ひとりごと
DiaryINDEX|past|will
頭が痛いのは 低気圧のせいか。 風邪をひいたのか。
うろうろと 落し物を探しているような クリスマスローズたち。
注文していたビーズが届いた。
つるんと小さいガラスの小鳥。 お薬みたいにごくんと飲んでしまえそう。
手のひらでころころころころ。 何を作ろう。 何になりたい? このままでいい。
妹や姪たちと吉祥寺の手芸屋さんに行った。 入園準備の遊び着の生地や足りない材料を買った。
姪たちは、小さいなりに好みがあって、ちゃんと自己主張する。 「このきれだったら、こっちのボタンのほうが似合うんじゃないかな。」 と、さりげなく勧めてみても 「このグリーンのボタンがいい!」と、きっぱりと言う。 そう言われてみると、それがおしゃれなような気もしてくるし 何より、本人が好きなのだから、それがいいのだとも思う。
コップ入れや体操着入れのひもの色も、名札の色も、 もっと悩むかと思ったら、彼女たちが自分で決めてくれた。 まだ2歳の姪まで、オレンジ色の波型ブレードをどこからか見つけてきて 「これを使いたい」と言う。 それが、前に彼女が選んだバッグの生地とぴったり合っていたりする。 幼い子のセンスもあなどれない。 姪たちの意思を尊重して、選ばれた布やボタンを使って作ることを 改めて約束した。 彼女たちが思い描いているように、うまく作れますように。
それにしても、小さい子どもたちを連れての買い物は大変だ。 せっかく吉祥寺に行くのだから、あの紅茶屋さんにも、この雑貨屋さんにも行こう、 と考えていたのだけれど、手芸屋さんだけでせいいっぱいだった。 ただでさえ買ったもので荷物が増えていくのに、ぐずっていた下の子がついに眠ってしまい、 妹はその子を抱きかかえたまま歩き回らなければならなかった。 私は、自分が抱っこしているわけではないのに、なぜか腰が痛くなってしまった。
大荷物と眠った子を抱え、小さい子の手を引いて、 やっと実家にたどりついたときにはみんなぐったり…。 あー、お母さんって大変なんだ。 妹もたくましくなるわけだ。 離れて暮らす私は、たまにかわいがるだけの気楽な伯母さん。 せめて入園グッズ作りくらいやって、少しでもお手伝いしないとね。 友だちの小鳥 夜、家に帰ってきてすぐにパソコンをつけた。 友だちの、闘病中の文鳥のことが気になっていた。
すると、今夜亡くなったのだと言う報告が書いてあった。 まさか、と思った。 胸がつまって、頭の芯がしびれた。 絶対に元気になると信じていたのに。 餌も自分から食べ始めたと聞いて安心していたのに。
静かな抑えた文章の中から、深い悲しみと愛情があふれ出ていた。 気丈でけなげだった小鳥のことを思い、 友だちがどんなふうに過ごしているかを思うと、胸が痛い。 実家からもらってきたご飯を食べながら、涙がぽろぽろ流れてきた。
トトやピピを亡くしたときの長い夜のことを思い出す。 なにをしたらいいのかわからなかった。 小さい頃からの思い出が次々に浮かび上がってきた。 今、この夜を、彼女は同じような思いで過ごしているのか。
悲しみはなかなか癒えるものではないけれど 友だちの心が早く休まりますように。 最後まで本当によくがんばった美しい小鳥。 会ったことはないけれど大好きだった小鳥。 忘れないよ。 どうか安らかに。
今日はおひな祭り。 なんのご馳走の準備もしていないけれど 桜餅の材料だけは買ってあった。 大好きな関西風の道明寺の桜餅だ。 3時のおやつに間に合うように午後から作り始めた。
白とほんのりピンクの2色を作るつもりだった。 ところが食紅がなかった。 昔からいつでもそこにあると思っていたのに。 そもそもあれは、1度買うと「一生もの」って言うほど使いでがある。 そんなにすぐに使い切るわけはない。 それとも買ったのは気のせいだったか…。 結局見つからなくて、食紅の代わりに赤ワインをたらした。 お湯も粉もいい色に染まった。
ところが、蒸しあがってみると布巾の中のもち米は 淡い微妙な葡萄色だった。 うっかりすると、グレーにも見えるような難しい色。 白とグレーのお菓子では、ちょっといけない。 葡萄色の方には、塩漬けの桜の塩を抜いて、みじん切りにして混ぜ込んだ。 ピンクの花びらがところどころ見えて、ちょっと春らしく華やかになった。
熱いもち米に少しのお砂糖をもみこんで、等分に分けた。 それを手のひらに伸ばして、俵型に丸めておいたあんこを包んだ。 最初は平らに伸ばせなくて、まだらにあんこが透けて見えていたお餅も だんだんなめらかに、きれいな俵型に形作れるようになった。 ほの温かいお餅がお皿に並んでいった。
白が10個、桜模様が10個、かわいくできた。 それを、塩抜きしておいた香りのいい桜の葉っぱで包んだ。 憧れの桜道明寺が出来上がった。
嬉しい。 とっておきの漆の角皿に並べると、 じたばたしながら作ったとは思えないくらい立派に見えた。 ちょっと、まるでお店のお菓子のようじゃない? すぐお味見したいけれど、もう少し我慢。 まずはおひなさまにお供えする。
丸い塗り皿にお懐紙を敷き、白と桜をひとつずつ乗せた。 ふたつのお皿を、大事なおひなさまの前にそっと置いた。 「ささやかですが、今日のおひな祭りのひと品をどうぞ。」
さあ、次は私の分。 すぐにつまんで口に放り込みたいけれど、もう少し我慢。 せっかくだからいいお茶を淹れましょう。 丁寧に淹れて、お気に入りの薄手のお茶碗でいただきましょう。 3時はちょっと過ぎてしまったけれど、 おひなさまとのゆっくりとしたお茶の時間。 「いただきます。」
まだ温かいできたての桜餅はとてもおいしかった。 心配していた桜模様の方も、桜の花のちょっとの塩加減が うっすらと感じられるワインの香りと似合っていた。 中のあんこは、もともと「特選」の十勝あんこだ。 これがおいしくないわけはない。 私がやったのは、粉を蒸してあんこを包みながら形作っただけなのに、 出来合いの葉っぱをそれに巻きつけただけなのに、 とっても充実した手作り感、満足感。
あっという間に3個を食べてしまっていた。 食べ過ぎ注意。 明日会う妹や姪たちの分も残しておかなくちゃ。 あの子たち、喜ぶかな。 私が作ったって言うと、びっくりするかもしれない。 ほんとは作るのは簡単なのだけれどね。
みんなの笑顔を思い浮かべて嬉しくなった。 おひなさまも笑っていた。 楽しいおいしい春のお菓子。 今日〜は嬉しいひな祭り♪
仲よしのお隣さんのおうちに子犬がやってきた。 シェットランドシープドッグの女の子。 その名はリズちゃん!
私が会いに行くと、一人前に犬らしく、 「ワンワン!」と2回、勇敢に吠えた。 そのあと、くんくん匂いをかぎながら 私のまわりをグルグル回る。 気が済むまで調べたあと、 彼女は最後に私の手をぺろりとなめて ひざに手を置いて顔を見上げてくれた。
「よろしく!」 リズちゃんはそう言った。 幼い瞳がキラキラしていた。
「こちらこそよろしくね!」 私たちは友だちになった。 ご近所ライフ、これからますます楽しくなりそうだ。 おひなさま 今日、やっとおひなさまを出した。 3月3日には間に合ったけれど。 あまりにもぎりぎりすぎるね。 毎年ごめんなさい。
今年はここで少しゆっくりしていただきましょうか。 桃だけではなく、桜の花も見ていただきましょう。 初夏の緑の風はいかがかしら?
おひなさま、今年も会えて嬉しいです。 小さい頃と同じ気持ちです。
掲示板で話題になっていた食材屋さんに久しぶりに行った。 残念! HPでチェックしていたイラン産イチジクの量り売りは 私のひとり前で売り切れになってしまった。 もう少し早足で歩いて来たらよかった。 それでも、イチジク入りのライ麦パンを作りたかったので 量り売りではないちょっと高くなっていたイチジクをかごに入れた。
ほかにも、レーズン、胡桃、フランス産のフランスパン用粉。 桜餅の葉っぱに、道明寺粉、桜の花の塩漬け、それから特選十勝産あんこ。 これがおいしいらしい。 上等なあんパンと、桜道明寺を作ろう。 それから、それから…。 めったに来られないわけでもないのに、ついついかごに入れてしまう。 おいしそうなもの、珍しいものがいっぱいで、安いのだ。
レジでは、二重にした紙袋に商品を入れて渡してくれた。 持ってみて、それがずっしりと重いのにびっくりした。 それもそのはず。 粉類は1キロ単位、ドライフルーツだって、それぞれ何百グラムも買ったのだもの。 これから図書館に行くのに〜。
10冊借りられるところを、今日は6冊にしておいた。 それでもなんて重い荷物なんだろう。 こりずにもう1件、ネットで教えていただいた食材屋さんで コーヒーとチョコレートを買って喜んだ。 今度、もっと身軽なときに来てゆっくり見たいお店だった。
家に帰って、袋の中身をホクホクと出した。 こんなにいっぱい買って、ちゃんと全部使えるのかしら? はい、がんばって。 この粉やフルーツやあんこをおいしいパンやお菓子に変えましょう!
小さい7つの鉢に土を入れ、花の名を書いた札をさした。 都鳥、宗旦、延岡、葛城、貴婦人、角の光、黒侘助。 渋い漢字の名前が並ぶ。 これらは椿の名前だ。 私は椿の種を蒔いた。
ひょんなことからいただいた椿の種。 「蒔いてみて」と言われた。 実生の椿、どんな花が咲くだろうか。 いえ、その前に、ちゃんと発芽させられるだろうか。 椿の種は大きく、硬い殻に覆われていた。
よく知りもしないで、普通の種と同じように鉢に蒔いた。 ちゃんと芽が出ますように。 育ちますように。 花が咲きますように。
きっと大丈夫。 椿は日本の花だ。 この日本の気候で無理なく育っていくに違いない。 そう信じて、小さな鉢を大切にしていこう。
花が咲くまでには数年かかるらしい。 この渋い名前の椿たちが、どんな花を見せてくれるか 長い長い先のお楽しみだ。
|