遠くにみえるあの花火に
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2004年09月24日(金) ただいま


ただいま。

ずいぶん遠くへ行っていました。
まだ心がその遠い場所にあるような気がします。

ねぇねぇ。

声をかけられても、まだ遠く、眠りに落ちたままです。



ずいぶんめまぐるしい時間をすごしました。

あるいは、ずいぶんゆったりした時間を。




そこだけ時間が止まったように、
あわあわとしています。

あわあわ。


日本に戻ってきて、まず最初になにをすればいいのか
さっぱりわからず、途方にくれています。

とりあえず、日本的慣習にのみこまれながら
社会人らしく立派なご挨拶などをこなさなくては、
こなさなくては、
と念じています。


どうなるでしょう。


もうすこし落ち着いた気持ちで日記が書けるといいのですが。

旅行記なんかも書きたいですね。
これまで飛んだ日付の日記は、

結婚式のあれこれ、
新婚旅行のあれこれ、

ということで埋めようと思っています。



さて、いつ書けるのでしょう。









2004年09月15日(水) タヒチの旅��



朝、歌声で目覚める。
男の人の声。なんだろう。

テラスへ出てみると、カヌーに乗った男の人と女の人。
男の人がこぎ、そして歌っていた。女の人がお盆を持ってテラスへ上ってきた。
「カヌー・ブレックファースト!」
すっかり忘れていたけど、そんなオプションをつけていたのだった。

テラスのテーブルに、陽気なおばさまが朝食をつぎつぎと並べていく。
マグロのサラダ(タヒチ名物)、パン、コーヒー、
パイナップルのジュースなどなど。


(マグロのサラダ)


見たことのないきれいな色の鳥が、テラスのてすりに止まる。
海がおだやかな表情をみせている。
遠景には山々。
朝のはじまりがいつもこんな風ならなぁとうっとりする。
タヒチの人ってみんな歌がうまいのか、今朝のあの人の歌声もステキだった。
ここの人たちは、日が昇ると起きだして、日が沈むと眠る、
そんな生活をしているに違いない。
歌いながらカヌーをこぎ朝食をとどける。
なんて素敵な仕事だろう。






2004年09月14日(火) タヒチへの旅��

新婚旅行はタヒチでした。
そう、タヒチ。
あのゴーギャンのタヒチ。よしもとばななのタヒチ。


タヒチ・エア・ヌイ航空の飛行機
羽根の先についている白い花は、タヒチの花。
すごく甘くて強い香りがする。

そもそも旅になんの目的ももたず出たので、
ただのんびり、時間とお金と日本のことは忘れて過ごす。
観光もする予定がなかったし、とくに行きたい場所もなかった。

一日目。
首都パペーテに到着したら、
そこはもうまぶしい太陽が白く降り注いでいる場所だった。
タヒチとはそういう場所なのだということを、
この頃はまだ知らなくて、そのスコンと抜けるような青空に心が踊った。

なれない空港で日本人ガイドを探し(たくさんいるのです)、
私たちはそこからモーレア島へ移動するために、
また別の小さな飛行機に乗り換える。



モーレアに行くための、国内線の航空券

すごく小さくて、ワゴン車の中とそれほどかわりないような狭さでした。
操縦席と客席のあいだには仕切りもなく、座席は一列ずつ2列あるだけ。
エアコンもなく、かわりにうちわが前の席の背もたれにささっていて、
それをぱたぱたと仰ぐのでした。



こんなおもちゃみたいな飛行機。
まだ髪が長い私。

飛行機はぐいんと急上昇し、10分くらい飛んだあと、またぐいんと急降下し、
あっという間にモーレア島に到着。
高所恐怖症の夫は、ただもう、びびっていました。
私はというと、小窓からみえる海の美しさに大興奮で、
カメラのシャッターを夢中で切っていました。
色の種類に詳しければ、
あの何層にもわたる海の色を表現できるのでしょうが・・・。

到着後、ホテルまで旅行会社の人が車で運んでくれる。
その間も、車の窓からモーレアの山々を写真に収める。




このホテルには日本人スタッフが男女それぞれ1名ずついて、とても安心。
サマードレスを着てとても日に焼けている。
そしてきびきびと働いていてかっこいい。
(おそらく、現地の人たちよりも労働において真面目で几帳面なはず)

このホテルに2泊する。
とりあえず着いてから夕食の予約を入れ、部屋の中を検分し、いざ海へ。
海といっても水上コテージなので、
そのままテラスからびる階段をおりるともう海の中へぼちゃんっ。
ベッドはキングサイズだし、
床の一部がガラスになっていて、水色の海がゆらゆらと光を反射している。


海は浅くて、腰ぐらいまでしかないので、安心してばちゃばちゃと泳ぐ。
信じられないような紫のようなピンク色の魚がいて、それをずーっと追いかける。
魚たちは警戒心がなく、近寄っても逃げない。
海がほぼ透明で、底まで良く見えた。




ここのお風呂は猫足のバスタブ。
でも蛇口をひねると砂交じりの茶色い水だったので入らなかった。
かわりにシャワー。
海からあがって、シャワーをして、ぼーっとしていたらもう夕方。



夕暮れ時、テラスで読書をする。



夜の食事の間に、タヒチアンダンスのショーがあった。
写真にとるも、よくわからない。。。
ビデオに収める外国人も。





食事は普通においしい。
この日はバイキングだった。
フランス領なので、フレンチもどきみたいなものもあるし、
魚介が豊富なので、魚を使った料理も多かった。
パスタなんかもあった。

夜は波の音を聞きながら眠る。






*

私はこの日何を考えていたのだろうか?
タヒチの日差しをあび、タヒチの海を見、何を感じていたのだろう?
あまりにも異国で、ただただそのことに圧倒されていた。
特に現地の人と会話をかわすというわけでもなく、
ハプニングも起きず、ただ旅先に来たのだという高揚感があるだけだった。
隣には見知った夫がいて、(でもまだこの頃は夫というよりも恋人のようだった)
挙げたばかりの披露宴のことを思い出し、
そして既にそれが遠いことのようで、驚いていた。

驚いて、そのことばかりに気をとられていた。
まだ結婚したという実感がわかず、タヒチまで新婚旅行にきたというよりは、
日本の離れ小島にでも遊びにきたような感覚だったのだと思う。






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