私の音楽日記

2005年04月03日(日) 「笑顔日和」  ZONE  2005.3

ZONEの歌はたくさん好きな歌があった。
大好きな人が突然の転校でいなくなる、さよならするという歌もよかった。
小学校や中学の頃のことを思わず思い出した。
六年生の時にすご〜く好きだった男の子が突然九州に転校して、いきなり楽しかった日々にかげりがきた。
楽しかった日々にいきなりさびしいかげりが来たというのは、おそらくあの時がきっと初めてだっただろう。
今から思い出してもあの子はたくさんの楽しさをふりまいてくれたなあと思い出す。
ZONEの歌はそんなことを思い出させてくれた。
いつも笑顔でせいいっぱいに演奏してた。大人のきついジョークにもがんばって耐えていたね。あたしは知ってるよ。おばちゃんになっても乙女の気持ちはわかるよ。
バンドはいきづまりが必ずくる。それぞれの道をいくのでしょう。
解散コンサートもせいいっぱいだったね。本当によかったとよくがんばったねとテレビに向って言ってしまった。

さて「笑顔日和」は本当にいい曲だと思う。タイトルからしていい。
カタカナで”ココロサク””アリガトウ””ウララカナ”と歌うところがいい。
ココロやエガオってサクもんなんですね。
ありがとう。教えてくれて。
どんなに遠く離れていても「笑顔日和」で、想いはつながっているというこの歌を精一杯咲かせたZONEの4人はこれからもたくさんの夢を叶えていくだろう。
いい歌たくさん咲かせてくれてありがとう。
忘れていた事を思い出せた。幼かった日々を。



2005年04月02日(土) 「アポロ」  ポルノグラフィティ 

娘がポルノグラフィティのファンなので、毎日強制的に聴かされる。
このボーカルの人はなんてハキハキと発音する人なんだろうと前から驚いていたが、本当にかなり言葉数が多く早いテンポの曲もきっちりと発音して、なにか天性のものを感じる。
努力してこうなったというより、もともとハキハキしゃべれる声が透る人なんだろう。
そしてはっきりと歌詞が聴きとれるよくわかるので、思わず意味を考えてしまう。
デビュー曲の「アポロ」は自分達が生まれる前から人類はアポロを打ち上げて月へ行こうと目指していた。
本気で月をめざして、それは愛の理想のようだと歌っている。?????
何それ?
人は月を目指して月へ言ったけれど、愛の理想はジャングルの時代から変わっていないと…、すごいこじつけだと思うけど、うーん、やるなあ。
そんなこと思いもよらなかった。アームストロング船長は勇敢だったなあ。月の石名古屋万博で見られるかなあ、再び。



2005年03月24日(木) 「WISH」 I WiSH  2005.4.24

なんて、残念無念。ラストアルバムとは。もっともっと夢を見せてほしかった。
清々しい爽やかな歌声とピアノのメロディー、きらきらだらけのジャケットにいつもいつも胸がときめきました。
あいちゃん、なおくん、輝かしい未来に羽ばたいてくださいね。
このラストアルバムを発売した今日という日から、新しく明日を信じて飛び立ってくださいね。
あいちゃんとなおくんの次のスタートを私はずっと待ってます。

このアルバムもなんてすてきな贈り物なのでしょう。
忙しすぎる日々にたくさん落し物をしている私に、こんなにも過去を現在を未来を駆け抜けていいの?もっと時を愛して生きなさいと背中を押してくれるよう。
時は尊い。毎日がもしかしたらprecious dayかもと思わせてくれる。
なんでもそうかもしれないけれど、何かを好きになると不思議な事が起こる。
そしてそれを大切にすると夢が広がる。
I WiSHの曲にもたくさんの不思議と夢がちりばめられていた。
どの曲も今の季節だからかもしれないけれど、卒業を旅立ちを歌っているものが多い。
9曲目の「I wish」。これほどの美しいメッセージの曲をなぜ9曲目にしたんだろうか。
ラストの方がいいような気もするが。

でも、ラストの「Precious days」は二人にとってきっとプレシャスだったのでしょう。

 ♪「さよなら」僕らのprecious days

これが全てなのでしょうか。

夢をもつこと。あきらめないこと。
ありがとう。
大切にします。あいちゃんとなおくんの歌の数々。

そしてこれからまた新しい夢と勇気を教えてください。



2005年03月23日(水) 「涙を海に返したい」  杏里  1979.8

有線から流れたきたこの曲。
杏里の曲にはたくさん好きな曲があるけれど、この歌は本当に海へラジカセを持っていって何度も聴いた。
60分テープの片面に8回位繰り返し録音して、夕方から暗くなるまで聴いていたことが何度もある。

 ”何故? 涙は何故 海と同じ味がするの?
  大いなる海に抱かれて
  さすらうあなたはどこへ
  明日の夢さえ失くし 私は泣き疲れた
  もう逢えない
  もう逢えない
  もう逢えないの?
  涙も愛も夢も 海に返したい”

あの夏の日、あたしは大きな賭けをして、あの人を行かせた。

海に還す事ができたらどんなにいいだろう。
悲しい事や辛かった事、楽しかった思い出さえもすべて海に還すことができればどんなにか。

そして、いつかはあたしも還りたい。必ず還りたい。

この歌を聴くたびに必ず思い出す遠い夏の日。





2005年03月04日(金) 「Radio days」  N.S.P.  2005.2.2  

N.S.P.19年ぶりのオリジナル・アルバム。待ってました。待ってて良かった。
最後のコンサートを見たきり、フェイド・アウトしてしまって、自分の青春と供に消えていったみたいでさびしかった。
でも、3年前から「再結成します。期間限定ではなく3人の誰かが死ぬまでN.S.P.続けます。」という発言を聞いたときにもうビックリ仰天耳を疑った。
あれから、2回コンサートも見たけれど、古い曲ばかりだったので、とにかく新曲が聴きたかった。
やっと念願かなって…。

やはり天野クンのペン先は乾いてなかった。
滑らかに夕暮れ時のその後を綴っている。
お見事。もう天野クンではない。師匠と呼ばせていただきたい。
天野クンの詩を読んで、ポプコンをめざした私だから、もともと師匠だけど、あらためて師匠についていきたくなった。

まず、シングルカットもされた「水のせいだったんです」。
このタイトルの意味深さ。天野節。
なにかがおかしいという意味だろうか。

 水の味も変だったんです
 風の匂いも変だったんです
 あの日の君をここへ
 連れ戻そう

なにかが微妙に違っている。
微妙なずれを元に戻そうって私には聴こえる。

2曲目の「北風が見ていた」
これも見事に夕暮れ時のその先を歌っていると思う。

 約束なんて 守れなかった
 
約束なんてしちゃいけない。そんな気なくてもいつかは守れなくなるんだから。
約束も指切りもしちゃいけない。

「Radio days」は本当に懐かしく思い出している歌で、

 記憶の中にとどめた そこにはとっくに何もないけど 
 ほんのわずかなこだわり 心の奥で響くRadio days...

 大事なレコードは催促できずに貸したまま

あたしもそうだった。
レコード貸したきりになってしまって、催促できずに…

「フェアルーテールを探して」は

 どんな幸せを幸せと呼ぶのか
 夜の星々に 答えを探すよ 探すよ

幸せの形は人の数だけあるから、それぞれの幸せを探したい。

「どこまでも青く」は平賀クンが今を歌っている。
実直で丁寧に弾く平賀クンのベースラインは19年経っても、まるで色褪せない。
平賀クンのベースはNSPの音そのものだ。

ラストの「残像」。

 何がそんなに悲しくて 憎みあったというのか
 今となっては訳なんて どうでもいいんだ

本当にNSPはかえってきた。また、日々が始まる。



2005年03月03日(木) 「月光シアター」  谷山浩子  2005.2.23

このアルバムは音楽劇の劇中歌と曲で構成されている。
とっても面白いのですが、やはりその音楽劇を見ていないために、ちょっとわからない。つかみどころがない。
するっと逃げてしまう感じ。
やはり観ていないために、一曲、一曲を単品として聴いてしまう。
ソネットのようなみじかい詩や役者さんのコーラスが入る歌は
面白いけど、わからない。何、これって思ってしまう。
ただ、わけわからないけど、単純で面白い。
その中で私は「アトカタモナイノ国」が一番気に入った。
あとかたもない、なにもないところへやっとたどりついた。
それは遠く果てしなかった。
やっとここから時計を進ませる事ができる。
あとかたもないここでやっと眠れる。とても安らかに。
これは私の解釈だけど、私もこの歌のように眠りたい。あとかたもなく。

「空の駅」もちょっと童話風の歌で空に大根畠が広がったり、駅長さんが靴、鞄、帽子を差し出したりするのは谷山浩子ワールドそのものだ。
あと、やたらとジャックが出てくる劇中歌が多いけど、何?ジャックがどうしたん?って感じでわけわからず。
その中で「道草をくったジャック」は面白い。

 僕は僕の好きなものが
 好きなものが好きだ

ってあたりまえなのに、そうはっきり言われると(ああ、そうやなあ)と妙に感心してしまった。
普段はもしかしたら、好きじゃないものまで好きなふりしているからかもしれない。
無理して、好きと違うのに、好きなふりしてそれも無意識に。
それで、この歌でハッとしたのかもしれない。

このアルバムは気にいったけど、感想書くのは本当にむずかしい。

ああ、あたしもアトカタモナイ国へ行きたい。アトカタモナクチリタイ。
 






2005年02月22日(火) 「early time」  LOVE PSYCHEDELICO  2005.2.9

このアルバムはベストアルバムでジャケットの真ん中にシリアルナンバー入り。
わざとらしい大きいナンバーが入っている。
ちなみに私の買ったのは006556。
まだ、オリジナルアルバムは3枚で、わざとらしいシリアルナンバーということで、特に買うつもりはなかった。
でも、「last smile」の素直な悲しさに負けてしまって、買ってしまった。
買って正解だった。
どこまでもモノクロに悲しみが続いていくこれらの曲は私にぴったりだ。
モノクロというより、黒と透明の感じがする。

もう答えすらない明日。爽快なあきらめ感。change my way

いい。私にぴったりだ。

 生命線から other way それから憂いてる夢とも get away
 相対性から wake up ただひたむきな明日への step up
 運命線から orher way それから憂いてる夢とも get away
 会いたい気持ちが go away 今でも泣きたくなるから any way
 いつかは旅立ちたくとも 君は向こう岸で last smile
 暮れる想い出よ
   「last smile」

私のてのひらは手相がとてもわかりにくい。
運命線も生命線もうすいし、短い。それだけに手相に興味があるけれど、
いやなことを言われると悲しいので、見てもらったことがない。
というより、怖くて見てもらえない。
ろくなことないような気がして。
だからこの歌詞は気になるし、好きな歌詞。

「neverland」の冷たいhold onの響きはまるで突き放すかのよう。
こんなに冷たい hold on を私は聴いた事がない。

wish of the darkness
silently falling
into the light
the way from the darkness
to neverland

hold on
hold on
hold on
hold on

daydream of shadow and light

圧巻。

万博に使われている曲なども収録されていて、ちょっとイメージがよくなかったけど、さすが実力派。はまってしまった。
チープな喜びにひたっていずに、デリコの音楽見つけられてよかった。








2005年02月19日(土) 朧月夜

きのうときょうはお店でバイオリンが奏でる「朧月夜」を聴いてました。
 
 菜の花畠に 入日薄れ
 見わたす山の端
 霞ふかし
 春風そよふく 空を見れば
 夕月かかりて におい淡し

菜の花畑は昼と夜とではまるで違って見えます。
家の前の道のアスファルトに咲く菜の花でさえ、
夜になると神々しく輝きます。
菜の花畑は、昼のちょうちょが舞う菜の花畑とは全く違った色彩で、
夜は夜のかがやきを、月や星に負けないかがやきを放ちます。

バイオリンの音色で
朧月夜のぼんやりと輝く菜の花畑を思いました。



2005年02月16日(水) 「三国駅」 aiko 2005.2.16

aikoの新曲「三国駅」には歌詞の中に一度もそのタイトル「三国駅」が出てこない。
聴いているだけではタイトルの関連性がまったくない。
駅まで二人で歩いたのかなあ。あまりはしゃいだり、笑ったりせずに
小さい思い出をこぼしながら三国駅へ歩いたのかなあ。

aikoの書く歌詞の切なさの温度が、自分の体温ととてもぴったりするために、マキシシングルはほとんど買わない私が、どうしてもaikoの新曲発売日には、帰りがたとえ遅くなってもCDショップへ向ってしまう。

好きだけど怖がり。
いやだと言われたら、嫌いだと言われたらといつも怖がりで、おそるおそる近づいたり離れたり。


 「苦しい時は助けてあげる だから安心しなさい」
 自由に舞う 声がする
 それでいい それだけでいい


この部分はいつもと違って新しい感じがする。
まるで諭すような言い方でずっと年上の大人の人なんだろうか。
急に大人っぽくなっているような気がする。


 寒さに堪えきれずに温もり求めた先に
 あなたの指と腕がある
 それでいい それだけでいい


あったかいてのひらのぬくもりがあれば、何もいらない気持ちになる。

大事な人を失うのは悲しいけれど、いつも昨日の続きのように思い出されるなら、きっと元気に前向きに歩いていけるから。



2005年02月13日(日) 「それでいいのですか?」  より子

より子の新曲を聞いて、まるでちょっと前の私のようだと思った。
今、土曜日夜の「ごくせん」で仲間さんがとても気持のいいセリフ連発の
ドラマをやっているけど、このドラマのような歌だとも思った。

いきなり、

本音でぶつかれないならやめちまえよ で始まる。

 それでいいのかい? 物事から逃げるより
 それでいいのですか? 自分から逃げるなよ
 それでいい訳ない コレがその全ての結果
 
 どれだけ自分が 周りに支えられているか
 どれだけ自分が 相手を裏切ってたか
 どれだけ自分が 相手を認めてたか

 それでいいのかい? ちゃんと自問自答してくれ
 それでいいのですか? アンタだって嫌気がさしてる
 それでいい訳ない コレがその無様な結果

 そんなの自分自身で考えろよ 最後まで
 時間がかかっても 正しい答えを出せよ

挫折だらけの自分が嫌になったり、望まないことばかり起こったり、
何度もくりかえす同じ失敗。
より子のこの歌は私の胸をつきさす。
自分の失敗を他人のせいにしてはいけない。
自分にまつわるトラブル全ては自分のせいだと思う。

この歌をきいて改めて自問自答してしまった。

 


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