Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2008年06月18日(水)  Who knows?

iPodでBBCのラジオを聴いていたら、番組に電話してきたリスナーの男の子がクロアチア人らしく、「ニルヴァーナの奴もクロアチア人だよ」と言う。
DJ: カート・コバーンが?  ――― リスナー: ノー。
DJ: デイヴ・グロール?  ――― リスナー: ノー。
DJ: え? じゃ誰だ??  ――― リスナー: もう一人の奴だよ。
DJ: スティーヴ?  ――― リスナー: うんw
・・・・・誰だスティーヴって。(身長193cmもあるのに、なんて影が薄いんだクリス・・・)

帰宅し、授業の合間に両親に電話して、結婚のことを伝える。――と、さらっと書くが、これがこっ恥ずかしいのなんのって。
前回の結婚は、私がパニック障害に初めてかかって24時間キレまくっていた時に、私の母親が「気分転換に結婚とかしてみたら?」と言い出したのがきっかけだ。なので、親に自分から結婚報告するのは人生初なのだ。
今やそう簡単には動じない訓練が出来た気がする私だが。これはまいった。うん。
母親に「大丈夫? ちゃんとした人なの?」と訊かれ、反射的に「うん」と返した直後に、「・・・いや、そんなの誰にわかるのよ?」とまともに答えてしまう。・・・まだ5回しか会ってないとは絶対に言えないな。
父親に冗談半分で「大丈夫か? 都会の人はみんな嘘つきだよ??」と言われる。・・・お父さんたら、「嘘つき」とはまた鋭い突っ込み。しかし23区内に20年以上も住んでいる私のほうが、藤沢在住のkazuよりは「都会の人」じゃないかと思うけどね。

仲良しの生徒さん(♀)に、「結婚して横浜あたりに引っ越します」と伝えてみたら。「・・・サイアク」と顔色を変えて、「もう今日は授業になりません」と言い出す。その最中にkazuから携帯メールが入ったので、「あっ、彼だわw 何か伝えることあります?」と言ったところ、「先生を取るな、ばーか」と言うので、その通り打って送信w
何と彼女、横浜に通うことを検討しだして、その場で乗換えを調べていた。・・・おお、感激。

Who knows? (誰にわかるの?)  *The Man Who Sold the World / Nirvana (1994) / David Bowie (1970) の歌詞。



2008年06月05日(木)  One and the other

ところでレッチリ活動休止の話だが。
その後アンソニーのインタビューの原文を読み、結局既に「活動休止中」だったことがわかった。やはり私は、言われなければ気づかなかったわけだ。
原文を読むと、内容がどうというより、アンソニーの言葉づかいに全く危機感を感じない。最初に日本の音楽ニュースで彼の発言を読んだ時には、彼が他のメンバーのソロ活動に不満を持っているかのようにすら感じられたものだが。結局は訳する側がそう思わせる意図で訳しているだけのことか。「・・・」という点線の使い方だけでも不安感は煽れる。
ゴシップ記事が絶対に取り上げない、インタビューの結びの部分はこうだ。"But I'm starting to get just a little bit of a tingle that it would be nice to start thinking about songs and pieces of music. But just pieces." 既に時々ちらっと音楽活動に戻りたい気分になったりするということだ。
なので全て解決!とすっきりするわけもないが。まあしかし取りあえず考えても仕方ないことなので。
気分を一新して。レッチリを聴こう。うん。

不思議だったのは。活動休止のショックでレッチリを聴く気を無くしている間、他の音楽もあまり聴く気が起きなかったのに、ジョン・フルシャンテのソロはすっと聴けたことだ。
やはり私にとって、レッチリとジョンのソロは全く別物なんだと確認した次第。

One and the other (また別のもの)  *The Other / John Frusciante (1997) の歌詞。



2008年06月02日(月)  I didn't mean that

今日、レオン・ラッセルのオフィシャルから来たメールによると。
Leon and the band played six shows in three nights last month in Japan. (中略)After playing 'Roll Over Beethoven', Leon and the band ended the show and were backstage while the crowd kept cheering and cheering for more. Leon told the band members "Let's go", meaning back to their hotel. With the crowd continuing to cheer so loudly for more, the rest of the band thought he meant "let's go back onstage" so they went back onstage and waited for him. After Leon realized where they had gone, he went back out and they played 'Great Balls Of Fire'.

今回6回の来日公演で、アンコールなしが基本のハコなのに一度だけアンコールをやったというから、何だか彼らしくないとは思っていたのだ。はっきり言って、そういう部分には冷たい人なのだ。私が見に行った時も、花束を渡そうとする女性客を思いっきり無視していた。
そしたら要するに、熱狂的アンコールを尻目にレオンが「さあ(ホテルへ)戻ろう」とバンドに指示したところ、バンド側がそれを「(ステージへ)戻ろう」と言われたと勘違いして、全員スタンバってしまったのだ。それに気づいたレオンが、仕方なくもう1曲やったという次第。
この顛末、そして、それをわざわざメール配信で知らせてくることもどうなんだ一体。(次回はやらないよという意思表示か?)

ところでふと気づいたら、マイク・グラベルが米大統領選から撤退していた。誰だそれは?と思うのが普通である。タクシー運転手や鉄道員など多数の職を経て上院議員経験もあるこの人、実は民主・共和両党を合せて一番早く今回の選挙に立候補し、何と最近まで民主党候補として居残っていたのだ。クリントンとオバマの他に実はもう一人いたわけだ。しかし選挙戦のはじめから全く名前すら取り上げられていない。私としては何だか面白くて軽く注目していたのだが。「11月までもたないです」って感じで5/26に撤退したらしい。残念。

I didn't mean that (そういう意味で言ったんじゃない)  *Athena / Who (1982) の歌詞。



2008年05月31日(土)  The Finishing Stroke

先日レッチリ活動休止を伝えた時に、ショック死させちゃったかもしれないKくんに、もう一度メールする。「生きてる? ・・・チャドサミー・ヘイガーとバンド組んだわ」
そしたら、「BSSMを救命薬にして頑張ってきたけど、もうダメだ」という内容の返信が。・・・ああっ、トドメさしちゃったか。

しかし。私とてまだ鬱々とした気分から抜け出せたわけではなく。今だって、昨日の朝からずっと眠れずにいる始末。
昨夜は何故か胸にきりきりと痛みがあったし、軽く喉も腫れている。別にこれが全てレッチリのせいなわけもないが。

午前2時前に、ふとサマソニのサイトを見てみたら。キルズが参加になっていた。・・・ぎゃー!!
実は。3月に出た新譜がもうクソみたいなんで、かなりがっくりしていたのだ。最初の2曲のダメージがひどくて、後は全曲頭出しだけで力尽きた。あのキルズが、ダンス・ロックと呼ばれている。(吐気のするようなジャンル名だ) キルズは打ち込みの概念を変えたと思っていたが。これは紛れもないただの打ち込みだ。
でもライヴなら。生なら迫力が違うだろう。1stや2ndの曲もやるだろう。
すぐさまチケットを購入し、直後に40時間ぶりに眠る。

The Finishing Stroke (トドメ)  *エラリー・クイーンの著書(邦題=「最後の一撃」) (1958)



2008年05月28日(水)  Don't need rain, just a glass of water

そうだ、ハニードッグス聴こう。
もう今は、普段好きな音楽をどれも聴く気になれないのだ。唯一例外の"You're So Great"だけをエンドレスで聴くのも何だし。
2002年に検索で間違えてひっかけて出会ったハニードッグスに惚れ込み、一時期は爆発的マイブームにまでなり、その後このバンドの異常なまでの無名さに驚いた。(日本で5人くらいしか知らないと思う。いや、まるちゃんとNariさんにも聴かせたから7人くらいかな) アルバムにアル・クーパーが参加してるんですよ、なんてことを言っても、私自身も彼がどこにどう参加しているのか知らないし。
とにかく、ハニードッグスなら聴ける。今は、全く押しつけがましくない音楽がいい。

アルバム"Islands Of Misfits"(今やオフィシャルサイトでも在庫切れのレア盤)の"Corazones Y Cabezas"を聴く。意味はスペイン語で"Hearts and heads"で、ハニードッグス唯一のメジャー盤である"Here's Luck"収録曲"Hearts & Heads"の別バージョンだ。別にスペイン語で歌ってはいないが、力の抜けるスパニッシュギターのようなものは入っている。本来私の大嫌いなスパニッシュギターの音を、これはもしやシニカルな冗談かと思うようなやり方で使っている。わざとアタックを遅らせてぐだぐだの骨抜きにしておいて、間奏はもう臭いメロウのプロトタイプ提示といわんばかり。メロウも何も、歌詞は"I want a ticket out of boredom"なんだからやっぱり油断できない。ラスト近くで「もう我慢できません」とばかりに突然一本調子で乱入してくるエレキが面白い。・・・やっぱ冗談なんかなコレ。
ホンモノの"Hearts & Heads"をいやってほど聴いてからこのバージョンを聴くと、すかすかな感じが胃にやさしくて、いい。

ハニードッグスってバンドは、短い試聴でもわかるほどにあまりに自分好みの音なんで、出会ったその場でアルバム2枚オーダーした(2枚しか売ってなかったのだ。今じゃオフィシャルを全部とライヴ音源も相当数集めた)くらいなんだけど。一筋縄でいかない歌詞を知ってからは、そのサウンドも見かけよりもっと深いんだなと思うようになった。例えば'Rumor Has It'は、明るく軽快なリズムに甘くやさしいメロディとは裏腹に、歌詞が救いがたく絶望的だ。("In the deep, deep blue you'll be swimming along with your concrete shoes and a straitjacket on"=「君は深い海の中を一人で泳いでいく。コンクリート製の靴と拘束服で」)
或いは"Sour Grapes"の出だし、"Twenty-eight, Twenty-six, a three alarm at five o'clock. Sirens getting louder"―――「2826番地、5時に警報が3回。近づいてくるサイレン」というシナリオのような歌詞もいい。
この明るい厭世観は何だろう。ギターボーカルがアダム・レヴィという、明らかにユダヤ人と知れる名前。このことがどう影響しているのかもわからないが。

ラヴソングを歌っていてもラヴソングにならない。このへんはキンクスに似ていなくもない。そういえばライヴでキンクスの'Picture Book'をやっていたっけ。

Don't need rain, just a glass of water (今は雨は要らない。グラス一杯の水でいい)  *Sour Grapes / Honeydogs (2001) の歌詞。



2008年05月27日(火)  Bye bye hey hey maybe we will come back some day now

国王(b)からBROCK偵察に行くとの連絡が来たので、私も授業を終えて23時に行く。国王と今週日曜にBROCKセッションに出るのだ。
会うのもかなり久々だが、相変わらず手広く精力的に活動している様子。別にセッションの打ち合わせをするでもなく、ひたすら音楽の話。

1時前帰宅。今日はちょっとしか飲んでいないが。飲み過ぎた時にたまになるような、めそめそした気分に襲われる。
多分、TOEICが終わった直後にレッチリの活動休止を知ったのがよくないんだろうなあ。急に眼の前の目標が何もなくなったようで。

考えてみれば、活動休止で解散を懸念するとかしないとか、そういう問題じゃない。
好きなひとにいきなり「一年会うのをよそう」って言われて呆然としてる状態なんだ。一年後に彼がまた会ってくれるかどうか、彼自身を含めて誰にわかる。

状況的に結果として活動休止になるのならまだ仕方ない。一年ストップすると前もって宣言されたことがこたえるのだ。

そして今この瞬間、レッチリっていうバンドはあるのか?

Bye bye hey hey maybe we will come back some day now (バイバイ、またそのうち戻ってくるよ)  *Frederic / Patti Smith (1979) の歌詞。 *今日はレッチリの歌詞を使うのすら無理だ。



2008年05月26日(月)  Life could be a little sweet but life could be a little shitty. What a pity

昨夜は珍しくも当日の日記をアップし、もう今日は終わったくらいのつもりでいたら。
21時半に十文字さんから来たメールを読んだら。「レッチリ1年間活動休止みたいですね」って。
・・・はあ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
知らんわそんなんーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
慌ててネット検索。うわあ。4、5日前にアンソニーが公表している。
レッチリ好きの友だち4人に動転緊急メール。昨年レッチリ日本公演が延期になった時は、驚きと悲しみのあまりに色んなヒトにメールしてしまい、適当な慰めをもらって余計に嫌な気分になったりしたから。今回は4人だけ。
一番事態を楽観的に受け止めているらしいマチちゃんは、しかし明るく「レッチリが解散したら生きていけないよ、私」という。・・・ということは、レッチリというバンドはマチちゃんより長生きしてもらわないといけませんね。あと50年くらいかな、うん。
初耳だったらしいKくんは、私が他から聞いた通りに「解散の危機ってくらいの状態みたいだよ」と伝えたところ、「うっ!多分今心臓止まった・・・」という文章を最後にメールも途絶えた。・・・やべえ、一人殺したかな。

・・・ああ、しかし、活動休止って何なんだろう。私は好きなバンド/アーティストなんて100はいるけど。レッチリは「現存する中では一番好きなバンド」なのだ。(R.E.M.のことは今は訊かないで下さい下さい下さいっ) そしてこの「現存」というのは、レッチリのようなバンドに取ってはかなり重要で。
けれど別に私も常にレッチリの動向をチェックしているわけではない。新しい音源に貪欲でもないし。もしも黙って活動休止に入られたら、かなり長期間気づかなかったりするんじゃないか? だったら特にショックを受ける理由もないんでは。
―――と、思うんだけど。でも理屈ではどうにも立ち直れない。何がショックかすらわからん。

というわけで。今日になっても気分が全く晴れず。更に仕事で些細な事があって、普段なら気にも止めないところだが、精神状態がアレなのでがっくり落ち込む。
誰かちょっとこれ、何とかしてくれ。

去年のライヴ延期の時も、しばらくレッチリだけは聴く気になれなかった。今回もそうだ。―――昨日の午後は、爆音で'Tell Me Baby'を聴きながら足取りも軽く帰宅したのに。
昨日までは何もかもが上手くいってる気がしてたのに。今日はもう、全くダメだわ。
人生がこの先全部真っ暗に思える。それどころか明日すら耐え難い。火曜も、水曜も、木曜も、先の予定をひとつひとつ考えるだけで、もうやり通せる気がしない。

Life could be a little sweet but life could be a little shitty. What a pity (人生はちょっとしたことで素敵にもクソみたいにもなる。ああもうやだ)  *Tell Me Baby / Red Hot Chili Peppers (2006) の歌詞。



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