MATTさん(vo,g)初来店。私がショット・バー勤めをしていることをつい最近知ったらしい。お住まいは横浜だが、わざわざいらしてくれてボトルを入れてくださった。MATTさんはBLACK AND BLUEのマスターの20年来の親友で、バンド仲間でもある。
と、すぐにmarikoさん・青野さんがご来店。marikoさんはBLACK AND BLUEのマスターの元の仕事仲間だから、MATTさんをご紹介する。お互いネット上で名前は見かけていたようだ。
マスターが生きていたら、今ここにMATTさんとmarikoさんが揃うことなんかなかったんだろうと思うと、不思議な感慨がある。
MATTさんは開店から閉店までいてくださった。最後は「レッチリを聴きましょう。僕はジョン・フルシャンテが大好きなんです。 Can't Stop をかけてください」なんて、他人のセリフとは思えないようなことをおっしゃったので、 By The Way 及び2002年幕張のブートをおかけした。
BLACK AND BLUEのマスターの、死亡診断書を見せられた。マスター自身が書いた文章も。私に見せる為に持ってきたという。
死亡診断書に死因が書いてあって、そこに「(伝聞)」とあった。伝聞。
マスターは、午前3時に独りで死んだ。翌朝、他人に発見された。私が最初にそのことを知った時、彼が真っ暗で寂しい場所で独りぼっちでいる姿を思ってぞっとした。
伝聞、か。
「Bunnyさんとの出会いは、彼にとってどんなに衝撃的なことだったか」とMATTさんが言う。「大学の頃から話していたんですよ、俺たちの好きなロックを理解してくれる女性は現れるのかな、って」
ええ。ええ、私もよ。私も、ローラ・ニーロの'Eli And The Thirteenth Confession'を「棺桶に入れたい1枚」と言う男性には初めて出会ったの。
2003年3月15日、ストーンズを見た帰りに、哲と初めてBLACK AND BLUEに寄った。私が女性アーティストではローラ・ニーロが一番好きだと言ったら、マスターが驚いていた。ベストアルバムは何といってもイーライだと言った。そしたら1枚まるまる全部かかった。哲はローラ・ニーロを聴かない。だから早く帰ろうと言われたが、私は言うことをきかず、最後まで聴いた。その時から、彼氏と行こうが誰と行こうが、BLACK AND BLUEにいる間は、私とマスターのかける音楽とが優先で、誰も入り込めなくなった。
それからずっと、私とつきあう男は皆、私が泣く音楽に無関心だった。私はかまわず一人で泣いてた。カウンターの後ろのどこか見えないところにマスターがいて、私の好きな音楽を次々にかけていた。
私はいつも、二人きりでいても、殆どマスターとは会話をしなかった。彼が音楽をかけて、私が聴いていた。何時間でもそうしていた。
私にとって、彼とあの店と音楽は全部一体だった。大事に思ってた。まだまだずっと、いつまでも、そこで待っててくれるものと思ってた。
私が今ショット・バー勤めなんかしているのは、紛れもなくマスターの影響が大きい。なのにその彼はもういない。
一人でオレンジ色の薄暗い店内にいる時、彼が私に残したCDを聴く時、何度か泣いた。
嫌われているのかと思っていたが、そうじゃなかったんだと色んな人が言う。亡くなった後で言う。
今となってはもう確かめようがない。彼はもう死んでるのよ。
たちが悪いわ。もういないのよ。
この話が終わらない。いつまでも尾をひく。
それで私は時々、虚空に呼びかける。そこにいるの?
そこにいるなら出て来て。姿を見せて、これを終わらせて。
畜生。誰か。これを終わらせて。
7時に起きたらMS(g)から口説きメールが来ていた。4時半に打ってる。それに素気ない断りの返信をした後、ふと気づいた。この人ってギタリストじゃん。しかもかなり上手い。
「うちのバンドに入らない?」とメールしてみたら、好感触の返事が来た。今晩その件で会いたいと言う。何だかこのタイミングが気にいったな。タイミングと言えば、彼とはAKIHI(g)と同じ日に同じ場所で出会ったんだっけ。
しかし。夕べあれほど大変な思いをしたというのに、目が覚めたら何一つ症状が残っていない。二日酔い知らずの体質は健在らしい。お腹まで空いてる。
だが、体重を量ってみたら、夕べから1Kg減っていた。・・・やったw
LEO(g)に電話して昼からLEO宅で会うことにする。が、一時間遅刻。他の約束をずらしてもらったってのに申し訳ない。
飲物はロイヤル・ミルクティーを買って行く。・・・ま、昼間だからね。昼間でも珍しいけど。
AKIHIの件を話す為に行ったので、暗い雰囲気になるかと思いきや。
持ち込んだフジ・ロックのコートニー・ラヴのビデオのあまりのひどさについ興奮。「ったく・・・バックをこんなヘタクソ女で固めるなら、せめて美人で揃えれば納得いくものを、何だってこんなブサイクばっか。見てよ、このサマンサ(元ホール)のブッサイクなこと!」、「今の"Malibu"のイントロ聴いた?! 音合ってないでしょう!!」、「"Celebrity Skin"の歌詞を忘れるって・・・一番のヒット曲じゃん! しかもあんなあからさまに忘れましたって顔して!!」
LEOも笑い驚き呆れている。思わず2度見る始末。
そのうえいつも通りLEOが食事を出してくれて(今日に限って、胃にやさしいお茶漬けと焼き魚)、食べて喋ってビデオ見て、何だか元気が出てしまった。レッチリやホワイト・ストライプスの映像も見せてもらう。
一旦帰宅し、店に顔を出して、恵美ちゃんとしばらくお喋りする。飲物はウーロン茶。・・・今はジンの香りを想像しただけで吐きそうなのよ。
21時から下北沢のSTOMPでNakeesのライヴ。Rくんも来る。
今日はカーボー(g)が来た。3ヶ月前から突然ロンドンに出張になっていたが、今日帰国したのだ。久しぶりだね、カーボー!!・・・ふ、太ったわね・・・ちょっと・・・いや、かなり・・・・・。聞けばイギリス人の食生活に合わせてるそうで、それは太るよなあ・・・。私もロンドンに2週間いただけで大被害だったもの。
ここでのお飲物はグレープフルーツ・ジュース・・・アルコールなしでNakees聴くの初めてだわあw
今日のNakeesは「キッチン」で始めた。最初がオサムさん(vo,g)の弾かない曲とは珍しい。私の愛する「蜜の川」は3曲目だったのだが。
・・・あのね。これを書くと他のお客さんは気を悪くするかもしれない。もしかするとNakees自身も困るかもしれない。箱バンとはそんなものという意見もあるかもしれない。皆さん常連だしお馴染みさんだし。
でもね、でもね、でもね。・・・ああ駄目、我慢できない・・・・・頼むから頼むから
Nakeesが演奏してる時は喋るなっ!!!!!
・・・ごめんなさい。ごめんなさい。私みたいな新参者が偉そうに。
でもね、彼らは本当にいいバンドなんだよ。いい曲をやってるの。だから白石さん(drs)だって、あんなに陶酔した顔で叩くんじゃん。
お願いだから静かに聴かせて。入り込ませて。うっとりさせて。頼むわ。
このライヴが今年見た24本目で、最後のライヴ。仕事を始めたせいで、昨年の37本に比べて大分本数は減ったが。
今年最も愛したバンドはもちろんNakees。
23時半にMSが車で迎えに来てくれた。前に乗ったのと同じ赤のアルファロメオだが、今回は左ハンドルだ。(そうでなかったら私には前のと全然区別がつかない。彼はいつも赤のアルファロメオを買い換えるのだ)
家まで送ってもらいながら、バンドのことを話す。全てはこれからだが、まあやってみよう。
Order !!! (静粛に!)
今日は新宿でセッションの日。の、筈が。
終わってみたら泥酔の日だった。過ぎてしまった今となってはその印象しかない。
IRJのセッション大会。うちの出番は21時頃と22時頃と勝手に決めておいたので、20時半到着を目指してCrawdaddy Clubに向かう。途中、GODZの前を通過。の筈だったが、何しろこのところ仕事してるせいでずっと来ていない。思い直して引き返し、入店。これが「泥酔」への序章となった。
飛び込んでKENKENに、「ジン・ロック一杯と、何か私の好きなのを1曲」とオーダー。かかったのはレッチリの Around The World。さすがKENKEN。お隣にいた男の子に、これからライヴするんだと言ったら、後で本当に見に来てくれた。
とにかくジンをほぼ一気し、しかも踊り、その後早足でCrawdaddy Clubへかけつけたのだ。今書いていると、以前にも非常に似たシチュエーションがあったのを思い出す。去年の5月31日だ。生まれて初めて酔って記憶をなくした。
あんな辛い思いをしたのにまた同じことをするなんて。学習能力の欠如および、絶対に二日酔いをしない体質のせいなのか。
今日のセッションはぶっつけだ。私が2週間前に曲を決め、他の3人にCDやmp3で曲を渡しただけで、リハは一切なし。OC(drs)には不慣れな最新のロック、HT(b)なんて生まれて初めて聴く曲ばかりだが、そこは二人ともさすがベテラン(&真面目な性格)、ちゃんとこなしてくれる。
21時過ぎにまずはザ・キルズを2曲やる。Rくん、まるちゃん、RUBENさんが来てくれていた。まるちゃんとは2週間前に一緒にキルズのライヴを見たばかりなので、今回このセッションを見てもらえるのは非常に嬉しい。
臆面もなく言ってしまうが、今回のキルズ、特に1曲目の"Pull a U"は自信があった。要するに私に合っているのだ。声がよく伸びるし、雰囲気もはまる。面白いもので、聴くよりもやった方が好きになる曲というのがあって、これはまさにそうだった。
気持ち良くかつ自信満々で2曲歌う。席に戻ってまるちゃんに「どうだった?」と訊いたら、即座に「完璧」という答えが返ってきたので満足。(そう言え!という迫力に押されたのかもしれないけどw)
ひかるちゃん登場。恵美ちゃんも友だちと来てくれた。「遅いよ。もう見どころは終わったよ」と言う。
ひかるちゃんに「遅刻した罰」といって赤ワインをたかる。・・・遅刻したらおごんなきゃいけないんだったら、私なんかとっくに破産だわねw
ところで。どうでもいいことをひとつ。ACに久しぶりに会った。顔を見て嬉しかったので抱きついた。(私にはよくあることだ) そしたらACも嬉しそうに私を抱き上げた。(これも珍しくない)
そしたら、すごく嬉しかったんだ。・・・何だそれ。
で、この後何日たっても、この日の一番幸福な瞬間としてこのことが思い出される。
この文章、本人が読む可能性を承知で書いている。書きながらどういうことかわからず、何とも無責任に書いている。
22時過ぎ、今度はホールを3曲やる。さっきはキルズのVVのつもりだったので、目つき鋭く直線的イメージで歌ったが、今度はコートニー姐さんになるのでにこにこ笑顔だ。そう、コートニーは実は可愛い女なのである。可愛いから、元彼氏の彼女を殴って訴えられたりするw
愛溢れるコートニーのとろんとした目つきを真似るつもりであったが。何の努力もいらなかった。何故ならすでに酔払っていたのだ。しかしこの時は気づいていなかった。気づいたのは声が出しづらいこと。力が入らないというか、感覚に膜が一枚被さっている感じ。しかし気分は良いのだ。いわゆるほろ酔いだったわけだ。
後からの恵美ちゃんの証言によると。彼女がいた数十分の間だけでも、私はジン・ロック2杯と赤ワインのピッチャー1本半を空けたんだそうだ。しかも熱唱している。これが効くんだ。Violetなんか絶叫すると、全力疾走と変わらないからな。
おまけにまる一日何も食べてなかった。更に私、月に一度の「飲み過ぎ食べ過ぎすると絶対に吐く」期間中だったんだ。
・・・ああ、書いてると本当に馬鹿みたい・・・・・わかりきってることをどうしてやるのか・・・・・。
数日後にこの日の画像を見たのだが。AKIHI(g)がドラムを叩いている画像を見て、「あれ、AKIHIドラムやったんだ。じゃ私が帰った後ね」などと思い、次の画像を見たら自分がそのドラムの前で歌っていたので驚いた。・・・き、記憶にない・・・・・。
AKIHIに話があるといって店の外に連れ出される。聞けばXeroXをやめたいと言う。
むかっと腹が立った。もちろん脱退についてではない。そんなことに怒ったってしょうがない。彼の口のきき方に怒ったのだ。この日彼は最初からずっと私に対して失礼だった。それは私に対する甘えだ。私は彼の彼女でも母親でもない。
「あのねえ! 私はあんたと寝る気はないのよ!!」と言う。言いながら、脈絡がないなと思ったら、AKIHIが「わかってるよ!!」と即答。・・・あ、通じてるわw
そもそもバンドを辞めるっていうんだったら、普通は「申し訳ないけど」でしょうが!!!、と怒ろうとした途端にくらっと来た。「気持ち悪い」と言って動けなくなる。
私はねえ、人前で吐くのなんて大っ嫌いなのよ。なのにもう一切コントロールがきかなかった。ああ、全く去年の5月と一緒だ。
あの時は家まで送ってくれる人がいた。(これ読んでますか? あの時は有難う。感謝してます) 今回はRくんにタクシーを止めてもらうだけにしたが、送ってなんかもらわなくて良かった。
タクシーを降りるのにも超人的努力を要した。家によろけこんで、ブーツとジャケットだけ脱いで、あとは全部着たままでバスルームに倒れこむ。寒くて死にそうなので、シャワーをひねって熱いお湯を頭からかぶる。服がびしょ濡れになるのもかまわずに。
吐気がおさまらない。苦しくて涙が出る。吐きたいのに、吐くものが何もなくて、体がぎりぎりとねじれるくらい辛い。
神様、二度とお酒は飲みませんから。お願い、もう勘弁してください。
気分的には3時間くらいそうして床にへたっていた。おそらくはもっとずっと短い時間だったんだろう。気づいたら口にお湯が入り込んでいた。やばい、このままだと溺れるわ。
時間をかけて、ずるずると服を全部脱ぐ。一瞬しか動く気力はない。力をふりしぼってバスタオルをひっつかみ、そのままベッドに走りこむ。バスタオルを頭の下にしいて、あとは全部濡れたままで布団にくるまる。
気絶。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7時に目が覚めた。
後で見たら、玄関のドアの鍵があいていた。私、一晩中鍵もかけずに真っ裸で寝てたわけね。
・・・・・ああ、日本が平和な国で良かった。
get dead (泥酔)
| 2004年12月22日(水) |
got Christmas presents |
荷物が届いた。DELLのINSPIRON8600、私の欲しがってたノートPC。本来は16万円くらいだが、これは私向けにカスタマイズしてるので23万円。
何とこれ、ある方からのプレゼント。
今のPCは、最初に買った兎の名前をとって「LUKE(ルカ)」とつけた。2代目のこの子は、2匹目に飼った兎から「繭(まゆ)」にする。繭の名の由来は毛色が蚕の繭のように薄くグレーがかった白だったからだ。このPCもシルバーグレーでちょうどいい。キーボードのタッチが軽いが、本体は機能満載ですごく重いw
今年は何故か、何でもいいからクリスマス・プレゼントが欲しかったんだ。豪勢なのもらえたなあ。
脚長おじ様(私より若いが)、どうもありがとう。
ちなみにルカは、まっぴー(vo,g)にあげることに。・・・どうもこの名前をつけると、里子に出す結果になるなw
TACさんがご来店。私のトレード・マークである蝶のついたブレスレットをいただく。これも勝手にクリスマス・プレゼントということにしようっと。
今日は朝6時に閉店し、一人で1時間スタジオ入り。20分ドラム叩いて、40分歌う。帰りが明るいのも気分いいな。
| 2004年12月21日(火) |
what's 'pretty'? |
前髪切ろうかな?とbbsに書き込んでおいたら、前髪フェチのまっぴー(g)から「切ってくれえぇぇえ」とメール。では、と即日即決で美容院へ。
前髪を切るのは1年ぶり。今回は「ぶつんと切って、すとんと落としてください」とオーダー。イメージはお人形。仕上がりは満足。ただ切っただけなのに、毛が今までより細くまっすぐに見える。
切る前に気にしたのが、前髪を切ると「若く見える」こと。「若く見える」=「綺麗」、ではない。顔の印象が薄い、華やかさがなくて地味、知的でない、これは全て「若く見える」に通じうる。まあ、このへんも思ったより大丈夫だった。
「若く見える」は単なるひとつの要素であって、綺麗かどうかとは関係ない。とっても若々しいブスはいっぱいいる。ノーメイクだと若く見えるし。
「肌がきれい」も美人とは無関係。姫野カオルコが「男性が女性を見るさい、肌は得点外ジャンルである」と書いていたので、やっぱりかと思った。そしてどういうわけか、肌が非常にきれい(これ自体は羨ましい要素であるが)な女性は美人でない場合が多い。
ついでに言うと、あっさり「ブス」と思われてしまう女性は、たいていかなり痩せている。いや、ガリガリの美人もいっぱいいるんだけど、「ああ、こりゃブスだわ・・・」と否定しようもない女の子のほとんどが痩せているのだ。何故だろうなあ。気をつけてダイエットしよう。
| 2004年12月18日(土) |
give a little time to think twice |
まるちゃんがRUBENさんとご来店。RUBENさんとは去年チャック・ベリーのライヴでご一緒した。お顔は忘れてたが、ローラ・ニーロの話をしたのは覚えてる。そういうことは忘れないのよ。
まるちゃんが13日のザ・キルズのライヴを録ってくれてたので聴く。きっちり私の悲鳴が入ってるわw
木曜の日記のつけ足し。昼に物凄い自殺衝動がおきた。命の危機を感じるくらい眠くて何も出来ず、何もかも嫌になったら、瞬間的に「今死ぬ」という感じが襲ってきた。手元に銃があれば発作的に撃ってたと思う。だから個人の銃所持なんて禁じたほうがいいんだよ。
日本では自殺の6割が首吊りだそうだ。アメリカでは6割が銃。
| 2004年12月17日(金) |
never mind |
この数日体調がおかしい。とにかくおそろしく眠くて何も出来ない。仕事中以外はまともに機能していない。
水曜からは精神状態もおかしかった。些細なことに苛々する。
何か細かいことに拘る夢を見ていた。目を覚ましたらいきなりパニック(不安神経症)の発作を起こした。弾かれたように飛び起きて、そのまま表に出た。一瞬で体が冷えて、何とか精神の平衡を保つ。室内に戻ってまた泥に潜るように眠る。
今日の最初のお客様。アメリカ在住のハーフの方。2ヶ月に一度帰国するんだという。懐かしの'70年代・'80年代を色々かけたら喜んでくれた。特にミッシェル・ポルナレフには、「こんなのはアメリカでは滅多に聴けない」 とのこと。「明日CDを買いに行こう。今日ここに来て良かった」 とおっしゃってくれた。
Rくんも来店。何と昨日の私の日記を翻訳ソフトにかけたと言う。昨日の日記は、「他人に読ませたい」のと「読まれたくない」気持ちが入り混じった結果、英語になった。なので言い回しも簡単にわからないものをわざと使った。あれを翻訳ソフトなんかにかけたら一体どうなるんだ?
こうなってた。
「私は残骸です。私は調子が悪いです。私はおぼれます子猫。あなたは持ちます何かしなければなりません。いいえ、あなたはそれとは無関係です。生命はどんな響きなしででも続きます。私のコードをたたいてください。いいえ、あなたはそうすることができません。ありがとう」
・・・こりゃひどいわ。一気に馬鹿らしくなって、何だか吹っ切れた。思わぬものに救われるもんだ。
吹っ切れたので、正しい訳文をのせる。
「疲れ果ててるの。息も絶え絶え。私なんか死んじゃってもいいんだわ。助けてよ。いえ、あなたには関係ないわね。人生に共鳴なんてありえないんだわ。私の芯に触れてよ。いえ、無理ね。もういいわ」
Hello, how low? (ハロー、どん底かい?)は勿論ニルヴァーナの歴史に残る名曲の歌詞。
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