ひとりごと
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仕事納め 2001年12月28日(金)

さっき、10時半過ぎに夫から電話があった。
ナンバーディスプレイを見ると
帰るコールのときの「コウシュウデンワ」ではない。
バックには賑やかな笑い声やざわめき。

「あのね。今、飲んでるんやわぁ。と言うわけやから。」
「わかった。気をつけて帰ってきてね。」

夫が家に連絡せずに飲んでくることはほとんどない。
なんと結婚生活13年で私が覚えている限りではこれが2度目!

1度目はまだ新婚の頃だった。
新米主婦の1日のうちで1番大きな仕事は夕食を作ること。
午前中からメニューに頭を悩ませ
午後に入ると丁寧にゆっくりと支度にかかる。
食卓を見たときの夫の喜ぶ顔を思い浮かべて。

その日の食卓も賑やかだった。
毎日決まってお酒を飲む夫のために
酒の肴にもなるおかずを4品か5品用意した。
温かいものは帰るコールがあってから
時間を見計らって火を入れる。
あとは電話を待つだけだ。

ところが9時になっても10時になっても電話は鳴らなかった。
おなかがすいたので仕方なくひとりで食事をした。
11時になった。
まだ電話がない。
もしかして事故にでもあったのかも!

今日の和え物は特別おいしくできたのに。
大好きなブリ大根だってあるのに。
これも食べないで事故にあってしまうなんて。
いろいろ考えて涙が出てきた。
考え出すと止まらなかった。

そのとき電話が鳴った。
病院から?警察から?
急いで出ると上機嫌な夫の声。
「飲みに行っちゃった♪」

電話に出た夫は私が泣いていたのでびっくりしただろう。
そして帰ってきて食卓を見て申し訳なく思ったらしい。
よっぽど懲りたのか、それからは飲みに行くときには
必ず早めに電話をくれる。

あの頃はかわいかったな。
もうそれくらいで泣いたりしないんだけどね。
今日だってネットや年賀状作りに夢中になって
食事の支度も夫からの電話がないことも忘れていたのだもの。
そんな私を見越して夫も今日はいいと思ったのかもね。

あぁ。でも書いているうちに
恥ずかしいような新鮮なその頃の気持ちを思い出した。
そして最近の私を少し反省した。

今日は仕事納め。
1年の仕事を終えてもうすぐ帰ってくるであろう夫を
せいいっぱいの笑顔で迎えよう。
かわいい私も一緒に帰ってくるかな?


がんばれ 2001年12月27日(木)

がんばれ
プリンタさん。

あとは私が引き受けた。


年賀状作り 2001年12月26日(水)

クリスマスが終わって
たった一晩で街はすっかり年末モード。
私もようやく年賀状を作り始めた。

昔は1枚ずつ水彩画で絵を描いていたんだっけ。
多色刷り木版画をしていたころもあったっけ。
絵の具が乾くまで
部屋中にはがきを広げていた風景が懐かしい。

今ではすっかりパソコン任せ。
袖口が汚れることもない。
絵の具ではがきが波打つこともない。
しゃっきりきれいに同じ絵柄のはがきが
プリンタから吐き出されてくる。

それなりに写真を選んだり加工したりはしているけれど。
あぁ。1度楽をすると昔には帰れない。
これからどこまで楽になっていくのやら。
いただいたはがきは
どれも同じように嬉しいのだけどね。

私もせめてきれいに印刷できるように
プリンタに願いを込める。
パソコンのキーボードを慎重に打つ。
思いが伝わるように
ささやかな一言を書き加えてみる。

パソコンさん、プリンタさん。
明日もがんばって働いてね。
ご機嫌が悪くなりませんように!


静かなクリスマス 2001年12月25日(火)

にぎやかパーティーは昨日で終わった。
今日はのんびり過ごそう。
静かにクリスマスを祝おう。

いっぱい洗濯をして。
ぼんやり昼寝をして。
ゆっくり片づけをして。
ぱらぱら本をめくって。
ちょっとだけ昔のクリスマスに思いを馳せて。

今日は雪が降るかもしれないとの予報。
うっすら粉砂糖を振ったくらいの
ホワイトクリスマスになればいいのに。
何度も窓の外を覗いたけど
雨も雪も降らなかった。
かさかさ音を立てているのは葡萄の蔓だった。

時計が12時を回って
楽しかった今年のクリスマスはもう終わり。
友だちからいただいた「Christmas teabag」の
最後の1袋をポットに入れた。
キャンドルを灯して
静かな部屋で
まだ雪の音を待ちながら
ゆっくり熱い紅茶を飲んだ。


にぎやかイブ 2001年12月24日(月)

今日は実家の家族や親戚を招いてのクリスマスパーティー。
12人が我が家に集まった。

午後4時過ぎ、3台の車が次々に到着した。
父も母も叔母も妹たちも従妹の娘も
たくさんのお土産を持っている。
私の料理だけでは寂しかったテーブルも
グラスを置く隙間がないほどにいっぱいになった。

ワインでの乾杯。
小さな子どもへのプレゼント贈呈。
カメラマンがいっぱい。
久しぶりに会った親戚たちとの楽しいおしゃべり。
料理の皿がどんどん空になる。
かごから出してやったインコたちは楽しい雰囲気に興奮して
人々の間を愛想を振りまきながら飛び回る。
祖母と大叔父の「足して180歳コンビ」はソファでニコニコ笑っている。

そして恒例のイルミネーション見物。
夫は徒歩1時間コースの案内を、
私は祖母や大叔父を乗せた車で短縮コースの案内をした。
私が作ったイルミネーションじゃないけど
みんな楽しんだみたいでよかった。よかった。

ひとあし早く帰った車組の私は
凍えて帰ってくるだろう徒歩組を待つ間、お茶とお菓子の準備をした。
みんなが持ってきたケーキがなんと4つ!
私が作った(失敗作の)お菓子の家も仲間に入れてもらい
キャンドルを灯し、夢のようなお菓子でいっぱいのテーブルの準備が整った。

子どもじゃなくても幸せになりそうなお菓子の山。
もちろん甥や従妹の娘は大喜びだ。
公平にそれぞれ12等分されたケーキもきれいになくなった。
お菓子の家も屋根から丸かじりしてもらえて幸せだった。
紅茶やコーヒーのおかわりが終わった頃
そろそろ子どもたちはおネムの時間。
にぎやかなパーティーもおひらきの時間。

来たときと同じように次々と車が去って行った。
にぎわいも熱気も一緒に連れて。
見送って家に入ると静かな部屋で待っていたのは
まだ興奮してしゃべり続けるインコたちと空っぽになったお皿の山。
誰かの忘れ物のマフラーと甥の小さなカーディガン。
ツリーはまだ瞬いている。

イエス様のお誕生日の前夜祭は
我が家ではこんなにぎやかに過ぎていきました。
明日は静かな聖夜かな?

メリークリスマス♪


ピカピカ! 2001年12月23日(日)

学生時代に仲のよかった後輩が
若々しく爽やかなご主人さまと
やんちゃな小さな坊やと一緒に遊びに来た。

ささやかな手作り料理と適度なお酒。
話に花が咲いて
昔のアルバムも引っ張り出して。
お互いの夫が知らない頃の
ふっくら顔の私たちが笑っていた。
うふふ。かわいかったね。

やがて料理もお酒もつきて
これからが本日のメインイベント。
イルミネーションを見るために
みんなモコモコに着こんで夜の住宅街に出た。
ほてった頬に冷たい空気が気持ちいい。

緊張していたのか
家の中ではおとなしかった坊やが
外に出るなり走り出した。
「ピカピカ!ピカピカ!」

彼の走る先に光が続く。
彼の瞳がキラキラ輝く。
「これピカピカ!あっちもピカピカ!」
私たちも彼を追って
あっちにこっちに走り回る。
光やサンタがぐるぐる回って
夢の中にいるみたい。

2歳半。
ピカピカの冬の道の思い出は
小さな彼の心のどこかに残るのかしら。
パパの肩車も
疲れて眠ったママの背中も
忘れてしまうのかしら。

大きくなってどこかでこんな光を見たときに
ぼんやり思い出すかもね。
今は忘れてしまっていてもいいよ。
ピカピカ光る宝物のような今日の思い出
私が心にしまっておくからね。


冬至 2001年12月22日(土)

1年で1番夜が長い冬至。

明日からはどんどん日が長くなるのだと教えられて
寒くなるのはこれからなのにと小さいとき不思議に思った。
でも寒さがもっとも厳しい頃に
確実に日が伸びて春に向かっていると思うと
希望が持てて嬉しかったりするよね。

そんな冬至
私はいつも母が実家でしてくれたように
柚子湯を沸かし南瓜をたく。
冬の間元気で過ごせるようにと願いながら。

ところが今日は午後から寒くなって
再び風邪気味の私は買い物に行けなかった。
最近の寝不足がたたったのかな。
お風呂用の柚子も南瓜も買っていないのに。

かわいい枝なりの3個の柚子が
斜めになった日を浴びて明るく香っている。
昨日ご近所さんがお土産に持ってきてくれたのだ。
もったいないけどこれをひとつお風呂に入れよう。
南瓜は遊びに行った夫が帰るコールをくれたときに
買ってきてもらうように頼もう。

ところが夫はいきなり帰って来た。
自分の夕食用のお弁当だけ買って。
「だって夕食食べられないって言ってたでしょ。」
たしかに。
でも南瓜だけは食べたかったよー。

夫がレンジで温めたお弁当を(ごめんね!)食べている。
ふと覗き込むと一切れ南瓜の煮付けが。
「あ。これ僕いらんからあげる。」
「ダメ!冬至南瓜だから一口は食べて。残りはちょうだい。」
小さな南瓜を半分こして食べた。

そんなにこだわることはないのだけどね。
なんだかやっぱり南瓜を食べたかったのよ。
お弁当屋さんの南瓜はほくほくとしておいしかった。

柚子湯ができた。
ゆっくり温まって今日は早く休もう。
1番長い夜にはぐっすり眠ることにしよう。
明日はきっと元気。
冬中元気!


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