| 2004年10月27日(水) |
新感線もエンドレスでいてください |
来ましたよー、『SHOCK』の申し込み用紙が。よーく考えて申し込まねば。
座長の死闘がエンドレス。
チケ争奪戦もエンドレス。
楽しみというより、色々なエンドレスな怖さが先に立つ舞台ですわ、『SHOCK』って。
さてさて、26日は劇団☆新感線の『髑髏城の七人』(アオドクロ)を観に日生劇場に行ってまいりました。
日生劇場といえば、光一さんの1999年の『Mask』ですねぇ。懐かしいです。
私が新感線にハマったのはつい最近で、作品で言うと『スサノオ』 『七ぼう星』 『阿修羅城の瞳』
『レッツゴー!忍法帖』 『髑髏城の七人』(今年春上演のアカドクロ)、
そして今回のアオドクロの6作品しか見ておりません。
でも、どれも愉快痛快爽快で本当に素晴らしく、いつもベタ惚れして帰ってきます。
奇想天外だけど人間味溢れるストーリーにのって繰り広げられる、あの命がけのバカ騒ぎ、
美しくて派手な大立ち回り、そして何より、登場する男たち女たちがとてつもなく魅力的。
新感線で描かれる男女の姿は、悪役も含め、私の理想型なのですわ。(自分は絶対なれないけど)
男はことごとく単純・不器用・腕っぷしが強い・女に弱い。
女は美しく・可愛らしく・艶やか・でも男よりもオトコマエ。
そんな男たちが自分の弱さなんて顧みずに必死に女を守ろうとし、
女たちは余裕で男たちを手玉にとりつつ、でも、「男に想われた分はきっちり返す」ために、
これまた命がけで男たちを支える。
ただでさえ感情移入の激しい私は、もう大変なのですよ。あっちにもこっちにも惚れちゃって。
今回のアオドクロでは、主役の市川染五郎氏がとにかく凛として色っぽくて美しくてねー。
『阿修羅城の瞳』の時もすばらしかったけど、今回も最高です。歌舞伎役者おそるべし。
立居振舞のすべてが美しくてサマになる上に、激しい立ち回り
(ほんと激しい。主役が立っているだけで斬られ役が勝手に斬られてくれるのとは違う)も、
着流しに草履で危なげなくやってしまうのですよ。
足元をがっつりスニーカーやブーツで固めていたって大変な殺陣なのに、染ちゃんは草履よ。
花道も草履で全力疾走。ほんと凄い人です。
「男には容赦しねぇ。」
「オレ以外の男が女を泣かせることは許さねぇ。(泣かせる、の意味が違うが)」
と言って、女を痛めつける悪い男どもを斬りまくり、
「女に斬られて死ねれば本望」
と言って、どんな悪い女でも女には手は出さない。
あぁ、カッコイイです染ちゃん。
染ちゃんがクールなタラシの雄なら、
不器用で暑苦しいけど、一途でカッコイイ坂東武者のリーダーを演じるのが佐藤アツヒロくん。
アクション俳優と言っても遜色ないほどの身体能力で、激しい殺陣と踊りをこなし、
大爆笑の馬鹿騒ぎの大半を見事にひっぱります。
アツヒロくんも、すごくいいのですよー。
「喧嘩はコブシが基本」と言って、二万人の軍勢が攻めて来ると聞いても
「二万回殴りゃすむことじゃねーか」と、まったく怯まない。
アツヒロくんの役どころも、染ちゃんとはまた違う男の中の男でしたわ。
女では、男たちの憧れの的である極楽太夫を演じる高田聖子さん、
敵方から追われる少女を演じる鈴木杏ちゃん。
惚れるね。男だったら確実に惚れる。エネルギッシュで可愛らしくて、でもしっかりしてて。
素晴らしい女優さんたちですわ。
やっぱりさ、イイ男になるためにはイイ女が、イイ女になるためにはイイ男が必要なわけですよ。
新感線の舞台には、いつだってイイ男イイ女ばかりだからね。本当に素敵な世界でございます。
で、観た後は必ず、「イイ女にならなきゃな」と思うのだけど、「無理だな」とも思って寂しくなるのです。
染さん(ファンらしき人たちがこう呼んでいた)は、この作品で新感線への出演に一区切りつけようと思っているそうなので、
歌舞伎以外での活躍もとても楽しみにしている者としてはすごく残念なのですが、
これからは本業の歌舞伎で活躍なさることでしょう。
そしていつかまた、新感線にも戻ってきてくださいませ。
アツヒロくんは、新感線で鍛えられて凄まじく舞台映えのする役者さんになられた気がします。
『TAPE』も観たいのですけどね。よ・・予算がぁぁぁぁ・・・
光一さんにも新感線は一度観ていただきたいなぁ。色々な意味で目からウロコだから、きっと。
舞台に、Endlessで臨まれる気構えなら、是非っ!!
そうそう、ロビーに和服姿の綺麗な女性が開演前と開演後にずっと立ってて、
声をかけてくるお客さんたちに丁寧に対応されていて、
その時は、カタギじゃない綺麗さだ・・くらいに思っていたのですが、家に帰ってきてからようやく気づきました。
染さんの奥様でした。
歌舞伎座でもないのに、奥様が挨拶に立ったりするんだなーと、ちょっとびっくりでしたわ。
あと、江川卓氏が幕間にトイレに向かうところに遭遇。
野球を全く知らない私でも、さすがにこの人は見分けがつきましたぞ。
おひとりで人波掻き分けてまっしぐらにトイレに向かう様子から、
とても慣れていらっしゃるとお見受けしました。
お好きなのかしらん?
一番最近に味わった生ステージと言えば剛さんのソロライブだったわけで、もちろん素晴らしかったけど、
何しろ箱がでかすぎざんしょ。日生劇場のこじんまりした空間で、あれだけの役者そろえて
あれだけ濃い舞台を3時間以上も見せてもらって生の舞台って何て贅沢なんだーっと、改めて感じました。
これで冬コンまでのエネルギーはしっかり充電いたしましたぞ。
※ ゆみみゆさんのPCが直ってめでたく復帰なさいました。早速に更新されてます。
| 2004年10月24日(日) |
いいよ、いまのままで。 |
事故や災害が起きて、被害に遭われた人たちを見るたびに、
「家族が生きていてくれてるだけで幸せ」とか「寝られて食べられてトイレに入れる家があって幸せ」
と思ったりするのですが、やっぱりそれは非常時限定。
普段は、自分のことは棚に上げてあっちにもこっちにも
「もっとこうしてくれればいいのに。こうあるべきだろう。」などと不満たらたらだったり。
「月刊ザ・テレビジョン12月号」(矢田亜希子ちゃん表紙)で、
『新・堂本兄弟』のMCとしての相方に言っておきたいこと が、それぞれ載っていたのですが、
剛 「絶妙な仕切りと絶妙なボケをこれからも世の中に放っていってください。」
光一 「いいよ、いまのままで。剛は今みたいに自由でいるのが一番ええんちゃう。」
お互いへの細かいツッコミは色々あれど、基本的にはそのままでいいということですね。
もちろん、ふたりとも凄い頑張りやさんで、お互いにそれを充分わかってるし、
自分が相方に求めるより先に、相方自身がちゃんとがんばるから、こんなふうに言えるのでしょうけど。
ここでトロケるのがやはり、光一さんの
「いいよ、いまのままで。」
で、ございます。
こういう言い方は、人間の器のでっかさを示す常套句でもあるので、
本当はそう思ってなくても、ちょっと無理してカッコつけに言ってみたり、
あるいは、口説き文句として非常に効果的なので、多用されたりしております。
しかし、この場合は相方に向かって言ってるわけですから、それは、
本当に口説き文句かも。 >おいっ
いえいえ。むしろ、
求愛表現と言うべきでしょうか。 >意味同じだし
剛さんのことももちろんだけど、
この人はおそらく誰よりも KinKi Kids が大好きで大切にしている人だからね。
いつぞやの箱根ふたり旅の時も「オレは KinKi Kids 好きだからね」って真面目に言った人ですから ね。
そういう意味ではやはり、
ノロケ発言、と言うべきなのでしょうな。 >いつものことですね
こんな分析はどーでもいいんです。
おのれにはめっちゃ厳しい、オトコマエな心意気の持ち主だけど、
ほわ〜っとしててとんでもなくラブリーで可愛らしいこんな男に
「いいよ、今のままで」なんて言われたら、
生きる希望が湧いてくるよねっ >オマエは言われてないから
剛さんって幸せだよなー。
台風23号による被害がとても大きかったようですね。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
私の住む千葉の内陸では、幸いにも冠水も倒木も家屋倒壊も土砂崩れも今のところなく、
よし、今回も無事切り抜けたぞ、と思いきや。
強風による電波障害のため
『正直しんどい』(米倉涼子嬢ゲスト回)を視聴できず。
直前の『Matthew's Best Hit TV』までは大丈夫だったのにな。
風雨にスクランブルかけられた映像は、
「こっちの小柄な影がきっと剛さんね?」くらいの判別しかつかず、
でも音声だけは聞こえるので妄想は膨らむばかりという、とても哀しいことになったのでした。
画像は見えずとも、前回よりさらに激しく漂う麗しい光一さん臭(「香」と言え)。
前回の高級マグロを食すときの、唐突な「光一、あ〜ん♪」を観た時も、
「おぉーっ 相方の名前が出るだけでも嬉しいっ」と、
剛さんの思惑通り喜んでしまったわけですが、今回はもっとです。
と言っても、光一さんの名前が出たわけではないのですけどね。
でもフェラーリだし。光一さんが思い浮かばないはずないし。
この場に光一さんがいたら、どんだけF1語りのひとり舞台になっていたか、と思っちゃったりするし。
(「エンジン音が好きだから音楽かけない」というのは
「エンジン音がでかすぎて音楽を聴くどころか助手席との会話もままならない」という理由もあることを初めて知りました。)
しかーもっ!!
マハラジャで『アンダルシア』を踊る剛さん。(見えないけど)
はらりと落としたジャケットまで咥えてみせた。(らしい。よく見えてないから)
役者として完璧にホスト(王子の天職)を演じてみた。(らしい。うぅ・・・)
完全ソロ状態のふたりも楽しめるワタクシですが、
相方の香りが始終漂っていたら、それはそれでさらに楽しめますので
とても満足な30分でしたわ。(ちゃんと見えてたら、な)
しかし、前回以上の光一さんの気配満載に、思いましたの。
ひょっとして剛さんは、ついに、しょーもない脳みそへの武力行使に出たのかも、と。
しかしそこはただの武闘派ではない愛の戦士。
闘うことはすなわち愛を放つこと。
だから、きっとこれからは
ふたり一緒の時はもちろんのこと、
一緒にいなくても、まるでそこにいるかのように
いちゃいちゃするわけねっ♪ >極めて勝手な断定
ふむ。
正しい闘い方だ。>さらに勝手な断定
それにしても、
光一さんを連想させるものって、ことごとくバブリーな香りがするのね、と、
今さらながら気づいた哀しき一般庶民。
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