| 2007年04月22日(日) |
「東京にもあったんだ/無敵のキミ」 福山雅治 2007.4. |
福山君の新曲「東京にもあったんだ」はいかにもオーソドックにいい曲ですが、私はカップリングの「無敵のキミ」の方が好きです。 この曲は応援ソングでありながら、ばっちりの癒し効果も兼ねていて、それでいてゆったりとしていてなんとも言えない魅力があります。 これを聴いて月曜日スタートしたい!と思いました。
| 2007年04月14日(土) |
「MIKA NAKASIMA CONCERT TOUR 2007 YES MY JOY」(思い切りネタバレしてます。ご注意を) |
ネタばれです。ツアーは始まったばかりなので、ご注意をお願いします。
MIKA NAKASIMA CONCERT TOUR 2007 YES MY JOY 名古屋国際会議場センチュリーホール
映像 (真っ白のドレス ふくろうの帽子) 1.A MIRACLE FOR YOU 2.STARS・WILL・愛してる(1フレーズずつのメドレー) MC 3.MY SUGAR CAT 4.ALL HANDS TOGETHER(手拍子でノリノリ) 5.DANCE WITH THE DEVIL 6.BLACK&BLUE 7.CRY NO MORE 映像(衣装替え)(ベージュのドレス) 8.I LOVE YOU 9.素直なまま 10.汚れた花 MC(手羽先、衣装の話など) 11.桜色舞うころ(アコースティック) 12.ひとり(同じくアコースティック) (衣装替え)(落ち着いた赤のドレス) 13.GLAMAROUS SKY 14.一色(ALTAnative) 15.Rocking Horse 16.ONE SURVIVE 17.見えない星 18.FIND THE WAY 19.雪の華
アンコール(衣装替え)(白いTシャツとチェックのミニでかわいい感じ) MC 1.JOY MC(エコに協力しよう。おはしやタンブラー、エコバックを持ち歩きましょう) 2.WHAT A WONDERFUL WORLD
中島美嘉さんのライブは初めてだったのですが、その存在感に圧倒されました。 耳や頭なんかではなく全身に美嘉ちゃんの歌声がその存在が染み込んでくる感じでした。 セットは2重のセットというのか映像の時は少しゆがんでこわれかけた額縁、額縁がはずれるとまるでお城のような豪華なバックのセット。 全体的に金色に光り輝いていて、まさに中島美嘉はお城で歌う歌姫でした。 時々、二人の美しいバレリーナの方が美しい衣装で華麗にバレエを踊り、歌姫の歌をより一層荘厳なものにしていました。 テレビで見ているときはあれほどに声量のある歌手だなんて思っていませんでした。 最後まで圧倒的な声量を保ち、「見えない星」では最後に一箇所間違えたのですが、一呼吸ですぐになおして、さすがプロ、普通の人なら真っ白になってしまうところをすんなりと歌い終えました。 まるでベテランのような余裕と歌唱力。 中島美嘉ちゃん、あの若さでまるで完成されたような歌いっぷりでした。
| 2007年04月10日(火) |
『CAN'T BUY MY LOVE』 YUI 2007.4.4 |
1曲目「HOW CRAZY」。 もうこれだけでぶっ飛ばされてしまった。私は。 YUIの歌はYUIだけの心の叫びだと思う。でもシャウトなんてせずに哀しげな声できっちりと歌う。 お金なんて少しあればいい、尊敬できない大人に注意されても聞きたくないし、あなたみたいになりたくない、わかったように話すのはやめてよ…。
私は高校生じゃない。でも、このYUIの心の叫びは身に沁みる。 2コーラ目を聞くうちに涙があふれてきた。 みんなこんな風に心の中で叫んで暗中模索しているんだ。 長く生きてきているからと言って偉そうなことを言っちゃいけない。 では、私たちは若い世代に向かってどうしたらいいんだろうか。 こういうことは平川地一丁目の作品を聞いているときも身につまされる。 YUIは女性だけになんだかもっと私の胸に迫ってくる。
他の歌もギターやライブの歌が多い。 彼女がそれだけ音楽を愛しているからだろう。 「CHE.R.RY」は20歳の女性らしい華やかな曲だ。
YUIはロックに行こうとしているようだけど、そんなことにこだわらず自由に詩をメロディーを書いてほしい。
私は彼女の声が好きだ。 かなり早いテンポの、細かい詩の曲でもはっきりと歌詞が聴こえて、何を言いたいのかわかる。 歌手としてはあたりまえのことかもしれないけれど、すごいことだと思う。 聴いた瞬間に胸にぐさりとくるのだから。
| 2007年03月31日(土) |
「hikari」 林直次郎 2007.3.28 |
平川地一丁目林直次郎のソロデビュー曲。 1曲目に「hikari」のスローなバージョンというか静かなタイプの曲が収録されていて、2曲目には同じ「hikari」のロック・バージョンが収録されている。 だんぜん私はロック・バージョンの方が好きだ。 まるで違う曲に聴こえる。歌詞も弱冠変えてある。 まだまだ未完成な感じもするがそこが若さだ。 キラキラしていて新しい春にぴったりの曲だと思った。 3曲目の「終わらない歌」もきらきらと煌いている。 何も飾らなくて地味にしていてもどうしようもなくきらきらと輝いてくる。 宝石の原石のような曲たちだ。
| 2007年03月28日(水) |
『HOME』 Mr.Children 2007.3.14 |
やっぱりミスチルは聴かずにはいられない。
今回のアルバムでは「しるし」や「箒星」よりも「フェイク」「あんまり覚えてないや」「SUNRISE」にショックを受けた。 毎日、こんなこと思うよ、きれいごとなんかいらないよ。桜井さんありがとう、叫んでくれて。
ジャケや歌詞カードの写真もおもしろい。脈々と受け継がれていく血。 そこに愛があろうとなかろうともその存在はいとおしい。
| 2007年03月11日(日) |
「ミュージックフェア 21 chara 倖田來未」 |
charaと倖田來未。 どんなことになるのかと思っていたら、倖田さんはcharaのファンだそうだ。 charaのあの独特のキャラクターに倖田さんはマッチしていたとはいえないけれど、二人それぞれのカラーでのデュエットはくどすぎるくらいくどくて面白かった。 倖田さんの「ゆめの人」を二人で歌ったのが一番良かった。 charaがピアノを弾いて、倖田さんが歌う。 二人の個性的な女性アーティストとしての共演は絵としても見ごたえがあった。 二人ははじめての共演とは思えないほどに仲が良かった。 charaは今度倖田さんに曲を書きたいと自ら申し出ていたので、きっと実現するだろう。 その時はまた二人の共演が見たいなあと思う。
| 2007年03月03日(土) |
「谷山浩子コンサート」 in 名古屋今池ボトムライン |
今回のコンサートははっきり言ってつまらなかったです。 ファンの人は気分が悪くなると思うので読まないで下さい。 私の全く個人的な感想です。
ボトムラインはライブハウスなのですが、私はこのライブハウス大好きです。 狭い会場にイスがぎっしりで、とても窮屈で立ち見の人がいっぱいで、いかにもライブハウスって感じです。
今回はこの大好きなボトムラインで谷山浩子さんのコンサートがある、しかも土曜日の5時半と時間的にもとても好都合だったので、楽しみにしていました。
「銀河通信」から始まったコンサートは最初は良かったです。 浩子さんは花柄のどこかの民族衣装のようなワンピースの下から二重になったようなピンクのスカートをすそからのぞかせていました。
今回のギタリストは谷山さんのコンサートは初めての参加の松ヶ下さんで浩子さんは松ヶ下さんに色んなことを質問していました。 この辺から会場がざわざわとしてきました。 会場にまるで友達同士のようにステージに向かって話し掛ける人が何人もいました。 ギタリストの松下さんに「音楽を始めたきっかけは何ですか?」と声をかけて松下さんは丁寧に答えてくれました。 それからはまるで個人的に話をするかのようにしゃべりだす人が何人も出てきて、雑談が長くなり、いいかげん疲れました。 よっぽど途中で帰ろうかと思いましたが、あんなせまいライブハウスでそんな勝手なこともできないし、がまんしていたらとうとう前の方の席の人が「もう、さっさと次の曲に進めてください。」と声をあげました。 谷山さんはあわてて曲を歌い、しゃべりすぎたことを少々反省していたみたいでしたが、「あんなのに答える私がいけないんだよね。」となんだかお客さんを批判するようなことも言って、「でも、規定のものをぐちゃぐちゃに壊すのが好きなんだよね。」とも言いました。
「私たちは誰も何も教えてくれないところから始まったけど、今の若い人は何でも教えてもらえると思って待っている。世の中そんな甘くない。」などと若い人を批判するようなことも言っていたけど、お客を雑談でうんざりさせて歌を歌わない歌手なんて大甘です。 トークショーやファンの集いではないんです。 コアなファンはそれでも喜ぶのでしょうが、コアじゃないファンも来ています。 私なんぞは歌を楽しみに行きました。 調子に乗ってしゃべりすぎるお客は常識はずれだけど、それをまとめることのできないアーティストって何それ。 あまり声の調子もよくなさそうだったし、本当につまらなかったです。
| 2007年02月27日(火) |
『ダブル ドライブ』 井上陽水 奥田民生 2007.2.21 |
実に面白い。
楽曲、ジャケ、歌詞カードの写真すべて面白い。 全部、ダブル、ダブル、しつこくダブル。 ほんとに面白い。こんなの初めて見た。
二人のセンスだからこそできた作品だ。
10年ぶりのセカンドアルバムは大成功。
「砂漠のデザート」「にじむ虹」なんてのは二人の独特の世界だし、「アウトバーンの狼」「神の技」では大人はこうやって弾けるのさって教えてくれて、ラスト「南国の雪」は陽水節でしめくくる。 二人とも遠慮は無用で作ったかのような作品集。
やるなあ。この歌詞カードの写真の世界へ行ってみたいなあ。
| 2007年02月25日(日) |
『LOVE IS BEAUTIFUL』 GLAY 2007.1.31 |
GLAYは2002年の『UNITY ROOTS & FAMILY, AWAY』を聴いた時にもうあまり面白くないと思ってしまった。 あのアルバムはどうも弾けてなくて自分の好みではなくなっていた。 しかし、新生GLAYをテレビで見て、EXILEや氷室さんとのコラボを見てやっぱりGLAYいいなあ、実力あるなあと思った。
このニューアルバムは一曲目の「ROCK'N ROLL SWINDLE」からやる気満々で飛ばしまくっている。まさに高速道路だ。 今回のアルバムは骨太だ。 愛や恋などを超えて人生の勝敗を求めていると思う。 それでいて重すぎず、キャッチ―なメロディーをたくさん書いている。 「ANSWER」「MIRROR」「僕達の勝敗」「SCREAM」など名曲ぞろいでこのアルバムはGLAYの代表作になると思う。 私にとっての圧巻は「ANSWER」だ。 氷室さんとTERUの圧倒的なツインボーカルは胸にずっしりと響き渡ってくる。
| 2007年02月18日(日) |
『Scratch』 木村カエラ 2007.2.7 |
今まであまり興味が無かったけれど、有線の新譜チャンネルでこのアルバムを聞いていっぺんで気に入ってしまった。 そしてジャケットがあまりにかわいいので、ジャケ買いしてしまった。 ジャケットはもちろんかわいいけれど、中の写真もこれまたかわいい。 にぎやかなおもちゃの中にカエラちゃん自身も、かわいいおもちゃの一員として溶け合っている。
そして肝心の中身なのですが、13曲入りで49分。 いまどきのCDアルバムのなかでは曲が短い。 短い曲の中にキャッチーなメロディーや心に残るフレーズをぎっしりと隙間無く埋め尽くしている感じ。 13曲中11曲の歌詞をカエラちゃん自身が書いているが、この歌詞は日本語でありながら、英語に聴こえるような言い回しをしたり、歌詞にもしっかり個性が出ている。
帯に「全曲シングル候補でした(笑)」とあるが、まさにそのとおりですべての曲のクオリティが高いと思う。
それにしても曲が短めのキャッチーなガールズ・ポップスは大好きで、一番好きなのはDo As Infinityの坂都美子、二番目はYUKI、三番目にアムロちゃんだったけど、このアルバムで三番目にカエラちゃんが来てしまいそうになってきた。 「dolphin」「ワニと小鳥」「JOEY BOY」「Snowdome」「Magic Music」 あげていけば結局全部好きだといえるほどだ。 ジャケット、中の写真、裏ジャケの曲名の書き方、総合的によくできていると思う。 早くも今年のベストなアルバムと言える。 カエラちゃんは歌が上手いしかわいくて最高だけど、プロデューサーのJez Ashurst氏、かなりの腕前ですね。プロデューサーにも参りました。
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