私の音楽日記

2006年04月17日(月) 『FAREWELL』  伴都美子  2006.3.29

伴都美子さんのDo As Infinity解散後、初めてのアルバム。
タイトルが『FAREWELL』なので、
ソロになってバンド活動にフェアウェルということなのか、
詞、曲、サウンドはガラッと変わった。
変わったというっても変な風に変わったのではない。
新しい女性らしい魅力に溢れた詞、曲に変わっている。
Do As Infinityはあくまでもバンドで、3人のバランスがとても良かった。
私は本当にDo As Infinityの曲に、いっぱいいっぱい勇気付けられ、
励まされた。
癒されたのではなく、応援されている気がして、
Do As Infinityの歌を聴くと、なんのこれしき!という気持ちになれた。
突然の解散はショックだった。ライブはたった一度しか観られなかった。
もっともっと観たかったなあ。

伴ちゃんはとにかくDo As Infinityでは力いっぱい歌っていた。
もともと歌が上手いので、軽々と歌っているように聴こえるけど、
ステージでのパワーはこれでもかと言うほどに、息を切らしながらも
ずっと歌いつづけていた。決して声が枯れる事もなかった。

そんな伴ちゃんのソロ第一弾なので、
どんなにバラエティに富んだものが出てくるのか期待していた。
そしたら意外にもしっとりと女っぽい。
1曲目の「farewell」が一番好きだが、
伴ちゃんがとても女らしい詞を書いていて胸が熱くなった。
アレンジがジャズっぽい曲あり、ワルツありで、
クリスマスの頃に聴くとすごく馴染みそうな曲が多いような気がした。
ジャケットや中の写真の伴ちゃんは真っ白のロングのドレス姿。
このアルバムの曲たちはドレス姿の伴ちゃんが歌う歌なのだ。
もう、Do As Infinityの走り回る伴ちゃんじゃあない。
都美子さんになったんだなあ。
歌は上手いし、英語の発音もバッチリだから、
またこれからも色んなタイプの曲をたっくさん歌ってほしい。



2006年04月16日(日) 『REALISTIC』  稲垣潤一  1986.3

毎年4月になると必ず稲垣潤一の「April」を聴く。
ラジオやどこからともなく聴こえてくる。
この曲は1986年発売の『REALISTIC』に収録されている。
シングルの曲ではない。が、まるでシングルヒットの曲のように印象深い。
この頃の稲垣さんのアルバムや
他のいわゆるシティ・ポップスと呼ばれたアーティストのアルバムは
どれもドライブ用に作られたかのように爽やかで爽快なものが多かった。
このアルバムも実に爽快で爽やかな歌声が聴ける。
「バチェラー・ガール」は元は大滝詠一さんが歌っていたが、
稲垣さんのクリアな声で聴くと若々しいイメージに変わる。
「1ダースの言い訳」「UP TO YOU」など
わがままな彼女を優しく待つ男の人が描かれているが、
実際には今も昔もそんなに待つ男も待つ女もそうはいないと思う。
人間には忘れると言う素晴らしい力を神様が与えてくれたので、
去っていく人はだんだんと忘れていく。
ずっとずっと好きでいても、それを超える好きな人に逢えることが多いと思う。

80年代はこういった歌の中の優しい男の人に癒されていた時代だなあと
つくづく思い出してしまう。
あくまでも歌は虚像でありながら、
タイトルには『REALISTIC』と付ける稲垣潤一は
とにかく歌が上手い。
そのクリスタルな声は誰もが真似の出来ない類稀なシンガーそのものだと思う。
最近もドラムを叩きながら歌っている稲垣さんをテレビで見たが、
変わらず歌は上手かったし、きちんと大人の歌を歌っていて
進化しつづけていることがよくわかった。のどを大切にがんばってください。



2006年04月15日(土) ミュージックフェア21 ゴスペラッツ

ラッツ&スターの鈴木さん、佐藤さん、桑野さん、
ゴスペラーズの村上さん、酒井さんの5人で「ゴスペラッツ」。
ネーミングもうまくいったなあと思いながら見ていた。
「ランナウェイ」「め組の人」「夢で逢えたら」はどれも違和感がなく、
知らない人が見たらメンバーが変わっている事に気づかないだろうと思った。
私はラッツ&スターの曲では「め組の人」が一番好きなので、
改めてこの曲は古くならない曲だなあと感激した。
ラッツ&スターは振り付けもかっこいい。
踊るのではなくて、あくまでも振りを付ける。
指を指すときなんか、か〜っこいい〜と昔から憧れていた。
今もすご〜く決まっていた。
ただ、ゴスペラーズの二人はまだ振りに慣れてないせいか
いまいちどんくさい感じがした(ああ、ごめんなさい。村上さん、酒井さん、ファンのみなさん。でも、かっこいいです。)。
とにかくラッツ&スターの雰囲気をまったく壊さずに
時の流れを止めてしまい、
かといって全然古くなっていない音と空間を再現した5人には
びっくりぎょうてんした。

最後に新曲「まさか赤坂 SHOW TIME」を歌った。
これはタイトルにしてリズム感があり、
いかにもって感じの語呂合わせも感じるので
どんな曲だろうととっても期待していた。
しかもこの曲は故井上大輔さんが生前ストックされていた曲で、
湯川れい子さんが詞をつけたというあの黄金コンビの曲だ。
もう、ゴージャスですっごい良かった。
ゴスペラーズのボーカル二人もこの曲では完全になじんで
ゴスペラッツの声となっていた。
井上大輔さんが亡くなられた時はすごくショックだった。
いい曲をいっぱい聴かせてもらえたのに。
しかし、井上さんは生前ストックしていた曲が100曲以上あったそうで、
それを厳選して今回のアルバムに収録したと鈴木さんが言った。
アルバムは来週発売。
私はラッツ&スターのファンでもゴスペラーズファンでもないけれど、
かなり買う気になってしまった。
井上さんが遺された楽曲を発表してもらえるなんて、とても楽しみだ。
ゴスペラッツ!ありがとう!!



2006年04月14日(金) カーパンターズと太田裕美さん。

きょうの太田裕美さんのミュージックプラザ第二部で驚いた話があった。

きょう4/14はオレンジデーということでバレンタインデーで告白、
その一月後のホワイトデーでお返しをもらったカップルが
4/14のオレンジデーに愛を深めるという日らしい。
それにちなんで裕美さんは「きょうはkiss songをかけます。」と言って
まずプリンスの「KISS」をかけた。
その後、ハナレグミなどの曲をかけて、
「実は私もkissの歌が有ります。ニューヨークから帰ってレコーディングしたアルバムに「kiss me」という曲があるのですが、ずっと後になって
この曲はカーペンターズも歌っていたことがわかりました。」
私もびっくりした!
そしてその後、その2曲を続けてかけたのだが、
カーペンターズの方はとても落ち着いた歌い方で、
ちょっと聴いただけでは同じ曲とは思えなかった。
裕美さんの方は声が高いせいもあって抑揚を感じるが、
カーペンターズの方は平坦に聴こえた。
それがカーペンターズのカレンさんの声のよさであって、
激しく歌うとかではなく落ち着いた押さえた歌い方で、
いかにもカーペンターズらしい安らぎを感じる曲となっていた。

同じ曲でもこんなに感じが違うなんて、目からウロコの思いだった。
カーペンターズの歌もじっくり聴いてみたい。



2006年04月01日(土) ミュージックフェア (出演スキマスイッチ、松たかこ、マキシム)

松たかこさんとスキマスイッチの共演は目からうろこだった。
松たかこさんとスキマスイッチの歌った「奏」。
松さんは低い押さえた声で自由に気楽に歌っていた。
男性ボーカルの曲を同じキーで歌うのもいいもんだなあと思った。
決してハモらず自分なりのユニゾンで歌っていた。
なかなかいい!!いい感じ!
私はカラオケでスピッツの「楓」くらいは歌うが、
どういうわけか歌うときの声は高くなるので、
なかなか男性ボーカルの曲は歌いずらい。
キーをどれくらい上げたらいいのかよくわからない。
女性が男性ボーカルの歌を歌う場合は、低めの声の人しか上手く歌えないように思っていた。
松さんとスキマスイッチの共演でそうじゃないことがよくわかった。
松たかこさんは上手いなあ。

松さんはソロで「明日、春が来たら」を歌った。
この歌はほんとに今の季節にぴったりのほわんとあったかい歌だ。
優しいいい歌だと思う。
スキマスイッチは「ボクノート」を歌った。
この歌はいつ聴いてもその温もりに癒される。
12時間かけて書いたものは紙くずだった。でも、少しづつでもいいから…という歌を聴いていると、
人生に無駄なものなんて何一つないよと言われているような気がする。

マキシムさんは「戦場のメリークリスマス」を弾いた。
強そうな腕だなあ。
力のある人が弾くピアノの音ってやっぱりどこか違う気がする。
マキシムさんのピアノ、もっと聴いてみたい。



2006年03月31日(金) DVD 久保田早紀フェアウェル・コンサート 1985

ずっとずっとずうっと見たかった1985年の久保田早紀フェアウェル・コンサート。
やっと届いた。うれしい!

まず、なにより思ったよりも画質が良かった。
このラストコンサートはラストアルバムの楽曲が中心になっていて、
そして活動後半のアルバムからたくさん歌われていて
ここにも早紀さんのこだわりが現われていると思った。
私は当時名古屋で働いていて、
早紀さんのフェアウェル・コンサートのポスターを
街のあちこちで見かけて行きたくてしかたなかったが、
都合が悪くていけなかった。
しかし、ラジオでライブの放送があってうれしかった思い出がある。

ラスト・コンサートをみて改めて思ったことは
やっぱり独特の世界を持った人だったということだ。
歌詞、曲ともに久保田早紀の世界以外のなにものでもない。
そしてなによりアレンジが勝利をおさめたような気がする。
もしも普通のアレンジだったなら、あんなに独特の世界が築けただろうか。
どの曲も半音おかしいような感じがするところが節々にあり、
それが妙にツボにはまる気がする。
このラストのコンサートで早紀さんは
「久保田早紀というブランドを築いて、良い商品ができてよかった。
今ならきれいにりぼんをかけて、きれいな包み紙で包んでしまえるから
包んでしまってしまいたい。」というようなことをおっしゃっている。
早紀さんが引退した時は本当に残念だったけど、
この時がピークだったのかもしれない。
決して「異邦人」だけが代表曲なんかじゃない。
ポップスに聴こえる「オレンジ・エアメール・スペシャル」にしても
明るい歌なのに声に淋しさがあると思う。
色んなことを深い気持ちで考えて書かれている詞。
それでいて女らしく強い。時には強いメッセージも歌われる。
そして不思議な音階とメロディー。いいなあ、やっぱり。ひきこまれる。
このDVDでは活動後半の
素晴らしく異国情緒にあふれる曲がたくさん歌われている。
「最終便」なんて今聴いても最高だ。
途中、がんばってがんばって息切れしているようだが、
アンコールでの「異邦人」は声が浄化されているかのようにきれいだ。

もう一度、今の早紀さん、久米小百合さんのオリジナルの歌が聴けないのかなあ。



2006年03月28日(火) アコースティックナイト IN うれしの  2006.3.28(セットリストあり)

2006.3.28(火) アコースティックナイト IN うれしの(嬉野ふるさと会館大ホール)










1.地球はメリーゴーランド
裕美さんは明るい水色のきれいながらの入ったロングの上下。
2005.10.6のNHK『音楽夢くらぶ』で「22歳の別れ」を歌った時の衣装と同じのようでした。

2.海岸通り
 3人が自己紹介
伊勢「昨日、榊原温泉へ行ってきました。枕草子にも出てくる日本の三大名湯だったので、電車で行ったけれど、なぜか「榊原温泉口」の駅を通り過ぎてしまい、伊賀まで行ってしまいました(笑)。」
太田「えーっ!伊賀って忍者のいるところ?手裏剣とか飛んでくるの?」
伊勢「そう、忍者のいるところ。」
大野「僕は嬉野って聞いて九州だと勘違いしてました。」
太田「嬉野って今は松阪なんですよね。松阪牛がおなかいっぱい食べられるかと思っていたけど、ここは「嬉野」なんですよね〜」(笑)
「春が来ましたが、次はさむ〜い歌です。」

3.さらばシベリア鉄道
太田さん退場
残った二人でガロとかぐや姫の頃の話。
あの頃はロンドンブーツを履いていたので背が高かった。
旅館に入ったら急に背が低くなった。

4.あなただけを(大野+伊勢)
伊勢さん退場
大野「みんなこの曲知ってるかな?(パチパチパチ)なんだ、みんなは知らないのか。」
「みなさん、手拍子は最後の方で小さくなったりすると淋しいので最後まできっちりやりましょう!年齢的に厳しいと思いますけど、最後までたたくと疲れますが。」(笑)
「あと、だんだんバラバラになるのも困ります。こっちが手拍子に合わせようとしてしまうから。」(笑)

5.ビートルズはもう聴かない(大野さんソロ)
「これはガロの曲でレコードなんて出てくるけど、小さいお子さんはレコードって知らないよね?」と最前列の小学生の子へ。
小学生の子が恥ずかしがって答えないと、
「恥ずかしがってちゃいけない。僕のおよめさんになる?」
「ああ、いったい何を言っているんだ。」ちょっとお客さんも本人もびびった。

「よくCMの曲も歌ってまして、「トーレ」とか「ギネスゴールド!」なんて短いのはお金貰ってもいいのかな?と思いました。最近はケミストリーも歌ったチェルシーの歌もあります。」チェルシーのCMソングを歌う。
「ガロは5年やっていたのですが、解散後に絶対に売れるといわれてそれきりになってしまった曲があるので、少しリメイクして、新しいアルバムに入れました。きょうも売ってます。別に買えといっているわけではありませんが、買ってください。その曲を歌います。」

6.ラブソング(大野さんソロ)

太田さん再登場 この時気づいたのですが、髪に青い髪飾りをつけていました。
「なんだかきょうのヴォーカルは厳しかったですね〜。手拍子はこうっ!とか言ってね。名古屋から久しぶりに近鉄特急に乗ってきました。白井?白井でしたっけ。鈴鹿サーキットのあるところ。(お客さんが白子と教える)あ、白子、白子ですね。私は子供の頃鈴鹿サーキットに行った事があるんですよ。父と母が二人とも名古屋の人でよく名古屋へ行って、従兄弟が集ると鈴鹿サーキットへ遊びに行っていました。
きょうは嬉野へ来たとたんに田んぼが広がって、山もあって、海も近いんでしょ?いいところですね。でも、来る途中、桃の花や梅の花はたくさん見たけど、桜は見なかったですね。三重県ってあたたかいイメージがあったんですけど、そうじゃないんですね。桜はないのかな?そんなことないですよね。
でも、こんな自然がいっぱいのところはいいですね。
次はお水の歌ですが、きれいな自然がないとおいしい水は飲めないですよね。
そういうお水を思い出して聞いてください。「サントリー天然水 水のさと」。」

7.サントリー天然水 水のさと(ウクレレ)細井さんがピアノ
ピアノの細井さん退場 完全に裕美さんのソロ
グランドピアノに移り、いつもと同じようなミュージックプラザ第二部の宣伝。
「ミュージックプラザ第二部を担当していますが、聴いたことある人いますか?(パチパチパチ)」。
「25人くらい?」(笑)
私はもっと大勢の人が聞いているように感じました。
「4月から15分伸びて、1時間45分になりますので、聴いてくださいね。次は春の歌です。」

8.たんぽぽ(イントロなし いきなりコードを弾いて歌が始る)

9.雨だれ
「うちは男の子が二人いるのですが、17歳と下はもうすぐ15歳なので、
思春期で悪魔みたいです(笑)。でも、この前スマスマに出たら、子供たちに尊敬されて株があがりました。「おかあさん、スマスマに出たの!!」って。(笑)あの番組は若い人が沢山見てるからね。妙なところで株が上がるんですよね。」(笑)
このあたりで正やん登場。どういった状況での登場だったかは忘れました。
裕美さんのソロの部分は約15分でした。
太田「正ヤンもこの前スマスマで「22才の別れ」を歌ったよね。あの回の視聴率が22%もあったんだよ。すごいね。一人で見ている人は少ないから半分くらいの人が見てたかもね。」
伊勢「ビデオにとってた人とかもいるだろうからたくさん見てたね。」
太田「たまにああいうテレビに出るのもいいよね。私なんかはスマップの5人といっしょだど、緊張するけど正やんはそんなことないでしょ?」
伊勢「いや、居場所がない感じだよ。」
太田「そう、あの「なごり雪」や「22才の別れ」を作った人だ!って、
キラキラッとした尊敬のまなざしでみられたんじゃあないの?」
伊勢「そんなことないよ。(照れる)裕美ちゃんこそああいうテレビは慣れてるでしょ。NHKアーカイブ見たよ。めちゃめちゃかわいかった。スクールメイツでしょ!」
太田「ヤング101です。」と照れる。そして話題をそらす。
太田「次の曲はもう20年以上前に正やんに曲をお願いしたら、丁度、風のアルバムを作っているときでだったので、そのアルバムの曲を聞かせてもらって、好きなのを歌っていいよってすごい太っ腹だったんですよ。」

10.君と歩いた青春

裕美さん退場

11.冬京(伊勢ソロ)
バックの細井さんの紹介。
センチメンタルロマンスの30周年とそのDVDを宣伝。
伊勢「最近、センチメンタルシティロマンスとの仕事が多くて4月1日も横浜で一緒にライブをやりますから、忙しいけどみなさん来てくださいね。」(笑)

12.星空
「次の曲はイルカさんに書いた曲で2番目に売れた歌です。」

13.雨の物語
「次の曲はイルカさんに書いた曲で一番売れた曲ですが、今の時期に雪が降るとリクエストが来るというありがたい曲です。もうそろそろ旬がおわりそうです。」(笑)
14.なごり雪
大野さんと太田さんが登場

15.空に星があるように(3人で)
なぜかここで非常に話が弾む3人。
太田「まだ、グループ名ないですよね。ここは「うれしの」だから「うれし組」なんてどう?」
大野「あぶないよ。それ。」
太田「だって喜び組って言ってないよ。」
大野「あっそれ、だめだよっ。」
伊勢「松阪に来たけど、松阪牛食べられなかったね。お弁当はエビだったし、
シュリンプなんて名はどう?」
「僕は伊勢という名前だけど、伊勢市にはおこがましくてあまり伊勢という名前の人はいないらしくてね、どうも松阪市と関係があるらしいんですよ。松阪に行く事になって父に聞いてみたけど、あまりわからなかった。松阪ってこざとへんなんですよね。土より厳かな感じだよね。野球の松坂はどっちだっけ。」
太田「松坂の坂だよ。」
伊勢「うん。」???
大野「松坂の坂ってそのままじゃない。」
太田「(あわてて)あっ!そうじゃなくて坂道の坂って言おうとしたの!」
みんな笑う。
大野「裕美ちゃん、このまえNHKアーカイブで見たよってメールしたら、帰ってきたメールが「げっ!!」だったね。裕美ちゃん、かわいかったね〜」(笑)
(ふざけて)「あっ!かわいかったって。今も。今もかわいいよ。」
太田「(ふざけて)なに言ってるんですか。おじさん。あのメールはいやみだったですね〜。テレビ見たよっていろいろ書いてあったからね。もうそのテレビの話はさっき正ヤンとしたからいいって。」

その後、どういうわけか60年代のミュージカル「ヘアー」の話になり、大野さんが事件があって3ヶ月に打ち切りになったと言ってました。
太田「どういう事件?」
大野「きょうは教育関係のコンサートだからやばいね。」
この時はなんでかステージの3人はおしゃべりが弾んでいましたが、お客さんはあまり盛り上がってなかったような感じでした。

16.22才の別れ
太田「最後の曲で〜す。」

17.木綿のハンカチーフ

アンコール
裕美さんはたぶん前にNHK夢くらぶできていたアイボリーのワンピース。
スカートのすそが二重になっていてふんわりしたスカート。
上は黒のレースのカーディガンのようなものを胸の下で結んだ衣装で登場。
ラストはこのコンサート一番の盛り上がりをみせました。
18.学生街の喫茶店 
19.ささやかなこの人生
伊勢「最後の曲は口移しで歌い継がれた歌です。」
大野「うん?くちうつし?」(笑)
伊勢「この歌は裕美ちゃんを思って歌います。」
20.ママはフォークシンガーだった
三人「ありがとう〜〜〜!!!」手をつないで大きく高く広げる3人。
「さようなら〜〜〜〜」



2006年03月26日(日) 『夢十話』  薬師丸ひろ子  1985.8.8

このアルバムは大好きな薬師丸ひろ子さんのアルバムの中でも
一番好きなアルバムです。
これは偶然でしょうか。
最近なぜかこのアルバムを喜んでよく聴いていました。
そして、先日宮川泰さんの訃報でした。
このアルバムには宮川泰さんの曲が1曲収録されています。

「水の中のイエスタディ〜再会物語〜」は
売野雅勇さん作詞、宮川泰さん作曲、大村雅朗さん編曲の輝く名曲です。
初めてこの曲を聴いたときはアレンジの面白さにしびれました。
7拍目にドラム、ハイハットなどでガツンと刻み込む印象の深いアレンジ。
かなり歌いにくだろうと思われるリズム。
そして、とても印象的で流れるような宮川さんのメロディ。
星がこぼれ落ちるかのようなイントロ。
静かながら印象的に盛り上がるサビの部分も耳に心に残りました。
そしてこんなにも難しい歌を歌いこなすひろ子さんの歌唱力。
宮川さんの曲はあまり知りませんが、この曲は名曲だと思うし
大好きです。

「天に星、地に花」「クリスマス・アベニュー」「バンブー・ボード」も
とても詞、メロディーともにきれいでひろ子さんの声にあっています。
私はいまさらながら
来生たかおさんのあの難しいメロディーを楽々と歌いこなすひろ子さんは
歌手としてもとても個性的で上手いアーティストだと思っています。
あとこのアルバムには竹内まりやさんが英語で詞を作った
「WELCOME BACK TO MY HEART」という曲が収録されていますが、
この曲は声にサラウンドをきかせたような広がりがあって、
初夏の草原で聴いているような気分になりました。

「千年の孤独」は不良少年が事故で亡くなる歌で
当時非常に衝撃を受けました。
今でもこの歌を聴くと考えさせられます。

「水の中のイエスタディ〜再会物語〜」を作曲された宮川泰さん、
編曲された大村雅朗さん、
「WELCOME BACK MY HEART」を作曲された井上大輔さんが
すでにお亡くなりになられたことを思うと時の流れを感じます。




2006年03月21日(火) 『LVE LETTER〜恋文』  薬師丸ひろ子  1998.2.4

久々にテレビで薬師丸ひろ子さんの歌を聴いて、
「ああ、そういえば大好きだった。」と思い出し最新アルバムを改めて聴いてみた。
今まで鈴の音のような声だと思っていたけど、
今回は星の声に聴こえた。
星の声なんて聴いた事がない。でも、ひろ子さんの声は星の声に聴こえた。

作詞家阿久悠さんの短編小説集「恋文」を歌にしたそうだが、
本当に1曲1曲が美しい物語となっている。
これから始る、あるいは終る、終っていく物語の一つ一つを
丁寧に愛を込めて作りそして歌っている。
1曲、1曲が本当に丁寧だ。そして、抒情がいっぱいだ。

「消えた年月」は終っていく愛を歌いながらもとても軽快で
悲しみをひきずることのない心地よい歌。

「友情関係」は友情であって決して愛情でないもどかしさを歌っているけど、
これもそのもどかしさが爽やかさに変わりひろ子さんにぴったりだ。

タイトル曲の「恋文〜哀愁篇〜」。
これはまさに大人の愛の歌だと思った。
  
 このままでいたらなら ささいなことで
 真実のしあわせを 傷つけそうです

 あなたがけが 大切なひと
 信じるために 別れましょう

今まで色んな曲を歌を聴いてきたけど、
信じるために別れるというフレーズは
聴いた事がないような気がする。
本当に好きだけど別れる場合はそうかもしれない。
心が離れてしまって別れることと紙一重だとも思えるけど、
心が離れることを予感して
その前に別れましょうというのは
本当の愛情かもしれない。

ラストの曲「再会橋」では十年過ぎたらこの橋で逢いましょうと始まり
わたしが出会ったのは このわたしだった で終る。
高校を卒業する頃に
「来年や再来年じゃなくて、10年後に逢いたいな。」
と言っていた友達を思い出した。

全9曲どれもストーリーがしっかりとあり、抒情豊かで素晴らしいが、
どうしても玉置浩二作曲の「交差点〜そう それがそう〜」が
一番心に響き渡る。
玉置浩二のメロディーにはひろ子さんの声が
もっとも似つかわしいと思えてしかたがない。
この曲が二人の最後の作品ならば残念なことだと思う。
控えめなメロディーをくっきりと浮かび上げるような発声。
 
 ひたむきに生きて
 ただ夢を見つづけ
 その人だけに
 起こるいたずら

まさに二人はそうだったのかもしれない。




2006年03月20日(月) 『F・T・O』  関ジャニ∞  2006.3.15

私は特に関ジャニのファンではないけれど、このアルバムは楽曲が良かった。
曲順もなかなかよい。
もっと関西色が強いかと思ったけど、思ったほどではなく、
さりげなく地名や方言が使われていて
等身大の歌という感じでよかった。
アイドルが方言やご当地ソングを歌うのは難しいと思うので、
これは新しい試みだと思う。

「ミセテクレ」は音が無限大に広がっていく感じでゴージャス。
「桜援歌」演歌みたいだけど、決して演歌にはならずビューッと走っていくが、
サビ前でまた演歌調になり、歌い方まで氷川きよしみたいになって
すごく面白い。
でも、あくまでもジャニーズなので賑やかだ。
で、またその後演歌になり、こぶしが利いてくる。
そしてしっかり桜の歌だ。
とっても華やかな演歌で面白い。歌っているところを見たくなる。

「無限大」「果テナキ空」も春の旅立ちシーズンにぴったりな元気な歌だ。

「太陽の子供」もがっくりきたときに聞くと元気がでそう。

「それでイイんじゃない」はスマップが歌ってもいいような感じの
それでこそジャニーズ!と思える明るさと軽さ。

「大阪レイ二ーブルース」は彼女が亡くなってしまう悲しい歌で
そこそこ方言で歌っているけど、なぜかこんな歌もぴったりくる関ジャニ∞。

本当に面白いアイドルグループだと思う。


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