私の音楽日記

2009年08月14日(金) 映画『グーグーだって猫である』 2008



平川地一丁目の直次郎君が出ているので観た。
直次郎はアマチュア・ミュージシャンの役で結構たくさん歌っていたし、出番も多かった。ちょっとセリフが聞き取りにくいところもあったけど、なかなか演技も良かった。
歌も何の加工もない新鮮な歌声ばかりで、彼の魅力をよく引き出していた。
恋人とあっけなく別れる場面も若者らしくて、きっぱりとしていて好感が持てた。
後半、主人公の麻子先生が卵巣ガンに倒れ、闘病生活に入り、ああ、あたしと同じ病気だと複雑な気持ちになった。
全体的には楽しい映画だった。グーグーがめっちゃかわいかったし、改めて猫が飼いたくなった。



2009年08月10日(月) CD『イチブトゼンブ』  B'z  2009.8.5



月9ドラマの主題歌で、とにかくイントロがかっこいいです。
ドラマは2回目まで見たけど、あまり自分の好みのストーリーじゃなかったけど、この曲のイントロがテレビから流れるとドキドキしてしまいます。
愛するポイントがひとつあればいいのにと歌う歌詞には深い意味があると思います。
プロモビデオは外車の廃車の山の中で演奏しているシーンが流れて、これもかっこいいです。
カップリングの「DIVE」のプロモビデオもB'zらしい。
燃える炎をバックにしたり、美しい青空の元で演奏したり、爽やかなイメージでこれもとてもいい曲です。



2009年08月09日(日) CD『天下無敵の愛』  酒井法子  



酒井法子さん、一体何がどうなったのか他人ながらも心配し、悲しい気持ちになりました。
私は「一つ屋根の下」が大好きだっただけに、嘘でしょうという気持ちでいっぱいです。
「蒼いうさぎ」はとてもいい楽曲でしたが、私は斉藤由貴さんが作詞されたこの曲「天下無敵の愛」が大好きです。アップテンポでスピードのある歌を上手く歌いこなしています。
すごく上手い歌い手さんではないけれど、素人では全然なく、とても丁寧に歌う人です。
このアルバムはベストアルバムなのですが、他には竹内まりやさんや大滝泳一さん、角松敏生さんの楽曲をとても丁寧に歌っています。全英語詞の歌もあるし、努力したんだろうなあと思いながら、このアルバムはよく聴きました。
特に涼しげな声は夏にぴったりです。
私は特にファンではないけれど、それでも更正してまたテレビで元気な姿が見たいと思っているファンは大勢いると思います。
魔が差したのならなんとかもう一度やり直してほしいと思います。



2009年08月05日(水) CD『シーシック・セイラーズ登場!』  鈴木慶一  2009.7.22



慶一の前作はなぜかレコード大賞アルバム賞を受賞してびっくりした。
そして、もう新作が出たのだが、これはこれでまたびっくり。
物語が作ってあって、全体的にセリフや会話が多く音も昭和風でパチパチ音もあり、なんとも不思議な作りなのだ。
SFのような物語が作ってあり、それに沿った歌というかアルバムになっている。
セリフにしても演奏にしてもまるでライブみたいに聞こえる。
そして、バンドの音がとても面白い。
DVDには慶一がキーボードを弾きながら歌っているライブ映像が収録されていて、感激した。
相変わらず歌は下手だけど、とぎれることなく好きな音楽をやりつづけるというその姿勢は尊敬せざるを得ない。

1. シーシック放送開始
2. 東京5001
3. 不戦戦艦シーシック号
4. Da Da Da
5. 我が名はバーン
6. ワイノーズ社「Indy」CM (キャンペーン編)
7. スクラップ環礁(廃艦第5号環礁)
8. シーシック放送、再び
9. 水の中のRADIO
10. 組曲
11. Chic Piratesよ、永遠なれ
12. 悲しきタンバリン
13. 愛の瞬間
14. 組曲
15. シーシック放送は永遠か?
16. ワイノーズ社「Indy」CM (求人編)
17. 物恋うWaltz
18. FMとAMの間のゴースト
19. 放送終了



2009年07月28日(火) CDS『winter fall』l    L'Arc〜en〜Ciel  1998.1.28



ラルクの「winter fall」を急に弾きたくなって、スコアを見たら難しすぎてかなり厳しい。でも、なんとかこの曲は弾いてみたい。
この曲は冬の名曲だ。
メロディー、詞、hydeの声が素晴らしく奇跡的なバランスを保っている。
ドラマティックなメロディーと声、そしてホーンセクションの疾走感。
叙情ロックの名曲だと思う。
詞はもちろんのことメロディーと声にも叙情を感じる。
叙情なんて言うとhydeとkenは怒るかもしれないけど、叙情を馬鹿にしちゃいけない。叙情は人間に必要だ。
私は日本語の歌に英語が使われているのはあまり好まないが、この曲に限っては違う。
この曲の中の唯一の英語のフレーズ「peaces of you lie in me inches deep」の部分はこの曲の大きいポイントだ。
このフレーズがなかったら、この曲の疾走感とドラマティック度は半減してたかもしれない。
ラルクは今休止しているけど、一度でいいからこの曲ライブで聴いてみたい。



2009年07月27日(月) CDS『嘘』  シド  2009.4.29




シドは最近「二℃目の彼女」をいう曲で知った。
その曲は(変わったタイトル?)と思っただけだったけど、この「嘘」という曲はメロディーがキャッチーで声も好きだ。
サビから始まってボーカルの声が前に出ていてとっても良い。
ただ、シドのファンは若い女性が多いと思うけど、この曲で満足なのだろうか。
彼らは自分でビジュアル系と言っているけど、なんというか今時ビジュアル系っていわれても複雑な気持ちになる。
外見はGLAYっぽくて「嘘」を聴く限り、曲はジャンヌ・ダルクに似ているように感じるのは私だけだろうか。
「嘘」はいい曲だと思う。
でも、微妙な立場のバンドだなあと思ってしまいます。



2009年07月26日(日) CDS『Party People』  スガシカオ  2009.7.15



最近のシカオちゃんの夏の曲は同じような曲が多くて、今年の「Party People」を聴いたときも(ああ、また同じようなパターン)と思ってしまったけど、はまらずにはいられなかった。
3回聴いたらはまってしまった。
「命の形がぼやけていないか」というフレーズに。
他にもやっぱり忘れられないフレーズがいっぱいある。
シカオちゃんはやっぱり他の人には書けないものが書ける。
わかりやすいのに独特だ。
今回の歌もわずらわしいこと考えるより楽しもうというコンセプトだと思う。
それにサングラスの色が前よりも益々薄くなっているところが個人的にうれしい。
もう、ファン辞めようかと思っていたけど、辞めるどころかやみつきだ。
オリコン初動7位ということで、もうちょっとと思うけど、アルバム待っているファンが多いんだろうな。私も待ってます。



2009年07月24日(金) CD『URMX』  ユニコーン  2009.7.22  




ユニコーンのリミックスCD。
これは私の好みではなかった。
がっかり。TMネットワークみたいなのやYMOみたいなのがあって、なんで???って思った。
でも、これはたぶん家で聴いているから変な感じがするのだろうとも思う。
車で聴くとか外で聴くとノリノリな気分になれるのだろうと思う。

1. 服部 (Oddity Remix)
2. 大迷惑 (Readymade 大mix)
3. すばらしい日々 (SONNY J Toichi Toichi Remix)
4. WAO! (Tahiti 80 Remix)
5. 働く男 (FPM Everlust Mix)
6. 自転車泥棒 (Shugo Tokumaru Remix)
7. ボサノバ父さん (applebonker Remix)
8. Maybe Blue (N2O ’94 Hardcore Maybe Blue Remix)
9. ヒゲとボイン (The SHOES (that Jessie wore on the day of the great banquet) Remix)
10. ペケペケ (TAKAGIKAN Remix)
11. キミトデカケタ (The Remix Ride)
12. PTA~光のネットワーク~ (TOM TOM CLUB Remix)
13. 鼻から牛乳 (N8LOC Hana Kara Tequila Vamos Remix)



2009年07月23日(木) CD『三文ゴシップ』  椎名林檎  2009.6.24




椎名林檎の歌は難解だ。わからない歌がほとんどだけど、共感できるところもたくさんある。
先日、NHK「SONGS」で2週連続椎名林檎が出ていて、「大人計画」の松尾スズキさんと対談していた。
松尾さんが歌を作るときはどうやって作るのか、誰かに歌ってもらうことを想定して作るのかとか訊いたら、椎名さんは「私は女だから、女はみな似たようなことを考えている。その中の一部を写して歌にしているだけで、なんの工夫もしていない。」と言っていた。
それを聞いて私は(この人は天才だと思っていたけど、そうじゃなくてありあまる才能がありすぎる人なんだ)と思った。
「ありあまる富」もあるけど、ありあまる才能もある人だ。
本能のままになんでも手に入れるんだろう。
今回のアルバムはバラエティに富んでいて、ラップあり、ハードなポップスあり、パンクっぽいのもあり、ジャズあり、アイドル風あり、ロックあり、昭和初期風あり、声が加工してあるのあり、で全く飽きずに最後まで聴ける。
ジャケットから裏ジャケ、帯び、帯の裏まできれいな肌色だらけ。
ただ、この人のアルバムはいつも歌詞カードが見づらい。
シンメトリーでそれはそれなりにこだわりがあって凝っているのだけど、詩を読みたいのに読みにくい。
「カリソメ乙女」「旬」「尖った手口」「色恋沙汰」「凡才肌」「余興」が特に良くて、そしてそして「丸の内サディスティック」のEXPO.Verがメチャ良かった。
これは「SONGS」でも歌っていたけど、歌詞が英語に代えてあって、途中から日本語になるのだけど、英語の歌詞を歌っているときの口と日本語で歌うときの口が全然違って、うわ、かっこいいなあと思った。
それに改めて思ったけど、むちゃくちゃ美人だ。あこがれる。

ただ、林檎さんは女はみな同じようなことを考えているというけど、私はそうは思わない。しょっちゅう話していても全く平行線で何を思っているのかさっぱりわからない人に時々遭遇する。
昨日もずっと話していて、お互いに言っている内容はしっかりとわかっているのに、全く話しがかみ合わなくなって、最後には自然解散してしまった。
なんで同じ女なのにこのあたしの女の気持ちをわかってくれないんだとむなしくなった。
頭ではわかるけど、心情とか体ではわからないんだろうな。いくら話しても無駄だ。
頭でわかってても体ではわかってない。女はみな同じようなことを考えているとは私は到底思えない。
林檎さんはどういうことからそう思うのだろうか。

「旬」という歌の中で「生きているうちはずっと旬だと 裏付けて」というくだりがある。なんということだ。

1. 流行
2. 労働者
3. 密偵物語
4. 0地点から
5. カリソメ乙女
6. 都合のいい身体
7. 旬
8. 二人ぼっち時間
9. マヤカシ優男
10. 尖った手口
11. 色恋沙汰
12. 凡才肌
13. 余興
14. 丸の内サディスティック (EXPO Ver.)



2009年07月21日(火) CD『The Most Beloved』 アンドレ・ギャニオン



アンドレ・ギャニオンの2枚組ベスト・アルバム。私はCD1よりもCD2の方が好きだ。特に8曲目の「Body and Soul」のストリングスのバランスの良さが気に入った。
1曲1曲はとてもいい曲だけど、全部聴いているとなんだか落ち込んでしまう。
何回も聴いていたら、なぜだか(ああ、もうあんな楽しかった日々は二度と戻ってこない)と思えてきて泣けてきた。
それにはきちんとした理由があって、先月、リアルな友人同士の間で、人間関係が妙に歪んだというか壊れてショックを受けたからだ。私も堪えたが私の友人は顔面蒼白になってしまっていた。
その友人は私よりずっと若いので、傷つき方も相当だった。私は人はこうやって傷ついて成長するのかなと淋しく思った。
このアルバムを聴いていたら、そのことを急に思い出して哀しくなった。
もう、アンドレ・ギャニオンは聴かないだろう。


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