今日のおたけび または つぶやき

2005年06月18日(土)  打ちひしがれない罰ゲーム


うぉーーっ 緊張したーーーっっっ。



あそこまで四方八方上下左右から激しくプレッシャーかけられて、

本人たちの緊張度は察するに余りありますが、

TVの前でもどんだけのきんきファンが手に汗握って画面を見つめていたことか。



TVを隔てて空間を越えつつも、テレ朝電波を通じての

いちタレントとその30万人をゆうに越えるファンとの見事な一体感



っつーか、Mステご出演の皆様全員、スタッフ全員も

「どうなるどうなる?」って妙な一体感を味あわれていたのではないかと。



そんな貴重な経験を心からありがとう、テレ朝。



とは言え、めっちゃ緊張しながらふたりを観てた、ってことは

今までにも何回もあるんだけどね。 >おいっ



まぎれもなく罰ゲームでしたわ。

なるべく早く記憶から消し去りたいところだろうに、

蒸し返す突っつきまくる。



しかし、いまだかつてこんなに楽しくて

こんなに幸せな気持ちにさせてくれる罰ゲームはありませんでした。

Mステにおいて罰ゲームとは「最高級のもてなし。破格の特別扱い」のことを言うのだと知りました。



おかげで『ビロードの闇』という曲は、

「打ちひしがれる」というキーワードと共に、2005年6月10日という日にちと共に、

きんきファンに長く語り継がれるであろう大変に思い出深い1曲となったのです。



スタンバイ中と歌終わりの姿を、何度も捉えてくれたMステカメラさんにも心から感謝ですわ。

先週の歌終わりの、甘甘でやんちゃで仲良しな様子。

今週の歌終わりの、同じの歩調で歩きながらふたり一緒に穏やかな「どや」顔を出演者に向ける様子。

そりゃ、相方の異変には本人より先に相方が気づくのも納得だわ、の、素晴らしいツーショットてんこもりでした。



本当に最高の3週間だったなー。

計算していたわけでもないだろうに、緩急のつけかたが見事でしたもの。

1週目でピシッと決め、2週目で事件を起こし、3週目でオトシマエをつける。


剛さんの頭も、

1週目で可愛すぎるアラビアンナイト、2週目でちょっと分身の術に失敗した孫悟空

3週目でやっぱりあなたはあまりイジらない素の姿が一番オトコマエなのよ、なカッコイイ堂本剛



光一さんの緊張顔もどヤ顔も大変美しかったが、

なんと言っても剛さんのふてぶてしい男くささがもう最高で。

なんなんでしょ? アレは。

ミニステでただ立ってる時も、トークの時も、踊ってる時も、ただ後ろに座ってる時も

ちょっとどーしましょ、ってくらいカッコイイ。

全身から超クールなオーラが放たれているのに、そのオーラに触れたら激しく火傷しそうな、

そんなとんでもないカッコよさ。

はぁ〜。完敗でし。



楽しかった3週間が終わってしまう〜。

しばらく打ちひしがれていようか?

その先にはきっとまた、大どんでん返しの面白さが待っているに違いない。




2005年06月16日(木)  10years


きんきさんのおかげでCDショップのポイントがいっぱいたまりまして、

お金を払う必要なく入手した『ビロードの闇』でございます。


米買って、おまけにまた米を貰う、みたいなもんだな。 ←きんきさんは主食扱い。 >喰うな


せっかくのおまけなんだから、米じゃなくてちょっと目先の変わった物をもらえばいいのに、

やっぱり米になってしまうんだな。っつーか、もっとマシなたとえはないのか自分。



『ビロードの闇』『春雷』『10years』この3曲を収めた初回版、

とてもバランスが良くて聞き応えのある素敵な1枚になってますね。



『ビロードの闇』はアコーディオンは素晴らしいし音に厚みがあって凄くカッコイイ曲ですわ。

歌詞は、とてもキャッチーで耳に残る言葉もいっぱいあるのだけど、

どういうわけか、想像とか妄想とかがあまり膨らまないのでございます。(PVでは膨らみすぎたが)

でも、曲にも歌い方にも踊りにも、今のふたりの魅力がとてもよく生かされていて大好きです。



CDの演奏はもちろん最高だけど、『僕らの音楽2』の演奏も素晴らしくて。

石川直さんのパーカッションは、『SHOCK』で観たときにその凄さは充分に感じましたが、

ああいう楽器は、曲のなかにあってこそ本領を発揮するものだということがよーくわかりました。

『ビロードの闇』に溶け込んだパーカッション、ほんっと素敵だった〜。



『春雷』はとても骨太な音と歌い方ですね。

こちらは凝ったり捻ったりしていないシンプルな歌詞で、

それだけに、映像として鮮明に頭の中に浮かぶ感じです。

「音を圧縮する」というのがどういうことで、どういう効果があるのか全然わからないのですが、

そういう処理をする前の、「踊れる曲」だったらしいオリジナルも聞いてみたいな。



『10years』、実はこれを一番激しくリピート中です。

1回聞いてすーっと染みてしまいました。ゆったりと美しい曲ですわ。

ちょっと前の自分だったら、こういう曲はきっと「ありがち」「普通すぎる」と、

少し物足りなく感じたかもしれないと思うのですが、今のわたしにはこの曲が一番心地よいです。



詞の内容をきんきさんと重ねてより感傷的になる、ということがないこともないけど、それより

普通に誰かと一緒に生きている、普通の人たちの中のひとりずつとして、

今のきんきさんが歌ってくれているのが素敵。



僕音での「10年後? とりあえず笑えてたらいい」という言葉が思い返されます。

彼らがこう言ったのも、この曲の歌詞が心のどっかに残っていたからかもしれないね。



野心を達成しての高笑いでもなく、寂しげな苦笑いでもなく、

もしふたりが一緒にいたら、ちょっと顔見合わせたときに思わずニコって微笑んでいるような、

もしふたりが別々でも、その時に一緒にいてくれる人たちと微笑み合えるような、

そんな10年後だといいね。



10年後どうなってるかなー、って穏やかに思いをはせられるのって、すごく幸せなことだと思うのですよ。

とりあえず、そんなことを考えられるだけの気持ちの余裕があるがあるわけだから。

実際は、予定も計画も狂いまくり修正しまくりの人生で、

10年後どころかほんのちょっと先のことだって全く予想できないわけですが、

そんなこたぁよーくわかってる上で、ちょっと先の未来に希望を持っていられるがある幸せ。



未来のことを想っている歌なんだけど、

未来というちょっと離れたところから今を見て、今の穏やかな幸せを愛しんでいる歌なのですね。

私には『Anniversary』よりも遥かに沁みる、アニバーサリーな曲ですわ。



光一さんも剛さんも「今の俺たちにぴったりの」とか「今のKinKiにふさわしい」などの

言い方をよくしますが、それが本当に実感できる3曲になっている気がいたします。

今の彼らが歌でできることを過不足なく表現できた、という感じ。



ま、実際のところはふたりとも年齢不詳の不思議な生き物で、

昔から色っぽかったけど、最近とみに磨きがかかった妖しい色っぽさとか、

昔からオトコマエだったけど、大人になってさらに深みが増したオトコマエ度とか、

昔から可愛らしいんだけど、やっぱりずっと可愛らしくて、どーいうわけか昔より強く感じられる

初々しさだとか、


そういう今の彼らの魅力がよーーく出ている素敵な3曲です。




それにしても、


光一さんに、ちょっと手こずるおもちゃを与えると、



なんであんなに可愛いんだろうーーーっ!



見つからないマイクとか、反応しないボタン(@うたばん)とか。

餅よりも発明家よりもハスラーよりも、そこの可愛い黒猫が見たいです。




2005年06月14日(火)  『ビロードの闇』妄想ストーリー


何かしら濃厚でオリエンタルな香りが立ちこめる地下のクラブ。

女たちが悩ましげに身をくねらせ、そんな女たちを舐めるように見ている男たちの中に、

白スーツの男がひとり入ってくる。



クールビューティーだけど、ちょっと荒んだ顔つき。

通りがかりにふと気になって足を踏み入れてみたけど、自分でもなんでこんな所に来たのかわからない。



この白スーツの男、実は魔法が使える。

その気になれば何だって消したり出したり自由自在、

ムスタングまで浮かせちゃったりするし、ほうきがなくても空を飛べる。

勝負に出れば滅多なことでは負けない。昨日のボーリングでは負けちゃったけど。



でも最近は、自分が操れる魔法はそれだけじゃないような気もしている。



ステージの上では、しなやかに腰をくねらせながら歌う全身キラッキラの男。

ちょっと光りすぎよ。

でもこのくらいで丁度いいの。この男も魔法使いだから。

でも、白スーツの男とは、魔法の種類が違う。キラッキラが操るのはもっと危険な魔法。

心の中に入り込み、無いものをあたかもあるように見せ、別世界に簡単に引きずり込む。



かと思えば、そんな危険さとは正反対に思えるような「愛しむ」魔法にも長けている。



「来たな。寛いでいきや。」



白スーツを呼んだのはこのキラッキラ。

今だけは極上の音と歌と女でもてなしてやろう。でも、目的はそれじゃない。



この白スーツに、別の魔法も操らせてみたいのだ。

この男ならできるから。

それを気づかせてやれるのは俺だから。



キラッキラは、悠然と階段を上っていく。

白スーツがすぐに自分のあとからこの階段を上ってくるのはわかっている。



白スーツに挑発的な視線を送った女も、その女をじっと見ていた黒人の男も、

まわりの客たちも、演奏家たちも、すべてはこのキラッキラが見せた幻想。

媚薬の残り香が漂う中、ふと白スーツが我に返ると

そこにあったのは、ただのからっぽの地下室。




さて、階段を上っていった白スーツは、その後どうなったのでしょう。

もちろん、キラッキラと一緒にいるのです。

キラッキラのことが大好きになり、初めて見る魔法の数々を、どんどん吸収していきました。



白スーツがキラッキラに魔法を教えることもありました。

ボーリングのボールを、美味しそうな巨峰に見せる魔法とか。

でも、ボーリングはふたりとも一向に上達しません。

魔法使いには、弱点が意外に多かったりもするのです。



キラッキラがひとりで立っていたステージには、

今ではふたり一緒に立って、さらに煌びやかな幻想を見せられるようになりました。



ある時、白スーツは、キラッキラが大きな水槽の前でうっとり魚たちを見つめている間に、

こっそりあの、あみあみゴールドの帽子を被ってみました。



「俺もヤツみたいな魔法使いになったら、これ被らなアカンのかな。似合うかな。」




それは真似しなくていいぞ白スーツ。




完。 アホすぎてごめん。


 < 過去  INDEX  未来 >


ふー [MAIL]

My追加