| 2005年08月10日(水) |
フィルムフェスタのきんきちゃん |
剛さんが『星に願いを』のHPで語っている、役への取り組み方のお話が面白いです。
大平さんという人物を演じるにあたっての、いろいろ難しい点を、
すごくわかりやすく語ってくれて、とても興味深い。
実在するひとりの人物を、実像と虚像と織り交ぜて破綻しないように演ずるのって、大変なんだなー。
と言うか、むちゃくちゃ緻密な作業ですのね。
よく言われるけど、役を自分の方に引き寄せるタイプではなく、
自分から役の方に歩み寄っていくタイプの剛さんだから、
そういう作業は、いくら細かくても絶対手を抜かないだろうし。
オンエアが楽しみです♪
フィルムフェスタで、グループを越えた対談のコーナーで
嵐のニノとV6の岡田君が「芝居論」を語り合っていて、それがどの対談よりも面白かったのですよ。
ふたりとも本当に魅力的な役者さんでしょ。役にも恵まれているし。
こういう対談に剛さんにも加わってほしかったなーと思いました。
ニノが最初に岡田くんに面白い質問をするの。
ニノ 「もし誕生日に、何かひとつだけ才能を極めさせてもらえるとしたら、何にします?
歌、踊り、楽器、芝居・・・」
岡田 「その中だったら芝居。もう毎日思うよ。風呂に入る前とか『うまくなりてーなー』って。 ←風呂に入る前って?」
芝居やってなかったら、俺、やめてたと思うから。」
ニノ 「マジっすか?」
岡田君、とても淡々と爆弾発言なさる。
もともとは社会の先生になりたかったとか、カウボーイにもなりたかったとか。
剛さんも、ギターに出会ってここまでがっつりミュージシャンになってなかったら、どうなっていたことか、
という人だから、岡田君と通じるものがあるよね。
岡田くんはあんなすばらしい役者さんなのに、
演じる際に壁にぶちあたって「向いてないなー」と感じることもあったのですって。
ニノもニノで「お芝居は難しい。壁にぶち当たるし。その壁が見えないし。」って。
なんだか「それはアナタの天職でしょう」と言いたくなる人に限って
「向いてない」とかよくおっしゃるのよね。不思議よね。
でも「素晴らしい役にめぐりあえた」と思えるのは、長いこと役者している人でも
10年に一度とか15年に一度なんですって。
それなのに、岡田くんには、
もう何回も本当に素晴らしい役にめぐりあえたという実感もあるんですって。
ニノはまだそこまでの感覚はないらしいですよん。
実はフィルムフェスタを見た翌日『フライ、ダディ、フライ』を観たのです。(この日が上映最終日だったので)
岡田君美しすぎ〜。
今更この人の美しさを解説する必要もないけど、
つい「美男は才能だ」という言葉を思い出してしまいましたよ。
春にハウス オブ シセイドウでやってた男性化粧品のCMを振り返る
『男の顔 男性化粧品の軌跡展』で目にした言葉ですけどね。
この映画の感想はまた後日にしますが、ワタクシの中ではいま確実に「岡田祭り」開催中です。
フィルムフェスタのネタバレは、すでにあちらこちらで目にされていると思うので、
質問 「結婚して奥さんに「お風呂と食事どっちにする?」と聞かれたらどっち?」
光一 「『お前!』」
とか、
質問「自分を動物に例えると?」
剛 「“風太くん”て言われます。」
というあたりはもうご存知だと思うのですが、
それ以外はきんきさんは大して面白いことも言ってないし、やってないです。 っておいっ。
ちなみに、レッサーパンダの風太くんは、立ってる時より、
地面に腹ばいになってぺたーっと全身伸ばしてる時の方が最高に可愛いです。
それと、立ったときは、剛さんより風太くんの方が姿勢が良いと思われます。
以上、風太くんミニ知識でした。
ただね、きんきさんは登場するだけで他のグループとは明らかに空気が違ってて、
それだけで笑えますの。
他のグループが、たとえばTOKIOなら馴染みきった大御所の風格とか、
若手グループなら、めっちゃはつらつとした若さとか賑やかさとか
それぞれ、何らかのタレントオーラみたいのとか、押しの強さみたいなものがあるのだけど、
きんきちゃんには皆無。
なんかもう、登場するたびに、
でろ〜ん、ぐだ〜ん、ほわ〜ん みたいな空気が漂う異質なふたりなんですの。
でも、そんなふたりが少しでも登場するたびに
ワタクシどもきんきちゃん溺愛ファンは、
意識せずとも目はらんらんと輝き、脈拍も血圧も心拍数も上がり(カラダに悪いんじゃねーか?)
ついでにアドレナリンも盛大に放出されつつアルファ波もMAXみたいな
↑医学的にありえるのでしょうか
そんな感じで喜びに打ち震えるのでございます。
しかも、そんな でろ〜ん、ぐだ〜ん、ほわ〜ん な人たちなのに
どのグループよりもライブ映像が壮大で派手で、明らかに「別格感」が漂うし、
他のメンバーのお話の中にもきんきさんの話題は何度か出てきたし。
翼がV6の三宅健くんと対談していたときは
翼 「ボクが車好きと言っても、ドライブが好きなだけで、
光一君みたいに『この車はどーだあーだ』って、いろいろしゃべれるわけじゃないんです」
とか
健 「翼の手料理とか食べてみたいな。」
翼 「作りますよ。この前剛君がうちに来てくれて、僕の料理をケータイで撮ってました」
とかさ。
太一くんが嵐の桜井翔くんとフットサルしながら対談していた時は、
「ブサイクな顔を世の中に見せるために」わざわざ試合時間を長くした、という話から、
太一 「ジャニーズがかっこいいなんて当たり前。ヘンな顔も見せていかなきゃいけないのよ。
さわやかな汗をかいたカッコイイ顔は光一にでも任せておきゃいいんだよ。」
ほんと、よく言われることだが、王道であり全く異端でもあり。
独特で面白いよね〜。この人たちのスタンスって。
そんなアナタたちについていくワタクシども、
王道路線にも異端路線にも適宜柔軟対応を心がけておりますが、
時に力不足でしっちゃかめっちゃかになっちゃったりもいたします。
お許しくださいませ。
おかげさまで一昨日の「舞台裏」とやらを編集してDVDに入れたら
2分にもなりませんでした。
めっちゃ節約になりましてよ。
見返さないものは、HDDからとっとと削除しましたし。
いいもん。
私には今、アニバコンDVDがあるから。
愛しいふたりがいっぱいだもん。
でも、やはり気持ちを伝える努力はしなくちゃね、ということで、
某TV局には意見を送っておきました。
いやー。ちゃんとした日本語考えるの大変よ。
いつも感情のおもむくまま叫んでいるだけですから。
きちんとした日本語で、冷静に、がんばって書きましたよ。
罵倒は絶対にしないけど、伝えたいことは全部書きましたよ。
視聴者にこれほど敬意を表さない制作者に、
これだけ丁寧なメッセージを送ったわたしはエライ。
>とでも思わなくちゃやってらんねー
ま、どっから読んでもちゃんとした意見だったたくさんのメッセージが
ことごとく「あらし」として番組HPの掲示板から消されていたからな。
自分の意見も目に留めてもらえるとは思えないけれど。
「今夜はカレーだよ」
「わーい。早く帰ってくるね〜」
で、わくわくしながら帰宅した子どもに
大威張りで全然違うモノをいきなり出すなんて大人には、ならないようにするよ。
「え? カレーは?」
「カレーなんていいじゃん。こっちの方がおいしいよ。作るのに手間かかったんだよ」
「カレーが食べたかったのにぃ・・・」
「何文句言ってんのさ。そんなことより宿題ちゃんとやんなさいよアンタ」
みたいに、話すりかえてごまかす大人には、ならないようにするよ。
うん。
大切な人の、ちっちゃな幸せを守れる大人になろう、せめて。
オーマイガーーーッ!!
だーーまーーさーーれーーたーーー。
自分が騙されやすい人間だってことは充分自覚してるけどさ。
ここまで完璧な「騙されたー」感は久々だ。
そうか。
そんなふうに見せたかったのか。
『Best Friend』も『WON'T BE LONG』も大好きな曲で、
どっちも、聴くと妙に切なくなって胸がいっぱいになる曲なのに
なんて安っぽい使い方しやがるんだ。
おかげで坂井真紀ちゃんのせっかくの涙にすら、全然共感できなかった。
こういう見せ方をされるとかえって鼻について、感動がそがれてしまうのよ。
舞台裏や舞台下では、とてつもない困難があったり葛藤があったりしつつも
何が何でもステージの上に立ってきたふたり組を
ずっと観てきてる人たちというのが、
おそらく、この番組のメインの視聴者なわけで。
モロにしんどそうな場面も、
そんな時に本当にいたわり合いつつ乗り切ってきた場面も、
いっぱいいっぱい観てきたわけで。
で、もちろん本人たちは、そんな絆や努力を
これ見よがしに披露したりはしなかったし、
そんなことはちょっとした表情や言葉や行動から充分に伝わってきたわけで。
そういうのを相手に、妙に作りこんだお涙頂戴ものは逆効果だよ。
そんな見せ方されなくたって、「絆」ってことぐらいちゃんとわかるよ。
かえってKiroroやバブルガムブラザーズに失礼な気さえする。
そんでもってKinKiファンやアルフィーファンには、もっと失礼。
あーあ。
なーんか酷くナメられちゃった感じだな。
というか、感性の違いってことで、きっとどうにもならないのだろうな。
ともえちゃんの登場でなごんだよ〜。
「久々だからこそ、以前と変わらないように」お迎えする光一さんの清々しいこと。
この粋な態度を見習え、お偉いさん方。
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