ひとりごと
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雪の朝 2005年02月25日(金)

深夜の雪はやんでいた。
庭にはこんもりたくさんの雪帽子。
小鳥の餌台にも山盛りの雪が積もっていた。
その上にひと握りのひまわりの種を置いた。

かわいいね。
みんなで食べに来たんだね。
餌台にも、その下の雪の上にも足跡がいっぱい。
ちょん、ちょんって、そろえた足の形がはずんでいる。

誰かが落とした一粒の種も
すぐに違う誰かが食べるでしょう。


箱好き 缶好き 2005年02月24日(木)

春一番が吹いたあとは寒い日が来る。
ほの暗い納戸で終わらない片づけを今日もした。

わかってはいたのだけれど、いらない箱や缶がいくらでも出てきた。
箱や缶や袋って、なぜかなかなか捨てられない。
ずっしりと重みのある箱を開けてみると、
空箱がいくつも入れ子になっていたりするのだ。
きりがないので、たくさんの箱や缶をゴミ袋に入れた。

それでもどうしても捨てられない空き箱や空き缶たちもある。
ノスタルジックなデザインが気に入って求めたお菓子やお茶の箱や缶。
うちの納戸で年月を経て、さらにいい感じに古びてきていた。
無理に捨てなくてもいい。
何かを入れて、きちんと役立てたらいい。
本当は眺めているだけでいいのだけれど。
かすかに残る外国のお菓子の甘い香りをかいでふたを閉めた。
置き場所を考えよう。

今日は45リットルのゴミ袋が2ついっぱいになった。
その分すっきりとするはずなのに、なぜなの?ものは部屋に広がるばかり。
6年間の間に押し込められて作られた魔窟や混沌には
それなりに秩序があったらしい。

すっきりとした春を迎えられるのはいつのことか。
身も心も軽く明るくなりたい。
もう少しがんばろう。


 しんしんしんしん。
 ささやいているよ。
 雪が積もっていたよ。
 おやすみなさい。




春一番 2005年02月23日(水)

天気予報で言っていたとおり、朝から強い南風が吹いていた。
春一番がやってきた。
「春」は嬉しいのだけれど、花粉が風に乗って
楽しげに飛んでいるところまで見えるよう。
外に出て暖かさを確かめたい気持ちをぐっと抑えた。
昨日の続き、混沌の整理が待っている。

今日は母の誕生日だった。
いつものように、美登利寿司の雲丹を買ってお祝いに行こうと思ったら
父と友だちと一緒に歌舞伎に出かけてしまうと言うことだった。
それでも雲丹は遠慮しない、と言うので、土曜に持って行くことにした。
今日のところは片づけに専念しよう。

どうも気が散ってしまう。
窓から差し込む光が明るすぎる。
外に出ておいでよ、と誘っている。
そうだ、牛乳と卵がきれていたんだ、と思い出して、買い物に出た。

マスクとめがねで防御しても、やっぱりくしゃみも涙も出てしまう。
でも風が気持ちいい!
暖かさが嬉しい!
道端のオオイヌノフグリがぱっちりと瞳を開いてみんなで空を見上げていた。
私も仰いで見ると、芽がふくらみかけた桜の枝に向かって
飛行機雲がぐんぐんと伸びていくところだった。
雲の先っぽにいる飛行機は、きちんと飛行機形をして白く光っていた。
春の旅、どこへ行くの?

家に帰ってお茶を飲んだ。
夕方はゆっくりとやってきた。
いつの間にか日もずいぶん長くなった。
暖かさの残る納戸の床に座って、古いものを出したり入れたりしながら
やっとやってきた春を喜んだ。


魔窟の納戸 押入れの混沌 2005年02月22日(火)

朝からくしゃみを連発したので花粉症の薬をあわてて飲んだ。
強く引き込まれるように眠くなってきてしまった。
今日は納戸の片づけをしようと思ったのに。
ひなたぼっこするジュジュのきれいな色彩と歌声を鑑賞しながら
ちょっとだけ眠ってすっきりと目覚めた。
まだ午後になったばかり。
陽射しが部屋を暖めてくれている。
片づけ開始。

キッチンに続く3畳の納戸は、食品庫兼、私の趣味のもの倉庫になっている。
私の三大持ち物、本と写真と手芸材料。
その3つの整理は私のライフワークになりそうなほどだ。
きちんと形があり整理し甲斐がある本はまだいいのだけれど、
写真と手芸材料ときたらもうわけがわからなくなっている。
魔窟のような納戸に足を踏み入れて、今さらながら呆然としてしまった。

6年前に引っ越してきてとりあえず収納したままになっているのだ。
増えた分はその隙間に押し込んである。
もう使わないものもたくさんある。
無駄なものが大切な場所を占めている。
まずはそれを整理して、捨てるなり、違うところにしまうなりしなくては。
使いそうもない生地や綿を袋にまとめた。
写真は見だしたら1日が終わってしまうので、機械的にそろえて箱に収めていった。

そして片づけは2階の押入れと連動する。
そこは第2の収納場所だ。
がらりと開いて押入れダンスを引き出し、納戸のものをしまう場所を作ろうとした。
またどうしたらいいかわからないものが現れて途方にくれた。

頭と手足がばらばらになった作りかけのテディベア、せっせと集めた和布のはぎれ、
柄がかわいくて捨てられなかった昔のパジャマ、箱いっぱいのボタン、あと一息のキルト。
何を作るつもりだったのか、もう10年以上も前に買った服地もどっさりと出てきた。
ワインレッドのシャンタンや、濃い茶色のヘリンボーンのベルベット、
砂色のしゃっきりした麻の生地や、淡いピンクのサマーウール。
あぁ…ボタンや裏地まで買ってある。
いったいどうするつもりだったの?

リフォームしようと(たしか)思ってとっておいた思い出の服も出てきた。
大好きだった薄黄色のボイルのふわふわワンピースは、
いつか娘ができたらかわいい服に作り変えようと思っていた。
オールドローズ柄が気に入っていたシンプルなワンピースはスカートにしようと思っていたはずだ。
粗断ちしてあるリフォームしかけのフレアたっぷりのスカートも出てきた。
形にならないまま何年も眠っていた布や服たちを膝に乗せて罪悪感と思い出に浸った。

あぁ、ダメダメ!
このままではいつまでたっても片づかない。
いくつかの古い服は思い切りよくゴミ袋に入れた。
もう絶対絶対着られない短いテニスウェアも袋に押し込んだ。
手をつけていない布地はこの1年で形にすることを目標にして、もう一度引き出しに入れた。
愛用のワンピースの型紙と作り方のコピーが出てきたのは収穫だった。

夕方寒くなるまでに、ぱんぱんにふくらんだゴミ袋が3つできた。
なのに魔窟も混沌もまだそのまま。
続きはまた明日…。


窓の向こうのシジュウカラ 2005年02月21日(月)

何に夢中になっているの?
私に気がついていないのね。
ガラス1枚へだてただけで
こんな近くで見ているのよ。

なにもできないから
そっと見つめていさせてね。


スノードロップ 2005年02月19日(土)

清らかに
つややかに輝く
春の
雪のしずく




見つけた 2005年02月18日(金)

寒い寒い日だった。
トトのブルーガーデンで最初の花の兆しを見つけた。
「ブルーバード」と言う名のクロッカスのつぼみだ。
つんととがって白い空のほうをむいている。

明るくなったよ。
暖かい気持ちになった。
もう春だよね。


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