦笑)。
 両サイドの後ろ半分と、通路挟んでQ列以降全席が、制服を着た女生徒の群。
 おまけに友人の言じゃないけど、さすが平日(?)年配の方の多いこと! って言っても過去何回か平日に行ってるけど、こんなに年配の方に座席周り囲まれたのは、初めてだ(苦笑)。
 瑞樹達の1つ前の座席は2/3がオバ様(肩に揃いのリボンを付けていたのでツアーとか、婦人会とかそういった関係かも)。友人の左隣はオジ様(苦笑)。

 さて、キャスティング表を見て友人と『ををー』と言った理由は以下。

    本日のキャスティング
 ファントム:村 俊英  クリスティーヌ:高木 美果
 ラウル:北澤 裕輔  カルロッタ:種子島 美樹
 メグ:荒井 香織  マダム・ジリー:戸田 愛子
 アンドレ:増田 守人  フィルマン:青木 朗
 ピアンジ:半場 俊一郎  レイエ:斎藤 譲
 ルフェーブル:林 和男  ブケー:平良 交一

 そう! 3人目のファントム!! 6人目のクリスティーヌ!
 とうとうキャスティングされているファントム制覇!! やたーっっ!
 どうせならキャスティングされてるファントム全員観たいよねー、と言い続け今公演15回目にしてやっと村ファントム!
 さて、その村ファントム。歌い方が、高井さんや佐野さんに比べてちょっとロックチック? 音の巻き舌とか凄い。で、他のファントムとは歌の間の持ち方や溜めや引きというものが独特。
 で! 低音が、滅茶苦茶いいっっ!! いい声って言うか、格好いいって言うか! 腰砕けになりそう。んでもってパワフル。多分他のファントム達よりも、パワフルだと思う。
 いや、だからって高井さんや佐野さんがパワーがない訳じゃなく、彼等のパワーの上を行く感じ。
 が、そのパワフルさの所為で(だと思う)芝居の強弱の判別がつきにくいのがちょっと悲しいかな。
 んで、優雅さよりもワイルドさが先に立つ立ち姿&動きかな。
 立ち姿の美しさとか優雅さといった面では高井さんが群を抜いてると思う。
 まあ、比べるものでもないんだけどさ。当然その人にはその人の作り上げたものがある訳で、その人なりの良さがある訳なんだから。
 小芝居も色々あって、いい芝居をしていると思うんだけど、いかんせんパワフルさの影に収まってしまって前面に出て来難い感じがする。生意気なことを言わせて貰えばちょっと勿体無い感じがするんだよね。
 さて、ここで高木クリスティーヌ。
 勿論初見。んー、最初はなんかビミョーに気持ち悪いというか、違和感バリバリでさー。いや、芝居がとかじゃなくて。何がか判らなかったんだよね。1幕の半ば辺りではたと気付いた。
 何がって、音が。
 歌のキーが、3度とは言わないが、幾許か低い! ソロで歌ってる分には判らないんだけど、掛け合いとか1対1とかデュエットとか。相手がある歌のシーンで物凄く違和感が!
 ほら、周りは所謂通常通りに歌ってる訳じゃない? なのに彼女だけが他のクリスティーヌと違って音を下げて歌ってるもんだから、結構見てる(と言っていいだろう、今公演15回目で更に前々に4〜5回観てるんだから)人間としては下げた音が耳慣れない訳だよ。
 まあ、その違和感の原因が解明されたらそのつもりで聞けるから気付いた後は楽だったけどさ。
 さて、今日の公演は、ある意味凄かった。
 オープニングのシーンでは、一瞬で布を取り去ってライトが入ってこれから上がっていこうとしているシャンデリアの、かけてあった布が引っかかって、アンサンブルの人がわたわたと布を外したり。
 歌が、……走る走る。どの役者さんも音楽の先を歌ってるの(苦笑)。所々で気付いた人が修正かけてたと思うんだけど、何か、ひたすら走っていってた気が……(苦笑)。
 1幕目の屋上のシーンではいきなりマイクに『ぶつっっ』って音が入るし。
 2幕目のマスカレードのシーンでは2人目の階段を駆け下りてくるファントム(影武者)が、滅茶苦茶トロい! その上、どうも足元を確認確認しながら駆け下りてくるので迫力なし。
 同じく2幕目の『ポイント・オブ・ノー・リターン』ではファントムのマイクの音がくぐもった。ので感情移入しかけたのが綺麗さっぱり消えてなくなり。
 まあ、微々たることだと言ってしまえばそれまでなんだけど、気になるものは気になるんだもんよー(泣)。

 ふふっ、やっぱり舞台はナマモノだぁねぇ。

 舞台上だけでなく、観客席も。『間もなく開演致します』の放送が入った途端、水を打った様に静まる(でもそれから5〜10分は始まらない)のは良いんだけど、観客席両サイドのライトが落ち、観客席全体のライトが落ち舞台上のランプ(を模した電気)が点いているにも拘らず、上がる悲鳴。『いやー』『きゃー』『怖いー』。
 客席後方を占めた女子生徒達の声。ざわざわざわざわ……。
 ……をいをい;; ここは暗くなってこれから始まるんだっていうことでどきどきわくわくしながら固唾を呑む所だろうが;;
 初めてだよ、客電が消えて騒がしくなる劇場なんて;;
 残ったランプが消え、思った辺りで「静かに!」と1人の女生徒の声が響く。
 をを! よく言った!!
 そして芝居が始まり暫くしたら、友人の隣に座ったおっさんがごそごそごそごそ……。体を起こしたり倒したり、座り直したり荷物触ったり、挙句に扇子だかを出して来て煽ぎだす始末。
 友人の前に座ったなにやらの団体のオバサンの1人が、めきめき、みしみし延々音を立て出し、『何の音やねんっっ(怒)』と思って明るくなった休憩時間に見てみたら、飴! どうやら飴の袋をごそごそ取り出し、開けて、延々飴を食ってた模様。
 ……ヤメロよ……(溜息)。
 あんた達、いい年こいて、マナーがなってねぇよっっ(怒)。
 休憩終わって2幕目が始まる前に音楽のメドレーが流れ、客電が落ちた途端、響く拍手の音……女生徒達。
 ……いや、それ、違うから……(呆)。
 そして2幕目始まって、半ばくらいまで耳障りだったのは、友人の前に座ったオバサンのめきめきみしみし音。ひたすら飴を食ってた模様。ホント、止めてくれ;; っつか、誰か止めろよっっ!
 多分に周りの状況も集中力を途切れさせる原因になったと思われる……(溜息)。

 当たりの悪い席だったんだよね、これって(溜息)。

 さてさて、公演が終わり、一旦ロビーへ出て、『バックステージツアー』の準備を待つ。
 30分程の準備時間の後、再開場。今日貰った紙に書いてあった座席はE列14・15番。Bグループ。
 色々な説明があって、用意されていたスリッパに履き替え、A〜Cグループは舞台上へ。
 舞台上は『怪人の隠れ家』仕様。舞台上から客席を観る、いやぁ、こんなの久し振りだよ。12年振り位だな、舞台に立ってるの。とちょっと感慨深くなる(12年前まで役者の勉強してたので、何度か舞台にも立ってる)。瑞樹のグループは先ず舞台上、『怪人の隠れ家』を後ろから見る状態に(&客席に向かっている)。凄いです。あっちこっちに開け閉めする場所があったり、『奈落に通じるのがここです』とか。
 そして次に下手側へ。ここもまた凄い。壁一面に並ぶ綱とワイヤー。背景とかを動かすやつ。そして、各場面に使用される舞台セットが整然と並んでいる。『ハンニバル』の象に『イル・ムート』のベッド、『支配人のオフィス』のデスクと椅子、『マスカレード』の階段(の半分。笑)。
 次に舞台を横切って上手側。こっちは『ザ・ミラー』のクリスティーヌの楽屋、『マスカレード』の階段(の残り半分)、『墓場にて』のクリスティーヌのお父さんのお墓、『怪人の隠れ家』のオルガンに『ドン・ファンの勝利』の稽古シーンに出てくるピアノと本番用のテーブルセットと屋上のシーンのセット。
 どれもこれも間近で見れるって何か感動。
 瑞樹達のグループが舞台上で説明を受けている間客席でスタッフの話を聞いていたD〜Fグループと入れ替わりで客席へ戻る。
 次は舞台監督と音響さんと照明さんの話を順番に聞く。しかし、皆さん若い! そっちにびっくり。
 日頃人前で喋ることがないせいだろうけど、照明さんが、妙に挙動ってたのがなんか笑えちゃって;; でも皆さん楽しそうだなぁ。
 音響さんの話の中で、『滅多にないミスが今日は2回もありまして……気付かれた方は少ないのかもしれませんが、滅多にないことなんですけど』と微笑ましくマイクミスの話が出て。
 上にも書いた1幕の『ぶつっ』ってやつは、クリスティーヌの髪(鬘)がマイクに当たったとのこと。『ポイント・オブ・ノー・リターン』のくぐもったファントムの声は汗がマイクについた、とのこと。
 いやぁ、髪一つ、汗一つで凄いことになるもんなんだねぇ(苦笑)。
 と、後で友人と語る。
 一通りの話が終わり、舞台上にいた3グループが座席に戻った所で、『スタッフに対する質問』タイム。
 『リハーサル見学会』の時と同じように質問用紙は受付時に配られていて、それを回収しボックスの中から、司会者のお姉さんが1枚ずつ引き舞台監督・音響さん・照明さんがそれに答える、という形式。

 いやはや、なかなか楽しいイベントだったよ。

 さて、次は4日後の21日。これが本来の今月の『オペラ座〜』の日。
 多分キャストは今日とほぼ同じだろうと思うので、今日よりもハイレベルなもの観たいなぁ♪ 座席も今度はD列だし!
 村さんの素敵な低音が又聞けるのかも知れないと思うと、ちょっとどきどきだわ。



    ☆ 今日読んだ本 ☆
 秋田書店 プリンセスコミックス 中山星香『花冠の竜の姫君 1』
 講談社 少年マガジンコミックス CLAMP『ツバサ 24』

2008年07月17日(木)



 うっふっふー

 明日は有休取って『オペラ座の怪人 バックステージツアー』♪
 座席は急遽取ったのでO列だけど、ど真ん中〜。
 んでもって4日後の21日には更に『オペラ座の怪人』〜。こっちの座席はD列ど真ん中〜♪
 12日の『Riverdance』に引き続いて何だかこの1週間は舞台週間の様相だな。

 取り敢えず今週はこの水曜までで9〜10時間しか寝てないから、睡眠不足気味だし、明日は10時までは寝るぞ!
 今週は何だか活字渇望週間(何ヶ月かに1度、無性に夜や夜中に活字を読みたくなる)でもあるようで、pm10:00くらいからコミックスだの小説だのを読み出して止まらなくて、気がついたらam3:00〜4:00なんてことが続いているので、とにかく今日は早々に寝ろよ、私。



     ☆ 今日読んだ本 ☆
 白泉社 花丸文庫BLACK 花郎藤子『黒羽と鵙目 1』

2008年07月16日(水)



 ミニ小説(ショートショート)

 部屋の真ん中と四つ角に何か塊の置いてある部屋。鉄くずのようなそうでないような……?
 やけに広いその部屋に私も含めて大人数が押し込められている。顔見知りの人も仲のいい人も、知らない人も。
 ここが何処か、なんて知ってる。
 押し込められた時点で、ここにいる人達は皆同じ運命を背負わされるのだから。

 この場所でどれ程の人間が、処分されたんだろう……?

 ここに押し込められた時点で、もう私達には空を、自然をそして自分を取り巻く全てのものを二度と見ることが出来なくなるのだ。
 それが何に拠るものか、知らない。
 遠くて近い過去にあったという大虐殺の時のようなガスに拠るものなのか、細菌に拠るものなのか、それとも最新の、何かか。
 けれども、ここへ押し込められた人間には万に一つも逃れる術がない、瞬間。
 私達が完全に押し込められ、この部屋が密閉されたのを確認して、高い窓からこちらを見下ろす誰かが、他の誰かに合図を送る。
 そして訪れる、静寂。
 皆少しでも長く、その瞬間から逃れようと、足掻く。部屋にあるその存在の意味すら判らない塊に登ろうとする、その陰に隠れようとする。
 そんなことをしても無駄なのだ。
 私のほんの数メートル先で倒れた男の人が、あっという間に形を崩し、その存在が掻き消される。

 吸血鬼が灰になるって、こんなことをいうのかな……?

 何かが目に沁みる。玉葱を切ってる時みたい? 煙に巻かれてる時みたい? 自然と溢れてくる涙。

 あー、目、何か痛いと言うか、沁みるよなぁ……。

 体に力が入らなくなって、床に這い蹲って。
 でも、痛い訳じゃないから、まあ、幸せかな? 激痛に襲われて苦しんで、なんて、嫌だと思ってたし。
 視界が暗くなって。

 ……ああ、私、死ぬんだ……。

 でも、後悔もないって、それも幸せだよね。

 次の瞬間訪れた、――開放感。
 何かに戒められた所から抜け出した感じ。

 ……あ、死んだな……。

 で、今私、魂だけになっちゃってるんだよ、これ。
 開けない視界に少し不安になる。でも、私、何処かに向かってる。
 そして突然開けた視界に写った……。

 ここ何!? 何処よ!? 普通死んだら三途の川とか渡ったりするんじゃないの!?

 ……どう見ても、博物館とか美術館……?

 学芸員のお兄さん(に見えるけど、この人何者!?)がニコニコ笑顔で歩み寄って来る。
「いらっしゃい」
「あの! ここ、何ですか!? 私、死んだと思ってたんだけど」
「ええ。そうですよ。ここは一般的に『死後の世界』って言われる場所です」

 ……どう見ても、ミュージアムだって!!

「ミュージアムですからね」
 お兄さんはニコニコ笑顔のままで、……なんてコトをっっ!
「あなた方が、今まで見て来た世界や見たかった世界、行った場所や行きたかった場所が自由に見られるんですよ」

 ……こんなのが、『死後の世界』? ってことは、このお兄さんは、何なの!? 人間じゃないの? 実は天使とか悪魔とか、冥府の管理人(?)とか……っっ!

「私は、あくまでもこの世界の案内人です。そりゃあ、お国柄、宗教柄、色んな名前で呼ばれますけれどね。
 あなたは時が来るまでここで、好きなことをしたり、見たりしていられるんです」
「え、だってミュージアムって、普通『見る』ことしか出来ないじゃない」
「何をおっしゃっているんですか。ここもここにいる人達ももう普通じゃないでしょう?」
「……もしかして、行けたりする訳?」
 私の恐々な質問にお兄さんはニコニコ笑顔を更にニコニコ笑顔にして。
「試してご覧になられたら?」
 
 何か、ビミョー。胡散臭い訳じゃないけど、……何か、ビミョー。

 取り敢えず、近くにあったエジプトのピラミッドに近付いてみた、……ら!

 嘘っっ! 私空中に浮かんでるよっっ!!
 いや、ちょっと待て。これはこれで楽しいぞ。所謂幽体離脱状態……って、違うって、私は既に幽体だって!
 楽しくって私は時間を忘れてミュージアムの中の色々な空間へと移動していた。
 時には旧い友人に逢い、時には懐かしい町へ。


 そして不意に、何かに引き摺られた。
 驚いて慌ててミュージアムと空間を繋ぐ辺りに視線を向けるとニコニコ笑顔のお兄さんが小さく手を振りながら遠ざかっていき、暗転。

 ……え、ちょっ、何っっ?


「……ン、ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」
 私は声を限りに叫んでいた。
 暖かい何かに包まれ、ゆらゆらと体を揺らされる。
 自分が出している叫び声の合間から、何か雑音が聞こえる。
 優しく私を包むぬくもり、優しい匂い。安らぎを覚えた私は眠りに付く。
 耳に届くのは、聞いたことがあるような、ないような、懐かしいメロディー。


 ……これは、私、生まれ変わったとか、いう!?
 私に与えられた新しい人生が、どうやら始まったみたい。

**************************

 あー、「いきなり何やねんっ!」と思われる方もいるでしょうが、ちょっとミニ小説(ショートショート)書いてみた。

 何でいきなり『ミニ小説』
 かって言うのは、まあ、気まぐれというか、何というか
 あー、でも『ミニ小説』っていうほどのもんでもないけど
 ネタ元は、今朝見た(というか覚えてた)私の夢。それを小説風に脚色してみた。
 だから多分、私の書く妄想文章を知ってる人には意外な文体になってるかも。



     ☆ 今日読んだ本 ☆
 角川書店 ルビー文庫 岩本薫『独裁者の恋』

2008年07月15日(火)



 8月

 土曜日が5回ある。
 急に課長嫁が、
「すみません、私、子ども会の行事とかで2日と16日しか出勤出来ないんですけど、いいですか?」
 と言って来る。
 まあ、基本2日間出ればいいし、もうそろそろ娘その2も一人で仕事して貰ってもいいだろうしで、
「うん、いいよ」
 と言った。
 課長嫁が懇談だとかで遅めの昼休みを取りに外出した時、娘その2と残りの日程を決める。
「何処出る? まあ、30日は末締めもあるし、2人出た方がいいやろうから、9日と23日、どうする?」
 って聞いたら、9日はどうしても出れないということらしく。
「んじゃ、私が9日出るわ。で、23日やけど、一人でも大丈夫? 出来る?」
 って聞いてしまう辺り、瑞樹も甘いと言うか。『1人でやってね』って言えばいいのにねぇ(溜息)。
 とか思いつつ(苦笑)。
 案の定、
「受注の方は大分出来るようになってきてますし、朝の仕事もやり方は判ってるんですけど、それを両方やるとなったら、多分凄い時間かかると思います」
 と言われる(苦笑)。
 予測通りだよ;;
 又、23日の土曜日の週なんか、水・木、休み取ろうにもモロ20日締めだし。ホントは瑞樹には締めは関係ない筈なんだけど、休むなんて言ったら何処から報復が来るか判んねぇし。
 この上ほぼ『出来ない』と言っている娘その2をそのまま1人で仕事させた日にゃあ、報復の槍玉に上げられるの、瑞樹(課長嫁には絶対矛先向かないのは間違いない)なのは目に見えてるし(がっくり)。
 ほとんど投げやりな気分で結局課長嫁が出てこれない3週、出勤することにしたともさ(溜息)。

 次の5週ある月(11月だっけか?)はぜってー3週なんか出ねぇからなっっ!

 とだけは心に決めた。



     ☆ 今日読んだ本 ☆
 二見書房 シャレード文庫 椹野道流『頬にそよ風、髪に木洩れ日』

2008年07月14日(月)



 何だか

 久々にのべーっと過ごして休みだったような気が。といっても先週が休み無しだっただけだから、気のせいなんだろうけど。
 コミックスを何冊か読み、後は寝る、というのんべんだらりとした1日。
 取り敢えず起きたので、ネットから去った後、どうするかにも拠るけどさ。


 さて、昨日の日記で書き忘れたことを。
 『Riverdance』で瑞樹の左隣に座った女性の2人連れ。親子かと思ったんだけど、若い女性が年配の女性に敬語を使っていたので、お稽古事や会社なんかの付き合いなのかなぁ、といった感じ。
 席に着いた年配の女性の方が劇場入り口で貰ったチラシを見ながら、『これどう、これ』、『ベジャールもいいよ』なんて、クラシックコンサートだの、バレエだの『これ誘ったらいく?』みたく若い方に話を振ったりやなんかしていた。
 そのチラシの中に『赤毛のアン』のものがあり。
「最近よく見ますよね、『赤毛のアン』」
「ああ、50周年だとかいうことみたいよ」
「へえー、そうなんですか」
「四季でもやるみたいだしね。四季といえば、私の友達が何を思ったのか最近『オペラ座の怪人』を観に行って、怪人役の人の声が物凄くいいとかって言って今滅茶苦茶嵌ってんのよ。今までは日本のやつなんて、レベル低い、とかって馬鹿にしていたのにねぇ。何か、毎日のように観に行ってんの。梅田に住んでて、劇場が近い所為もあるのかもしれないけど」
「へえー。そうなんですか」

 ……そうなんです。凄いんです。
 思わず口を挟みそうに……(苦笑)。
 やっぱ、高井さんのファントムのことかなぁ? いや、佐野さんは佐野さんでいいんだけど。
 つい、『赤毛のアン』(今度京都劇場に来る。この19日に会員先行チケット予約がある)のことも含め、ご説明差し上げようかとか思ってしまったよ(爆)。
 ああいう人には是非1度観に行って貰いたいよねぇ。




     ☆ 今日読んだ本 ☆
 白泉社 シルキーコミックス 野間美由紀『ジュエリーBOXデイズ 4』
 宙出版 ワイド版 高橋葉介『海から来たドール』
 新書館 ウイングスコミックス 那州雪絵『魔法使いの娘 6』

2008年07月13日(日)
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