| 2012年05月02日(水) |
CD『GOLDEN J-POP/THE BEST』 中原理恵 1998.8.21 |
先日、カラオケで「東京ららばい」を歌ってみたら難しかったです。音域が狭い曲なのでツボがわからない感じで、これはあの中原理恵さんの雰囲気が歌を引き立てていたんだなあと改めて思いました。 それで昔買ったベスト・アルバムを聞き直してみました。 これはベスト・アルバムなので人気のある曲が多数集めてあるのだろうとは思いますが、色んなタイプの曲があり、はつらつとしたポップスもあり、改めて器用に色んな曲が歌える人だったんだなあと思いました。 私は「東京ららばい」「ディスコ・レディー」のアンニュイなイメージが強かったのですが、このベスト・アルバムを聴いているとあくまでも歌謡曲ではあるけれど、ラテン風のアレンジ、タンゴ風のアレンジや楽曲もフォーキーなもの演歌っぽいものもあり高橋真梨子や庄野真夜風の曲もあり、聴きやすく心地よいです。当時の私は歌謡曲っぽいと思ってあまり聴きませんでしたが、シティ・ポップスの歌手だったんだなあと思いました。 「Show Boat」「懐かしのジョージ・タウン」ははつらつしたポップス。 「さよなら冷たいひと」「千年接吻」は庄野真夜風の風のような流れるようなポップス。歌いまわしも素晴らしいです。 「寒い国から来た女」「私小説」はちょっと演歌風歌謡曲。 「銀河系まで飛んで行け」は元々はキャンディーズの曲で、キャンディーズとは全く違った歌い方で落ち着いて聴けます。 「枕詞」は名曲だと思います。 そしてラストの「TOUCH ME」が私は一番好きです。決して下品にはならない色気がただよっていてしびれました。 歌が素晴らしく上手いという歌手ではないと思いますが、味のある上手さを持った歌い手さんです。もっと他の曲も聴きたくなりました。
1. 東京ららばい 2. ディスコ・レディー 3. マギーへの手紙 4. 枕詞(ピロー・トーク) 5. Show Boat 6. 寒い国から来た女 7. 懐しのジョージ・タウン 8. 抱きしめたい 9. シェイク・シェイク… 10. 横浜ブギウギ娘 11. 死ぬほど逢いたい 12. 愛してクレイジー 13. 頬たたかれて 14. 風が吹いたら恋もうけ 15. さみしさ裏がえし 16. 銀河系まで飛んで行け 17. さよなら冷たいひと 18. 千年接吻 19. 私小説 20. TOUCH ME
| 2012年05月01日(火) |
CD『First Step』 大村憲司 1978 |
私はフュージョンやシティ・ポップス、AORも大好きです。なのでこれからはそのへんのアルバムの感想も書こうと思います。
大村さんのファースト・アルバムですが、もうすでにその世界が完成されているような感じです。 私は「Left handed woman」が好きです。ちょっとドラマ「太陽にほえろ」の曲に似た感じでスリルがあると思います。 歌も歌ってらっしゃいますが、歌はちょっと。。。 高中さんも時々歌いますが、あの人の歌もちょっと。。。 同じような感じです。ギターもベースラインも飛ばしまくっていてかっこいいです。私はこのファースト・アルバム大好き! ユキヒロの「音楽殺人」や「NEUROMANTIC」も良かったなあ。長生きしてほしかった方です。
1. Boston Flight 2. Typhoon 3. Better Make It Through Today 4. Here's That Rainy Day 5. Rhythm Road 6. Boston Flight (TJ - 85019 version) 7. Left Handed Woman
| 2012年03月15日(木) |
【ライブ】ワンコインコンサート エレクトーン 宮崎誠 |
きょうは宮崎誠さんのエレクトーン・コンサートを聴きました。
1.サークル・オブ・ライフ 2.ウエスト・サイド・ストーリー 3.クレイジー・フォー・ユー 4.サウンド・オブ・ミュージック 即興作曲コーナー 5.川の流れのように(ピアノ) 6.千の風になって(ピアノ) 7.美女と野獣 アンコール 西多摩の風
私はエレクトーンをもう25年程弾いていますが(それ以前はピアノでした)あまりエレクトーン奏者のコンサートは見たことがないです。 今回の宮崎誠さんで4人目くらいです。 私の憧れの楽器ステージアタイプUカスタムモデルでの演奏、最高に素晴らしかったです。 1台でオーケストラ。ベースの弾き方、踏み方もすっごいなあと思いましたが、私にはとてもじゃないけどあんな踏み方はできません。 軽やかなステップは運動神経も関係していることが目の当たりにわかりました。 私は運動神経が悪いので、あそこまで軽やかにベースは踏めません。 すぐに疲れてしまうので、体力的に無理です。でも、あんなに軽やかに踏むステップを見たら、私もなんとかがんばろうという気持ちになりました。 途中、即興作曲もあり、とても単純な一言がものすごく広がりのある曲になっていくのを見て聴いていたら、これは魔法だろうとしか思えなかったです。 まるで音楽の手品でした。 それにしても憧れの楽器ステージア。10年位前からほしくてほしくてしょうがないのですが、あんなすごい音色とリズムを目の当たりに聴いてしまうともう我慢ができません。 株も上がってきたし、今年中にステージア買ってしまうでしょう。 アンコール曲だけが宮崎さんのオリジナル曲でした。 今度は宮崎さんのオリジナル曲をたくさん聴きたいです。
| 2012年03月05日(月) |
CD『JIMBO THE COVER』 神保彰 2012.1.11 |
神保さんのカバー・アルバム。 想像通りかっこいいです。オリジナル・アルバムも同時発売で、両方とも買いました。 「ボレロ」「ジムノペディ1番」などのクラシック、映画音楽「上を向いて歩こう」など色んな曲が収録されていて飽きません。 私は「ミッション・インポッシブル」が一番好きです。 「リベルタンゴ」や「ボレロ」もいい。これを聞いたら私もいろいろ弾いてみたいという意欲がわきました。
1. 彼こそが海賊 (パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち) 2. ミッション・インポッシブルのテーマ 3. ジムノペディ1番 4. リベルタンゴ 5. ボレロ 6. 007のテーマ 7. アランフェス協奏曲 8. オペラ座の怪人 9. 上を向いて歩こう
| 2012年02月18日(土) |
【LIVE】八神純子コンサートツアー2012 翼−私の声が聞こえますか。−ネタバレ注意 |
1 思い出は美しすぎて 2 みずいろの雨 3 夜間飛行 4 待ちわびて 5 白いページの中に 6 時代 7 あなたを愛しすぎて
(休憩 15分)
8. 傷ついた翼 9. ハナミズキ(弾き語り) 少々ハプニングあり 10 さくら証書 スクリーンで去年の活動ぶりを紹介 11 翼 12 Mr. ブルー 13 ポーラー・スター 14 涙をこえて
Encore 15 パープル・タウン 16 想い出のスクリーン(英語&日本語バージョン) 17 Smile
八神純子さんの声、ご本人もおっしゃっていましたが、まるで冷凍保存していたかのようなまったく変わらない美声でした。 本当に背筋がぞっとするような何かがありました。 「Mr.ブルー」や「ポーラー・スター」の突き抜ける高音もまったくレコードと変わらず。 「想い出のスクリーン」は英語バージョンでアレンジも違ってました。まるで洋楽のようでした。 中沢京子さんの「待ちわびて」はもともときれいな曲ですが、八神さんはそれをよりドラマチックに歌い上げました。 「白いページの中に」は元々穏やかな歌ですが、八神さんが歌うと水面がゆれるような胸騒ぎがしました。「時代」もこんなに違うのかと目からうろこでした。「ハナミズキ」(弾き語り)は少々ハプニングがありましたが、さすがプロ!難なく歌われました。 お子さんたちが大きくなられたので、これからは完全に仕事に戻りますとおっしゃって、早くもまた11月にこの会場で歌いますとのこと。 絶対にまた聴きに行きます! 一緒に行ってくれた友達は「夜間飛行」からずっと泣いて、思い入れが深いんだなあと思ったので、私はじゃまをしないように知らないふりをしていました。私はずっと全身しびれたままでした。 終わった後、CD買った人だけ握手会もありましたが、遅くなるので帰りました。 写真は会場前のテレビ塔と観覧車です。きれいでした。
| 2012年02月16日(木) |
ワンコインコンサート ピアノ 中川賢一 三重県文化会館大ホール |
中川賢一さんのピアノを聴きました。 1曲1曲の説明が細かくて音楽の先生の授業のようでした。 とても詳しくやさしい説明でわかりやすかったです。 ピアノも2台使っているか、連弾のように聴こえたりもして素晴らしかったです。 特に「月の光」の演奏は照明を落として、とても雰囲気が良かったです。
ムソルグスキー作曲 組曲「展覧会の絵」よりプロムナード
ドビュッシー作曲 アラベスク第1番
ドビュッシー作曲 「ベルガマスク組曲」より第3曲“月の光”
ラフマニノフ作曲 「幻想小品曲 作品3」より第2曲 前奏曲 嬰八短調 “鐘”
ラフマニノフ作曲 「前奏曲集 作品32」より第13番 変ニ長調
ムソルグスキー作曲 組曲「展覧会の絵」 カタコンブ 死せる言葉による死者への呼びかけ バーバ・ヤガーの小屋 キエフの大門
アンコール ラヴェル作曲 亡き王女のためのパヴァーヌ
| 2012年02月11日(土) |
CD『おるたな』 スピッツ 2011.2.1 |
カップリングの曲とカバー曲なので、あまり期待してなかったのですが、すっごい良いです。 「タイムトラベル」「さすらい」「さよなら大好きな人」など原曲を色あせることなくスピッツの色に染めています。「14番目の月」も意外な感じです。へぇー。こうなるのって思いました。私は奥田民生ファンなので「さすらい」を草野さんが歌うなんてってちょっといやだったのですが、めっちゃいいです!できれば二人で歌ってほしいです。 だいたいカバー曲って元の曲のほうがいいように聞こえるものですが、これはそんなことなかったです。どれもまるでスピッツの曲みたい。全曲カバーじゃないところも良かったのかもしれません。 カップリングもいい曲ばかりだし、スピッツは捨て曲がない本当に才能豊かなバンドです。繊細な草野さんには壊れそうなJ-POPをなんとか支えてほしいと思います。
| 2012年02月09日(木) |
CD『1969』 由紀さおり&ピンク・マルティーニ |
評判だったので聴いてみました。私はジャズはあまりわからないのですが、どうしてこのアルバムがジャズ・チャートで1位なのかな? 由紀さおりさんは変わらず歌を丁寧に歌っていて、声も変わらずきれいなので、アメリカ人からすれば新鮮なのだろうなと思います。 日本人がアメリカの真似をしているのじゃなく、日本の歌謡曲とはこういうものと思われて聴かれているのだろうかと思います。 変わらずきれいな声で丁寧に歌い続けている由紀さおりさん。海外で1位って本当にすごいし素晴らしい。 私はちょっと期待しすぎて聴いたので、ちょっと私の好みの音楽ではなかったのですが、決してアメリカのまねでない、日本独自の音楽が外国の人に広がって私も心弾みました。 20歳の私の娘も「パフ」を聴いて口ずさんでいました。老若男女、心が静まる声です。
| 2012年02月08日(水) |
CD「Butterfly」 末光篤 2012.2.8 |
木村カエラさんの「Butterfly」は明るくていいとは思うけど、私の好みではなく(ごめんなさい)特に印象はないのですが、末光さんがセルフ・カバーされるとこのことで買いました。 全然、違います。かなりロックに近いポップでピアノの音が鳴り響いて最高にかっこいいです。あんまりピアノの音が鳴り響くロックって最近聴いてないので、新鮮です。 そして、声も新鮮な声です。そんなに高音でもなく低音でもなくでも一生懸命歌う声。 「Mr.Stardust」もポップ・ロックで昔のKANにも感じが似ているかなと思いました。サビの前が最高!! 「YesとNoの間」という曲はあのNHKレッツゴーヤングのサンデーズの曲ということでまたこれは懐かしい。 最後の「Butterfly」のインストゥルメンタルもただのカラオケとは全く違い力強い演奏で素晴らしいです。 ライブに行きたくなりました。
| 2012年02月07日(火) |
配信シングル ASKA / 歌の中には不自由がない 2012.1.21 |
ASKAの待望の新曲は、ASKAならではのいろんな意味を含んだような怪しい歌詞の裏のありそうな曲だ。こういう比喩を多く使った歌詞をかける人はあまりいないと思う。 今まで信じていたことが全部嘘だとしても、歌の中には不自由がないと歌っている。 ASKAの断言するような歌を聴いているとそうかもしれないと思う。 人を簡単に信じちゃいけない。嘘が多すぎる。この人だけは嘘をつかない人だろうと思っても嘘つきだったってことが多すぎる。 歌の中では不自由なくなんでも言える。もう、この世の中では音楽だけしか信じられないような気がしてきた。
でも、ASKAは何か違う意味でこの歌を作ったと思う。ただ、この歌には生みの苦しみが感じられるので、たった200円の配信シングルしか出さないのなら寂しすぎる。CDで出してほしいです。 こういう骨のある歌が出せないなんて、もう、J-POPは終わりなんだろうか。
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