| 2004年06月07日(月) |
this is what I want, what I need |
深夜に一通のメール。タイトルは 「コアな愛読者よりお礼状」 。日記の読者からだ。こういうメールはたまに届く。大抵は女性。
ネット上という架空の空間に向けて文章を発信している身にとって、こういう 「反応」 は実に嬉しい。
内容が更に嬉しかった。昨年３月にハノイ・ロックスのライヴを見たことを書いた時以来、この日記を読んでくれているらしい。（あの日記は実に人間関係を広げてくれた。Ｖ、みーこちゃん、iちゃん、皆あの時からの友だちだ） XeroX結成以降が面白いと言ってくださった。
しかし本当に嬉しかったのは。私の日記からJOTA板へ行き、そこの私の書込みからじゃがたらを知り、気に入ったということ。
「なんで今までこれを知らなかったのだ!!!!! 」 と書いてある。
この一言を私が引き出したのかと思うと、それだけでもこの日記を書いてきた意味があるというものだ。
メールを下さったSさん、じゃがたらは本当に素晴しいです。アケミが生きていた当時のじゃがたらのステージを見ていること、小さなライヴハウスでの彼らの演奏を何度も見て酸欠を起こしそうになるほど陶酔した記憶は、私が決して手放したくない財産です。
| 2004年05月07日(金) |
chassis No.5084, engine No.20744 |
23時から渋谷で、ヨシト(vo,g)のバンドJOTAのリハを見る。
相変わらず「男らしい」バンドだ。四人のメンバーのうち二人がタール42mg（！）のガラムを吸う。あっという間に部屋が煙る。
及川さんのギターはゴミ捨て場から拾ってきたもの、仲野さんのベースは酒場での誰かの忘れ物（ケースなし）。
2月のライヴ以来3ヶ月ぶりのリハらしい。仲野さんは大部分の曲を忘れていて、しかし適当に何とか弾いてしまう。次にやる曲名を言われて明らかに「？」と戸惑うが、ギターのリフを聴いた途端に電球がついたような顔をして弾き出す・・・何とも笑える。
全員が車で来ていたが、これまたトラックが２台もｗ
| 2004年03月28日(日) |
hit, as you like |
夕方ヨシト(g)と井の頭公園へ。花見客の間をぶらぶら歩いていたら、ヨシトの知人に遭遇、お花見の宴席に混ぜていただく。朝10時から飲んでいるとあって、皆さまいい酔い加減。見れば手と顔から流血している男性が。お隣の男性に殴られたと言う。その加害者に理由を問えば、「殴りたかったから」とのこと。・・・ああ、そうですか、やはり朝10時から飲んでいるとねえｗ
下北沢で音楽評論家のH氏と会って、ヨシトのバンドJOTAのドラマーである白石さんのライヴを観に行く。Nakeesという3ピースのファンキーなバンド。白石さんは何と、段ボールだのバケツだのを叩いている。ちょっと他に類を見ない、いいバンドだ。
hit, as you like （�ゝな�次第で殴る ��好きなように叩く）
| 2004年03月22日(月) |
no room for you |
ママ（友だち）に棚を宅急便で送る。ブルーグリーンのディスプレイ棚で、私は食器棚にしていた。ママはお嬢ちゃんの絵本や玩具を入れるらしい。
これは吉祥寺の雑貨屋で購入した品で、6万円近いお値段は当時の私たち夫婦にしては結構な出費だった。南台の狭いアパートで、この棚だけが輝いて見えた。
その思い出の品も、荻窪の新居には置くスペースがない。
いや、置こうと思えば置けるんだろう。でもね、もう私の中には、あなたを置いておく場所はどこにもないのよ。
さよなら。今回この大泉学園のマンションを出ることで、本当に結婚生活に終止符を打った気がする。
さよなら、私の馬鹿な思い出。ヘッセの 「デミアン」 、ウィングスのSilly Love Songs、ロンドンのウォータールー駅。
no room for you （あなたの為のスペースはない）
デヴィッド・ボウイのライヴ。yukiちゃんの車で武道館へ。
LEO(g)も来た。席が私の席から見えてる。
オープニングの映像（バンドがステージで演奏しているアニメが端から実写に変わっていき、最後にボウイがアップになってストップモーションで決める）が痺れた。１曲目が大好きなRebel Rebelだし！
ボウイの何と美しいこと。甘いマスクはさることながら、均整の取れた体は遠目のシルエットだけでも見飽きないほど。
重心の取り方が絶妙で、動きの全てにムダがない。真正面を向いて両手でマイクをつかみ、要するにただのAラインを作っているだけなのに、うっとりするほどかっこいい。
yukiちゃんと二人、ただのミーハーと化してきゃあきゃあ騒ぐ。
以前から私は、ボウイはミュージシャンではなくパフォーマーだと言ってきたが。
今夜見たのはアーティストではなく、極上の「ロック・スター」だった。
マーク・ボランも死んで、今は天然記念物となりつつある「ロック・スター」だ。
興奮冷めやらずyukiちゃんと語り合い、4時半帰宅。
Star （Bowieの曲名。ロック・スターのことを歌った曲）
ヒーターが壊れたので買いに行こう、と朝から考えていて、結局出たのは閉店20時の10分前。小さいのを買い、箱などは店に捨ててもらう。
帰りに酒屋でゴードン・ジンを買う。度数47.3%のほう。
ついでにワインも買ったが、迷うことなく一番安いロゼを選んでしまった。おもちゃみたいなピンクのロゼ。こんなの買うなんて、よほど体調が悪いんだろうか。
去年のうちに誰かを巻き込んで死んでれば良かったな、とふと思った。初めての発想だ。誰かと一緒だなんて。
そういえば天使(b)が一緒に死ぬって言ってたけど、あれまだ有効かな。――と、そこまで遊んでみるが、現実離れし過ぎて先が続かない。私と天使が心中ｗ
いや、状況によってはあり得なくはないか。でもやっぱり口でいくら言っても、彼が死ぬとは想像できない―― "vulnerable"には違いないが。
fragile （こわれもの）
| 2004年02月25日(水) |
beware of hotness |
ふと気づけば最近、生活の匂いのする場所に殆ど足を踏み入れていない。つまり、銀行、郵便局、スーパーなどの食料品店、クリーニング屋、ドラッグストア、など。
現金がないので銀行に行く必要がある。他にもいくつか雑用が。幸い今日はいい天気だから出かけよう。
午前中からそう思っていて、結局家を出たのが20時。すでに用事の殆どは不可能。
とりあえずブックオフでたまった本を処分し、カルディにコーヒーを買いに行く。
「キック強めのアッパー系ください」・・・って。とても合法なモノを買う時のオーダーとは思えないな。買ったのはスマトラ・マンデリン、モカ・フレンチ、コピ・バリ。
それと、「世界一辛い」とうたっているハバネロペパーソースを買う。瓶に大きく「BEWARE」の文字・・・上等じゃん、勝負してやるわ。
beware of hotness （激辛にご注意。 *Beware of Darkness / Leon Russell のもじり）
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