・桜のはなし
気温があまり上がらないせいで、桜の花のもちが良い気がしますよ。
桜に限らないけど、花が咲いて初めて「この木はその木だったのね」と気づくことが多いですが、
桜の木はさらに、花が咲いてあらためて、その木の大きさというか高さにびっくりします。
桜の木ってこーーんな巨木になるんだー、って。
で、花が終わってしまうと、毛虫の季節に若干気にするくらいで、あとはまた春になるまで見上げもせず。
そうそう、「お花見」は英語で Cherry Blossom Viewing Party だと聞いて、日本語勝った! と思いました。←アホ
何その風情のカケラもない説明表現。しかも長いし。
季節や季節の風物詩などの表現では、日本語は秀逸ですね。
・新学期のはなし
息子も高三になったわけですが、本人の努力とは全く関係ない記録がひとつ樹立されました。
幼稚園から高三にいたるまで、クラス担任の先生がすべて女性。その数、合計10人でございます。
すごくね? これってすごくね?
だって、女性の先生の数は全体の1割、なんて時もあったのですよ。
そんな時ですら、あまたの男性教師を退け、希少な女性教師を担任にお迎えしてきたのです。
わたしが覚えているお名前なんて3人くらいだったので(ヒドイ)「全員のお名前言ってみ?」と
息子に言わせて、それぞれのお顔を思い出してみたり。
母は保護者会や面談くらいでしかお目にかかりませんでしたが、思い起こせばどの先生も
本当に素敵な教育者で、安心して子どもをお任せしておりました。
これは、実はかなり奇跡的なことだったのかもしれませぬ。
わたしの子ども時代は、横暴であからさまなエコヒイキをする先生だったり、
塾に通うことを極度に嫌う先生だったり、あの時代だったから許された、みたいな先生たちが担任だった
ことを思うと、息子がお世話になった先生方のクオリティの高さ(という言い方も失礼なのだが)には、
本当に感謝のひと言です。
本人がその恵まれた状況をどれだけ自覚しているかはわかりませんが、
担任の先生の悪口を言っているのを聞いたことはございません。
「おに! あいつ鬼!」とか言ってる時は、あきらかに本人に非があるときなので。
むしろ「うちのハルエ(仮名・担任の名前)が、すげーんだぜ。」とか、
「うちのチカコ(仮名・担任の名前)って、すげーんだぜ。」と、先生方の武勇伝を
聞かされたことは何度もございます。
指導者として大人として、きっちりとすげー姿を見せてくださったオトコマエな心意気の先生方のおかげで、
「女性リスペクト」があたりまえの男子に育っていることと存じます。とても良いことだわ♪
・滝沢さんのはなし
お顔だし目の上だし、大事に至らずなによりでした。
お顔だから目立つけど、きっと目に見えない部分でも満身創痍のはず。
でもがんばっちゃうんだよな。で、なんでもなかったように、明るい笑顔を見せてくれちゃうんだな。
滝沢さんの覚悟にもいつも胸を打たれますよ。くれぐれもお気をつけて。
・今井さんのはなし
そんな相方へのエールも込めた「今井翼」が久々に更新。
言葉数なんて多くなくていいから、こういうエールはやっぱり大事だし素敵です。
しかし。
大阪千秋楽からほぼ二週間、いつものことだけど所在不明でいらっしゃいましたわね。
どこに行っておったがじゃ! おまんがだっぱんらぁするきに!(全然違)
舞台が終わったばかりで、5月に出る本も楽しみですが、あえておねだりを申し上げる。
踊りまくるツバーサがすぐにでも観たいっす!

カッコイイ女海賊姿の天海祐希嬢と、相変わらずデカイ頭の石川五右衛門な古田新太氏の
ツーショがもう! もう!もう!もう!
画的にはミスマッチもはなはだしいのですが、そんなふたりが息ぴったりに歌い踊り
激しい殺陣を繰りひろげ歌舞伎ばりの見得を切るなんて、
こんな豪華で凄まじいことをいったい誰が思いつくのかと。
とにかく新感線らしく、ド派手でド派手で大騒ぎで馬鹿馬鹿しさもハンパない舞台でした。
今回は古田新太氏が大活躍です。
私が今まで観た作品の中では、わりとラスボス的に重要場面でのみ活躍、というのが多かったのですが、
今回は出番も多いし、もちろんセリフも殺陣も踊りも歌もとても多い。
バレエダンサー並みにくるくると華麗なジャンプをあの巨体が披露なさってたのは凄かった。
芋洗坂係長といい、ああいう体型でもキレのある踊りができる人っているのねー。
痩せていればもっとカッコイイのに、と、もちろん誰もが思うところでしょうが、
そうなると、あのむっちりと肉感的なお身体をネタにして遊ぶこともできないし、
あの風貌だからこその「怪優」っぷりがなくなるのはとにかく惜しいので、
やはりあの方はあのままでよろしいのでしょう。
ほっそりとイケメンな役どころは、あまたの客演にまかせておけばよろし。
女海賊で王族でもいらっしゃるアンヌこと天海祐希嬢をナマで拝見するのは、
「阿修羅城の瞳」以来ですが、こちらも相変わらずの堂々たる美しさと歌声。
ビジュアル的には、わたしの好みで言えば、阿修羅城のお着物姿のキャラの方が好きだったかも。
今回、軍服姿になられるところがあるのですが、あまりに似合いすぎて、
「わたしは今、ヅカの舞台見ているのか? これはベルバラなのか?」(宝塚を観たことはないのですが)
と思うほどで。
べつにそれが悪いわけじゃないし、
そのせいで強烈でド派手な他の共演者の方々が霞むわけでもないのですが、
なんだか「男役」っぽく見えちゃうのがもったいなかったですよ。
だってアンヌは、ちょーオトコマエな心意気は持っているけどチャーミングな女性なわけだし。
おなじみの顔ぶれは、いつもどおり、居るだけで面白い実力者ばかり。
容赦ない変態キャラの橋本じゅん、知的で策略家のイメージぴったりのメガネ中年・粟根まこと、
貴族な奥方から恥ずかしい下ネタまでなんでもこなす高田聖子。
客演は、お姫様な神田沙也加、その祖父で国の実権を握る藤木孝、アンヌを愛する隣国の王子・浦井健治、
銭形警部なみの執念で五右衛門を追いかける一匹狼・山本太郎。
沙也加嬢は可愛らしいビジュアル以上に、芝居でも歌でもしっかりした実力をお持ちで、スターのDNAを
ひしひしと感じさせます。斗真とヤラさんの「グリース」でもずば抜けて上手でしたが、やっぱりこの人は凄い。
70歳の藤木孝氏が、かなり出番が多いにもかかわらず、動きもセリフも実に若々しく、
なかなか腹のうちを見せない素敵な悪役を好演なさっていて、ちょっと驚愕でした。
この方はたしか最近の「ブラッデイ・マンデイ」で、閣僚の会議シーンに出ていらしていて、その時に
「久しぶりに拝見するお顔だけど変わってないわー」なんて思っていたのですが、いやいや、変わってない
どころじゃなかった。70代の活躍おそるべし。
逃げも隠れもできない舞台上でのお姿を拝見して、その役者さんの実力に改めて驚愕させられることは本当に多いです。
で、有名なミュージカルなどでご活躍中で、そのお名前だけは存じ上げていた浦井健治氏。
すっごくいい人なんだけど、ちょっとへなちょこな美形王子を熱演なさっていて、とても魅力的でした。
歌も素晴らしくて、アンヌにむかって臆面もなく「美しすぎる〜♪ ああ、美しすぎる♪」と謳い上げ、
それにトリハダ立てつつ「ああ 大げさ過ぎる〜♪」と熱唱で返すアンヌとか、らぶりーだったらありゃしない!
この方も相当な長身で「ザ・王子」っぷりも素晴らしかったのだけど、天海祐希嬢の衣装とビジュアルが
そのさらに上をゆくオトコマエっぷりだったので、もはやどっちが王子なんだかわからないほどでした。
新感線最高っす!

関東地方、先週末は桜満開。
わたしも、土曜日は近所の名所、日曜日は皇居周辺の桜を愛でてきました。
考えてみたら、帝劇、日生劇場、歌舞伎座、新橋演舞場と、有楽町・銀座界隈には
よく行くのに、皇居のまわりをぐるっと一周歩いたのは昨日が初めてでしたよ。
1時間ほどのお散歩にちょうどよかったです。
車道(内堀通り)は一般車両は通行止めで、自転車専用になっていましたが、
日曜日はいつもああいうことになったのですか?
お気楽サイクリング隊と、エイリアン帽を被った真剣バイク隊が入り乱れて走行なさってました。
さて。
龍馬さんがあんまりカッコよすぎて、ちょっとせつない第二部の幕開けです。
素敵になればなるほど、その最期を見届けるのが本当に悲しくなるので。
土曜深夜の番宣番組で香川照之氏がおっしゃっていましたが、
歴史上に実在した人物を演じるということは、その人ともう一度一緒に生きている、
実際にその人の力を借りている、と思えることが多々あるそうな。
福山龍馬さんを見ていても、「ああもうこの人、龍馬さんだ」と、いつからか思うようになったと。
クランクイン前の福山ご本人はちょっと自信がなさそうで、「早く暗殺されたい、早く殺されたい」
なんて言っていたのが、撮影が進むにつれ、あるときから「死にたくない、もっと生きたい」と、
言うようになったのだそう。香川氏いわく、そのあたりから本当に龍馬さんになられたようだ、と。
ほぼ「ガリレオ」しか存じ上げないわたしとしては、
あんなに線が細く、神経質そうな役どころしか似合わなそうだった人が、
いつの間にやらギリシャ彫刻なみにお顔立ちにはノーブルさが加わり、お身体は逞しくビルドアップされ、
無骨で荒々しくも清々しい、人好きのするちょーラブリーなキャラクターにぴったりハマっておられる、
というのが、もう本当に驚き以外の何物でもなくて。
真摯に努力を続けるオトコマエさん方の進化には、限界はありませんな!
第十四話の龍馬には、もはやエエとこのおぼっちゃま風ななまっちょろいところなど微塵もなくて、
ちょっとスレた感じの口調や声のデカさといい、堂々と遠慮のない立ち居振る舞いといい、
眼光の鋭さといい、まさしく龍馬顕現! といった感じです。
なかでも、わたし的に「これ龍馬!これこれ!」と思ったのは、弥太郎の肩をがしっと掴んで、
土佐への帰国を強く勧める場面。
声もデカいが顔も近い!
あのダビデ像のような、アポロン像のような、薄汚れてはいても徹底的に端整で彫りの深いお顔が近い!
つねに噛み付かんばかりに迫ってくるあの弥太郎もタジタジの近さ。
でもあの近さこそがまさしく龍馬なのでございます。
龍馬の美しいお顔にあそこまで至近距離で迫られては、
さすがの弥太郎も、うぶな乙女(notねえやん)か、身動きの取れない小動物のように見えましてん。
小動物のようと言えば、もうひとり。
月明かりの下でひとり泣いていた以蔵ですよ。
武市さんワルい人だわー。「オマエはオレのたった一人の友達」って龍馬にも同じこと言ってたし。
そーいう人だったのか武市さん。それにまんまと懐柔されてしまった以蔵が哀れです。
あのくりくりと愛らしいでっかい目が、冷徹な鋭い人斬りの目になってゆくのですね。
以蔵もカッコよすぎる!
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