| 2006年03月17日(金) |
『Will be there…』 パク・ヨンハ 2006.2.8 |
パク・ヨンハさんの新しいアルバムは ヨンハさんのや優しいイメージにぴったりのメロウなアルバムだ。 最初から最後までとにかく優しくメロウで癒される。 日本語もどんどん上手になっているので、 言葉もはっきりと聞き取れるようになった。
私はこのアルバムを聴いて80年代のAORを思い出した。 1曲1曲にはそれほど特徴を感じなかったけど、 ここまで優しく癒してくれるAORな曲を聴いたのは久々だ。
特徴を感じないのはどの曲もよい楽曲で一生懸命歌っているからこそ、 特徴を感じないのだろう。 私は「心の殻」のギターの音色、 「Last song」「Only Lovw」の優しい中にもきらりとした力強さに感心した。 特に「Only Love」は詞、曲ともにピッカピカだ!大好き!こういう曲!! 力強い歌もヨンハさんが歌うとあくまでも優しい。 このせわしい時代に、優しさいっぱいのヨンハさんの歌声は 気が休まってほっとする一服の清涼剤のようだ。
| 2006年03月12日(日) |
平成17年度小牧市自主文化事業「太田裕美コンサート」2006.3.11(土) |
印象に残っていることを残しておきたいので、書きますが、 記憶違いもたくさ〜んあると思います。ごめんなさい。
2006年3月11日土曜日、前日はほぼ一日中冷たい雨だったが、 この日はぽかぽか陽気で風もそよ風。 ピーチライナーで小牧市東部市民センターに到着。
客席数は600弱の小ホールだけにステージは低くて目の前。満席。 男女比は男性7割くらいに思えた。隣には小学生の息子さんをつれたお父さん。 息子さんは退屈してずっと眠っていた。 小さいお子さんにはちょっとかわいそうかな。 といえども私も6年前に当時小学2年生だった娘を連れて裕美さんのコンサートへ行った。 娘はたいくつそうだったけど、「太田裕美」という名前を覚えてその後、思い出したように太田裕美の歌と時折言っていた。 今はよく「木綿のハンカチーフ」を歌うようにもなった。
ああ話が脱線してしまった。
うすくらい中7時3分頃にメンバー3人が各パートの席に着いた。 その後、裕美さんが真ん中のピアノのイスに座る。 暗くてよく見えないがどうやら白い衣装のようだ。
1.「恋のハーフムーン」 私の大好きな「恋のハーフムーン」。声もとってもよく出ている。 この詞はとてもあいまいな詞で、曲もふわふわとあいまいだけれど、 やはり歌が上手いので、しっかり聴かせてくれる。 私もこの曲をカラオケで歌いたいのだけど、 カラオケになくてちょっと残念。 最初のMC。「こんばんわ。太田裕美です。きょうは暖かいですね。 でも来週はまた東京は0℃になる日があるらしくて、本当に春って すぐには来ないですね〜。確定申告や年度末で忙しい時期ですし、 中には太田裕美って知らないけど、 おかあさんに連れてこられたお子さんもいるでしょうけど、 きょうはゆっくり聴いて行って下さいね〜。」
2.「失恋魔術師」 ピアノから離れ振り付けを交えての「失恋魔術師」。 この時に衣装をしっかり上から下まで見た。 全身真っ白の衣装。 真ん中にフリルがたっぷりついたブラウス。 太いベルトが着いたエプロンがかかったように二重になったスカート。 そしてくしゅくしゅとなった白いブーツ。 全身真っ白で白雪姫かと思った。 最初は『短篇集』のジャケット写真の衣装かと思ってしまった。 でも、まさかそんなに昔の衣装があるわけないですよね。
3.「赤いハイヒール」 照明が暗くなりアレンジも控えめな「赤いハイヒール」
4.「南風」 これもとてもはずんで振り付け入りで楽しそう。 特に♪レッツ シャ〜〜イン♪の声が 広がっていてきれいな声だった。
ここでピアノに戻ってMC。 忙しくて少しづつしか読めなかったけど、昨日仕事の前に思い切って 読んじゃおうと思って「東京タワー」を読みました。 誰か読んだ人いますか?東京タワーじゃ、興味ないかー。 この本はお父さんとお母さんの関係、子どもとお母さんの関係が書かれた 生々しい内容だけど、最後のほうはティッシュで涙を拭きながら読みました。 きょうはドキュメンタリー番組で子どもが一生懸命家族のために働き お金を家族のために稼いで、もう4年も家族と会えない少年のお話も見ました。 日本は税金の使い道とか年金制度とか色んな問題がありますが、 子どもが貧しくて学校へいけないというほどではないので、 幸せな国だなと思います。 本当は元気で育ってくれたらそれだけで充分なのに、 スポーツができたらいいなとか勉強ができればなとか 性格がよければいいなとか欲が出てしまって。 私も二人息子がいて、 中学二年と高校二年で難しい年頃で鬼のような母ですが、 息子達には本当に感謝しています。 仕事もお母さんになってから広がりがあり、 「お母さんの気持ちで歌ってください。」と依頼されたりして、 子ども達のお陰で自分も成長できたと思います。 5.「雨降りお月さん」ピアノ弾き語り
6.「雨だれ」(同じく弾き語り)
ここでMC。 次に歌う「水の里」にひっかけての自然の話だったと思うのですが、 最初の方は忘れてしまった。 77歳の今もその土地に合った木を植えつづけ ているおじいさんの話。
7.「サントリー天然水 『水の里』」 ウクレレで弾き語り。 この曲名って必ずサントリー天然水のって言わなければいけないんですね。 ここでMC. ミュージックプラザ第2部ポップスを担当していますが、 評判が良いのかわかりませんが、4月から15分延長されます。 みなさんリクエストお願いします。 オフィシャルのホームページの掲示板に来週の日曜日に結婚するカップルが きょうのコンサートに来ていて、演奏してほしい曲があると書いてありました。 いらっしゃいますか?(シーン)ああ、恥ずかしいかなあ? (笑いながら) きょうはプログラムにその曲を入れることができなかったのですが、 青春三部作をそのカップルの方とみなさんに贈ります。
8.「最後の一葉」(もちろんピアノ弾き語り) すごく声が伸びていた。
9.「振り向けばイエスタディ」
10.「君と歩いた青春」
MC。 「君と歩いた青春」は伊勢正三さんの曲です。 正やん、確か小牧でコンサートありましたよね。(客席少し拍手) 最近は伊勢正三さんとガロのヴォーカル大野真澄さんとのコンサートもやっています。 では、メンバー紹介です。 裕美さん「アリさん〜。 アリさんは春といえば何が好きですか?」 アリさん「つんつん出るやつ。」 裕美さん「つくし?!ふきのとう。」 アリさん「そうそう、ふきのとうのてんぷら。」 裕美さん「ああ、ほろ苦いセリやふきのとうのてんぷら! アリさんのところは田舎だから、近くでとれるんじゃないの? アリさん「山にあるけど散歩の犬がおしっこかけて、食べるのあぶないです。」 裕美さん「そうよね〜。ウンコやおしっこかけるから 犬がいけない遠いところや朝出たばかりの葉を摘まないと だめだよね〜。」 私は密かに犬が行けない所は 人間も入っていけないだろうと思ってしまいました。
次は西海さんです。 もう記憶が混濁しているのでだいたいしか憶えていません。 裕美さん「お酒はあまり飲んじゃいけないんだよね。思い切ってやめたら。」 西海さん「もうあまり飲んでない。」 裕美さん「お酒よりも甘いものの方がいいんじゃない?」 西海さん「僕は甘党でもあるので、甘いものでもいいんです。」 裕美さん「甘いものもいいけど糖尿も怖いよね。」 西海さん「それはまだ大丈夫です。」 裕美さん「お花見とか行くの?誰と行くの?」 西海さん「友達とギター持って行きます。」 裕美さん「家族と昼間行けばいいよ。御菓子とお茶を持ってね。」
そして最後はハッツアン。 裕美さん「ハッツアンは春では何が好き?」 ハッツアン「春は嫌いです。花粉症だから。」 裕美さん「花粉症!いやだよね〜。何年くらい。」 ハッツアン「もう19年です。」 裕美さん「19年!もう花粉症のプロだね。」 ハッツアン「去年は酷かった。でもステージに立つと止まるんです。 集中力があるから。」 裕美さん「すごいね〜。」
これくらいしか憶えていません。
11.「ドール」
12.「僕は君の涙」(ちょっと歌詞が聴き取り辛かった)
13.「さらばシベリア鉄道」 この3曲は立って歌ってました。
MC。 もうそろそろ余生かなって思います。(本人、客席共に笑い) 太田裕美が何歳とか考えないで下さいね〜。人間は何年生きてるかよりも 何をやって生きてるかですからね。 私には歌うことしかできないから、これからも心を込めて歌っていきたいです。 では、春の歌を何曲か歌います。
14.「たんぽぽ」(ピアノ弾き語り)
15.「青空の翳り」 (ピアノ弾き語り)
終わり
アンコール
16.「九月の雨」 衣装が変わった。 ピンクのフリルのたっぷりついたシャツ。 ピンクというより薄いエンジ色ともいえる。 そして、ピンク無地と花柄のパッチワークの布の膝丈スカート。 あまりひらひらしていない。 どうなっているのかよくわからなかったけれど、 スカートは二重になっていて 上の花柄のピンクの布が上へよせてあり、 バラの形のブローチのようなもので 止めてある。 上にめくりあがっている状態だが、 下にはピンクの無地のスカートがあり二重になっているので ドレッシーな感じ。 身振り手振りたっぷりで情感たっぷりで「九月の雨」を歌った。
そして歌が終ると何人かのファンが(たぶん13人くらいかな?) ステージ近くへ行き、それぞれにプレゼントを手渡しておられた。 裕美さんは一人一人の方と握手して、少しお話もされていた。 プレゼントをステージに並べていたら、なにかが倒れてドンと音がした。 裕美さんは倒れたものを起こしプレゼントを抱きしめながら、 「ひとつたりとも逃さない私ってがめついオバン?」と笑いながら言って かわいかった。
17.「木綿のハンカチーフ」 これを聴かなきゃ帰れないよね〜。と言いながら思いっきり踊りながら 歌ってくれた。 そして元気良く、さよならなのでした。
| 2006年03月08日(水) |
『WEROAD』 CANCION 2006.3.8 |
去年の初夏、有線から流れた「春風」という曲を聴いてすぐに好きになった。
「春風」は
春風吹きました 桜が咲きました
で始まる桜の歌で旅立ちの歌でもある。 メロディ、詞、声とどれも私の好みにぴったりで、 早くアルバムが出ないかなあと待っていた。 最近になってチューリップの「青春の影」をカバーしていたので、 カバーよりも早くファーストアルバムを聴かせてほしいなと思っていた。 そしたらとうとう出た。うれしい。
前半ははっきり言ってちょっと物足りなかった。 声は繊細でちょっと同じフォークデュオのサスケに似ているし、 曲もどこかで聴いた事があるような気がする曲があったり、 映画監督の大林宣彦さんが絶賛したという「嘘つき」も ちっぽけな嫉妬の歌に聴こえたりして、 先が無い、深みがないような気がした。 「青春の影」もなんでこの曲をカバーしたんだろうなと思った。
しかし、後半で引き込まれてしまった。 「ZERO」はすごく骨太でいい曲だと思う。 まだ未完成な感じは残っているけど、
迷いながら選んだ 僕なりの答え 正しいか判らない 僕らしく生きたかった
ゼロの場所 戻れない 僕が決めた事だ 自由を選んで 自分で進め 運命を超えて
声が繊細なので、骨太な歌には聴こえないけれど、 すごく素直な気持ちを歌っていると思う。 路上で歌いつづけてやっとデビュー、 そしてファーストアルバムを作れた彼らの気持ち、 そのものだろうと思った。 「僕らのモラル」もざっくばらんな感じでとってもいい。 努力、元気、反省、感謝が大切だけど真面目すぎてもいけないし、 どの道を行ったって険しいんだから、 好きな靴を履いていこうと歌う二人はとても爽やかだ。 「栄光の鐘」も栄光を勝ち取るまでがんばれ!というメッセージが 込められていて、励まされる。 そして最後が私の大好きな「春風」。 聴き終わった時は買ってよかったと思った。 とても爽やかな気持ちになれた。
ジャケット写真や歌詞カードの写真が、 自転車とギターとCANCIONの二人というのがまたいい感じ。
まだまだこれからいい曲を作っていくのだろうと思うけど、 私個人的には、サスケやサムエルと間違われるような曲は 作らないほうがいいと思う。 メロディーとハーモニーが素晴らしいだけにこれからにすごく期待してしまう。
| 2006年03月05日(日) |
『MY LITTLE RED BOOK』 MOON CHILD 1997.11.27 |
ラジオで「ESCAPE」を聴いて、なんていい曲だろうと思った。 有線にリクエストして聴いて、 それでも物足りなくてオリジナルアルバムを買った。
もう、びっくりした。あまりに良すぎて。
全部の曲がむちゃくちゃ良い! MOON CHILDってこんなにも完成度の高いかっこいい曲を作って歌っていたんだと 今頃気づいた。 ああ、もう解散して7年とは。。。 せめてテレビでもいいから歌っているところを見たかったぜえええ。 これは私の好み以外の何者でもないけど、とにかくかっこいい。
声が好きだ。ファルセットも変に裏返ったりしない。 「微熱」のファルセットはとても自然に続く声でとにかく素敵だ。 その次の「ひぐらしと少年」はギターと声がとってもいいバランスだ。 アコースティックギターとエレキと声が混ざっていくところなんかは 「ああ、声って楽器なんだあ」と思わせてくれる。 この弾き語り聴いてみたかったなあ。残念。
「Hallelujah in the snow」という曲は 唯一のバラードのシングル曲だったそうだが、 私にはこれはバラードには聴こえない。 メロディアスなロックの名曲だと思う。 ロッカバラードというのかな。
全体的に前向きな歌詞でバンドの音と声が上手くバランスよく混じっている。 歌詞がよく聴こえるし、字余りにになったり、 聴きとりづらいところがほとんどない。
ギターやベースやドラムス、 どれもがでしゃばらずいい音だしていると思った。 そして声が私の好みの声でもう言う事無しです!
「ESCAPE」はリアルタイムで聴いて好きだったはずなのに、 なぜか記憶がうすい。 なんでこんないいバンドを聴いてなかったのだろう。 今頃でも気づいてよかった。 音楽ってなくならないから良い!ちゃんと残っているから。 再結成はないのかなあ。ぜひとも再結成してほしいです!
| 2006年03月04日(土) |
『Natural』 岩崎宏美 2006.2.22 |
アルバムタイトル通りとても自然なアルバムだった。 まず私はジャケットの犬とたわむれる宏美さんを見て、 なんて自然な顔なんだろうとすぐにこのアルバムが聴きたくなった。 歌詞カードの中にも3匹の犬と遊んでいる宏美さんの写真があり、 どの写真もとても自然な笑顔だ。 そして犬の方も宏美さんを信じきっている笑顔だ。
そして中身もとってもとっても自然で、今の宏美さんを歌っている。 全体を通してこんなにもおだやかな気持ちになれたアルバムは 久しぶりだなあと思った。 すごいインパクトのある曲はないけれど、どの曲にも今の自分がうなずける。 昔の夢や恋を思い出して歌にするより、今の自分の気持ちや愛情、 今の自分がやりたいことややれることを歌う宏美さんにとても共感した。
「心の声」「うたがある」はずっと歌い続けたいという宏美さんの心の声。
「この道」はこの道の向こうにどんな空があるのでしょうと 気負わず焦らずに巡る季節を楽しむ感じがする。
「Bewith」は気づけばそばにいる女友達の歌。 そういう友達が最高だなと思いながら聴いた。
もう一つ「友達の詩」という歌もある。 こちらは異性の友達の歌。 大切な人は友達位が丁度いいというこの歌は 切ない女心も感じられて、とても素直で自然だと思った。 若い頃と違って大人になってからの「友達」は難しい。 純粋な友達がほしいと誰もが願うのになぜか難しかったりする。
最後の中島みゆき作詞・曲の「ただ・愛のためにだけ」は おそらく中島みゆきが歌った方が迫力があると思う。 岩崎さんの声で聴いていても、中島みゆきの声がかぶさってくるように聴こえる。 しかし、岩崎宏美さんの声の細かい抑揚と独特の繊細さが 油絵を水彩画に描き変えたかのように薄く優しくしている。
全体的に詞、メロディ、ジャケット全てがとてもナチュラルだった。
あと、シングル「ただ・愛のためにだけ」を購入してキャンペーンに応募したファンの方々全員の名前が書かれた紙が入っていた。 岩崎さんのファンへの感謝の言葉も書かれていて、ファンとしては一生物の宝物になるんだろうなあと思った。
| 2006年03月01日(水) |
『THE LOVE ROCKS』 DREAMS COME TRUE 2006.2.22 |
ドリカムの「何度でも」にはそれこそ何度でも励まされた。 聴くたびにああ、そうだったと思った。 が、それでも挫折したり、あきらめることもたくさんある。
ドリカムの今回のアルバムは特に興味はなかった。 先日テレビで「めまい」という曲を聴いてその驚異のロングトーンと 美しく悲しい歌詞に虜になってしまいアルバムが聴きたくなった。
「めまい」は激しい桜吹雪桜の中での別れを歌っている。 彼の車に突然桜の雨が降る。 たくさんの思い出が桜吹雪のように散っていく。 そして車が去ったあと、車の部分だけぽっかりとあいていた隙間を桜のはなびらがあっという間に埋めていく。 今までで一番美しくて一番悲しい場面だとしめくくる。 曲も歌詞も美しいが、吉田美和さんのロングトーンがものすごく美しい。 今までも美和さんのロングトーンは美しいと思っていたが、 今回のこの歌の声は今までで一番きれいだと思った。
「JET!!!」は楽しくて楽しくて仕方が無いドリカムならではの歌で テレビで見ていると振り付けも楽しくていい感じだ。 見ているファンはみんな楽しい気分になると思う。 ドリカムは切ない歌はしっかりと聴かせ、楽しい歌は思いっきり楽しくと 中途半端なことをしないプロ中のプロという感じがする。
「SUNSHINE」も素人がどんなにがんばっても歌えない歌をいとも簡単に歌う。 素人に絶対に真似ができないというところがドリカムの凄さだろう。
今回のアルバムでは「空を読む」に一番共感した。 明日の事なんてわからないのに、先の事は読めないのに なぜ空を見上げるのだろう。 なぜ空を読んで明日にかけようとするのだろうという歌。 素直な気持ちだと思った。 私も毎日雨の日も雪の日も必ず空を見上げるが、 無意識にそれは明日を未来を読もうとしているのだった。 この歌でそれに気がついた。
ドリカムの歌はなにげなく聴いていても、 ふと大切な何かに気づかせてくれると思う。 今回のアルバムもとても良かったです。
| 2006年02月24日(金) |
『BEAUTIFUL BALLADE』 徳永英明 2006.2.22 |
徳永さんのバラードばかりを集めたベスト・アルバム。 新曲の「SAYONARAの理由」も入っている。
これはタイトル通り、本当にBEAUTIFULな曲ばかりだと思った。 これらの曲は新しく歌って録音したのか、昔のものを集めたものなのかわからないけれど、声もよく出ていてとても気持ちよく聴けた。 それにしてもクリアな声だ。
アレンジもクラシカルで、バイオリンやチェロを使ったものが多く美しい。 「輝きながら…」「最後の言い訳」「SAYONARAの理由」は メロディの美しさが際立ち、「レイ二ーブルー」も以前のキーンとした感じがなくておだやかだ。 アレンジがメロディや声のじゃまをしていない。
9曲目の「LOVE IS ALL」以降はもう圧巻で、ぐいぐいひきこまれてしまった。 ああ、これも知っている懐かしい曲だという感じではない。 普通のベストアルバムでは感じられない新しい美しさを感じた。 モノクロの美しさというか、白鳥の歌みたいな気がした。 最後にASKA作「心のボール」が入っているが、違和感がまったくない。 リズム重視の三拍子の曲で、ASKA色が強いが徳永さんのクリアな声で聴くと盛り上がり過ぎなくて重くなくていい。
徳永英明は懐かしい歌手ではない。 これからの歌い手であり、シンガーソングライターだということがこのアルバムではっきりした。 のどを大切にして、無理せずずっと歌いつづけてください。
| 2006年02月21日(火) |
「I wish」 I WiSH |
きょうは川嶋あいちゃんの20歳のお誕生日です。 「あいちゃん、お誕生日おめでとう!ずっと幸せなあいちゃんでいてください。ずっと応援します。」
私はあいちゃんのお誕生日をお祝いするためにI WiSHの歌では一番好きな「I wish」を聴きました。 私はこの歌、すみずみまで好きです。 この歌はかけらまで私の胸にしみこみました。 今まで色んな歌を好きになってきた私ですが、これほどまでに共感した詞に出会えたのはこれが初めてです。 少し前に人生最後に聴きたい曲は何かな?とふと思ったときには、 色んな曲が思い浮かんで一つに絞れませんでした。 が、あいちゃんの書いたこの「I wish」を聴いた日から、 私が私の人生、最後に聞きたい曲は「I wish」になりました。 これからくじけそうになる時や悲しい時、嬉しい時もこの歌を聴いて あいちゃんのようにきれいな気持ち、強い心で生きていきたいです。 強く優しい歌をありがとう。そして、20歳おめでとう。 あいちゃんがこれからもっともっと幸せになれますように。
| 2006年02月17日(金) |
「大人」 東京事変 2006.1.25 |
私は椎名林檎のパンクなところが大・大・大好きだ。 平成の戸川純のような気がする。 昭和の時代には戸川純が大・大・大好きだった。 めちゃくちゃパンクで破滅的だけど、その心境にのめりこんでしまった。 なにがどうかはよくわからないけど、椎名林檎にものめりこんでしまう。 「透明人間」が面白い。 透明人間って誰が考えたのだろうか? なんでそんなこと思ったのだろうか? 私も透明人間になりたい。
崖の上から歌うような椎名林檎の歌にはいつもはらはらさせられて、その天才ぶりには驚異を感じる。
| 2006年02月12日(日) |
「BEST FINGER 25th Anniversary selection」 中森明菜 2006.1.11 |
中森明菜さんの80年代と2000年以降の曲を集めたベストアルバム。 なぜか90年代の曲が抜けている。 古い曲は歌いなおされ、2005年新録バージョンとなっているものが多い。
古い曲は今の明菜さんの声で生まれ変わっている。 幼さの残っていた「スローモーション」「北ウィング」「少女A」「十戒」などすべて成熟した女性の歌になっていて驚いた。
特に「難破船」が良いと私は思う。 このアルバムに収められている「難破船」は1995年録音のものだが、 私は一番最初新曲として、この歌を聴いた時はとにかく痛々しく、 時には明菜さんは涙を流しておられたので、こちらまで悲しくなるような歌だった。 しかし、今回のこのアルバムに収録されている「難破船」は 「難破船」にのまれることなく歌いこなされている。 力強い「難破船」だと思う。素晴らしい。 「飾りじゃないのよ涙は」も、すごくゴージャスにグレードアップしている。 しかしそれはアレンジなどでゴージャスにしているだけでなく、歌唱力があるからこそできる変化だと思う。 「DESIRE」や「ミ・アモーレ」を聴いた時、ちょっと高い声が出にくくなっているのかなと思ったけど、いいやそうじゃないと思った。 これは成熟した大人の女性の声なんだと思う。 本当に心の奥底から声を出して、歌に全てをかけているのだなと思わせる楽曲たち。 昔のものをそのまま収録するのでなく、新たに今の声を聞かせてくれる明菜さんに感謝。
新曲「落花流水」もすごくいい。 久しぶりの松本隆さんの詩で「愛撫」を聴いたときのあの感動がよみがえる。 最近の「赤い花」「初めて出逢った日のように」も明菜さんにぴったりの楽曲だと思う。
これだけの歌唱力がある明菜さん。 まだまだ色んな曲が歌えると思うので、これからもっと色んな曲に挑戦してほしいと思った。
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