2019年08月16日(金) |
良いことがきっとたくさんある |
早朝にはまだ雲が多かったけれど次第に晴れてくる。
台風一過の青空。そうして厳しい残暑となる。
あやちゃんを「竹の子学級」へ送って行く。
今日はプールが出来そうで楽しみにしていた。
じいちゃん、退院後の経過通院で一緒に病院へ行く。
まだ車の運転の許可が下りておらず運転手はわたし。
助手席にちょこんと座るじいちゃんはまるで子供のようだった。
早めに行ったけれどもう病院はたくさんの患者さんで
診察前に検査があったのであっちへ行ったりこっちへ行ったり。
迷子になりそうだなと苦笑いするじいちゃんだった。
やっと診察。入院中にお世話になった先生と二週間ぶりの再会。
とても優しい先生で親身になってくれるのがありがたかった。
脳のCT検査の結果は経過順調でほぼ完治しているとのこと。
ただ血液検査の結果はいまいちでしばらく様子見だった。
車の運転はぼちぼち。アルコールはまだまだ禁止だそう。
少しずつ身体を動かしながら体力をつけるようにと。
今度は一ヶ月後。どうかこのまま順調にと願うばかりである。
車の運転が出来るようになったのが何よりに思う。
まだまだ長距離は無理だというのに
「何処へでも連れて行ってあげるぞ」と言ってくれて嬉しかった。
うん、またドライブへ行こうね。私の声も弾んでいた。
ふたりして前を向く。これから良いことがきっとたくさんある。
台風のおかげでお盆らしいことも出来なかったけれど
みんなで「送り火」を焚いて手を合わせた。
炎が消えてしまうまでなんと名残惜しいことだろう。
これからもずっと天国から見守っていて下さいね。
2019年08月15日(木) |
無事に過ぎ去った台風 |
夜明け前、思いがけないほどの静けさにとまどう。
昨日ほど風も強くなく雨も殆ど降っていなかった。
なんだかきつねにつままれたような朝だった。
台風はそのまま豊後水道を通過して行ったけれど
今回の台風は中心付近より東側が大荒れだったようだ。
そのため高知県東部はかなりの雨と暴風だったよう。
じいちゃんの言う通りほんとうに「来てみないとわからない」
停電もなくさいわい難を逃れられたことになる。
東部のほうも大きな被害がなかったようで何よりに思う。
台風を警戒して臨時休業だった娘がお昼前に出勤して行く。
孫たちはお盆休み中の父親と楽しく遊んでいたようだ。
午後には締め切っていた雨戸を開けた。
家中が明るくなる。孫たちの声も聞こえていれば尚更ほっとする。
昨日までの不安と恐怖心はもうまるで嘘のようだった。
平穏無事のありがたさをつくづく感じずにはいられない。
めいちゃんとあやちゃんがふたりきりでお風呂に。
「おばあちゃんみにきて」とめいちゃんが呼ぶので
お風呂場をのぞきに行ったらシャワーで髪を洗っていた。
「すごいね、めいちゃんえらいね」いっぱいほめる。
微笑ましくて笑顔あふれるおだやかな夜のこと。
2019年08月14日(水) |
ただ風だけが吹き荒れている |
台風接近により強い風。さいわい雨は殆ど降らず。
今夜から明日の朝にかけて暴風雨圏内に入りそうだ。
ざわざわと落ち着かない気分にもなるけれど
いつものようにとこれを記し始めた。
今日は親族がみな集まりお盆の「おきゃく」を
予定していたけれど台風に用心をして中止となった。
昨年は姑さんの初盆だったので我が家でしたけれど
今年は義妹に段取りをすべて任せていたので
中止と決めてくれてほっと安堵する。
にぎやかなお盆も良いけれど静かなお盆もまた良いものだ。
雨戸を閉め切った家の中でのんびりと過ごす。
お昼寝をしていたら母から着信があった。
ついつい不機嫌な対応をしてしまって後から悔やむ。
テレビで台風のニュースを見て心配してくれたのだった。
お盆休みだとは知らず「早く家に帰りなさい」と。
一瞬「うるさい」と思った。優しく説明すれば良いものを。
私は私の不機嫌を時にこのように持て余す時がある。
母さんごめんなさい。心配してくれてありがとう。
夕飯はもしもの停電に備えて冷凍庫の整理を。
娘が豚バラを見つけてお茄子と炒め煮にした。
孫たちはパスタを。あやちゃんのお腹は赤ちゃんが生まれそう。
嵐の前の静けさだろうか。ただ風だけが吹き荒れている。
そっと雨戸を開けてみたらちょうど日が暮れたところだった。
油断は禁物とわかっていても油断せずにはいられない
穏かな夜のなんとありがたいことだろう。
2019年08月13日(火) |
怖気づいていてどうする |
昼間は青空が見えていたけれど風がとても強くなって来た。
やっとの思いで「迎え火」を焚く。
それもつかの間のことでかたちばかりのものとなる。
どうかどうか無事に帰って来てくれますようにと
祈るような思いで皆で手を合わせた。
台風の直撃は免れそうにもなく恐怖心がつのるばかり。
過去に大きな被害をもたらした台風と同じコースのようだった。
停電も覚悟しておいた方が良いだろう。
来るなら来てみろと思いながらもやはり恐怖心が勝る。
「困ったね、困ったね」と私が嘆いていたら
「来てみないとわからないだろう」と笑い飛ばすじいちゃんだった。
そうね。来る前から怖気づいていてどうするとやっと肝がすわった。
消防団を引退したじいちゃんが家にいてくれる。
それだけでどんなにか心強いことだろうか。
今日は午前中で仕事を終えて母のアパートへ行っていた。
最近病衣を嫌がるようになっていて普段着が着たいと。
介護士さんもそれを勧めてくれて母の衣類を取りに行く。
けれども部屋には冬物ばかりで夏物が見当たらず。
それもそのはずだった。カレンダーは3月のまま。
もうそんなに月日が流れてしまったのかとせつなく思う。
汗だくになりながらやっと見つけた衣装ケース。
母のお気に入りの夏服を見つけてほっと嬉しさが込み上げてくる。
その足で母の施設へ向かったのだけれど
「わたしは着せ替え人形ね」とおどけて見せる母だった。
そうして矢継ぎ早に「バナナもないの」「朝鮮漬けは?」と。
介護士さんが「娘さんも忙しいのよ」と助け船を出してくれる。
そう、もうほんとうにくたくただった。
介護士さんの助け船にどんなに救われたことだろう。
母は大きな台風が近づいていることも知らない様子だった。
知らなくて良かったと思う。どうかどうか心穏やかにと願うばかり。
2019年08月12日(月) |
ひたすらのんびりの休息日 |
台風の影響だろうか湿気を含んだ南風。
気温はさほど高くないのにとても蒸し暑かった。
15日に最接近との事。豊後水道を通る最悪のコースだ。
来るものは仕方ない。ただただ受け止めるしかないだろう。
昨夜、この日記を書き終えてから孫たちが帰って来てくれた。
めいちゃんとしっかりとハグ。じいちゃんと代わるがわる。
じいちゃんは「さびしかったよ」と抱きしめていた。
あやちゃんは恥ずかしがって逃げる。
私が追いかけて無理やりハグをしようとしたら「やめて」と。
ちょっと生意気なところがまた可愛らしいものだ。
今日は娘がお休みだったので友達と川遊びに行くのだと
朝から水着を着てはしゃぐ孫たちが微笑ましかった。
ふたりの声が聴こえる日常がとても愛しく感じる。
じいちゃんとふたりでお留守番。ひたすらのんびりと過ごす。
録画していたドラマを見たり、高校野球を見たり。
お昼寝もしてごろごろとまるでトドのような私だった。
じいちゃんはずっと座椅子の神様に守られている。
体力は髄分と回復していて食欲も以前と変わらないほど。
日に日に元気になっているのがとてもほっと嬉しかった。
あらあらという間に日が暮れる。
お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声に微笑みながらこれを記す。
今日も「いい日」でした。ありがとうございます。
2019年08月11日(日) |
出来ることを頑張ろう |
晴れのちくもり。今日も猛暑日にはならず。
立秋を境に暑さの峠を越えたのかもしれない。
例年ならば梅雨明けを待ちかねての海苔網を洗う作業。
娘夫婦が手伝ってくれることになりやっと今日行う。
まだ屋外での作業などとても無理なじいちゃんが
どんなにかほっと嬉しかったことだろう。
私もやる気満々だったけれど娘夫婦はそれ以上
私の出る幕などないほどふたりはとても頑張ってくれた。
おかげで120枚ほどの網を半日で洗い終わる。
「やったね」と3人で顔を見合わせ心地よい達成感だった。
入院中から欝々と考え込んで悩んでいたじいちゃんに
「なんとかなるよ」と励まし続けていたのだった。
娘夫婦には感謝しきれないほどの大きな恩を感じずにいられない。
秋になれば漁場の準備も始めなければいけないけれど
今年は最小限にと決めた以上決して無理をしないでいたい。
出来ないことは仕方ない。出来ることを頑張れば良いのだ。
もうすぐ日が暮れる。そろそろ孫たちが帰ってくる頃。
首を長くして今か今かと待っている。
帰って来たらふたりをぎゅっと抱きしめたくてたまらない。
2019年08月10日(土) |
お盆には帰って来てね |
今日も猛暑日にはならず。朝風にささやかな秋を感じた。
台風の進路がとても気になっている。
予想通りのコースを進めばお盆には直撃になりそうだ。
朝の涼しいうちにお大師堂へお参りに。
花枝を新しくして自分に出来ることを。
常備してある水が殆ど無くなっていた。
またSさんにお願いするしかないだろう。
ちょうどお参り仲間のいとこもやって来てしばし語らう。
お供えのお菓子も無くなっていたので
いとこが明日持って来てくれるそうだ。
みんながそれぞれに出来ることをしながら
なんとしてもお大師堂を守っていかなければいけない。
午後は義妹とふたりでお墓掃除とお参りに。
お寺の裏山の墓地までふうふう言いながらのぼった。
義妹はまだ足腰が丈夫でぐんぐん先を行く。
私は情けないことに休み休みやっとだった。
なんとかそれなりに綺麗になったお墓に手を合わす。
「お盆には帰って来てね」きっと天に届くだろう。
お馬さんではなくて川船で帰って来てくれそうな気がする。
櫓を漕ぐのがとても上手だった姑さんだったもの。
お墓には行けなかったじいちゃんが「ご苦労だったな」と
労ってくれた。なんだか使命を果たしたようにとてもほっとする。
娘夫婦と四人で晩ご飯。今日も孫たちの様子は全くわからず。
もしかしたら「よさこいまつり」を見に行ったかもとか
昨夜は花火もあったらしいよとか。あれこれ話すばかり。
明日の夜までには帰って来る。あやちゃんとめいちゃんが恋しい。
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