| 2006年03月11日(土) |
athazagoraphobia |
実は昨日は大事件(?)があった。ひかるちゃんがCROSS ROADに現れたのだ。
メールはちょくちょく来ていたのだが。いつも署名がないので「誰?」と冷たく返したらそれっきりの繰り返しだった。それを私が先日思うところあって非常に優しい(要するに普通のw)応対をしたところ、メールの頻度が上がっていたのだ。
で、そのメールで彼女が言うことには。この日記、読んでるんだと。
「どうやって見つけたの?」と訊いたら、彼女の返事が「読まないほうがいいみたいだったから、ちらっと見ただけです。心配しないで」といった感じだった。・・・いやあの、誰も「心配」なんかしてませんって。見つけた方法を訊いてるんだよ。普通の人間ならScreaming Bunnyという名前さえ知ってれば検索で一発で見つけるんだけど、私は正直あなたにはその発想もないと思ってたからさ。(実際長い間見つけていなかったし)
そして彼女が「ちらっと読んだだけなんだけど」と但し書きをつけてあれこれコメントするところを見ると、結構読んでると思うな。
つまり、この文章も彼女が読んでる可能性がおおいにあるってことよ。すごくない? そして彼女はまるっきり怒っていないのだ。
ひかるちゃん、あなたは私が思っていた以上の人物だわ。いや、色んな意味でw
そしてはっきり言うけど。私はこの日記は、最終的には誰に読まれてもいい覚悟で書いている。だからあなたがこれを読んだことで、私が慌てるなんてことはないのよ。書いたことについて訂正する気もない。
だけど、覚悟のない人間はいるもんでね。この日記を読んだ彼女から、「ねえ、あなた私のこと、〜〜って言ったの?」と訊かれて慌てた某男性は、いかにも私がデタラメを書いているかのように言ったらしい。・・・ふざけんなてめえ。実際は私がいかにやわらげて書いたか、自分が一番知ってるだろうが。
あ、ちなみにあなたが初めから彼女をカモにするつもりでいたことは軽くぶちまけておいたから。後は好きに取り繕ってください。
で、まあ、ひかるちゃん。リアルで会うのは1年2ヶ月ぶり。高円寺駅からCROSS ROADまでの単純な2分の道のりをさんざん迷うところから始めて、全く変わらぬボケっぷり。私の髪(ストレート・アイロンをかけているので、お客にもよく「真直ぐだね」と言われる)を見て、「ソバージュかけた?」と言う。
「Ronnyとはその後どう?」と訊かれる。・・・別れたの夏だよ。あまりに前のこと過ぎて、どうもこうも。「ほら、私は気に入っていたから」と言うので、じゃあつきあえば?と言ったら、「いやあよ、Bunnyちゃんのお古なんて」と言う。お古も何も最初からヒトの旦那じゃん、と言ったら、「それとこれとは違うわよ〜」 ・・・あ、確かにそれはそうね。たまにはマトモなことも言うんだなw
しかし。今さらコメントする気になれない私に、ひかるちゃんは色々訊きたいらしく、あれこれ質問を繰り返す。その中で、「BunnyちゃんにとってRonnyとの恋は現実逃避だったんじゃない?」と何度も言うので、(Ronnyはともかく)私の側に逃避しなきゃいけない何があったって言うのよ?と答えたが。しばらくして、彼女が単純に単語の意味を間違っていることに気づいた。どうやら「夢のような」という意味で使っているらしい。「悪い意味で言ってるんじゃないのよ」というが、「現実逃避」には悪い意味しかないですからw
けれど全体的にかなり大人しかったな、ひかるちゃん。思いあたる理由もないではないが。私の側のせいもあるかもしれない。
というのは私があまり怒らなかったのだ。さすがにこの仕事を始めて1年半、お客にたいして感じたままを出さない訓練が少しは出来たらしい。以前には、Screaming Bunnyになって以来怒りを抑えられるようになった私の、唯一の例外がひかるちゃん相手の時だったのだが。とうとうこれもクリアか? しかしそうなってみるとひかるちゃんがしょんぼりしていると言うのも、何だかなあ。怒りというダイレクトな反応がないことで、無視されているように感じるのか。
ま、大人しいままでいてくれてかまいませんがw
ひかるちゃんが帰った後に現れた、40代と30代の男性二人連れ。40代のほうが、「俺、リッチー・ブラックモア好きなんだよねえ」というので、ディープ・パープルの超有名曲Highway Starをかけたら。
「これ、誰だっけ?」と40代。
「・・・さあ、オジーじゃないすか?」と30代。
・・・・・・・・・・・・あっw
夕べは何だか、疲れたなあww
athazagoraphobia (無視されることへの恐怖)
| 2006年03月10日(金) |
siderodromophobia |
小雨の中、新宿へ電話オペレーター(英語)の面接に行く。あちらから急遽オファーされた面接で、自分からの希望ではない。就業時間希望欄に、迷いつつ普通の9−17時の時間帯を記入。
実はKDDIを辞めた時、一ヶ月だけ休んだらまた仕事を探す気でいた。それがまる2年の休暇となり、働き出したと思ったら、全く未経験の接客業。その理由は何と、「もう通勤電車に乗れる気がしない」から。
あの品格のかけらもない、暑くて殺気立った満員電車。厚顔無恥と図太さを大量生産しているようなあの満員電車。都会の会社勤めの辛さの半分はこの通勤電車ではないか。いくら皆我慢しているんだと言ったって、我慢できるほうがおかしいと思う。私にはもう無理だと思った。
喉もと過ぎて忘れちゃって。甘く見ていいのか?
帰宅してみたら、昨日の電話面接(英語講師)の結果が来ていた。採用。
やはりこちらにしぼったほうがいいかな。
出勤したら、先月取材に来ていたロック雑誌が発売になったらしく、送られてきていた。CRが載っているページを見ると私の写真入りで、まさに先月日記に書いたとおりのひきつった笑顔。
記事を見て呆れた。情報がメチャクチャだ。地図も間違いとしか思えないし、徒歩2分(実際そうだ)が5分になっているし、「CDが1,000枚近くも」などと書かれている。わざわざ後日確認電話が来たから、ちゃんと「徒歩2分です。CDはアーティストだけで600ですから、1,000枚なんてそんなに少ないわけないです」と言った。そして先方もじゃあそう書きますと言ったのに!(同時掲載の新宿ロックバーCも音源5,000枚を2,900枚と書かれていた)
「うちはパンクは弱いです」と言ったのに、パンクがよくかかるような書き方をされているのも困る。
何よりも。私がホワイト・ストライプスをかけるようなことを書いてあるのはどういうわけだ?! あのインタビュー中、一度たりともそのバンド名は口にしていない。するはずが無い。全然知らないんだもの。LO(g)が好きだから、LOんちでPVを少し見せてもらったくらいで、CDなんか一枚も持っていない。当然CRにもない。
新しいバンドで名前が出たのはストロークスだ。それも私じゃなく向こうが「新しいのもいいのはありますよね。ストロークスとか」と言ったから、「ああ、ストロークスはいいですね」と相槌を打っただけだ。
・・・どっちにしろ、「スト」しか合ってねえだろうが!!
(3/19up)
siderodromophobia (電車への恐怖)
| 2006年03月09日(木) |
hamartophobia |
英語講師の電話面接を受ける。英語で会話させられたり。
私は電話に関しては、20歳の時からオペレーターをしているので、日本語だろうが英語だろうが全く緊張しない。電話面接、望むところだ。
明日は別件でリアルの面接があるので、珍しくベッドでちゃんと眠ることにする。
普段から滅多に寝ないし、いつもぎりぎりまで睡魔に抗うので、布団をひっかぶった途端に眠気が来た。そして眠るまでの短い時間に、痛いほどの罪悪感に悩まされた。
この罪悪感は、2004年にはもうあった。それがこの頃はどんどん大きくなっていて、普段は殆ど考えないが、こういうふとした間隙に襲いかかってくる。
それは、私が元ダンナをすり減らしたんだという罪悪感だ。
堂々と別居を要求し、舅と姑までが私の味方になってくれて、誰一人にも責められることなく、意気揚々と離婚した。彼が今現在アル中がたたって歩けなくなったからといって、それは全部彼の責任だと思っていた。
それが今さらこんな罪悪感に苛まされるなんて。
何よりひどいのは、私は今後たとえ彼に何をしてあげたとしても、この罪悪感をぬぐえない気がすることだ。
おまけにこの罪悪感は完全に無駄だ。私が苦しんだところで、彼を私と出会う前の彼に戻してあげることは出来ないんだから。
hamartophobia (罪への恐怖)
yer-bluesさんから山口名産の蒲鉾が届く。いや、こっちはおまけだっけ。メインはCDだ。酔っ払ってネットで二回クリックしたら二枚来ちゃったから、一枚もらってくれというCD。しかも聴いてみたらたいしたことなかったらしいw
レヴォネッツというデンマークの男女二人組。2003年に出したミニアルバムが全曲B♭マイナーで演奏され、このデビュー・アルバムは全曲B♭メジャーでの演奏だという。正直、聴いていて、何の為にそんなことをしたんだろうと思う。見事に全曲の印象が一緒。当たり前だ。リズムも歌唱法も全曲ほぼ変わらず。
この二拍子の打込みドラムとうるさいギターとヘタレな歌声は、ジーザス&メリー・チェインによく似ている。そこにレネ・バーグのきらびやかさを加えた感じだ。
このレヴォネッツを聴いた後にジザメリを聴くと、ノイズ・パンクだというのにほっとする。レヴォネッツは無闇に明るくて無闇にポジティヴの一本調子で、ずっと聴いていると疲れる。全曲B♭メジャーでやれば当然だ。
さて。レッチリの新曲の試聴でも。
By The Wayの次のアルバムが出るなんて。ずっと前から、想像するだけで怖かった。2002年に出会って以来私のバイブルであるBy The Way──あれよりいいものが出来るわけがない。
聴く。
泣く。ほんの20秒くらいの短さで、正直よくわからない。何だか単調で物足りない気もするが、やはり断片では判断が難しい。けれどもう。レッチリの新譜の曲を聴いているというだけで、わけもわからず感極まってしまって。
夜にライヴで更に4曲分聴いてみる。やはり物足りなく聴こえる。
5月──5月になって新譜が出て、もしも全然気に入らなかったら。
────どうしよう。どうしたらいいの?
(3/18up)
neophobia (新しいものへの恐怖)
| 2006年03月07日(火) |
thanatophobia |
初めて会う女性のお客様(SEKIKOさん)に、いきなり「自殺願望とかある?」と訊かれてしまった。・・・えーっとどう答えれば、と思ううちに、「私より先に死なないで!」と言われた。もう私に対して親友モードに入っているので、死なれると辛いと言ってくださったのだが。(「私はどうせそんなに先は長くないから」とつけ加えてたけどw)
自殺か。
小学生の時、向かいの家に住んでいた父の従兄弟がガス自殺した。毎日のように顔を合わせ、その娘(私と同い年)とは互いの家にしょっちゅう行き来していた仲だった。夜中に救急車のサイレンと母の叫び声で目が覚めた。
高校の夏休みに中学時代の親友が飛び降り自殺した。遠くの高校に行ったのでずっと会っていなかったが、死ぬ前に私に会いに来ようとしたらしい。でも私は東京にいたので会えなかった。帰りの飛行機で、訃報に接した。
数年前に、中学の同級生が睡眠薬で自殺した。当時は全く親しくなかったが、大人になってから帰省した時に偶然会い、両手を広げて抱きしめられた。酔っ払って「大好き」と言われた。夏に人目につかぬ戸外で死んだ為、2週間後に発見された時は、判別困難なほどだったという。
それから一昨年にもう一人。遺書を見せられ、死亡診断書を見せられ、形見の品をもらい、思い出を詞に書いて歌った。
カレン・カーペンターも死んだ。死因は(痩せるために服用していた薬による)心不全だが、私にとってカレンの死は常に自殺のイメージで、時には本気で記憶違いをするほどだ。
自殺か。
昨日も死にたいと思ったんだけど。こんなんで生きていくのは無理だって。でもパニック中に、死ぬことを考えると、それこそ死ぬほど怖いんだw
元々私は、物心ついた頃から、いつか訪れる死を思うと恐怖で泣いてしまうような子供だったんだ。
多分大丈夫です。私はきっともう自分では死ねないと思います。
だからSEKIKOさんも、安心して長生きしてくださいね。
(3/17up)
thanatophobia (死への恐怖)
| 2006年03月06日(月) |
claustrophobia |
かっちゃんが帰ったのは日付が変わって月曜になった午前2時。楽しかったなあと思って、一人でPCしてたら、しばらくしてパニックを起こした。靴下のままで表に飛び出して、寒さも感じずに無人の道路をうろうろと歩く。鼻血が少し出て、情けなくて泣く。
閉所。結局は全部それか。水が怖いのも水中が閉所だからだ。シャワー中にキレるのも、結局は狭いバスルームだからだ。
だから表に飛び出す。浴室の外へ。更には戸外へ。
夜、出勤したら友人からメール。「上司とケンカしました。電話だけど。目の前にいたら確実に殴ってたよ…」
別の友だちからメール。隣にいる人物のことを評して、「俺はこのおっさんの全てが嫌い。うんざり」
気持ちはわかる。みんな頑張れ。
マチちゃんからメール。「ダニカリフォルニア(レッチリの5月発売の新譜からの1stシングル)試聴可能っていうニュースが!」
・・・あっ。それは一大事。
マチちゃんも聴こうかどうか迷っている。うわあ、どうしよう?
閉店後、お客に連れられて居酒屋へ。さんざん勧められて山のように食べる。昨日の今日なのに、まったく。
昨日の食べまくりにそなえて2.6Kg落としておいたのが、昨日と今日で全て元通り。また痩せなくては。
(3/16up)
claustrophobia (閉所恐怖)
| 2006年03月05日(日) |
Eat eat eat |
荻窪の美容院でカットとカラー。
2002年に髪を赤くして、その後シャンパン・ピンク→オレンジ・ブラウン→去年の6月にアプリコット・ブラウンに変えたが。今度はダーク・チェリー。以前ほどはっきりわからないが、まあ暗い赤。
ブロー中に、チャリでこっちへ向かっている筈のかっちゃんからメール。「今まいご中〜」 ・・・まいご?
後から聞いたら、高円寺→阿佐ヶ谷と順調に来て、次の瞬間何故か中野にいたらしい。・・・ワープか?(地方の皆様に説明。中野→高円寺→阿佐ヶ谷→荻窪です) そこで偶然荻窪行きのバスに出会い、追っかけて何とか荻窪に辿り着いたんだとか。
ところで、友だちが高円寺からチャリで来ると聞いた美容師さんが、「お友達は貧乏なんですか?」だと。・・・いや、高円寺じゃ普通でしょw
今日はかっちゃんとゴハンする予定だ。食いまくろう!と言ってはいたものの、どうせ小食のかっちゃんのことだ、とたかをくくっていたら。
・・・食うわ食うわ。訊けば仕事のストレスなどから、2/15を境に突如として食い始めたとか。その日に突然、白米1.5合一気食い(おかずはおかかと卵と「ご飯ですよ」のみ)をしたらしい。既にサイズも変わっているらしく、もうSは入らないという。
この日は何を食べようか、前から色々と考えていたのだが。
結局、美容院を出て目の前にあったファミレスに入った。というのもウィンドウにディスプレイされていた「うさちゃんパフェ」に、二人とも目が釘付けになったからだ。隣には「猫ちゃんパフェ」と「象さんパフェ」も。
二人ともドリンク・バーと、豪勢な一品料理を取る。それぞれが、オムライスに大量のホワイトソースがかかった上にでっかいチキンカツ、みたいなプレートだ。それを半分ずつ取り替える。更に、30cmもあるウィンナーを2本取る。食後には例のうさちゃんパフェ、猫ちゃんパフェ、普通のチョコ・パフェと三つを二人で分ける。この暴走っぷりは全てかっちゃんのリードによるものだ。
食後すぐコンビニで飲物とロールケーキとポテチ3袋を買い、うちに行って全部平らげた。これもかっちゃんの仕業。
実は、この日うちに友だちが食べまくりに来ると聞いて、「0時頃でよければケンタッキーを家まで届ける」と言ってくれた男性がいたのだが。遅いからと遠慮しておいたところ、22時にもならないうちからかっちゃんが「ケンタ食いたいね」と言い出す。(レストランを出たのが20時!) ・・・さすがにコレは泣いて勘弁してもらった。いや、食えるけどさ。もうこれ以上はヤバイって!
実はこの日かっちゃんは風邪気味で体調が悪かった。「またゴハンしようね」と言ったものの。次回体調ばっちりのかっちゃんに、果たしてついていけるのだろうか。不安。
そうだ、ひろりんを呼ぼう。「食い過ぎで自己破産した女」ひろりんをぶつければいいんだわ。(ちなみにひろりんが風邪をひいた時の食いっぷりはこんな感じ)
(3/14up)
Eat eat eat (食え食え食え) *Summer Cannibals / Patti Smith (1996) の歌詞。
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